年末のお掃除、家事
2006年クリスマス、あっという間に過ぎ去っていきました。24日のクリスマスイブ・・・ 家族で食事と思っていたのですが途中でひどく具合が悪くなりそれほど長居することなく両親宅から帰宅しました。すると熱が上がり、嘔吐、寒気、腹痛に見舞われ、26日まで見事寝込みました。今も少し就寝時に微熱がある感じ。でもずいぶん良くなりました。ポルトガルのクリスマス料理の子豚の丸焼きやローストチキンなどはお腹に入らず、クリスマススウィーツはまったく食べずじまいでした(シクシク) さて、具合が悪くてたまっていたお洗濯物を(具合が悪くなくてもよくためるんですが 笑)一気に終わらせたり、しばらくしていなかった床掃除をして、年末の大掃除かな?などと一人で勝手に意気込んでいました。一人で勝手にと言ったのは、決して私が立派な主婦だからでもなんでもなく、こちらポルトガルで年末大掃除などと言う概念が多分ないだろうと言うことからです。多分。 こちらポルトガルに越してきて、半年近くは夫の両親宅に同居していたので、一般的なポルトガル人はこういう生活をするというのがホームステイ形式で手に取るように見ることができました。今の家に引っ越して二人で暮らしていますが、家事をしていて一年を振り返り、いろんな自分の変化に気づきました。 一年前に目が飛び出るほどにカルチャーショックだったこと。日々ちょっとずつ慣れてきたこと。今はすっかり慣れて当たり前になったこと。今でも結構許せないこと。 頭で考えながら家事をしていたら面白くなってきたので、今日は家事ねたでブログを書こう!と思い立ったのです。 ポルトガルのアイロンがけポルトガルのアイロン事情。私にはかなりカルチャーショックでした。だって、何でもかんでもアイロンかけるんです。いわゆるYシャツのようなものは分かります。カッチリとしたフォーマルなパンツなどにかけるのも分かります。オフィスで着たりしますからね。でも、微妙だと思うもの。ベッドシーツ。ベッドのブランケットカバーや枕カバー。ジーンズ。Tシャツ。誰も見ないじゃないか。そんなのかけなくても・・・と言うのが私の持論。トレーナー。ジャージ。うーん、それってどうなんでしょうか。ポロシャツ。これも微妙であまりかけたくない。。 とにかく、アイロンをかけないものはないと言うほど、洗ったあとの洗濯物はアイロンがけします。ポロシャツの襟に、購入時には無かったしわが、アイロンをかける回数をこなすたびにしっかり刻みつけられています。たまにプリントされたトレーナーなどは熱で焦げてしまったり。かけることに意味がないと思うがこちらの人がかけているもの。下着、靴下、パジャマ。パジャマですよ、パジャマ。すごく意味が無い気がするんですけど。それでも、こんな怠け者の私でも、下着と靴下以外の大体すべてにアイロンをかけるようになりました。(夫のもののみ。自分の物はシャツ以外ほとんどかけません。)と言うのもきっかけがあって、そもそもアイロンなんてあんまり意味無いじゃん!と突っぱねて考えていたんですが、弟夫婦とアイロン談で話が盛り上がったときに、「日本じゃ、Tシャツやジーンズにはアイロンかけないよ。ベッドシーツもかけない人のほうは多いと思う。」といったら、目が飛び出るほど驚かれ、「テ、、ティーシャツにアイロンをかけないのかい?なぜかけないの?ジーンズも?じゃ、いったい日本人は何にアイロンをかけるの?」と聞かれたので、「スーツの下に着るやつとか、きちっとしたシャツにはかけると思うけど・・・。」とあいまいに答えておいたのです。そして、奥さんのアナが、「私はこのサービスを使っているのよ」と言って、アイロンがけビジネスを私に紹介してくれました。「一週間に一回。一ヶ月に4回。洗濯をし終わった服やシーツをこの袋に突っ込んでお願いすると、こ~やってきれいにアイロン掛けして家に届けてくれるの。便利でしょ?あまどらもどう?」って。「え、いや~、いいよ。うちは。私、一応専業主婦だし。」と濁しておいた。全く別のときに、夫のおかあさんと話してるとき「私、アイロンがけ嫌いだわ~…」と、こぼしてしまったことがあったのです。とたんに、うちのお手伝いさん、アイロンがけ上手なのよ、うちの○○さんに行ってもらおうか?一週間に一度行ってもらえば結構楽じゃなあい?アイロンがけだけでもねえ?」と、何度も言われました。 (ちなみに、ポルトガルではお手伝いさんに家事をお願いするということは、上位のリッチ層のみのサービスと考える日本のそれとちょっと違います。共働きの家や一人暮らしのちゃんと仕事を持った人の家では以外にお手伝いさんに家事をお願いしている人が多い様子。)そこまで言われてしまうと、アイロンがけしない私がまるでとても怠け者になってしまったような気にさせられたのですよ。それからちょっと改心してアイロン癖をつけました。私は頑固で自分を曲げない!と言い張っている部分があるのは承知の上ですが、海外暮らしにはある程度「郷に入れば郷に従え」も大事ですね。 また気が向いたときに、家事ねた、カルチャーショックのブログを更新したいと思います。 ・小ネタ・日本にいるときに、ディーが「これはナンだ?」と言ったもの。日本のアイロン台は確かに正座ようですよね。でも、こんなんで、洗濯物全部アイロンかけろと言われたら、まずは正座の修行が必要です ポルトガルのアイロン台はこういうタイプが一般的です。欧米は共通でしょうね。