PQシンカ日記

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• とある年末の１日、散歩に出てみた。

  今日は、朝からどうも気分がすぐれない。イライラしているのだ。今日は半日自由時間ということで、少し長めの散歩に出ようと思っていたのだが、妙にイライラしていたのだ。その原因は、昨晩遅くまで漫画を読んでいたため眠かったことと、やらなければならない大掃除のプレッシャーかと思う。散歩に出る前に、天気がよいので、網戸掃除をやることにした。イライラしたなかで作業すると、非常にストレスが溜まる。なんで、こんなに汚れてるんだ、綺麗にならないんだ。息子がまとわりついてくるのもイライラを助長した。あぶないっちゅーのに！と叱りながら網戸掃除を進める。１１時過ぎまでかかって、一通り終了。やっと散歩に出られる。掃除をしていたときは、ものすごく暖かかったので、ジャンパーを羽織らずに外へ。さすがにちょっと寒いかな、と思いながら１００メートルくらい歩いた。そのまま歩こうと思いかけたところで、途中で出そうと思った年賀状を家に忘れてきたため引き返す。やっぱり、ジャンパーが要るよな、年賀状忘れて家に帰れて良かった、と思い直して、再度出発。昼は蕎麦屋。とろろそばを注文した。年末だからか、ものすごく混んでいる。自分は待たずに座れたが、店を出るときには４人くらいが店の外で待っていた。１ヶ月前、１１月２５日に有休を取って散歩したが、今日も同方向（都心部）へ。この間とは全く違う道で、距離的にももう少し長めに歩こう、とだけ決めて気の向くままに歩き続けた。色々な歩き方を試す。ジンブレイドを意識しながらうねり歩き。それに飽きたら、何も考えずに足が動くままに歩く。時々、足が勝手に動いているような感覚になった。河川敷を随分歩いた。川幅はせいぜい２０メートルくらいだが、右岸・左岸が散歩道として整備されており、広いところだと幅がそれぞれ５０メートルくらいある。今日は人影も少なく、明るい日差しの中で、ものすごく広いところを一人で歩いている感覚だ。「あっ」と声がしたと思ったら、犬が駆け寄ってきた。飼い主が誤って綱を離してしまったらしい。あまり恐怖を感じず、よしよし、と頭をなでた。人なつっこい犬だったが、飼い主は非常に恐縮していた。犬をなでたらなんだか元気が出てきて、歩みを早める。自意識が身体の動きを拘束しないように、身体が動くに任せてみる。同時に、ものすごく大きな大地に自分が乗っかり、すいすい歩かされているような感覚にもなる。自分の身体すらうまくコントロールできないのに、周りの人間を自分の思うとおりにコントロールなんかできっこないよな、と反省してみる。浅瀬では飛石をつたって右岸と左岸を往復してみる。川の中には多くの水鳥が水遊びをしている。あぁ、こんな良いところが身近にあったんだな、と思う。川辺を離れ、都心に近づく。この間の散歩の時もそうだったが、２時間くらい歩くと、非常に頭の中がクリアになってくる。身体の調子も良くなってくる。最近よく考える、仕事のことについて想いを巡らす。自分はこれから、どんな風に仕事と関わっていけばいいんだろう、と考える。「ここでやっていくんだ」と決意したけれど、じゃあこれからどうなって行きたいかについて突っ込んで考えていなかったことに気付く。ここでは詳細には書かないが、自分がどんな存在になっていきたいか、ということと、自分がどんな仕事をしていきたいのか、の２つをしっかりと結びつけることができた。ここ数ヶ月、自分は仕事については「フラフラしていた」と思っていたが、実は「立ち止まっていた」ことに気付いた。今日の気付きで、ようやく歩き始められる気がする。前向きな気持ちを阻害する「最後の亡霊」を退治した気分だ。今日、散歩して本当に良かった。４時間くらい歩いて、都心に到着。甘いものが食べたくなった。マクドナルドが目に入る。しばらく入ったことはなかったけれど、１００円の看板に惹かれて店内へ。ホットココアとアップルパイで２９０円。甘さが体に染み込んでいった。ついでに自分で足をマッサージ。すっかり元気を回復し、ＨＭＶへ向かう。すでに２０キロくらい歩き、膝の裏側と股関節が鈍く痛んでいたが、信号が点滅したので走ってみた。そうしたらびっくり。走った方が痛みがない、というかなんだこの速さは。体が風を切って飛ぶように前に進む。というか、止まれないうまく曲がれない、ということでしばらく走った。距離的には２００メートルくらいだったと思うが、自分の体の動き方に驚きと嬉しさを感じた。ＨＭＶでは、マイケルジョーダンのＤＶＤを買おうと思っていた。ポケットには千円札が４枚。どこにあるかなーと探していると、「人体の不思議展」というＤＶＤに目が止まった。パッケージを眺め回してみて、思わずうなった。後頭部のあたりが熱くなってくる。うーむ、欲しい。２５００円とある。マイケルジョーダンがなければ、これを買おう、と思って探していると、欲しかったＤＶＤも見つかってしまう。２９８０円。両方は無理だ。１５分くらいだろうか、悩みに悩んだが、結局マイケルジョーダンの方を買うことに決めた。人体～は次の機会にしておこう。朝あれほどイライラしていた気分はどこへやら。最近記憶にないほど心身共にすっきりして帰りの電車に乗った。家に帰って子どもと遊ぶと、心から楽しく、しかも子どもも従順。朝、掃除していたときにイライラしながら叱っていたときは全然言うことを聞かなかったのだが。でも、こうしたものだよな。この良い状態をアファメーション。今年の残り２日も爽快に過ごせたらな、と思う。明日は窓拭き、ピカピカにしてやるぞ！

  2005.12.29

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• コーチングってなんだっけ

  人と接するときはコーチング的に、と常々思ってはいたのだが、そもそもコーチングってなんだっけ。自分の考えを押しつける教え方でなく、相手の気付きを促す教え方のことだよな、とは思っていたが、全く上っ面の理解しかしていないことに気付いた。自分は「知ったかぶり」の傾向があるが、自分の意識に対してもこの「知ったかぶり」は作用するので、やっかいだ。All abaut Japanのページでパラパラっと解説を見てみる。自分の今までの態度は、コーチングとはかけ離れていることを知った。何かを相談されたとき、常に自分の中に答えを探しに行っていた。でも、コーチングとは「相手の中にある答えを探すため、相手の中に入っていくこと」とある。自分で答えを考えては駄目、とすら書いてある。うーむ。自分のこれまでの態度は、「自分の内面が深まっていれば、そこに答えがあるはず。自分の中で答えを出したあとで、その答えをどのようにして相手に伝えるのか、誘導していくのかを考える」という姿勢に基づいている。しかし、このやり方では自分の思考に偏るあまり、相手を十分に見ることができないばかりか、結局は自分の考えを蕩々と述べる結果に陥りやすい。特に後輩に相談されたときなどは、「自分の方が事をよく知っている」という自負から、しゃべりたくて仕方がなくなってしまうのである。これまで、こうした自分の方向性になんとなく矛盾を感じていたが、理屈を知ってみると至極当たり前である。自分の内面とばかり対話しているのなら、相手に気付きを与えることは難しい。一方的押しつけに陥ってしまう。もちろん、圧倒的認識力・ＰＱを見につけたうえで、自分の中で完全に処理されたことをバックボーンに相手を誘導していく実力があれば、別のアプローチもあるだろうが、自分はまだその段階ではない。もうちょっと「コーチング」ということについても勉強してみようと思う。

  2005.12.29

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• はじめの一歩

  「はじめの一歩」といえば、魅力的なキャラクターと素晴らしいストーリーに引き込まれるボクシング漫画であるが、その動きが完全にスティフなのが玉にきず、である。根性路線の話も多いので、やむを得ない傾向かとは思うのだが。しかし今週号を見たとき、「おっ？」と思った。カウンターパンチャーの動きが、かなり脱力＆スピード感を意識して作画されていると感じたのである。身体への筋肉の付き方や使い方（特に脚）は、相変わらずスティフを感じるけれど。そのカウンターパンチャーは天才肌であるが、学生時代どうしても勝てなかった宿命のライバルがいて「自分で自らの向上余地に蓋をしてしまっていた」。プロになり、そのライバルを倒したことにより、その「蓋」がはずれ、劇的な進歩を遂げた、という描写がある。「勝てないと思っていたライバルを倒すことができた自分」を自意識が認めることで成長が加速する、というプロセスは問題中毒の解消そのものではないかな、と思った。

  2005.12.28

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• 職場の大掃除

  今日で仕事納め、ということで職場の大掃除である。不要になった書類を処分し、ほこりを拭き取り、掃除機をかける。例年、自分の机の中や周りにまでは手が回りきらないことも多いが、今年は少し違う。普段から片づける癖が付いてきてため、引き出しの中を片づけることが出来、更に少し時間的余裕があった。そこで、更に深追い。パソコンの液晶・キーボード・マウス等の配線部分を磨き上げる。あぁ、ぴかぴかになっていくなあ。イチローが試合後にグラブをはじめとした道具を磨き上げる気分を想像しながら、作業を進めた。道具達に１年間どうもありがとう、と言ってみる。最後に、普段胸につけている名札をきれいにする。ソフトビニール製で８×１１センチ、中に所属と氏名を印刷した紙が入っているものだ。結構中にホコリが紛れ込んでいる。ホコリをかきだし、ＯＡ用のクロスで表面を拭く。来年も、この職場でやっていく。自分の名前をもっともっと大切にして、やっていく。すっかりきれいになった名札が、今の自分の気持ちと合っているな、と思った。

  2005.12.28

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• ひとときつかんだ良い感覚を積極的にアフォメーションしようと思う。

