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テーマ:洋楽(3395)
カテゴリ:90年代以降の洋楽
やたらと話題になっていると思ったら、彼ら今年のフジ・ロックにも出演するのね。 行かれる方は、今頃このアルバムを聴いて予習してるんだろうなぁ。。。 The Musicは'02年にデビューした、イギリスはリーズ出身の四人組だ。 当時のメンバーはまだ十代。 その若さも注目されたのか、メディアからは"鳴り物入り"状態で取り上げられていた。 当時の流行にあやかって「ガレージ・ロック」と見なされる向きもあった。 いい新人に出会いたい、というより「若い人の音楽も聴かなくちゃ」とある意味必死だった自分(笑)は、話題となっていた彼らの1stを「ふーん」などと思いながらを聴いたりしたものだ。 彼らの音楽性を簡潔に表すなら「ハードロック寄りのダンス・ミュージック」といったところか。 「ヴォーカルの声がロバート・プラントに似ている」というコメントを見て「そう言われりゃそうかも」なんて思った記憶もある。 が、まあ確かにノリはいいし曲もキライではないのだが、これといった新鮮味はなかったし、新人特有の「若さで押し切っている」感はどうも払えなかったりで、ジジイである自分の耳には特に残るものでもなかった。 そして「これからどうなるのかねぇ」などと思いつつも彼らへの関心はそのまま薄れてしまい、2ndアルバム『Welcome To The North』はノーチェックだった。 で、最近知って驚いたのだが、2ndアルバムを発表した後、彼らってメジャー・レーベルから首を切られてたんですってね。 それなりにセールスも上げていたみたいなのに何で? 「彗星のごとく」登場したはずの彼らでもコレなんだから、コワイなあこの世界 それからしばらくは鬱状態だったらしい(そりゃそうだな)The Musicですが、晴れて先日、新しいレーベルと契約し、新作を発表できることになったのでした。 よかったね、パチパチ そんなワケで、「Strength In Numbers」である。 同名の新作3rdアルバムから先行シングルとして切られた、アップテンポのナンバーだ。 1stの頃に比べると「勢いで勝負」みたいな部分は後退している。サウンドにこれといったオリジナリティもない。 が、曲の作りや演奏はしっかりしてきた印象があり、ヴォーカルの声にも貫禄が出てきた(ロバート・プラントっぽさは消えてる)ような気がする。 メロディはそれなりに耳をとらえるし、荒々しいギターとトランス感の効いたビートは悪くない。 明るいサウンドとは言えないが、不思議な高揚感とポップさがある。 この路線、個人的には歓迎したい。 ダンス向けの曲調だし、音の感触はハード。 それでいてサビの部分は歌いやすい。 ある意味フジ・ロックに最適な一曲ですな(ライヴの時は盛り上がるんだろうなあ)。 アルバムは、三曲目にあたる「Drugs」もなかなかの佳曲。 個人的感想を言うなら、最近の若手ではいい感じの一枚かも。 フジ・ロックに行く方はもちろん、ニューウェイヴ好きの方なども聴いてみてはいかが? ジャケットに日本の街を使っている所もポイント高いぞ!(笑 つーコトで「Strength In Numbers」を聴くにはここをクリック。 大音量で聴くと気持ちいいぞ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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