|
カテゴリ:このクニのこと、あのクニのこと
さっき、福田首相が辞任しました。
安倍さんからバトンタッチされたときから、あんましやりたそうじゃなかったしな。 8時半からの、最期の会見の最期の質問で、最早、辞任した後なので、自民党の一議員として会見に答えてたわけですが、一人の記者の「政治がひとごとっぽい」という質問に切れかけてました。 ま、切れかけたということは、思い当たる節があるってことでしょう。触って欲しくなかったってことで。 クニの税収が落ち込み、しかも先立つ財源がないので、おっきなコトを口走れない面白くない時代の政治家らしく、年金問題への対処指示とか、既得権を死守しようとする(ように見える)口と身元の軽い党の議員さんの取り回しとか、やりたいことおいといて忙殺されてたことは確かですね。 政治は、政(まつりごと)を治めるわけで、クニに散在する群衆を集団に引き上げる手腕が必要と思うし、道具としての「話術」や「集団の操作」とか「お金」や「人脈」も必要なのでしょう。 政治家が、いろいろと優遇されているのは選挙で選ばれたからなんですが、実のところ、政がうまくいったときは名誉とそれなりの金(報酬)が与えられるけど、うまくいかないときは犠牲者(人柱)とか社会的に抹殺とかなってもらうわけで、職業としては非常にリスキー。 多分、親が議員とかというDNAっぽいつながりで政治家になり、スタート時からリスク管理する輩も多いのだろうけれど、基本的には、一か八かに近い職業。 そのリスクの甘い匂いばかりに近寄って、困っているヒトビトのところへ馳せ参じ、政を司ってくれる議員が少ないね、最近。「ひとごとっぽい」議員が増えた感じがするね。党利党略ってやつすか? 福田さんも明治初期とかに生まれてたら、、政治家になってないなとか思うんですが、ひょっとしたら別の道でもっとおっきなことやってたかもね。 消費者庁の設置とか、実務的で目立たない仕事を(自分でやろうと思ったかどうかは別にして)いくつかやっていたもんね。おっきな悪さしなかったし、おっきな失敗しなかったし。そういうとこでは、後生の方の評価が得られそうな気がします。 あ、気がするだけね。今後はきっといいおじいちゃんになる感じ。 にしても、安倍さんが道つけておいた「G8サミット」を大過なく実現できたのが、唯一の花道だったかな。それまでがぶがぶだった背広が、サミットの時から、びしっとした仕立てにかわったもんね。 あ、そうそう、服って言えば、夕方のニュースで9/1は防災の日ってことで、辞任前の福田さんが、防災服(っていうのかな?)を着て、災害シミュレーションの会場で、大阪府知事とテントで話してました。 おろし立ての作業着を第一ボタンまできっちり留めてる風情が、災害のイメージからほど遠かったです。 そういう意味で、世界中どこでも生きていけるような若い日本人を育てる政治を司る「火山農業島国」の政治のリーダーが早くでてくればいいなあ、とか思ったりして。 そのためには、政治家による歴訪とかの観光はヤメにして、このクニの若い政治家を目指すヒトビトが、アジア各国や欧米、中近東やアフリカの政治家と交わり切磋琢磨し、クニの中だけのごたごたにだけ目を奪われないような図太い国際調整力の訓練を積むことに投資することが必要だ、とか思うぞ。 何か、まとまらん。ううむ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.09.01 23:05:57
コメント(0) | コメントを書く
[このクニのこと、あのクニのこと] カテゴリの最新記事
|