心の感じるままに・・

孤独のカケラ　5/23発売

念願のピアノの弾き語りのみのアンジェラのライブ

ピアノの音とアンジェラのトークと
自然に揺れる体のパフォーマンスが観れた。



七色の光の中で挨拶をしたアンジェラは
ピアノに埋もれて最初は小さく映っていた。
「ＨＯＭＥ」の歌が始まったアンジェラ・・
歌声は耳の奥から心の隅々にまで到達した
もう小さなアンジェラには見えなかった。



ピアノだけのツアーを去年の武道館で初めて試み
お客さんと自分のとの一体感を得て

今回のツアーでも
「みんなと心のキャッチボールをしていたかった」と
あえてバンドは入れないままのツアーだった。




アンジェラの基本は観客席にいるお客さんに
自分の歌を聴かせるだけの一方通行の音楽ライブではなく
自分の歌と観客との一対一の心の対話型ライブ。



「誰もひとりぼっちにはさせないよ・・」


そんなライブが福岡サンパレス3階席にいる人すべてが
アンジェラから届く心のメッセージで感動する。



普通のアーチストなら自前の楽器と共に
ツアー入りするはずだけど
アンジェラの場合はちょっと違う。



グランドピアノは会場に到着して初めて触れる事が多い・・
「今日のピアノとの相性はどうだろうか」と
アンジェラはピアノと対面する時の気持ちはワクワクする・・


ピアノの音に感動させられて喜び溢れる事もあれば
上手く自分の気持ちをピアノが伝えきれない場合もあるらしい


アンジェラとピアノとの押し問答は
次第に指先で語り合わされてゆく。



アンジェラの歌にはいつも驚かされる。
自分の経験した事のない歌詞でも
聴いているとまるでその情景が
水面に次々と映し出されるかの様に
描きあげられてゆく。
アンジェラの心の歌が
そのシーンの喜びや悲しみやその時の苦闘を
すべて伝えきっている。



ステージに立って隅から隅まで歩き
色んなパフォーマンスで会場を笑わせてくれる

「これは今回のツアーの為に秘密にしていたんです。
自分のHPで文章で書き込みはできるけど
やっぱり自分の言葉で伝えた方が感情が伝わるでしょ・・笑」



アンジェラのライブでは必ず懐かしの洋楽コーナーがある。
今回の洋楽は「ライク・ア・バージン」
アンジェラ流の英語の解釈で
日本人でも納得のゆく"バージンロード"でイメージができた。
大きな声で会場が歌声で包まれた。
アンジェラの望んでいた一体感を心地よくみんなと味わう。



そして最後までアンジェラが一生懸命に
両手をキチンと前に揃えて
何度もお辞儀をする。
アンジー流投げキッスもたくさん会場に飛んで来た。



「みんなと同じだよ・・日本人として育ったんだよ」と
"こたつとみかんと紅白"をこよなく愛した
アンジェラの福岡での「サクラ色ツアー」は
会場一杯のサクラ色のハンカチと拍手で感動の幕が閉じられた。
アンジー有難う・・。