捨てられるもの、捨てられないもの
壊れてしまった時計が大事な訳。結納返しで、あの時計の男性用を彼にプレゼントしました。自分の物は自分で買ったのですが.。なので、なかなかあの時計とお別れする事が出来ないのです。 私は大事な物でなくても、物を捨てられない性格。例えば洋服がいい例です。10年も15年も前の服がクローゼットに並んでいます。彼は逆に捨てるタイプです。流行も変わるし、好みも変わるのだから、着ない物は捨てましょうと言われても、やっぱり捨てられない私。たまに、着たりするし。というのは私のいい訳です。ある時ダンボールを持ってきて、「捨てられないなら、僕がやってあげる」とにこやかに分別し始めました。これも着ない、これ着たとこ見た事無いと言ってはダンボールに入れていきます。あ~っ、それは!と言っても容赦はありません。私がだんだんとイジケテいくと、この段ボールを1年間開けなかったら、それは要らないものなんだから、そうしたら捨てようと言う提案でした。まぁ、それなら納得。 1年後。「ほらぁ~、やっぱり開けなかったよね。捨てよう!」と彼が言ったダンボールの中身は、彼が大事にしていた楽譜達でた・・・。(彼は大学時代,オーケストラ部にいたのでその時使っていた物です。)捨てるんだよねっと聞くと、無言だった。ウォークインクローゼットの、一番不便な場所において置くと言って、大事そうに運んでいきました。捨てる事が出来る物とそうでない物の違いは、思い出があるか無いかなのかな。 私は学生時代、中学生からずっとバドミントン部にいたのですが、その時みんなからKEIKOと刺繍の入ったスポーツタオルをもらいました。試合の時には必ずこれを持参していました。願掛けに近い物がありました。みんなのパワーが詰まっていると言うか。やっぱり、今でも捨てられず大切にとってあります。