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雑筆の部屋♡♡此処に青春の灯あり

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2023.09.21
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カテゴリ:アルプスの地へ

blume-0071.gif von 123gif.de Download & Grußkartenversand  ​   ザルツブルク州 サンクトヨハンインポンガウ / アルペンドルフ​​​


​​​​​​向こうに見えるのがザンクト・ヨハン・イン・ポンガウの街で手前が私達の行くアルペンドルフです。アルペンドルフは観光客専用の村でホテルしかありません。​​​​​2011年に​​ここに初めて来​た時には、余りにも美しい場所だったのですっかり憧れのチロルだと思い込んでしまいましたが、実はザルツブルク州だったのでした。風景もさながら、5日間過ごしたこのTannenhof、日本語ではもみの木の中庭と言う名のホテルが気に入ってしまい、今回で6回目の宿泊です。​​​

2023年9月4日、月曜日
今度もまた旅の思い出を作って来ましたが、それは後のお部屋でおしゃべりしますね。 ​​​!​​

ずっと後で知ったのですが、サンクト・ヨハン・イン・ポンガウは1972年に来日したウィーン少年合唱団のアングルベルガー隊 (後のブルックナー隊 第1号)のルカ (ロマンチックな思いでのある合唱団員)の御先祖様が幅を聞かせていた地方だったと判り、彼のファミリーネームのお店も幾つか見つけました。もちろん、ゲオルクさんの本も持参してこの素敵なテラスで読んでいました。

​すると、合唱団の以前の夏の山荘、ヒンタービヒルで​ランク隊の少年達がアルプスの山歩きをしている時のワクワクするお話の中にこんな文が出て来ました。
​その僅か2年前、ヴァルター・モースレヒナーはこのアルプスの尾根の反対側にあるザルツブルク州ポンガウのグロースアール渓谷で新米の若き森林官として着任しました​
​​​その本の中のポンガウに今私はいるんだ、と思うとテンションが上がって夢心地の気分になりました。何とグロースアール渓谷には2016年にここに来た時に行っていたんですよねえ。その素晴らしい自然に何度も感嘆のため息をついた場所でした。その人はこんな滝の傍に座って、渓流の流れの中に素晴らしいオーケストラの調べを聞くことが出来ると話しています。すごい発見です!! 
私はそこから小型の石をお土産に持って帰りました。その石の置いてある小さな池の横で生まれたばかりの幼魚を見ていると時間の経つのを忘れます。
2011年の秋にポンガウに来た時は、此処からキッツビューエルにも日帰り遠征したのですが、私の想いはひたすらにそこから南西の山の彼方にある「ヒンタービヒル」に馳せていたのでした。まさかその8年後にその憧れの村に行けるとは思ってもみませんでしたからね。​​​その記事もお土産を付けてこのブログに持ってきますからね。
さて、現実に戻りましょう。
ホテルのフロントにはすでに顔馴染みのアレクサンドラさんが迎えてくれました。今は交代でオーナーの長男さんもフロントに座っています。

彼に最後に会った時は少年の感じが抜けていませんでしたが、今は立派な青年になっています。写真は当時のオーナーのご家族です。可愛らしい双子の兄妹も高校生になりました。
私達は今回もどうせ移動ばかりするからとベランダ無しの部屋を頼みましたが、なんとそこには常連さん用に歓迎の赤ワインが用意してありました。

私はお酒が飲めないのが残念です。部屋の窓からの景色も文句無しですよ。


着くと直ぐにオーストリアでJause(ヤオゼ)と呼ばれる小腹を満たせる時間になっていました。日本では3時のおやつに当たります。何時も新鮮なサラダや軽食の他に小さなケーキなども並んでいます。コーヒーやお茶は飲み放題です。しかしここで食べすぎると夕食が食べられなくなりますからね。このホテルでは贅沢な朝食と更に贅沢な夕食の他にこのヤオゼも入った一括料金になっています。​・・・・太ること間違いなし。
この日も暑く、私達はクラーゲンフルトからやって来て疲れていましたがプップクンはサウナとプールを楽しんでいましたが私は静かに読書です。
さて、品よく飾られたダイニングルームでお待ちかねの夕食の時間。ビュッフェテーブルには美味しそうなオードブルがこれ見よがしに並びます。

