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ポムブログ~ポム・スフレの名曲大百科

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2008.09.04
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テーマ:洋楽(3357)
カテゴリ:70年代洋楽
特集~ビートルズの遺伝子たち その4


70年代のイギリスには"ビートルズ・フォロワー"と呼ぶべきグループが多数存在した。
その中でもスタックリッジというグループは、"いなたい"あるいは牧歌的なサウンドが特徴で、プログレの要素も織り込んだ音楽性は高く評価された。
'72年発表の2nd『Freindliness』や、ジョージ・マーティンがプロデュースした3rd『The Man In The Bowler Hat』('74年)などは、ニッチな傑作として今もマニアの間で人気を誇っている。

コーギス(Korgis)は、そのスタックリッジのメンバーだったジェームス・ウォーレンとアンディ・デイヴィスによって結成されたグループだ。
デビューは'79年。ロンドンの新興レーベル、リアルト・レコードからアンディとジェイムスの二人組として出発したのだった。
シンセを多用した演奏、サウンドはスタックリッジ時代にくらべて洗練されていたが、楽曲のビートルズ度はさらにアップし、ポップスとしてより聴きやすいものとなっていた。

このグループでもっとも有名な曲といったら、'80年のシングル「Everybody's Got To Learn Sometime(永遠の想い)」だろう。
全英5位、全米でも18位のヒットを記録。
後にみずから再録音したこの曲は、ドリーム・アカデミー(←知ってる?)をはじめとする様々なアーティストに歌われたポップ・スタンダードだ。

もちろんその曲も素晴らしいのだが、自分がいちばん好きなコーギスの曲は'79年のシングルである「I Had You(とどかぬ想い)」だ(1stアルバム『The Korgis』に収録)。
かなわぬ恋心を素朴につづったこの歌は、ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲18番」をもとにしてアンディが作ったもの。
甘いメロディが胸にせまる名作ポップ・ナンバーだ。

イントロで鳴るマンドリン(?)からして胸がキュン(死語)となる。
なめらかなスライド・ギターの音にもとろけそうだ。
ジェイムスのソフトなヴォーカル、清涼感あふれるコーラスが切ない。
やさしげな感触を持ったシンセ・サウンドがとてもチャーミングだ。
バッキングの、流れるようなピアノもいい味出している。
胃もたれしそうな甘さは好みの分かれるところだが、名曲には違いない。
「君が僕のものだったなら 世界を変えることだってできるのに」と歌うサビの部分は何度聴いても泣けるなぁ泣き笑い

この曲は'79年に全英13位を記録。
のちにトレイシー・ウルマンやロッド・スチュワートにも歌われる、グループの代表曲となった。

が、これほどの作品を作ったアンディは、2ndアルバムから正式メンバーとしてのクレジットをはずし、ソングライターとして協力するにとどまった。
ジェイムス・ウォーレンは別のメンバーをサポートに加え、コーギスとしてさらに二枚のアルバムを発表。
'82年にはシングルを一枚出すものの、アルバムの発表は以後しばらく途絶えてしまう(ジェームスのソロ・アルバムは一枚出ている)。
が、'92年にはジェイムスとアンディがふたたび手を組んだ再結成盤『This World's For Everyone』をリリース。
21世紀に入ってからも「Something About The Beatles」という新曲を発表したり、アコースティック・ライヴ・アルバムをリリースするなど、活動は続いているようだ。


なお上のジャケットは、僕がはじめて聴いたコーギスのCD『Best Of Korgis』である。
'83年にイギリスで発売されたベスト盤の曲目に、オリジナル・アルバム未収録の「Christmas In Japan」を加えた、日本独自の編集盤だ。
昔、新宿の中古屋でウン百円で買ったこのCDを、入門編代わりによく聴いたものだ。
コーギスのオリジナル・アルバムは再結成盤もふくめてどれもいいが、選曲もジャケットのセンスもいいこのベスト盤が僕は今でも大好きなのである。


コーギスの名曲「If I Had You」を聴くにはここをクリック!





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Last updated  2008.09.04 05:29:14
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