心の感じるままに・・

1980/6/21



この歌を何度もリプレイしても
新鮮に聴こえるのは何故なんだろう・・。


自分で何度聴いたら
「もう飽きたよ・・」と
そう言うのかなと思いながら・・

自分を試しながら・・
何度も繰り返し聴いている。



オフコースの歌の中では一番聴いている曲
でも何度繰り返し聴いても
この曲が"飽きた"なんて言えない
自分でも不思議な位好きな歌。



たぶん・・この歌全体が
私の体と波長が合っているんだろうと
最近そう思うようになった。



シンセサイザーの伴奏で
体がリズムを刻みだす・・
伴奏だけでこの歌の世界に入ってゆける。

ベースの音が・・何か懐かしい。
ドラムやパーカッションの音が
ちょどいい間隔で心地良く入ってくる。



歌詞の世界もいい・・
♪今何て言ったの？と
小田さんは自分の誰かに・・
もちろん私は
聴いている自分に問ってくれた様に感じている・・

言葉が耳に入ってくる時
'80年に聴いた時と同じ気分に浸れる。



♪キミを抱いていいの？
夏が通りすぎて行く・・



何の前触れもなく季節が一瞬にして
目の前を駆け抜けて行く。
夏に何があったかなんて
自分の事を考える余裕もなく
小田さんの歌の世界の中で
夏の海が秋の色へと
移り変わって行く様子が見えてくる。




何故この歌をこんなにまで好きなのか
自分でも分からない・・・。
そんな不思議な歌。


そんな歌・・
みなさんにはありますか？

『言葉の贈り物』

　　　　　　　　
　　　　　　　　　



無知を治そうと思うなら
無知を告白しなければならない。


『エセー』
（モンテーニュ原二郎訳六）
岩波文庫