  調子の良い状態を忘れてしまう。これまでに、様々な「良い状態」を体験をしてきた。・体がゆるんで、快適な状態・心が澄み切った状態・音の色やカタチが見える状態・視界が広がり、立体感・色彩感があふれた状態これらの感覚は、ひととき自分のところに来て、しばらく経つと去っていってしまう。これらが去っていってしまう根本原因は、自意識のあり方が、がんじがらめだからだ。良い状態のままの状態で生活を送ろうとすると、色々な邪魔が入る。その邪魔とは全て、自分の意識上のブレーキが最終的な原因だ。問題中毒の解消と、それによって獲得される自意識の自由度。ここにたどり着くために、自分の内面へ向かって掘り進む。そして、一時の「良い状態」を、積極的に意識的に潜在意識にダウンロードし、「このままでいていいんだよ」と自分に言い聞かせてみようと思う。最初はぎこちないが、このサイクルが無理なく軌道に乗り、加速できればすごいことになるぞ、と感じる。

  2005.12.28

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• （雑記）年末進行

  年末だなぁ、と思う。クラモトさんも書かれているように、色々と今年を振り返って新しく生まれ変わる時期というのは、何かと普段とは違った出来事が多い。自分から探しに行かなくても、色々なことが向こうからやってくる感じだ。こういう感覚、昔から結構好きだったことを思い出す。年の瀬と年始。３月から４月の進級時期。年末所感のまとまった文章を大晦日の日に書く、ということを毎年やっている。今年も書くのが楽しみである。てぃんとんさんがフォトリーディングについて書いておられるのを見て、フォトリーディングの本を再読してみた。かなり内容を忘れていることに気付いた。準備やアファメーションをきちんと行うことで、全然効果が違う気がする。今日、仕事関係の文献を大量にフォトリーディングしてみた。身体の無駄な力を抜いて、響かせてみる。大量の活字が自分の中に流れ込んでくるイメージ。夜になって脳疲労がどっと来た。また、関係があるかないか分からないが、右の仙腸関節が鈍く痛む。こういう体験は最近では慣れっこになってきた。あぁ、自分の身体が処理しているなあ、変化していっているなあと感じる。職場の先輩から「龍（ＲＯＮ）」という漫画を借りた。読み始めてみると、かなりＰＱ開発的観点から気付くことが多く、面白い。小説、漫画、ドラマ、スポーツ、などなど、今自分が縁あって触れる物は、どれもとても面白く感じる。日々の面白い出来事から、自分がさらに深まっていく年末年始にしていければいいな、と思う。

  2005.12.27

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• 暗中模索

  自分の中で一つ霧が晴れると、その先にはさらにさらに深い霧があることを知る。一つのものが見えるようになると、その奥にある見えないものを発見する。暗中模索という感覚である。村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」を読了した。ハリーポッターシリーズ以外の小説を読んだのは久しぶりである。混沌とした謎だらけの世界、伏線らしきもののうち、最後まで明確な答えがないものも多い。主人公岡田トオルは、生々しい戦争体験を聞いたり、井戸の底に潜ったり、他人の暗部に触れる仕事をしたり。ずぶずぶと自分の中に潜っていく感じが、今の自分とかぶる部分が多い。第1部・第2部は1週間くらいで読んだが、第3部はなかなか進まず、3週間近くかかった。夜寝る前に本を開くのだが、数ページ読むとどうしようもなく眠気に襲われて寝てしまう、という日も何日かあった。読後感は、真冬の曇り空の朝、といった感じ。一つの大きな区切りの後、これからの真っ白な人生をこれから埋めていくんだ、という感覚。全編通して、まさに暗中模索である。小説というものは、ハッピーエンドかどうかはともかくとして、少なくとも伏線と謎は作者の手によって解かれ、カタルシスを感じられるものと思いこんでいたが、この作品はそうではない。小説は綿谷ノボルとの対峙という部分においてひとまず完結したが、主人公達のその後の人生は、完全に読者の想像に委ねられている。全てのものやことは、説明が付かないことばかりである。でも、それらは大きな流れの中では、必然的にそこに配置されている。まさにこれは、人生そのものではないか、と思った。

  2005.12.26

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• 肩(僧帽筋)が・・・その２

  今日職場に行ってみると、体の感覚が明らかに違った。ノートパソコンに手を置くと、肘の部分が机に重みを持って接地する。これまで、肩から先の重みを、僧帽筋と首周りの筋肉で常時吊り上げていたことに気付いた。この感覚だと、なんだか周りの人や物に対して、やわらかい気持ちになれる。仕事を1日する中で、自分の間違った体使いのパターンも認識した。僧帽筋や首周りに力を入れるクセとタイミングも自覚できた。僧帽筋の凝りの大部分は、自分の仕事へのスタンスによるものだ。昨日のブログに、「ここは、自分の本質的成長を試すことのできる、最高の環境である。」と書いた。これは、今の職場でずっとやっていこう、という覚悟が出来たと言うことである。ここに至るまでの気持ちの動きを、書きとめておきたい。最近数ヶ月、自分と仕事との関わり合いについて、モヤモヤしたものをずっと感じてきた。自分はどちらかといえば、やる気がある方だと思う。しかし、周りにやる気がない人がいた場合、自分のやる気をストレートに表現することに、ためらいというか気恥ずかしい気持ちがあった。また、一生懸命仕事をやることに対しても、最近はなんだか抵抗があった。その一方で、先日提出した昇任試験の論文の締めくくりの文章に「論文に書いた仕事に取組むことを通して、自分が今後、今の職場になくてはならない存在に育っていけるよう、真剣に取り組んでいきたい」と書いた。この論文の言葉と、今の自分の気持ちの間に矛盾を感じ、自分は本当はどうしたいんだ、ということが分からずにいた。ここ数ヶ月の自問自答。・今の仕事を、ずっと続けていくの？そんなことわからないよ。今までは楽しいからやってきたけれど。ただ、まわりに与えられる流れに乗っていくだけさ。じゃあ、極端な話、仕事で不遇な状態になったら辞めるかもしれないんだね？そうだよ。せっかくの自分の力を今の仕事で発揮できなくなったら、辞めることも一つの選択肢だよね。でも、辞めたとして力を生かせる場所は他にあるの？家族のこともあるし、そう簡単には辞められないよね？確かに、今の時点では具体的にこの仕事に移る、という思いはないな。でも、今の仕事に固執する気持ちは無いんだよ。自分は、ほかの仕事、経験したことないよね？確かにそんなんじゃ、確定感はないよね。そうなんだ。でも、今の仕事に固執しない、という気持ちが強くなると、どうもやる気がなくなるんだよね。・こんな会話を頭の中で繰り返していた。非常にやりがいのある仕事を与えられ、好きにやらせてもらっている。その過程で周りにも認められつつある。でも自分では、いつか裏切るかもしれない、という気持ちもある。「自分はジェダイの騎士として育てられているが、将来ダークサイドに落ちるかもしれない（今の職場を去るかもしれない）。こういう気持ちを持ったまま、今の恵まれた環境にいることは罪ではないのか」という思いにさいなまれていた。心の中での確定感の欠如。自分はどうしていきたいのか。そんな様々な思いが、一つの方向性に収斂されていく。「ここは、自分の本質的成長を試すことのできる、最高の環境である。」という思い。すーっと肩の荷が下りた。そんなことを考えなくてもいいのだ。今、自分はこの環境でこそ、最大効率で成長していくことが出来る。これは未来永劫、今の仕事に滅私奉公することを確定するものではない。あくまでも、「今の時点でこう思う」自分の意思に対して、確定感というか自信が持てた、ということである。自分が今、この立場で、どんな仕事をしていくか・すべきなのかは、周りがどう感じるかによって左右されるものではないのだ。フラフラすることはないのだ。自分は自分の信じたことをやればいい。無理を廃しつつ、しかも最速の成長を遂げ、職場において突き抜けた存在になっていく。日々の仕事でその力を発揮し、それでもって人のためになっていく。自分のしたいことをすると、それがまわりまわって、人のためになっていく。その行く末は、必ずしも今の立場に居続ける結果とはならないかもしれない。また、それはそれでいいんだ。この先どうなっていくかはわからないが、自然な流れが導いてくれるだろう。その流れは、自分の心の軸に確定感があれば、確実に大きなうねりとなって、自分を導いていくはずだ。運命という言葉は「自分で自分の行く末を決められない」感じがどうにも嫌であったが、こういう「自分で作った流れ（自分が必然的に作っていく流れ）」のことを運命と呼ぶのであれば、安らぎを持って身を委ねられる。今の仕事・職場に対する迷いは断ち切った。「今のところで、真剣にやっていくんだ。誰にも、その気持ちは乱されることはない。また、その気持ちは自分でいつでも自由に変えることが出来る」と決めたことにより、心は自由に解き放たれた。仕事に対する姿勢が、透明感のある、まっすぐなものになったことを感じる。