さて、もうずいぶん持っていかれたものがありますが、人気の器はどれでしょう。
手前左から、ポンガウ産のハム、コケモモ添えのローストビーフ、サケの燻製、羊チーズのプラリネ、春巻き。その後ろ左から、トマト・モッツァレラ、エビの天ぷら、ザリガニのマリネ,鱒の燻製、ベーコン巻き山羊チーズ。うわ~、どれにしよう‼

これを皆食べたらメインの食事が出来なくなります。これは2011年で失敗した経験がありました。そこでサラダもオードブルも控えめにします。サケと鱒の燻製で手を打ちました。

次はスープです。トマトスープでしたが、こってりしているので半分にしてもらいました。

それでももう、お腹が膨らんできています。でも美味しいのですよね~。
次はメインのお料理ですが、私はお魚、プップクンはお肉です。
もし私が家で作るとしたらプップクンの満腹感を優先して、ここにサラダも付け合わせも一辺にドバっと乗せた一皿料理になるのですよ。でも、私はこういった上品な盛り付けの方が幸せ感に満たされます。お口直しのデザートも素敵。

お腹いっぱいなのにいつまでも食べていたい味でした。他のテーブルではワインが運ばれたり、ビュッフェのチーズをお皿に乗せて持ってきたりでおしゃべりが弾んでいます。でも私はお酒が飲めないし、プップクンは歩きたい方なので夜の散歩に出かけました。

それにしてもどうしてこの地方はこんなに豊かに花が咲くのでしょう。いつも不思議に思います。
2023年9月5日、火曜日
翌日はゲオルクさんから教わった修道院に行ってきました。私達のホテルからザルツァッハ川を隔てた正面にある村です。

​​​
「君達の行くアルペンドルフなら私も知っています。そこに行くのなら君達は標高1500mの正面にあるベツレヘムの尼層庵(正確には「聖母の被昇天の修道女たち」)を訪れるべきです。下部にある古い部分は小規模ですが 新しい施設 (上院) は少し高い場所にあって幾つかの簡易小屋があります。それについて私はテレビで長い報道番組をやりました。かつて肺疾患を患った子供たちが回復のためにそこに通っていたことから子供たちの牧草地と呼ばれています。尼僧たちは建物を改修したその後、木造建築物を増築しました。修道院はハリウッドの映画村に少し似ています。修道院の下部の礼拝堂は一般に公開されていますが、上部は部外者は特定の条件下でしか領域に入れません。 ホーホケーニッヒ山は上から見ると美しく見えます」と言う事でこの非常に細い道を進みます。

歩いても良かったのですが、歩くとうなじがキリキリと痛んできてしまうために車を走らせてもらいました。こんな道は40年前だったら鼻歌交じりでスキップしてましたよ。

ありゃ~、この先はさっきよりももっと道が狭くなっています。ゲオルクさん、まさか歩いて行ったわけじゃ・・・・・でも少年の頃ヒンタービヒルの山歩きで体を鍛えていただろうしね。脇にはバイエルンやアルプス地方に良く見られるキリストの像が。

ちゃんと花も添えられています。信仰の熱い地方なのだとわかります。
対向車に2度会いました。そのたびに隙間が出来るところまでしばらく車で後ずさりしました。そしてようやく下部の修道院の標識のある所まで来ました。


此処では​修道女の描いた素敵な陶器​が買えると聞いていました。たので、楽しみにしていたのですが、開く時間より早く来てしまったので、見学は諦めてその先の上部の修道院に行って見ます。森に囲まれた小道ですが、しばらく歩くとマリア像が建っていました。
そして、ここが上部の修道院のある場所でした。

​テレビだけではなくジャーナリストのゲオルクさんは新聞でも取材をした​のだと思いますが、私達部外者にはもちろん、しっかりと閉まっていて、中を見ることはできませんでした。でも、調べてこの写真を見つけました。中はこんな風になっていたはずです。

