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テーマ:TVで観た映画(3875)
カテゴリ:TV・映画・DVD・本
土曜日に「時をかける少女」の劇場版アニメがTVで放映されていた。 奥華子の優しい歌声が過去をタイムスリープさせる。 挿入歌/変わらないもの Youtube視聴 この作品は小説や映画などで紹介されていたし 「時をかける少女」(筒井康隆原作)は私にとって 1972年にNHKで初めて放映された“少年ドラマシリーズ”の「タイムトラベラー」が本物で その後に映画化された原田知世さんの清純さと知的さで話題となった 「時をかける少女」の映像に何故かその頃共感が持てなかった。 ファンの方ゴメンなさい。 「タイムトラベラー」の男女(木下清二,島田淳子)の主人公は ドラマの中では優等生 学生服をキチンと着用し 髪もその当時に合わせて女の子はロング ケン・ソゴルという役の青年は髪を7:3分けた黒髪だったし・・ とにかく二人でよく近くにあるラベンダー園で会話をしている光景を思い出す。 ハーブの匂いも知らずラベンダーの香りをタイムトラベルできる香りだと ず~と未知なる匂いとして思い描いていた。 とにかく小学校の頃に一度観て脳裏に焼きついたそのドラマ その後その女の子が役者で時代劇に出て ケン・ソゴルが悪役でTVに出ていた時は タイムトラベラーのその後には夢が無い事を知ってしまった。 映画として観ようと言う事は思いもしなかったのだけど 久し振りな話題として アニメ版としてはどうなのだろうと 録画した「時をかける少女」を昨日観て又夢が再発。 現代版「時をかける少女」は今の若いはつらつとした男女の学園生活を描いていた 友達とのキャッチボールがヤケに長いシーンだったりもするんだけど 時代を駆け抜けて行かなくちゃならない時を いとも簡単に元気に後悔なくやっちゃってくれる事を なんとも心地良く見入ってしまったのです。 そんな事なんて・・・とありもしない事に夢を持つ事はと思っても 人間もしあの時,あの時代に戻れるのなら どんなにか自分の中のうやむやっとしている事が 一つ又一つ無くなるだろうと 後悔だらけになってしまった自分の人生を振り返りTVのアニメを子供と二人で観ながら (子供もしっかり集中して声を掛けるのも恐い位の目をしていましたが・・) 少しの余裕を持ちながら日頃考えない事を考えてしまいました。 一応人並みに恋をした事もありました。 小学校から中学生に渡り同級生に想いを寄せるのは どこにでもある当たり前の事で でも思いを告げる事となるとそれは自分とっては不釣合いの人で 何故なら友達がその人の事も好きになり 私の想いは封印せざるを得ないと言う状況があったからです。 持病を持っていた病弱なその友達は 死期を宣告されていて時間があまりなかったと言う事・・。 私の友達が根明な性格を信じてか 自分の近況を書いてその好きな男の子に渡す手紙を 私が届けると言う運搬役を頼まれてしまい (内容は読んだ事がないので分かりませんが・・) 何通届けたのだろうか・・・? それも覚えてない位の手紙の数を私は 友達から好きな子へ,その好きな子から友達へと双方へと行き交いました。 不思議と運搬人としてでも楽しい時を過ごしました。 だって好きな子に話すキッカケがあるんですから・・ 二年が経ちました。時は酷です・・ その友達は自分の想いをちゃんと好きな子に告げて 5/13に空へと旅立って行きました。 そんな自分の運搬人としての役の事はすっかり忘れて いつもの様に朝のバス停に歩いて行くと・・ 何故かそのバス停に封印されたままの気持ちを秘めていた男の子が・・ 「久し振り・・元気だった・・」なんて話し掛ける事ができたのなら 懐かしい思い出話をバスの中でできたものだろうけど 突然のその姿に声を掛ける事すらできなかった・・。 バスの中で隣り同士に立って吊革を持って窓から見える景色を見ながらの30分は 本当に長かった。 何か言ってくれればそれに返事ができたはず 冗談話は得意だから 笑って「じゃ~ね」と言えたはず なのに・・ 何にも言わずに隣に立たれたなら 何を話して良いのか・・・ 若いって本当要領が悪い・・・・ 「時をかける少女」アニメの中で 「俺と付き合わない」と言う言葉を 何とか回避しようとタイムリープする能力を無駄に使用してしまう場面があった。 結局その男の子の気持ちを少女は聞くことをせぬまま 女の子はホッと安心するんだけど 「相手が伝えようとしている気持ちを なんでちゃんと聞いてあげなかったのかと・・」後になって後悔させられる・・・ アニメと自分の回想話がごちゃごちゃとしてしまったのだけど とにかく私にタイムリープができるのなら そのバスに乗って吊革を持って隣に立っていた その恋心を抱いていた人に「元気だった」と声を掛けたいし そして何でその子の家の方向と全然違うバス停に立っていたのか その理由を今でも"時をかけて"聞いてみたいと言うお話・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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