  2005.12.22

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• 肩（僧帽筋）が・・・

  今日、職場で肩凝りの話になった。５人の同僚のうち３人は肩凝りになったことがない、とのこと。生まれついてのセンスなんだろうな、と以前はうらやましく思ったが、今はあまりうらやましく思わなくなった。肩凝りという障害を乗り越えるというプロセスが、自分にどれだけ価値があることなのかを感じ始めているからだ。ここ数日、ゆる体操をじっくりとやっていなかったこともあり、肩が張っていた。加えて、低気圧のせいか、脳疲労のせいか、妙に眠かったり頭が重かったりした。夜寝る前に小説を読むのだが、数ページ読むとどうしようもない眠気が来て、寝てしまうのである。今日も、１１時近くなったらものすごく眠くなってきたので、風呂に入った。風呂から上がり、久しぶりに肉単→骨単→究極の身体の順番にフォトリーディング。その後のゆる体操で身体に染み込むようにイメージしながらフォトリーディングを終える。眠いけれど久しぶりに時間を取って体操をしよう、と思いながら身体を動かすと、肩（僧帽筋）が重い。重いというか熱い。首も凝っている。肩ユッタリ回し体操で前から後ろにゆっくりと回しても、奥の方がだるい感じである。この兆候は、肩の奥の方まで凝っている証拠である。ギュードサー体操を何度かやると快方に向かうのだが、この凝りの深さだと、体操だけでは完全に解消できないのがこれまでの常であった。ゆる体操と出会ってからもうすぐ２年になる。がちがちの身体をゆるめる方法として、この２年大きな効果を発揮してきたが、どこまでいっても３歩進んで２歩下がる、という感覚であった。ゆるめた端から凝り始める。この根本原因は問題中毒である、というＰＱの考え方に出会ってから、少しずつ前進の幅が増え、後退の幅は減ってきた。２００５年の年始に「この１年で、肩凝りを完全に解消することを目標にする」と誓ってから、もうすぐ１年が経つ。この肩の凝りを生み出す問題中毒とは一体何なのか、自問自答してみた。（これまで自問自答しなかったのが不思議であるが、今日初めてやってみた）そうしたら、非常に単純な答えが導き出された。「肩に荷を負っていることを、今の自分の境遇への言い訳にしていること」である。今の自分は、家族に恵まれ、職場では上司の覚えもめでたい。（と常々思っている）特に肩の凝りは、職場・仕事と深く関係していると思った。職場で認められ、将来を期待されている。こんな「素晴らしい状態」は、自分の苦労と引き替えでないと、周りに対して申し訳ない。だからこそ自分は、常時重荷を背負っていなければならないんだ。こうして肩に力を入れ、息を詰め、周りから見られても恥ずかしくない真面目な態度で、緊張感を持って仕事をしなければだめだ。他の誰よりも真面目な態度であること。これができていればこそ、今の職場の中にいられる。（職場の中を歩き回ることが、最近苦痛であった。周りの目に対して自意識過剰であった。）ここ最近、肩の張りが強くなってきたのは、職場で自分が求められるレベルが上がってきているのを感じているからだと思う。いや、自分が求める自分のあるべきレベルが上がっており、それが極まったとして、どうやって仕事に生かしていこうか迷いがあったせいかもしれない。職場全体に対して幻滅する体験が最近あり、「このなかでどうやって自分は力を発揮していこうか。できるのか。」という迷いである。「今の職場に固執することはない。自分の中に様々なオプションを持っておくことが大事だ」という考えから、最近本気で仕事と向き合っていなかった気もする。でも、「今の職場は、自分の力を最大限に解放できる環境が整っている」とハッと思った。「ここは、自分の本質的成長を試すことのできる、最高の環境である。」体操の動きをやめた状態で、このあたりまで考えたら、僧帽筋の緊張がすーっと抜けていったのである。ココロも透明になった感じである。非常に不思議な感覚であった。「気持ちよく」「ゆるめる」という体操で取れなかった奥深い所の緊張が取れた、いや抜けた、という感覚。肩ユッタリ回し体操やらギュードサー体操を再開してみると、さっきまでの重さ・熱さは全くなくなってしまっていた。眠気も完全に吹き飛んだ。これはブログに書かねば、ということで書き始めた次第である。今までなんでこんな簡単なことに今まで気付かなかったのだろう、という気すらしているが、問題中毒の解消という概念が、ようやく自分の身体レベルで実感できるようになってきている、ということだと思う。

  2005.12.21

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• 子どもの添い寝中に思考したり、カラダ対話したりする。

  昨日、部屋の片づけ第２弾を行った。書棚の本を整頓し、ビデオデッキ・プレステ２まわりのＣＤ・ＤＶＤソフトを片づけ、たまりにたまったほこりを掃除機で吸い取る。年末と言うこともあり、本屋では掃除関連の書籍が好調なようだが、掃除の良いところは、心の中もさっぱりするところだろうな。ＰＱの高まりとともに、掃除自体にストレスをあまり感じなくなってきたのも大きい。以前は子どもの添い寝中に寝てしまうことが多かったのだが、最近はちょっと減ってきた。たいてい１０分～３０分くらいで寝付いてくれるだが、この時間は非常に頭の中がクリアーな状態になっているのだ。この時間帯に、新たな気付きに出会える機会も増えてきた。横になって初めにやることは、寝ゆるである。その後、動きを止めて体の中を感じたりしているのだが、昨晩はこれまでにない感覚に包まれた。腸骨から足の指先にかけて明確な存在感というか、カタチを感じたのだ。そこから、背骨を上に意識していき、背骨から肋骨が生えているのを意識し、肩胛骨から腕までを順番に意識していった。肩胛骨と肋骨の間に光り輝く薄い膜が下から差し込まれて頭頂に抜けていくようなイメージをつくり、深呼吸してみた。そうすると、肋骨全体が、「あ、動いてもいいんだな」と気付いたかのように、膨れたり縮んだりしはじめた。子どもの頃、足の指は毎年しもやけに悩まされていた。今ではしもやけにはならないものの、冷えていることが多い。しかし昨晩は足先までポカポカしているのを感じた。深い呼吸により内臓が活性化し、血流も良くなったのだろう。子どもが寝付いた後、布団から起きあがってみると、昼間の掃除の疲れは吹き飛び、体の調子がとても良くなっていた。・今日の朝起きてみたら、肩胛骨周りが痛い。また、体全体が重く感じた。体調は良くなったり悪くなったりしているが、全体としては良い方向に進んでいるんだろうな、と思う。

  2005.12.19

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• 「「ゆる」スポーツ・トレーニング革命」を見て感じたこと。

  高岡氏の新著である。ゆる理論を取り入れて全国１位になった鹿屋体育大学女子バスケットボールチームを取材したＤＶＤがメイン。これまで書籍のみで知識を得ていたが、映像付きで語られる身体意識論は、説得力があった。特に印象に残ったこととしては、裏転子＋センター＋ベストの３つの身体意識をつなげることで、ジャンプシュートが素晴らしく上達する、ということである。自分なりに感じたことは、・サージャントジャンプ（垂直跳び）に近いジャンプシュートでは、ハムストリングス上部＝裏転子を鍛えるとともに、センターを立てることで、より高い到達点からシュートできる。・また、ベストの順サイクルはＹ軸及びＺ軸の方向性が強い高い身体意識であるため、高く・遠くへ安定したシュートを放つのに有効である。また、ベストで肋体の意識と肋間筋の縦方向への自由度を高めることにより、下半身の力を肋骨バネに最大限伝えることができるようになる。鹿屋体育大学チームの選手のインタビューで、「シュートするときは下腹でシュートを打っている感覚がある。ハムストリングスからの力を利用してお腹でシュートする感じ。安定したシュートが打てるようになった」というようなものがあったが、その選手の動きはまさにそうした動きであった。裏転子＋センター＋ベストの３つを鍛えるだけでも大変な効果があると思うが、鹿屋体育大学のトップ選手に限ってはもう一歩踏み込んだトレーニングを開始しているのではないかな、という気もした。さらに融通無碍な動きを模索しているのでは、と思ったのだ。ＤＶＤで今のトレーニング方法の一部を公開したとしても、周りが追いついてくるのは数年先。その頃にはさらにずっと先に行っていよう、という意志が監督の話しぶりから感じられたのだ。・倉本さんが裏転子・ベストは「なお固定化された文脈の動きにとどまる」といった内容をブログに書いておられたのを思い出し、改めて空恐ろしくなった。体の動きというのはなんと奥が深いのだろう。スポーツが求める動きは種目によって違う。それぞれのプレイヤーは自分が求める動きを追求する過程で、様々な試行錯誤を行う。その種目に有効と思われる身体意識を作っては壊し・バランスを調整し・さらに他人にはないものを探し求める。「ウエイトトレーニングをとにかく頑張ろう」といった思考停止回路の選手が、一流になれないのは無理もないことだと思う。超一流のバスケットボールプレイヤー、マイケルジョーダンは、裏転子＋センター＋ベストだけでは到底説明の付かない動きをする。さらに高岡理論の言葉で言うならジンブレイドやらスライサーほか、多種多様な身体意識を身につけ、それらのバランスを試合中には瞬時に切り替え、再構築し、無限の組み合わせのパフォーマンスを生み出す。その組み合わせと純度が、一流の選手と比較してもなお圧倒的な差があるからこそ、誰にも止められない動きが可能なのだろう。そういったレベルに到達するのは、実に実に知的な積み重ねが必要だ。「運動ができる人は頭がよい」という言葉は、運動音痴だった自分にとってどちらかといえば不愉快な言葉であったが、今では本当にそうだと思う。・今、自分はスポーツをやっている訳ではないが、身体意識（ＲＰＱ）を鍛えるとともに問題中毒を解消して、人間として成長していきたいと考えながら毎日を送っている。こうしたなかで自分が追求する身体運用のありかたは、まさに自分の理想とする生き方とセットで考えていかなければならないと思う。その答えは安易に導き出せる物ではない。一生考え続ける必要があると思う。今後、気の遠くなるようなトライアンドエラーを繰り返して成長していくんだ、ということを改めて心に刻んだ。

