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ポムブログ~ポム・スフレの名曲大百科

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2008.09.15
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テーマ:洋楽(3353)
カテゴリ:70年代洋楽
"グラム・ロック"といわれて多くの人が思いつくイメージは、「両性具有を思わせる艶やかな化粧」「きらびやかな(あるいはケバケバしい)衣装」「耽美的雰囲気」「妖艶な魅力を振りまくアーティスト」といった所だろう。
具体的なアーティスト名を挙げるなら、筆頭に来るのはマーク・ボラン(=T・レックス)、ジギー・スターダスト期のデヴィッド・ボウイ、ロキシー・ミュージック(初期)あたりだろうか。
実際、グラム・ロックという言葉は"グラマラス(魅惑的)"という英語の形容詞からきている、という説が一般的である。

だが、その本場ともいうべきイギリスでは、むしろ別の意味合いでジャンル分けがなされることが多いという。
耽美でアーティスティックな雰囲気とは対照的な、「業界発の芸能界的ティーン・ポップス」的なものをグラム・ロックと呼ぶらしい(※)。
ふーむ、なるほど犬
言われてみれば、ゲイリー・グリッターやスウィートなんかはむしろそんな感じだよなぁ。
そういえば昔、グラム・ロックのコンピレーション映像やCDの中にベイ・シティ・ローラーズが入っているのを見て首をかしげたものだが、そういう説明をされれば納得がいく。

そして、これにあたる事が多いのが、グラムの中でも"B級"と言われるアーティスト群だ。
マッド(MUD)というグループもそのひとつである。
バーの専属バンドからスタートしたという彼らはデビューこそ'67年だが、人気が出るのは'73年あたりからだった。つまりグラム・ロックの最盛期である。
ソングライター兼プロデューサー・チーム、チン&チャップマン(スウィート、スージー・クアトロでも有名)と組むことになった彼らは、グラム・ロック・ムーヴメントのドサクサにまぎれるような形でブレイクを果たす。
'74年に発表したシングル「Tiger Feet」は、英国で年間ナンバー・ワンになるほどのヒットを記録した。
その時の彼らは、もう二十代も後半。
太めでオジサンっぽいルックスのレス・グレイがその気になって歌う姿は、失笑モノであり同時に楽しいものでもあった。

マッドは、基本的にアルバムよりもシングルを重視したグループ(グラム系グループの多くがそうだった)で、良くも悪くも"ティーン向けポップ"として作られた楽曲の数々は個人的に結構ビンゴだったりする。
'73年に全英2位を記録したシングル「Dynamite」も大好きな曲のひとつだ。
作およびプロデュースは、前述のチン&チャップマン。
ハード・ドライヴィンな演奏、単純明快な楽曲構成は、このグループの真骨頂だ。
ここぞという所で炸裂する、どキャッチーなメロディとコーラスはまさにダイナマイト爆弾
能天気という言葉がピッタリくるパーティ感覚はアホらしくも楽しさ満点で、ある意味ポップスの醍醐味といえる。
"B級"ならでは味わいも愛おしい、10円ガム的名曲です。

そんな彼らの人気が続いたのは'75年まで。
'76年以後ピタリとヒットが出なくなったのは、典型的な"アダ花系バンド"だったこの人達には必然の結果だったのでしょう。
グループはその後も活動を続けるも、'80年に出した「Rico」が最後のシングルとなった。
オリジナル・マッド解体後、レス・グレイは新メンバーを迎えてツアーもやったが、2004年に心臓発作で死去。マッドもそのまま自然消滅となった。

後に残ったのは、いくつかのおバカな名曲
でも、それでいいんじゃないかとスマイル
高度でアーティスティックなミュージシャンもいいけど、娯楽に徹したポップ・スターも大好きだ
彼らのベスト盤は、流しっぱなしにしておくには悪くない一枚。
グラム・ロックの裏面的楽しさ(あるいは真髄)を教えてくれるバンド、それがマッドです。


つーコトでマッド三連発いってみよ-!
「Dynamite」はこちら
ウチのメインHPでも紹介している(ここね)名曲「Cat Crept In」はこちら
キャッチー&ドライヴィンな名曲「Rocket」も聴こう。ここをクリック。


※ 主に70年代前半のティーン・ポップ。グリッター系という言い方で括られることもある。





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Last updated  2008.09.15 06:33:20
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