トピックス:温泉街で予約状況を共有、観光庁が新システム普及へ
観光庁は、温泉街などの観光地で、宿泊施設が予約状況を共有するシステムの普及に乗り出す。中小のホテルや旅館をデータに基づいた経営に転換させ、地域全体で収益の最大化を図る狙いがある。全国の観光地を対象に公募する方向だ。政府が推進する「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の一環。2023年度政府予算案に関連経費を盛り込んだ。 システムでは、地域内のホテルや旅館の予約情報について、個人を特定しない形で日程や人数、年代、金額などを自動で収集する。データを集約することで、観光地全体の予約状況を詳細に把握し、数か月先の需要が予測できるようになる。 これに対し、宿泊施設側は自らの予約情報を提供する代わりに、宿泊予約数など地域全体の平均データを閲覧できるようになる。宿泊施設同士は競合相手にあたり、これまでは互いに予約情報を共有することがなかった。経営者の経験や勘で、宿泊料金の上げ下げを行ってきたのが実態だ。今後は、先の需要が見通せるようになることから、宿泊施設側は柔軟な経営が可能になる。例えば、同価格帯の旅館に、予約数が多ければ、更なる需要が見込めるため、料金を維持できる。 一方で、観光地全体で予約が少なければ、思い切って休業し、人件費を抑制することもできるようになる。広告戦略にも生かすことができる見通しだ。引用サイト:読売新聞 こちら城崎温泉「まち全体が一つの旅館」宿泊予約データ、一帯で共有 2022.05.09神戸新聞城崎温泉の若手旅館経営者や豊岡市などで3月に発足した「豊岡観光DX推進協議会」が事業を担う。同協議会に参画する43の旅館などが6月中までに新システム「豊岡観光DX基盤」を導入し、予約データの共有を目指す。 新システムは、宿泊施設の個別サイトや旅行会社などを通じて予約が入ると、日程や人数、金額、客室の稼働状況などを自動的に集約。宿泊施設の個々の売り上げや旅行客が特定される個人情報は除く。 引用サイト:こちら六面体豊岡 観光 どう転がっても面白いっ こちら