  2005.12.17

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• 人事を尽くして、天命の意味を考える・受け入れる

  最近、物事が自分の思うとおりにいかないとき、あまりイライラしなくなってきた。以前は些細なことでも、イライラしていたのだが。例えば、快調に歩いているのに、やけに赤信号や踏切に引っかかるな。上司に相談したいことがあるのに、上司が席にいないな。ネットを見たいのになぜかつながらないな。買いたい本があるのに、品切れだな。　　といった時などこういうとき、「どうやら、今はそれをするのに最適なタイミングではないらしいな」と思う癖が付いてきた。赤信号や踏切で立ち止まると、自分の体の中で力の入っていた部分があったのに気付く。歩き始めは前よりも快調になる。上司が席にいないときに、改めて相談したいことを考えると、新たなアイデアが浮かぶ。ネットがつながらないときにふと本棚に目をやると、読みかけで忘れていた本の背表紙が目に入り、手に取ってみる。買いたい本がないときには、書店の中を歩き回ってみると、全然違う分野で新たな発見がある。全くもって楽天的というか無理にポジティブに振る舞おうとしているように見えるかも知れないが、自分の中では実に自然にこうした出来事を消化できている感覚がある。・図書館で借りた船井総研社長の書いた本（まだちゃんと読んでいないのだが）に「全ての出来事は必然であり、偶然などない」とあったが、そんな感覚である。自分は、自分の運命が固定化されているとは思わないし、この考え方を受け入れると、不条理な災害や人災に巻き込まれてしまった人々に申し訳ない気がして、賛成しかねる部分もあるが、説得力を感じている。「人事を尽くして、天命の意味を考える・受け入れる」といったことが、自然にできている訳だが、それは今自分が幸せだからだな、とつくづく思う。・昔、銀河英雄伝説という小説にはまった時期があった。未来の物語で、宇宙を舞台にした戦争物である。同盟軍の知将ヤン・ウェンリーのところに、ヤンの非保護者で後継者のユリアンが血相を変えて走り寄る。ヤンは「どうした、そんなにあわてて。人生で、そんなに驚くことなどそんなにないはずだぞ」と、保護者らしく諭す。ユリアンがあわてるべき状況を説明すると、ヤンは「そりゃ大変だ！」とあわてる・・・といったようなシーンがあったと思う。（うろ覚えなので全然違っているかも・・・）ヤンは、軍人ではあるが決して鉄仮面ではなく、人間味あふれるキャラクターとして描かれており、もっともらしくユリアンを諭した後に一転あわてる、というのがほほえましいシーンとして記憶している訳だが、このシーンを思い出して、感情を表に出す人間と出さない人間について考えてみた。・自分は昔、感情を表に出す人間に好感を持っていた。野球で言えば、抑えてガッツポーズをし、打ち込まれてがっくりとうなだれる上原タイプ。でも、今はめったなことで感情を表に出さないイチローや野茂のようなタイプに好感を持つようになった。イチローは、まさに人事を尽くして天命を受け入れ、それを次なる成長につなげる選手だと思う。彼にとっては、プレー中に感情を表に出す暇はあまりなく、グラウンドで起きた出来事を自分の頭と体で考えることこそが一番大事なのに違いない。そう考えると、一喜一憂があまりに顕著な人間は軽々しく、本質的な成長が望めないように思えてくる。一方で、感情表現を最大限に「魅せる」ことを売りにするフィギュアスケートのような競技で、優勝して嬉しさのあまり号泣する織田信成選手くらいまで突き抜けると、好感が持てるのだが。・とはいうものの、自分はかなり感情を顔に出すタイプの人間である。これは、指揮者をやっていたことも大きく影響している気がする。これからどんな風になっていくのだろうか。悪いことにはむやみに動じず、良いことには体中で喜びを表現する、という人間になっていきたい気もしている。

  2005.12.16

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• にんじん・りんごジュース

  石原氏の半断食ダイエットを続けている。朝は、にんじん２本とりんご１個をジューサーにかけてつくる、「にんじん・りんごジュース」のみ。コップ２杯半できるのだが、これを家族で分けるので、朝食はコップ１杯のみである。それでも体の調子はいいし、空腹感も少ない。いかに以前食べ過ぎていたか痛感させられる。ジューサーにかける際、前もって包丁で、にんじん８等分、リンゴ１２等分に切り分けるわけだが、昨日、包丁が良く切れるようになった気がした。切れ味が悪くなってきているので研がないとね、と奥さんと話していたので、てっきり研いでくれたのだとばかり思ったが、そうではないという。良く切れるようになったと感じた理由は、ＰＱの向上と包丁技術の上達が考えられるわけだが、具体的に考えてみると、次のような要素がある。・包丁を持つ右手の、無駄な力が抜けた。これにより、包丁の重みを活かしつつ切ることができる。・食材とまな板との接地が安定するとともに、食材と刃筋の角度が理想的になり（直交に近くなり）、より少ない力で効率的に刃が入るようになった。・包丁を入れる刃筋が、にんじん・りんごの繊維の方向に無理なく入るようになった。どんな動作・作業でも、それを行うために必要な最小限の力・筋出力で行うべきである、ということは高岡氏も、クラモトさんはじめＰＱ開発者の皆さんも語っていたことであるが、改めて再確認したところである。ただ単に食材を切る動作であるが、その奥深さと上達余地を感じることができると、毎朝のジュースづくりがこんなにも楽しいものになる、ということを実感している。

  2005.12.15

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• 家事という仕事。

  昨日、ＴＤＬから帰ってきて、まず初めにしたこと。家中の窓の鍵を開けてまわる。カバンを開け、３日分の洗濯物を洗濯機に放り込む。細々とした物を片づける。こうしたことをしていて、ふと思った。「僕って、旅行から帰ってきて、こういう片づけをきちんとしたことってあったっけ？」奥さんに聞いてみた。「旅行から帰った後、いつも僕って何をしていたっけ。新聞とか読んでたっけ。だとしたらひどいね。」奥さん曰く、「そういうもんだとおもってたよ」そうか、自分は本当に家のことをやってこなかったんだな、としみじみ思った。子どもの頃から、あまり家事というものをやらずに育った。両親は共働きだったが、昼間はおばあさんが家に通ってくれていて、細々とした家事をやってくれていたし、両親は帰宅してから分担して残った家事をこなしていた。中学生の頃、料理や片づけを手伝っていた時期があったが、基本的には家事は自分以外がするもの、という甘やかされた環境であった。また、子どもの頃の小遣いは、「１ヶ月にいくら」とか「家事をやったからご褒美にいくら」という方式ではなく、必要だったら親に言ってもらう、という方式であった。特に自分でお金を使う用事もなく育った気がする。小学校６年生の時、クラスメイトが１ヶ月に２０００円もらっている、と言っていて、「そんな大金、何に使うんだろう」と思ったことを覚えている。うちの父親は団塊の世代であるが、料理以外の家事はうけもって、まめにやっている。父親は小学生の僕に言った。「家事をしたからいくらあげる、ということはうちではしない。家事は報酬などもらえなくても、やって当然だから」と。その言葉を聞いて、僕は「やってもやらなくても特に見返りがないんだったら、やらない方がラクだな」と打算的にとらえた。それどころか、家事を自分がやらない一つの理由にすらしていた。また、少し成長してからは、何故うちの親は「働いて報酬を得る」ということを、子どもに教えようとしないのか、とも思ったりした。書いていて恥ずかしいが、まったくもって甘えた子どもであった。そんな自分は、結婚しても本質はそう簡単には変わらない。家事に対して心の底で拒否感というか苦手意識を抱えたままであった。仕事が忙しいことも、自分への言い訳になった。「職場でこれだけやっているのだから、家のことは奥さんに任せたい。」「疲れ切っていて、とても家事なんてやってられないよ」と。ＰＱ開発をはじめて数ヶ月がたち、そんな状況が、少しずつ変わり始めた。食事が終わった後の片づけは、自分がやる。洗濯物を干す。自分の部屋を片づける。出しっぱなしになっていた服、本、雑誌はこまめに収納する。ひどく散らかっていた自分の部屋は、随分きれいになった。こういうちょっとしたことをやるのに、どうしてあんなに抵抗感があったんだろう、と理由を考えてみる。体中が凝っていて、純粋にやることが苦痛である。動きたくない。めんどくさい。めんどくさいと思ってしまう自分自身が嫌だから、考えないようにする。「家事という仕事は大変な仕事だ。これは自分の仕事ではない」と決めつけてみる。こういった体と心の凝り固まりがほぐれてくると、行動が変わってきた。いかに快適に体を使うか、と考えながら皿洗いなどをすると、楽しくなってくる。作業自体が苦痛から楽しいものへと変わってくる。さらに奥さんには喜ばれる。一石二鳥ではないか。以前は「部屋の片づけが趣味です」「掃除がストレス解消です」などという言葉を聞くと、自分とは違う人種だな、と思ってやりすごしてきたが、その気持ちが何となく分かる気がしてきた。ささやかだけれど大きなパラダイムシフト。こうした変化は、もしかしたら仕事の忙しさが一段落したことも大きいかも知れない。本物かどうかもまだよく分からない。でも、確かに自分の中で何かが変わった実感はある。以上、ブログに書くのがためらわれる恥ずかしい内容だが、今の感覚を記録しておきたい。

  2005.12.13

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• ＴＤＬに行ってきた。

  土曜日から家族３人で２泊３日で東京ディズニーランドへ行ってきた。心身共にリフレッシュ！して帰ってこれた。体が軽い。走って町内一周してきたい気分である。新婚旅行から帰ってきてからしばらくも、こんな感覚だった気がする。１日目は朝からちょっと眠いような感じであったが、だんだん頭が痛くなってきた。午後から入園し、エレクトリカルパレードが始まる頃にはかなりひどい。ホテルに帰ってきて、首から上をゆっくりとほぐし、かなり良くなったので、就寝。２日目起きてみたら、頭痛が復活し、さらに広範囲になっていた。朝食をとった後、入園。外の冷たい空気を吸っていたら、頭痛が段々去っていった。しかし、こんなに頭痛になったのは久しぶりだ。肩こりに悩まされていた頃は時々あったのだが、ここ２ヶ月くらいは脳疲労でバタンキューということは多いけれど頭痛の頻度はかなり減っていたのである。よりにもよって家族旅行の時に頭痛にならなくても、とも思ったが、今このときに頭痛になるのには何らかの必然があるに違いない、とも思いながら過ごした。２日目の午後以降は頭痛も去り、すっかり楽しむ事ができた。数年前ディズニーランドに行ったときは、その作られた雰囲気に息苦しさを覚えたり、あざとさを感じてあら探しをする感覚があったが、今回はそういう感覚は全然なし。子どものように浸りきって楽しんでしまった。帰ってきたら、いつも大人しい２歳の息子はすっかり元気いっぱい、いたずら坊主になっていた。あれあれ、そんな事してはいかんぞいかんぞ、と言いかけ、思い直す。そう感じた大部分が問題中毒から来ているな、思ったのである。子どもとの触れあい時における自分の恐怖心のパターンを知った１日であった。

  2005.12.12

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• 「病気にならない生き方」

  最近気になっていた新谷弘実氏の著書を読んだ。現在実践している「石原式」との共通点も多い。・牛乳は体に悪い・フレッシュな食物を摂取する・歯の構造・本数にあった食生活を心掛ける・最低３０回は噛んで食べるようにし、腹８分目を心掛けるちょっと相違点・水は１日1500ccくらいとる・アルコールは、たまになら良いが毎日は×細かな点は抜きにして、全体を読んで「本質をとらえているな」という印象をもった。現代医学が、対症療法的な部分に偏重してスポットを当てていることにより、カラダ全体から見た「理」をはずしている傾向があること。一見「科学的」な数値データをもとにした健康法が次々と産まれているが、それらの多くが非常に限定された条件下で考えられた物であり、普遍性を欠くこと。30万例という膨大な臨床経験を持つ著者が、説得力を持った言葉で説明している。「分かりやすい」ということは、人に表面上の安心感を与えるが、それ即ち本質を突いている事ではない。人が最も関心を寄せる「健康維持」という分野ですら、本質をはずした理論が浸透している。本質的な部分に切り込み、説明しようとする人は極めて少数なのだな、と改めて思った。

