2179519 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ポムブログ~ポム・スフレの名曲大百科

ポムブログ~ポム・スフレの名曲大百科

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

ポム・スフレ

ポム・スフレ

Category

Favorite Blog

CD購入 PeTeRさん

MY PET SOUNDS kawasima9さん
ANDY DAYS akikkiさん
僕のお気に入り junktion2006さん
Kids Don't Look Back Kid Blueさん
Elimのブロォグ Elim Garakさん

Comments

わいマン@ Re:Faces 「Pool Hall Richard」(09/06) 今、2021年、今ごろにコンバンハ。 最近F…
tk4@ Re:The Beatles 「The Fool On The Hill」(04/13) ポールで、というかビートルズで一番好き…
tk4@ Re:The Beatles 「Don't Let Me Down」(04/27) この曲はもう断然オリジナルの方がネイキ…
tk4@ Re:The Beatles 「I Will」(07/13) 私もこの曲大好きです。 Paulの曲で5指に…
tk4@ Re:John Lennon 「Nobody Loves You(愛の不毛)」(08/31) 普遍性。 この一言に尽きると思います。 …

Archives

2024.11
2024.10
2024.09
2024.08
2024.07
2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02

Freepage List

2008.06.11
XML
テーマ:洋楽(3395)
カテゴリ:70年代洋楽
1948年のロンドン、ギリシア人とスウェーデン人の間に生まれたキャット・スティーヴンスは、70年代に人気を博したシンガーソングライターだった。
'67年にデビューした彼の全盛期は、レコード会社をアイランドに(アメリカではA&M)に移籍した所から始まる。
プロデュースを務めたポール・サミュエル・スミス(元ヤードバーズ)との息はピッタリで、'70年の『Mona Bone Jakon(白いバラ)』を皮切りに『Tea for the Tillerman』、『Teaser and the Firecat』、『Catch Bull at Four』といった名作を連発していく。
その繊細なメロディ・センスは、同時期のエルトン・ジョンにも迫るものがあった。
Mr.Bigのカバーでも知られる「Wild World」などは、耳に覚えがある方も多いだろう。
また、ロッド・スチュワートやシェリル・クロウなどのヴァージョンで知られる「The First Cut Is the Deepest」もキャットの作品である。

「Morning Has Broken」は、わが国でも「雨にぬれた朝」の邦題で親しまれている名曲で、'71年のアルバム『Teaser and the Firecat』(上ジャケット)に収録。
'72年に全米6位を記録した、キャットの代表作中の代表作だ。
少し前には、さりげなく(?)テレビのCMに使われていたりもする。

雨上がりの朝の風景を描いた歌詞は、童話作家エレノア・ファージョンによるもの。
といっても二人の共同作業というわけではなく、1922年にエレノアが書いた詩にキャットが感銘を受けてメロディをつけたのがこの曲だ。

イントロから流れるピアノの美しいこと。これだけで多くの人が「名曲だな」と思うだろう。
ここでの演奏はリック・ウェイクマンによるもの。
湖水のように透き通ったその音色と旋律は、聴くほどに心が洗われる。
クラシック上がりの素養を持つリックならではの名演と言うべきか。

続いて出てくるキャットのヴォーカル。声質には少しクセがあるものの、優しさと温かみを持ったチャーミングな歌声だ。
メロディはナイーヴにして美しく、高尚でみずみずしいエレノアの詩とぴったり結びついている。
生々しい音色のアコースティック・ギター、聖なる響きに満ちたバック・コーラスも素晴らしい。

全体としてはシンプルな仕上がりだが、それゆえにひとつひとつの音がキラキラと輝いている
もう35年以上前の作品だが、今聴いてもまったく色褪せていない、時代を越えた一曲だと思う。
この曲は、ニール・ダイアモンド、アート・ガーファンクル、アーロン・ネヴィルといった名だたるアーティスト達にカバーされた。

アルバム『Teaser and the Firecat』は、他にも美しい曲がいっぱいに詰まった名盤中の名盤(くわしくはここを参照)。
70年代英SSWものの代表する一枚として、一聴をおすすめしたい。

つーコトで「Morning Has Broken」を聴くにはここをクリック!

なお、彼がキャット・スティーヴンス名義で活動したのは1978年まで。
以後の彼はイスラム教に改宗し、名前もユスフ・イスラムと改めて教育家、慈善活動家としても活動を行った。
音楽業界から離れていた時期もあるが、2006年にはアルバム『An Other Cup』を発表し、ミュージシャンとしても健在を示している。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.06.11 06:47:18
コメント(2) | コメントを書く
[70年代洋楽] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X