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カテゴリ:ソング
なんと贅沢なライブに私は参加できたのだろう・・・ 友部正人のライブがあったその場所は 小さな町のホール 観に来ていた人は30人程。 それだけで 毎年行われているこの町民ライブと 友部正人との関係がとても深いモノである事を知る。 友部さんの歌をホンの数曲しか知らない私に ライブの歌すべてに感動できるのだろうか・・ 歌が始まると同時に 小説の表紙がめくられた様に その世界の中に入り込んでしまい 目の前の現実は見えない。 まるで名も知らぬ外国の町の 窓越しから見える一つの物語の様に 1曲1曲が 1ページ1ページの様に読み進められてゆく。 月や太陽や空が スモークサーモンや兵隊の撃つ銃の弾が見えてくる。 1曲ごとにギターのチューニングを欠かさない友部さんの姿と 曲が終るたびに「有難う」の言葉を丁寧に語るその姿は 35年の歳月を歌に捧げた"時の人"には見えない。 「あらゆる言葉は歌になるんです」 詩人である友部正人の歌の世界はそこから始まっている。 友部正人さんのprofileに 高校一年の時、ボブ・ディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」を聴いて 自作の歌を歌いはじめたと書かれていた。 何故かその二人の曲に今,私は導かれている。 つづく・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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