  2005.12.06

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• 音への没入

  久しぶりにＣＤプレーヤーで音楽を聴いた。以前指揮者をやっていたこともあり、その当時の事を思い出して、音楽を聴きながら体を動かしてみた。（指揮を振ってみた）最初は、「こういう意図を持って演奏してるな」なんて考えながら聴いていて、音楽の聴き方がやたら理屈っぽくて、苦笑。もっと純粋に音に浸ろう、浸ろう・・・としたらあるフレーズで涙が出てきた。体や腕の動きが音によりそう感じになった。さらに音楽に浸っていたら、体の動きが邪魔になった。仰向けに寝っ転がって、音に身を任せた。体の中に音が染み入っていく。音楽のテンポがアップビートになったら、今度は体の中から、自然と動きが産まれてきた。「こう体を動かそう」という作為なしに、自然と体が動いていく。聴き終わったとき、自分のカラダの中を「感察」（最近思いついた言葉。「観察」ではなく。）してみると、体中がすがすがしい感覚に包まれていた。カラダとの対話が、普段できないレベルでできた気がする。

  2005.12.04

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• 小論文を書く。その２

  １１月４日に、職場の昇任試験用の小論文のテーマが決まった、と書いた。あれから早約１ヶ月。ここ２日でようやく形になってきた。なかなか筆が進まなかったのである。１ヶ月前には、あ、これで順調に書けるな、と思ったのだが、全然書こうという気にならなかったのである。書こうと思えばいつでも書けるさ、という感覚と、もうちょっと頭の中で熟成させた方がいいのでは、という考えが頭の中を支配していたが、今日、気が進まない別の理由も自覚した。というのは、以前思いついた組み立てが、どうも面白くない事に気付いたのである。チャレンジングな領域にはあまりふみこまず、無難にまとめる指向性である。小論文の内容を、幹部の前でプレゼンしなければならないことや、これまでどちらかといえば「正統派」と周りから見られてきた事への自負が、無難というか、模範解答的な、というか、そういう指向性を生み出している。提出に先立ち上司に見せたところ、「もっとおまえのカラーを出していいと思う」といわれ、問題中毒の存在を認識したのである。「昇任試験」という特殊事情を考えると、この問題中毒、はてさてどう扱っていいものやら迷うところである。

  2005.12.02

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• 階段を上るときに感じたこと。 その２

  昨日、足裏から腰までの骨を意識できた、と書いたが、今日になってもその感覚が残っている。厳密に言えば、骨、というよりももっと柔軟なラインが、下からすーっと上がってくるような感覚である。雑に階段を上ると、その感覚がかき消されることにも気付いた。何とも言えない快い感覚が消えないように心掛けて階段を上がると、１段ずつでも、１段とばしでも、実に快調に上がっていける。かなり長い階段を上ってみたが、息は乱れないし、足もカラダ全体も全く疲れた感じがしない。（これまでは、脚の筋肉を使った、という感じがどうしても残ったのであるが）その感覚を保持して、平面を歩いてみると、なめらかに移動できる事に気付いた。キーワードは、「快さ」「気持ちよさ」「快適さ」。今、まさに動いているその一歩一歩が「気持ちいいか」どうかがチェックポイント。これなら無理なく習慣にできそうである。何しろ、この感覚が保持できれば、一歩一歩が快適で、楽しくてたまらないのだから。明日になってもこの感覚が残っていますように。

  2005.11.30

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• 階段を上るときに感じたこと。

  いつも１段とばしで階段を上るようにしている。自分の体重を利用して、ラクに上れるからだ。一段一段上がる時には、より生の筋力を使って上っている嫌な感覚があった。今日、職場で前がふさがっていたため、一段一段ゆっくりとしたペースで上がったのであるが、これまでと明らかに違う感覚であった。足裏の踵よりの部分から腰までの１直線の骨を意識でき、床から押し上げてもらっているような感覚で上がれたのである。

  2005.11.29

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• 新しい概念が自分に浸透するまでの時間

  思いつきの落書きですが。今、自分の頭の中にある知識や情報・考え方はいつから存在していたのだろう、と思う事が増えてきた。様々な文章を読んで、感動したり、驚いたり。自分の中で試行錯誤して「これは大発見だ！」と嬉しくなったり。ＰＱ開発を通じてこうした機会は多く、しかもその頻度は増加してきている。けれど、少し前に感動した文章や、「大発見だ！」と思って自分のブログに書いた文章を改めて読み返して見ると、「なんだ、当たり前のことじゃないか」と思う事が多い。こんなことに驚いていたのか、と驚いてしまう。逆に、以前はイマイチ理解できず、読み飛ばしていた事の中に、多くの発見がある。新しい概念が、自分に浸透するまでの時間が短くなってきた気がする。・今日、自分の前をなんとなく通り過ぎていった様々な「もの・こと」の中にも、今の自分が理解できないだけで、様々な意味を内包したものが多くあるに違いない。もしかしたら、あらゆる「もの・こと」の意味を、全体の流れの中で意味づけでき、その後の流れを見る事が出来る人が、予言者やら占いの先生やらと呼ばれているのかも知れない、とふと思った。

  2005.11.28

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• 部屋の掃除をした。

  年末が近づいてきたのこともあり、部屋の大掃除をした。本棚に始まり、押入、クローゼット、と進めていく。今回は特に、使わない洋服を一気に処分する事にした。思い出やらなんやらをゴミ袋３～４袋分、一気に片づける事になりそうだ。これだけまとめて物を捨てる、というのは久しぶり。心のゴミと一緒に、捨ててしまおう。

  2005.11.27

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• 得意なもの

  逆に、得意なこと。昔からそう聞かれれば「音楽」ははずせない回答の一つである。幼稚園の時にエレクトーン教室に行き、その後ピアノを習った。それなりに好きだったし、ピアノを習っていれば、学校の音楽の授業なんてまったく簡単なものであった。しかし、中学校・高校では、音楽から離れた。（それが卓球部という選択であるが）ピアノが上達しないのに嫌気がさしていたのだと思う。練習をしていないのだから、上達しなくて当たり前だったのだが。で、大学時代に、吹奏楽部に入り、楽しくて仕方がないスタートを切った。そこには「大義名分」という要素があったのだ。「自分は初心者」という、ゼロからスタートする大義名分が。壊されるプライド自体が存在せず、大義名分に守られている。言葉を覚える子供のように、楽器と、指揮を覚えた。指揮は、特に自分に合っていたのだろう。転機は２年生の終わりにやってきた。プロの指揮者に自分の合奏を見てもらい、「いいねえ、君、いいねえ！」とほめられたのだ。ほめられるばかりでなく「うーん、もっとこうすると良くなるよ」とも指導されたが、その時も、先生の意図をすぐに飲み込み、結果として「すごい合奏」をすることが出来た（と思っている）。その時の出来事は、その後の自分に決定的なインパクトを与えた。「あれだけあの先生にほめられた学生指揮者は珍しい」ということで、まわりの団員の見る目も、がらっと変わったのだ。水を得た魚のように、ぐんぐん自分が成長していくのを実感していた。ところが、この「音楽」の分野でも、再度つまずきの時期がやってきた。それは就職後１年目に、かなりレベルの高い楽団に入ってから今に至るまでの時期である。そこでは、すでに「初心者」ではなく、大義名分は存在しない。そして、まわりは自分より上手なプレーヤーばかり。中学校でオール５だった優秀な生徒が、レベルの高い高校に入った後、すっかり伸び悩んでしまう図式は、これと同じなんだろうな、と思った。結局自分は、周りからほめられたりすることを通じて、自分で自信を持てることには、ものすごい成長をみせるけれど、そうでないときは、伸びないことが多い。自分のプライドを善用する方法を知らなかったんだな、と思った。「練習しても周りのプレーヤーについて行けない」ことを恐れて、「練習してないからこれくらいしかできなくて当然」と逃げていたことを自覚した。プライドの使い道を間違っている。自分のプライドは、逃げようとする自分を叱咤するものでなくてはならないはずだ。なんだか、こういうことを自覚し始めると、あれほどやりたくなかった楽器の練習をやりたくなってきた。「やらなきゃ」ではなく「やってみよう」に切り替わったのだ。「やらなきゃ」には、仕方ないから、という気持ちが必ずある。カラダの運用で言うと、大腿四頭筋に力が入っている状況である。つねにブレーキを踏みながら頑張ろうという姿勢。これでは疲れてしまう。逆に「やってみよう」はハムストリングス主導。やりたいと思うから、やってもいいと思うから、やってみようと思う。実にストレスなく活動できる。昨日家事をやって感じた感覚は、「やってみよう」に近いと思う。「やってみよう」と思えることが増えていくような、そんな生き方がしたいと思った。ただし、えせポジティブに「やってみよう」と思いこまないように。それから、「なぜやってみようと思えないんだろう」と無駄に悩まないように。この２つに注意しながら。