この景色を見るためにはかなり歩く事になるのでしょうね。プップクンも3歳ごろ肺結核になって黒い森の療養所で何週間も過ごしたそうでした。修道院の鐘の音を聞きながら戻ります。


下部の修道院まで戻ると、開いている門があったので今度こそ陶器が買えるかと思って寄ってみました。これは何と質素な‼
誰もいません。どんどん中に入って職人さんのいる所までいきました。するとたどたどしいドイツ語を話す修道女が飛んできて「ここは必要以外の外部の方との接触をしてはいけない区域ですので、ここから先には行けません」と非常に優しくにこやかに追い出されました。作品の購入が出来るまでにはまだ時間が掛かり、プップクンは次のバドガシュタインが気にかかって出発したがり、私も使いもしない食器を買うなとの神からの忠告を受け入れるしかありませんでした。
それにしてもここの修道院の質素さには自分に反省させる何かがありました。帰り際に天使の様に純白の猿の腰掛を見つけました。え?どういう意味?わからん。

どうでもいいのです。今は何でも神々しく感じるのですから。ホテルに戻ればはたまた心温まるお出迎えです。
さて、ここでは他の事は抜かして、今日の夕食の事をば。
今日のオードブルはツナのペーストバゲットとサラダですが、そのサラダに掛けるドレッシングが半端ではありませんでした。
そして謙虚に、さらに謙虚に盛った私のサラダはこれでした。

さて今日のメニューは何でしょう。
その前に私達のテーブルのお世話をしてくれるハート美しい天使を紹介しておきます。彼女の品の良い身のこなしも、ワインを注ぐときのしなやかさも本当にディアンドルを着た天使みたいでした。

話し方も上品で、ベルリンに帰るときに連れて行きたいくらい魅力的な方でした。
手書きハートこの天使ちゃんが運んでくれたのはレバークネーデル入りの牛のコンソメスープ。

レバークネーデルはレバーのしつこい味など全く無くて、口の中でとろけそうでした。これはいつか家でも作ってみなくてはなりません。
さて前菜ですが、グリーンアスパラガスとポテトクリーム、パセリのから揚げです。

そしてメインは、私がヨーロッパヘダイのフィレ、白ワインの泡のソース、黒いライス、パセリの根のピュレー、赤かぶ。プップクンはカモの胸肉、オレンジソース、赤キャベツ、グリースクネーデル

デザートはライムのパフェでしたが、実はこの後プップクンと二人で、ビュッフェのアイスクリームを3玉もお皿に盛りました。

それでデザートを十分食べた気になりましたから。他のお客は昨日の様にワインとビュッフェからのチーズでおしゃべり。私達はまた夜のお散歩です。

昼間は暑かったせいか、上着無しで夜の散歩が出来るくらい気持ちの良い気候なのです。ベルリンも同じくらいのお天気だと聞きました。
2023年9月6日水曜日
私達のお部屋の前にはカラフルに装飾された農家の箪笥が置かれてあります。

ここでもまたゲオルクさんの本に出て来るヒンタービヒルの農家にあった箪笥を思い浮かべました。バイエルンやスイスでも古いホテルや農家にはこんな箪笥が置いてあったのです。
さて、今日は近くの峡谷に行く前に腹ごしらえ。食堂では毎朝コックさんがお客好みの卵を焼いてくれます。

フツフツと音を立てて焼けていく卵料理はこの上なく美味しそう。
良い香りが漂ってくるように見えませんか?家でもまねができるようにしっかりと具の写真を撮りました。お宅も参考にしてくださいな。

毎日のパンにはもちろんオーストリアに欠かせないカイザーロールもたっぷりです。

それから多種のジュースの他に発泡ワインまで・・・・・お酒が飲めないのが残念。

しかし、毎朝こうやって並べるのは一体何時から仕事に入るのでしょうね。私がレストランで働いていた時は8時出勤でした。子供たちの為のパンケーキですが私も毎度1枚いただきます。そしてチーズ好きな人の為に

