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ひょんな事から、鑑賞する事になった映画「おくりびと」
邦画は、よほど観たいと思う映画以外は観ない私。 「おくりびと」も、受賞し話題となっていましたが、 鑑賞する予定は、ありませんでした。 映画館でなら、たいして面白くない作品でも、 大きなスクリーンと音響効果のおかげで それなりに、観るに耐えられるのですが。。。 今回は、DVDでの鑑賞。若干の不安を抱えつつも、無事に鑑賞を終えた訳です。 感想ですが、やはり、受賞作品だけあって、面白い作品でした。 映画館であれば、もっと、楽しめたかもと思いました。 感動する作品かと問われたら、それは、人それぞれなのですが。。。 私も、9年間、福祉施設に勤め、幾人かの人生の最後に立ち会ってきました。 エンゼルケアをした事はありませんでしたが、傍らで、手伝った事はありました。 そんな経験から、人の死というものが、他の人に比べると、身近にあったとも言えます。 そんな立場から、この「おくりびと」を観ると、悲しいとか、切ないといった感情よりも、 主人公が、当初、悲惨な人の死を目の当たりにし、その日の夕食の鶏肉を見て、吐くシーンがあった時から、数回の経験をして、納棺後にも関わらず、クリスマスの鶏の唐揚げにかぶりつくシーン。 その間にあった主人公の心境の変化が、妙に解ったり。 不謹慎なのかも知れませんが、人間は慣れる事の出来る生き物だと思うんです。 それは、人の死を粗末に扱うって事ではなく。。。上手く言えませんが、 人の死であっても、やはり、慣れてしまえるんです。 この作品は、脇役の俳優さんの演技が良かったと思います。 個人的には、主役よりも脇役に支えられた作品だったと思います。 個性的で癖のある脇役陣によって、この作品が面白くなってるのかなとも。。。 いずれにしても、予想外に良い作品でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月05日 18時53分27秒
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