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2007.10.05
カテゴリ：TV・映画・ＤＶＤ･本
 私は、その男の写真を三葉、見たことがある。 省略・・ 彼等がどんなに苦しく、またどんな事を考えて生きているのか、まるでちっとも見当つかず、ただおそろしく、その気まずさに堪える事が出来ず、既に道化の上手になっていました。 つまり、自分は、いつのまにやら、一言も本当の事を言わない子になっていたのです。  "沢尻エリカ"の 謝罪の沈黙の涙に私もすかさずもらい泣き。 年齢のせいなのか もしかしたら演技かもしれないと思いながら 人の涙腺に刺激を与えてくれるその姿には何故か私自身はあの報道前よりも 今の姿にとても好感を持ってしまった。 世の中は21歳の女の子に何をそう期待する。 「プロなんだから・・」 「甘えている・・」 そんな当たり前に聞こえてくる声に自分はいつも違う角度で見てしまう。 太宰治の「人間失格」を読んだ時に初めて自分が偽っていた事に気付いた。 その事を今回の"沢尻エリカ"のTVを観ながら思い出してしまう。 自分の21歳の頃なんて まるで道化師のようにとにかく笑う事に務め自分の至らなさを隠していた。 "沢尻エリカ"の堂々さと違う 自分の言いたい事は胸の内に秘めていた。 「だって21歳なんだから・・」 「失敗なんてあって当たり前」とそう若い頃は自分を甘やかせていた。 今，振り返ればあの時があるから 今の自分は正直になれていると思う。 何故って・・ その"不誠実な笑い"があったから 自分の"もがき"は結局は未熟さからくるパフォーマンスだったと言うことを 後に知る事になってしまったから・・ 本当の自分を知る事は 生きている人生の中のきっとずっとず～と後になってからなんだと最近も思う。 若い頃はとにかく自分探しで周りを翻弄させた分 きっとその迷惑を掛けたお返しの分を 人生の中でどこかに返して行くんだと勝手にそう思っています。 "沢尻エリカ"の今は突っ張るしかない外側・・ でもその本音の心を誰もが知っている・・ その隠している部分が 少しずつ成長して 世間と素直に向き合える様になってから 彼女の良さが味が出てくるんだと思うんだけど・・ 私の評論は私だけのモノなのかもしれない。 彼女の今後の女優としての演技に期待します。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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