  2005.11.25

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• 苦手意識　その２

  自分はまた、体育も苦手であった。小中学校で２や１のオンパレード。なぜ泳げるようにならないんだ逆上がりが出来ないんだ跳び箱が跳べないんだドッジボールが弱いんだ、と考えながら学校の授業を受けるたび、カラダはどんどん固まってどんどん動けなくなっていく。一方で、放課後に体を動かすことは嫌いでなかった。それどころか、大好きであった。友達と毎日、日が暮れるまでサッカーやら野球やらをやっていた。子供会のソフトボールではレギュラーにもなった。でも、体育の授業になるとだめなのである。ソフトボールも、練習の時にはできるのに、試合ではエラーばかりしていた。さらにトラウマなのが、中学校でやっていた卓球。３年生の最後の大会で２０人いた同学年から６名の団体戦のメンバーに選ばれるまでになれたが、最終戦で、敗戦。その試合は、団体戦の決着をつける試合で、自分が勝てば次に進め、負ければ終わり、という厳しい状況で、両校の選手全員が見守る中での固唾をのむような一戦であった。自分が自分でないような感覚で、負けてしまったのであった。これらの、苦手意識は問題中毒の根を深く張り巡らせ、今につながっている。ここに至って、これまで長い間、美術書を見てみよう、とか、長距離を散歩してみよう、とかいう気にならなかったのも、自分のコンプレックスと苦手意識に根があったことを明確に自覚した。これだけでなく、自分が手を出すのを無意識に回避している分野にも、こういう苦手意識が詰まっているのではないか。もっというと、固まった自分の意識を解きほぐしたり、変革させたりする、そういう強烈なパワーを持ったものすべてに、苦手意識があるのではないか。ちょっと大げさになってきたが、こんなことを思いながら歩いていた。

  2005.11.25

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• 苦手意識

  自分は、昔から歩くことが苦手だったことを思い出した。それから、美術も苦手だった。小中学校の図画工作や美術は、通知表の５段階で２や１。音楽がたいてい５か４だったのと、対照的な成績であった。なぜ、こんなに苦手だったのだろう。いま、仕事ではチラシやポスターをつくったり、Ａ４１枚で人に訴える企画書を作成したりしており、それなりにやれている自負はある。でも絵を描くことだけにはコンプレックスを未だに持っているのだ。ちょっと記憶をたぐり寄せてみると、３つほどポイントがあったのを発見した。１つめは、幼稚園の時。友達が画用紙に書いた車の絵がものすごくかっこよく、「ちょうだいちょうだい」と無理にもらって帰ってきた。少し時間がたってからは、自分の絵はさておいて、「お母さん、あの車の絵はどこ行った？」と言って、押入から出してもらい、みたりしていた。２つめは、小学校３年生の時。学校の花壇の好きな場所を写生する、ということ授業で、自分が選んだのはあろうことか「サルビア」。蜜が甘くて好きだったからか、選択を誤った。ほかにパンジーなどいくらでも描きやすい題材はあったのに。何しろ本数が多い。形も千差万別で、かき分けようとするとものすごく時間がかかるのである。２時間くらいの授業で描けたのは、たったの２～３本。画用紙の真ん中５分の１も出来ていなかった。まじめに書こうとするあまり、完成すら出来なかった。居残ってやけくそで仕上げたその絵は、とんでもなくできが悪いもので、翌日教室の後ろの壁にクラス全員分の絵が貼り出されるかと思うと、学校に行きたくなかった。翌日教室におそるおそる到着してみると、そこには僕の絵はなかった。担任の先生が「配慮」したのだろう･･･。３つめは、小学校４年生の時。写生大会で、これまた絵に苦手意識を持っていた友達と二人で、描いていたところ、後ろから「下手だねえ」という先生の声。あまりのことに、笑い話にしていたが、けっこう子ども心に傷ついたと思う。２つめ、３つめのポイントは、結構インパクトがあるので覚えていたのだが、１つめは長いこと忘れていた。１つ目のポイントは、地味ではあるが苦手意識を形成するのに大きな出来事であった気もする。その理由は、自分は昔から「かっこつけマン」だったこと。よく言えば、プライドがとても高かった。自分が描いた絵を忘れるくらい、かっこいい絵を描いたその子に「とてもかなわないな」と思ったのだと思う。「絵を描くことは自分は苦手ななんだ」と思いこまないと、自分のプライドが耐えらなくなった気がする。いや、その当時はそこまで大げさなダメージはなかったかもしれないが、この出来事をきっかけに、小学校１，２，３，４年と進級する事に、少しずつ少しずつ苦手意識が根強くなっていった気がする。

  2005.11.25

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• 休みを取って、歩いてきた。

  今日、休暇を取ったのだが、奥さんが「一日好きにしていいよ。」といってくれたので、前からやりたかったことをやってみようと思った。それは、「歩くこと」。最近は仕事の昼休みに歩いたりもしているが、１０kmを超えるような距離を歩いたことは、自分の記憶にある限り、ほとんどない。万博やら遊園地やらに行ったときには歩いているのかも知れないが、一度「歩くことそのもの」を目的に歩いてみようと思ったのだ。午前１０時に家を出発。目的地は、都心（あまり明確に決めずに）。初めに図書館に本を返しに立ち寄り、これも前から気になっていた「美術書」をめくってみた。図書館のどのあたりにあるかは知っていたが、実際に本棚から出してみたことは一度もなかった。本を開いてみると、ものすごく新鮮な感覚。感動といってもいいかも知れない。過去の天才たちが生涯をかけて作り上げたものを、ぱらぱらめくるなんて、なんて贅沢、というかもったいないというか。散歩に出たかったので、２０分くらいしか図書館にいなかったが、なんだか美術書をとじたときには、後頭部のあたりがジンジンしていた。今日の散歩のテーマを「いかに体に負担がないように長距離を歩くか」に仮決定し、歩き出してみた。今までの知識を総動員し、ほどゆる歩き。途中、昼食と公園での休憩を１回はさんで、賞味３時間半くらいの散歩をした。距離にして２０kmぐらいだろうか。最寄りの駅から電車に乗って帰ってきたわけだが、座ってるだけで、２５分足らずで帰ってこれてしまうのに、文明の偉大さを感じた（笑）。体の感覚はというと、膝の裏側の腱が途中からちょっと痛くなったのと、腰の両側の筋肉（中臀筋かな？）が凝ったのが反省点だ。「１０km走ったなら１０kmなりの、４０km走ったなら４０kmなりの経験が出来る。４０kmの経験は、決して１０km走っただけでできない」と高岡英夫さんが言っていた気がする。文字通りの解釈としては反論もあるところだが、今日の歩きの体験では、納得のいく部分もあるなあ、と思った。散歩の途中でいろいろなことを考えた。それらを、次のブログに書いておきたい。

  2005.11.25

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• 昨日の夜気付いたことを２つほど。

  １つめは、家事に対して抵抗感が薄らいだこと。皿を洗ったり、洗濯物をやったり、新聞紙を縛ったり。「それぐらいならやってもいいな。」「やろっかな」という感覚で出来るようになった気がする。カラダが楽に動くからであろう。２つめは、サッカー番組を見ていてのこと。ゴールシーンのダイジェストを見るとき、今まではボールのあるところに目の焦点が集中していた。中心視野に偏重した見方で、いつのまにか現れたプレイヤーがゴールを決める、という感じであった。昨日の夜、画面を広く見ようと心がけてみたところ、意外と画面上では多くのプレイヤーがわらわらと動いていることに気付いた。周辺視野で、どこにセンタリングがいくのかなーなどと思いながらみていると、全然違ったスポーツに見えてきた。いったい今までは何を見ていたんだ、何も見ていなかったんじゃないか、と思った。さらに続けてみていると、結構な割合で、カメラに写っていない画面外のプレイヤーにセンタリングが出され、ゴールが決まっていることに気付いた。意外とプロのカメラマンでもテレビ中継を意識すると追い切れないものだな、と思うと同時に、グランド全体を見るために実際に観戦に行きたい気持ちが芽生えた。

  2005.11.25

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• 問題中毒の意識化と身体意識

  問題中毒を意識化することで、身体意識が変わることを、明確に自覚することが出来た。腰モゾモゾ体操をやっているときに、体幹部のゆるみ具合が全然違うことに驚いたのである。身体的拘束が、ごそっと、はずれた感じ。非常に快適である。いろいろとカラダ内部の発見があったが、より深い部分にたくさんコリがあることに気付いた。どれだけでも先はあると感じたが、だからこそ一歩一歩成長していけるのりしろの多さに、嬉しさを感じた一日であった。

  2005.11.24

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• ミシェル・ウィーの後ろ姿を初めて見た。

  テレビ番組でほんの一瞬、ミシェル・ウィーの後ろ姿（ドライバーショットのスイングだと思う）を見た。腰のあたりの分化度合いがものすごいな、と印象を持った。なんか、前見たときよりもさらに背が伸びた気がする。こんなに短期間で成長すると、身体意識の成長はついていくのだろうか。ヤフーのトップページに特集が出ていた。http://sports.yahoo.co.jp/extra/michelle_wie/index.htmlこのページの写真、特にバナー、好きだなあ。これからしばらくの間、スポーツニュースを見る楽しみがまた一つ増えた。

  2005.11.22

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• DSCをスタート

  自分の中にある問題中毒と向き合うこと。それを真摯に進めようと考えて、この流れは必然的であると、今にして思う。ＰＱシンカをはじめてもうすぐ１００日。じっくりとやっていきたい。

  2005.11.22

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• DSCについての思い

  ダークサイダーズサークル、ながいので勝手にDSCと略してみた。昨日のＰＱ開発者用コンテンツには、心が非常にざわつき、揺れ動いた。「問題中毒」自体について、これほど深く考えたのは初めてだ。読んでからずっと、色々な想いが頭の中を駆けめぐっている。読み返すたび、自分の疑問や心の動きに対する記述がそこにある。うーん。一旦下した決断は「自分にはまだそれだけの力・覚悟が備わっていない」というものであったが、今日になってみて、いや、やっぱり、という気もしている。そんな中、つくばさんの11月16日のブログとそのコメントを読み、非常に共感した。どうしよっかなー。

