ableton Live6新製品発表会!!
ableton Live6新製品発表会に行ってきました。僕のメインシーケンサーとして愛用しているableton live5がバージョンアップするということで興味津々でした。↓こちらが新しいLive6の画面。バージョン6になって変わった点はまず、ムービーのインポートが可能となった点。オーディオデータやMIDIデータを扱うのと同じように、ブラウザからQuickTimeをアレンジメントビューにドラックするだけ!CubaseやACID、Protoolsでもムービーのインポートは可能ですが、Live6での良いところはLiveならではのワープ機能が使用できるところ。テンポを変えると、動画のスピードもテンポに追従しちゃうんです!AppleのQuickTimeがインポートできるということは。。。ひょっとしてと思っていたのですが、やっぱり!実はLive6からはAACのファイルがインポートできるようになりました!!これはかなり便利です!!今までのLive5や、その他のDAWソフトはMP3に対応はしていてもAACには対応しておりませんでした。DAWでいち早く、AACのインポートを可能にしたLive6は進んでますね!!そしてなんといっても注目の機能ディープ フリーズ。フリーズに関しては以前このBlogでも紹介しましたので、こちらをご覧ください。通常フリーズしたトラックはミキサーのボリューム以外のパラメーター例えば、ボリュームカーブや演奏の編集などはできませんでした。しかしLive6のフリーズ機能はMIDIトラックを一時的にオーディオデーターとして扱うことができ、しかもオーディオに瞬時に書き出すことも可能になりました。また、MIDIコントローラーなどにパラメーターを割り当てる際は、これもLiveならではの簡単設定なのですが、この件に関しても以前ご紹介しておりますので、こちらをご覧ください。今まではアサインされた情報を管理するのは難しかったのですが、今回のバージョンからはマクロコントロールマッピングというブラウザで確認ができるようになりました。そして今までは1パラメータにつき、1つまでしかコントローラーにアサインできませんでしたが、複数のパラメーターを1つのコントローラーにアサインすることが可能となりました!これは便利です!そして曲の書き出しですが、今までは2ステレオ、つまりマスターに対しての書き出ししかできませんでしたが、今回からは各トラック独立しての書き出しも可能となりました。まだまだ便利な機能もありますが、今日はこの辺で。そして今回の発表会の第2部では、ゲストアーティストに小森茂生氏を向かえ、実際作品製作でLiveを使っているとのことで、Liveについての魅力について話されていました。小森さんは、残念ながら白血病で短い生涯を閉じた本田美奈子さんの未発表楽曲をableton Liveのみ使用してリアレンジしており、その作品はこの秋リリースされるそうです。今回の発表会ではいち早くその楽曲、そしてどのように作りこんでいったかという過程も紹介していただけました。「ableton Liveは直感的に曲作りができ、しかもクオリティが高いものができる。この4,5年でテクノロジーの進歩により、大幅に音楽環境が激変している。テクノロジーの進歩により新しい音楽が生まれるのも事実なので、こういったツールは今後も積極的に積極的に取り入れていきたい。」小森さんもおっしゃっていましたが、まさにその通りだと思いました。本当にこの4,5年で音楽業界も変化し、音楽製作の現場においても環境がかなり変わってきています。このようにたったパソコンとそのほか周辺機器ぐらいのプライベートスタジオレベルで、今までのレコーディングスタジオと同じレベルのクオリティの作品ができるというのはとてもよい時代になったなあと思います。ちなみにLive6は今月の末ごろ発売、価格は64800円の予定です。ただ今Live5を購入するとLive6に無償アップグレード可能ですので今のうちにLive5を購入したほうがお得です!ただし無償アップグレード版にはLive6の製本マニュアル、エッセンシャル インストゥルメント コレクション(生楽器系の音色が満載のバーチャルインストゥルメンツ)が付属しませんのでお気をつけください!最後に一つ。ついこの間、Live5のバージョン5.22がabletonサイトにアップされました!http://www.h-resolution.com/updater/index.htmlLive5はおそらく最後のアップデートとなると思いますので、Live5ユーザーは是非ダウンロードしてみてください!