いい加減に写真を撮るのは止めてお茶かコーヒーに決めないと・・・・

私はジャムは食べません。そしてナッツ類は何のため?まだ全部は撮り終わっていません。

毎朝こんな豪華な朝食が出たらお昼ご飯はいりませんね。

私はもうこれで十分ですが、1皿目を食べ終わってまた新しくお皿をいっぱいにして戻って来る太った人々は結構います。美味しいと抑制が効かなくなるのでしょうね。

今日も9月とは思えないような陽の強い日が始まりました。

昨日はバドガシュタイン、今日は近くの渓谷を冒険してきましたがそのお話は別のお部屋でします。
さて、戻ってJauseを取った後、プップクンはいつもの様にサウナ、私はゲオルクさんの本を読みます。するとハラルドからザルツブルグでまた落ち合いませんか、ギュニーさんからもウィーン経由で帰っておいでと連絡が入りました。いえいえ、私達は今回は全く違った道を走ります。・・・・・さて、夕食の時間です。早!!

きゃ~、どうしよう。最初からスィーツがおいで、おいでをしているではありませんか。やだ~、どれもこれもすごく美味しそう。
わぁ、目がどんどん近づいていく~~。よだれが~~~!!!

…いえ、そんな意地汚いことはしません。デザートは最後の楽しみにして、まずは倹しくサラダを少量・・・・

今日のスープはサフラワー油とリーキーのクリームスープ。

クリームスープと言うから白いと思ったら、リーキの青い部分をうまく使ったようですね。甘味が良く出ていて優しい味でした。この小さな泡の間に見えるのがサフラワー油ですね。こういうのがなかなか作れないんです。次のお皿はエビと海藻サラダですって。海藻は最近ヨーロッパでも知られてきています。

見えますか? これが海藻。茎わかめかな。日本の味がしました。もっと食べたいぃぃ。・・・・そしてメインは二人とも赤ピーマンソースと子豚肉のフィレを選びました。

付け合わせはシュぺッツレと炒め野菜。デザートは寄り取り見取りなので、私が何を食べたか想像にお任せします。
そして今日はテラスでアメリカンソングの演奏がありました。



私はどうもこういう賑やかな雰囲気が苦手なので、機会を見計らって散歩に行こうと思いましたが、カントリーロードなど、知っている昔懐かしい曲が次々と演奏されるので、かなり長い間聞き入っていました。お年寄りのお客様が多いので、きっとエバーグリーンを選んだのでしょう。みんなも乗っていました。
2023年9月7日 木曜日

最後の朝食を頂いていざ、ドイツに出発です。

居心地の良い場所を提供してしてくださってありがとうございました。
またきっと遊びに来ますからね。

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kind-0045.gif von 123gif.de💕 お詫び:コメントを入れる時、何度も数字の打ち直しを要求されるのですが、スパム予防の為だと思います。貴方の失敗ではないのでどうぞお気を悪くなさいませんように。それでもコメントをくださる方には心から感謝したします。





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Last updated  2023.09.22 07:05:06
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ponko310@ Re[1]:【115】横浜ノスタルジー(09/16) ryoさんへ WiFi事情が悪いのはいらいらし…
ryo@ Re:【115】横浜ノスタルジー(09/16) Ponko様 虹の橋を渡ったエミリーちゃんへ…
ponko310@ Re[1]:【115】横浜ノスタルジー(09/16) yuichannさんへ コメントをありがとう。 …
yuichann@ Re:【115】横浜ノスタルジー(09/16) Ponkoさんへ お邪魔させていただきます。 …
ponko310@ Re[1]:【114】甘えん坊達(08/30) jokuさんへ 何時もひっそりと大人しかった…
joku@ Re:【114】甘えん坊達(08/30) Ponkoさん 4月に会ったばかりのエミリー…
ponko310@ Re[1]:【114】甘えん坊達(08/30) maaさんへ また覗いてくださって嬉しいん…
maa@ Re:【114】甘えん坊達(08/30) ponkoさま 写真が増えたかな。夢の話も追…
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