  2005.11.21

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• 「うねり歩き」への所感　その２

  クラモトさんが実にいいタイミングで、ブログの続編を書いてくださったので、トラックバックの形で、自分のブログに記録しておこうと思います。＞彼が「腰の両外側の筋肉が痛くなった」って言ってるのは、そういう意味で「無理な力」を入れてる感じがします。＜この部分は、やっぱりそうか、という感じです。意識しすぎて無理な力が入っていたから、「外側」の筋肉が凝ってしまったわけで。ここ数日は、実にスムーズな感じで足が運べているけれど、筋肉痛は治りました。＞上半身の部品がバラバラに分化してくると、足から伝わる動きが大きくなっても、それが宮崎駿のアニメに出てくる黒くてニュルニュルした化け物みたいに、自然に吸収されて、「案外何気ない動き」に収束していきます。＜体の中ではものすごい動きが、バラバラに分化した体の内側で処理されて、表に出てこなくなる、という事ですね。「もののけ姫の化け物」のたとえが凄く分かりやすいです。野口三千三さんが、とある芸術家（人形遣いだったかな？）の「体の内側の動き」がものすごくて感心していたときに、他人はその動きのすごさが分からなかった、と書いていたエピソードを思い出しました。＞マニア用語で言うと、インとアウトのジンブレイドを両方使って、その場その場で勝手に生まれてくる色んな動き方をしていく。（中略）それが、まあ分析すると、両足のインとアウトのジンブレイドってことで、４パターンあるってことになるのかもしれないけれども、その両側の効かせ方の配分みたいなのも加えると、もう無限通りの組み合わせがあって。（中略）一回一回の特殊な「倒れ込み」によって、上半身の「コリ」や「ユガミ」がその都度一歩一歩解消されていくという感じでしょうか。＜規則的な動きを廃してフリーに動くためには、「意識しすぎる」ことは禁物ですね。「なるべくフリーに。体の思うがままに」という意識すら最終的には邪魔になっていくと思いますが、上達の過程では仕方がないことでしょうね。「カラダ対話時の意識性の問題」について、つくばさんが質問しておられることは、このことと関連していると思いますが、自分も以前からその区別に苦慮しているところです。ほかにも、「アウトサイドに切れ込んでいく動き」「ベスト不要論」などなど、ブログに書くネタがものすごいので、ここしばらくは、これらについてブログに書いていこうと思います。

  2005.11.20

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• ええっというかやっぱりというか。

  泊まりの出張に出ていて、帰ってきてブログを見てまわったらすごいことになってますね。驚きと、やっぱりそうかもな、という思いが平行して沸いてきたのが、第一印象。入門してしばらくは基礎的なことを学び、その後、自分らしい道とは何かを模索して独自の世界観を創造し、やがて、分野を超えた普遍的な境地にたどり着く。その、普遍的な境地とは何かを知りたい、究極とは何かを知りたい、と思いながらこれまで生きてきたけれど、それに対する潜在的な畏怖が自分を覆う。きっと、自分にはまだ「その時」は来ていないんだろう。（若しくは、自分はそうした道を選択をする人間ではないのかも知れない。今はまだ分からないが）まずは「門」に辿り着くまでの過程を、ないがしろにすることなく、自分のペースでやっていこう。そんな風に思った。

  2005.11.17

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• 胃の張った感じが解消された。

  先ほどのブログの続き。以前、自分の体型について、全体にはやせ形なのに、お腹だけは飢餓状態の子どものように膨らんでいる、とブログに書いた。それまで、腹部全体の内臓がひとかたまりで、固い感じがしていた。「半断食」を実践して１ヶ月ちょっとで、かなり改善されてきている気がする。外見的には、ベルトの穴２つ分、胴回りが細くなった。最近は、朝食はにんじんリンゴジュース、昼は軽めにとって、夜は好きなように食事をしている。普段デスクワークばかりで、お昼の休憩時に散歩する以外はほとんど動かないことを思うと、やはり栄養の過剰摂取だったようだ。胃の膨張感が改善され、排泄もスムーズになった。さらに栄養の摂取量を減らしてもいい気がしている。外食の１人前の量が多すぎて困る感じである。

  2005.11.15

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• 寝ゆるの腰モゾモゾ体操で胃を感じる。

  昨晩、寝ゆるの腰モゾモゾ体操をやっていたら、みぞおち周辺でペコッと軽い音がした。何だろう、と思って肋骨をさわりながら、揺すっていると、さらにペコン、ポコンと音がする。胃にたまった水分がチャプチャプ言っているのだろう。食事・水分を取ってから２時間以上は経過していたので、不思議な気がした。不快な感覚はなかったので、力を入れないように気をつけながら、デリケートに揺すり続けてみた。骨や筋肉でなく、特定の臓器の存在を感じることは余り無かったため、新鮮であった。胃やその周りの筋肉がゆるんできたのかな。

  2005.11.15

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• 数日「うねり歩き」を試してみての所感

  　うねり歩き、やはり今の自分の体では無理があるかもな、と思いながらも数日試してみた。なんだか、10年前の性能のパソコンにWindows　XPを導入したような感じ。意識しすぎると却って動作がぎくしゃくする。やはりＰＱの深化が十分でないと、上手くいかないようである。　と思っていたところ、今日の夕方ちょっと走ってみたら、やけに腰が軽い。力を入れなくても手足がクルクルと回転し、腰の中から足が振れている感じがある。これが「割腰」ってやつ？　　ちょっと背伸びをしてやってみるのも、あながち悪いことではないかもしれない。

  2005.11.14

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• 第２の「歩き革命」！？

  　自分は「高岡英夫の歩き革命」の愛読者で、そこに書かれた方法論を実践するとともに、「ナンバ歩き」「デュークウォーク」など、歩きについて色々と試行錯誤してきたつもりでいたが、クラモトさんのブログ「高岡理論を超える「らせんの動き」について」シリーズにはうならされた。（その２にトラックバックさせていただきました）　特に、てこの原理と足の骨・筋肉構造から組み立てられた「らせん歩き」の合理性と「アウトサイドジンブレイドの本来の働きへの仮説」には、目から鱗が落ちまくった。　クラモトさんが書いておられるとおり、ＰＱ開発が進んでいないと相当難易度が高いと感じたが、昨晩から、とりあえずイメージして歩いてみた。　現時点での感じ方と疑問点をいくつか記録しておきたい。　・「すっころび」を利用すると、ラクに高速に歩ける。でも始めは早足気味で、歩幅が小さい。・そこで、ハムストリングス・腸腰筋を意識すると、リズムが落ち着き、歩幅も大きくなる。・足の内転と外転を意識しすぎると体全体がピョコピョコと上下動してしまう。視線の高さがこんなに変わってはいけない気がする。・足の裏が接地する時は、かかとから順番にというよりも、全体がフラットに接地する感じがしている。また、足を内転するときは、踵から順番に浮きながらひねっている気がする。・骨盤から上の上半身が、左右に大きく回転し、腕振りが大きくなる。ちょっと不自然なくらい。割腰・肩肋分化など割体が進めば、こんなにも回転することはないのだろうか。・お尻の筋肉が筋肉痛になった。特に座骨のすぐ外側あたり。　　まだ全然スムーズにいかないけれど、少しずつ試していきたいと思う。　　　発案者のクラモトさんをはじめ、ＰＱ開発者の皆さん、「これはまずいんじゃないの」という部分や、お気づきの点がありましたら、ぜひご指摘ください。

  2005.11.10

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• 二面性

  　クラモトさんが「腰ハラ文化」「胸の文化」について書いておられるのを見て、自分は以前から、性格に二面性があるな、と思っていたことを思い出した。　他者と非常にうち解けられるときと、壁を作るときが極端である。自分の属している集団により、無意識に使い分けをしているのである。 「腰ハラ文化」「胸の文化」の両方の短所が、自分に当てはまる気がする。　「腰ハラ文化モード」の時は、自分の世界を守り、他者とはあまり関わらない。最近はこうした傾向が強い。　例えば、自分の家族以外に、普段からプライベートで付き合う友人が極端に少ないこと。職場を離れて、同僚と付き合うことをあまりしていないこと、などがある。　逆に、「胸の文化モード」の時もある。大学時代は特にそうだったと思う。指揮者という立場から、自然とそうなったのだと思うが、常に広く眺め回し、人の問題に首を突っ込み、情熱に満ちていた。また、現在の職場においても、仕事の面ではガンガン「変化」を求めて仕事をしている。　クラモトさんが＞常時必要もなく「情熱」とかをまき散らさないといかんので、無意味に「自分で困難を作り上げてそれで格闘してる自分に酔う問題中毒」＜　と表現しているのを見て、あぁ、わかるなあ・自分のことだと思った。　今の職場が封建的かつ家から非常に近いといった地理的条件により、自分の住む世界は大学時代よりも非常に限定的である。現時点で「腰ハラ文化モード」の割合の方が大きいのは、このことも大きく影響していると思う。　第３の道として「みぞおち文化」がある、という視点は、確か何ヶ月か前にクラモトさんが書いておられたけれど、そのときは全くぴんと来なかった。　今は、あぁ、そういうこともあるかもな、という感覚がある。　自分の生き方として、それが望ましいかどうかはまだわからないが、頭に置いておこうと思う。

  2005.11.07

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• 居付き

  　先日、非常に悔しい思いをした。　それは、自分の息子（２歳）がキッチンカウンターから陶器の小鉢を落として割ってしまったときである。　　息子はそのとき、食事を終え、いすの上に立って、キッチンカウンターの上の物をさわっていた。自分はまだビールを飲みながら食事を続けていたので、なんとなくぼんやりと、息子のすることを眺めていた。　で、陶器がカウンターから落ちるまで数秒を、スローモーションのように感じながらも、「居付いて」しまったのである。　「1.あ、小鉢が傾いた」「2.すべりおちそうだ」「3.すべった」「4.危ない、この高さだと割れちゃう!」と感じながら、1.2.3.の時点では、カラダがかちっと固まり、4.の時点では目を覆っていたのである。　視野に息子と、息子の触っている物までを、捉えておきながら、いざというときにはカラダが固まってしまった。ＰＱ開発が進めば、今回のことは当然の様に避けられたのではないか、と悔しく思ったのである。　まだまだ、修行が足りないなぁ。

  2005.11.07

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• 小論文を書く。

  今冬、職場の昇任試験があり、小論文の提出が課題となっている。テーマは、今の自分の仕事に関係することで自由に選択でき、やるからには全力で取り組もうと思っている。9月9日に説明会があり、12月20日までに作成・提出するわけであるが、まだ本格的には書き始めていない。しかし今日、ようやくテーマがはっきりと決まった。漠然と「こんな事を書こう」という考えは以前からあったのだが、「今は色々なことをインプットする時期かもしれないな」と考え、とにかく情報を入れるのに専念し、出力は断片的なアイデアをメモするにとどめていた。今日、仕事内容に関係する講演会を聞きに行ったのだが、その帰りの電車で明確に論文の全体像（目次）が頭に浮かんだのである。以前書いた断片メモは、書きっぱなしの状況で、特に見直したりしていなかったのだが、頭に浮かんだ全体像の中に、それらの断片メモがうまく配置できそうである。論文の書き方で、トップダウン方式とボトムアップ方式があると本で読んだことがある。今回の論文の書き方は、色々頭に詰め込んだ情報が、潜在意識の中でのブレーンストーミングによって、整理・熟成され、自然と全体像がまとまる感じであるが、これはどちらの方式なんだろう。大学の卒業論文を作ったときにも感じたことだが、全体像が頭に浮かんでからは、あとは作業を淡々と行っていけば、あまり苦労なくできあがっていくと思う。（逆に、頭の中に全体像がないときは、文章の作成に苦労する。このブログは、努めて流れに身を任せて書こうとしているが、この文章の書き方は、結構苦手である）

  2005.11.04

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• 肩もみ・マッサージ

  何度かブログに書いているが、以前、肩もみ・マッサージにはまっていた時期がある。最近は自分で身体をゆるめられるので、全然通わなくなったが、結構揉み方のノウハウを学んだ気がする。家で奥さんのマッサージをする機会が増え、別の形で役立ってきた。彼女は自分に似て結構な凝り性であり、マッサージのしがいがある。「多分このあたりが凝っているな」と、いきなりポイントを突こうとすると、うまくいかない。まず最初に広範囲にさすってみて、特に凝っている場所を探すとともに、自分と相手の身体をゆるめる。特に凝っている部分が「浮き出て」きてから始めると、上手くいく気がする。最近「コーチング・クリニック」という雑誌に、高岡英夫氏が取り上げられている。最新号で、これまで多分一般には未公開であった「ゆる調整」（以前は「達人調整」という名称だった）が写真入りで特集されていた。「仙波崩し（仙骨周りをゆるめる）」や「肩甲つぶし・肩甲はがし（肩甲骨周りをゆるめる）」など、ゆる体操だけではゆるみにくいところを、２人１組でゆるめていくというものである。この中で強調されているのは、施術者側が充分に身体をゆるめること・センターを通すことである。自分の身体がゆるんでいるのを相手に移していくことで、効果が高まる、とある。この部分は非常に良く分かる気がする。下手なマッサージ師は身体に力が入っていて、マッサージを受けると却って調子が悪くなることが実体験としてあるから。最近は、「相手を良くしよう」というよりも、「自分の身体の調子が良くなって、その結果が相手に伝わるように」という気持ちでマッサージしているが、これが非常に良い感じである。マッサージし終わると、疲れはなく、自分も調子が良くなっているのだ。

  2005.11.02

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• 音読と速読

  最近、ますます文章を読むスピードが遅くなってきた。ふと気付くと、「頭の中で音読している！」。何年か前に、フォトリーディングの本や指回し体操の栗田博士の本など、速読の本を何冊か読んだことがある。自分の奥さんがかなり本を読むのが速く羨ましかったのと、より高速で仕事を片づける必要性が生じたからである。脳と潜在意識の能力を引き出すため、目を高速で動かしたり、ぼやっと本全体を眺めるようにしてみたり。いずれにしても、速読の本には「頭の中での音読をやめる。」ことが鉄則として書かれていたのを記憶している。その後、速読というキーワードでインターネットを見ていたところ、「小学校の音読の授業は、速読の観点からは最悪の教育で、すぐに止めるべきである。」などといった極論も目にした。しかし一方で、「声に出して読みたい日本語」を例に出すまでもなく、「音読」が脳の開発に非常に効果があるとも語られており、どちらがよいのか、自分の中では結構混乱しているのが現状である。速読を身につけよう、と意を決して数年、結構自分としては高速に文字が読めるようになってきた感覚はあったのだが、今の状態にちょっとショックである。また、以前は興味のある内容は、より早く読めていた気がするが、今ではよりカラダに響かせるために、ゆっくりと文字を反芻して楽しむ、というカタチになっている。今のカタチも決して間違いではない気がするが、どうなんだろう。

  2005.11.01

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• カンニングの感覚

  ここ最近、ブログから遠ざかっていた。自分で書くのも、人のブログを読むのもなんだか気が進まない、というのは今までに余り無かったことである。単に書くのが面倒、ということはあったが。自分の心に何かよくわからないブレーキがかかっていたのであるが、その正体を発見した。それは、「カンニングの感覚に対する後ろめたさ」。クラモトさんのブログでは度々、人の認識を鵜呑みにする事への戒めが語られている。ＰＱ開発の原点でもある訳だが、知らず知らずのうちに、この考え方を少し窮屈に感じていた。「自分で、発見しなければならない。」ということを厳密に考えすぎると、他人の書いた文章から学ぶことに後ろめたさを感じることがある。ＰＱ開発者の皆さんのブログを読んでいると、まさに自分の欲しかった「答え」がそこにあることが多い。以前読んだときには何とも思わなかった部分にもこうした「答え」を発見することもしばしばである。新たな知識や考え方を自分に取り込もうとする上で、普通の読書の密度を軽く超えるネタが、そこかしこにあるのである。これらを見つけるたびに、それを書いた人をうらやむ気分と、答えを自分がカンニングで手に入れたような感覚が湧いてくる。「自分の頭で答えを醸成する」前に、他人の作った純度の高い回答例を見てしまった感覚。これでは、本質的な成長がないのではないか。しかし、つくばさんのブログを読み、こうした考えが吹っ切れた気がした。自分が人の書いた文章から何かを得ようとするとき、そこから様々な影響を受けることは当たり前のことであり、「他人の考え方に盲従しない・洗脳されない」ことを自覚する姿勢を持ち続けることさえ意識していれば、むしろそうした自分の変化を恐れる必要はない気がしたのである。どれだけ濃い内容の文章に出会ったとしても、自分にそれを理解する力量が準備されていなければ、その価値を本当に理解することなど、できやしない。（良く分からない内容の文章は、自動的に「斜め読み」している気もする。）流れに逆らわずに、臆病にならずに。

  2005.10.31

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• ラジオ体操

  うちの職場では、3年ほど前から、毎日始業5分前にラジオ体操第一の音楽がかかるようになった。おのおの、音楽に合わせて体操し、健康増進を図るのが意図である。ラジオ体操は、その運動強度が偏っている・強すぎる等といった批判があるようだ。確かに、結構速いテンポで身体を動かさないと、音楽について行けないように感じられる。特に前屈など大きく身体を動かす部分では、意識的にきびきびした動きが必要である（毎朝6時30分から流れるラジオ中継では、ピアノ奏者がテンポの緩急を大きく付けているが、テープは比較的一定のテンポのためである）。ＰＱ的な観点からは、こうした身体の動きはどうなのかな、と前から疑問に思っていたが、今日の朝、身体を動かしてみて、「あ、こうすればいいのかもしれないな」と思った。というのは、なるべく末端部分は脱力し、体幹部の動きを重視する動きである。重力を利用して、体幹部を主導に動かすと、手足はより高速に動き、テンポに合うのである。テープからは、「手足の運動～」といった指示があるが、こうした部分もなるべく「手足」といった末端でなく、より体の中心に近い部分を使う。体幹部を動かすことによって（結果として）手足が振られる、というあり方が本当ではないかな、と思った。小学校で習ったラジオ体操のやり方は、見た目的にはきびきびと規律正しい動きであるが、誠にスティフで、本質的な身体の運動とはかけ離れているのだな、と思った。

  2005.10.27

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• 活字が身体に浸透していく感じ。

  最近、インターネットやら本やらいろいろな形で活字を追うようにしている。問題中毒を改めて、外堀から埋めていこうとしている感じ。核心から離れないように、でもあせらずに進めていきたい。身体について、感じたことを書き留めておく。野口三千三さんの「原初生命体としての人間」、購入してからしばらく置きっぱなしになっていたが、読むのを再会した。最近、活字を読むスピードが遅くなった気がする。特に、読んでいる内容が身体に「響かせる」内容だからかもしれない。本の内容は、自分の中でもやもやしていた感覚をズバリと活字で書いてあって（そういう気がして）、新鮮な驚きに満ちている。カラダの感覚を文字に落とした書物として、自分にとって運命的な本の1冊になる気がしている。高岡氏の著書をこれまで、怪しげなものも含めて読みまくったマイナスの影響として、カラダの動かし方を常に頭でコントロールしようとする癖が付いている気がする。たとえば、歩く時は、腕を振り子のようにして、足も振り子のようにして、裏点子を意識して、腸腰筋を意識して、体幹部から手足がふれるように、背骨の波動運動が手足に伝わるように、身体が緩むように、踵線を意識して、足を脱力してジンブレイドの線を意識して、腰の横の力を抜いて開足芯で、股関節を中心に回転させて、レーザーやら舟やらといったディレクターを意識して・・・などなど。こんな様なことを一度に意識できるわけないので、その時々でチェックポイントを設けながら歩いているわけだが、こんなにも意思力を動員させていること自体に、ホントにこんなやり方でいいんかいな？という疑問もある。もっとカラダの声やカラダの重みをひたすら感じきることに専念した方が良いのかも、という疑問である。そんなことを考えている中、次のようなことがあった。階段を上るときは、特に裏点子（ハムストリングス上部）を意識して、自転車をこぐように１段飛ばしで上ることによって、足はほとんど疲れなくなったが、それでも「階段があると嬉しくなってしまう」という境地には達していなかった。それが、今日、野口氏の著書をヒントにしたら、「階段を上るのが楽しい。もっと階段はないかな。」という気持ちになったのである。＜「原初生命体としての人間」p.144より抜粋＞いま新しく階段を踏んだ左足に重さを任せ、重さを任せることによって生まれる階段（地球）からの反動のエネルギーを、左足→左脚→左腰→右腰→右脚と伝える。そのとき、右腰・右脚の力が抜けているならば、右足は振り子となって前に振りあがるエネルギーとなる。そのとき、右膝が充分にゆるめられていれば、抵抗なしに屈がって振り子の長さが短くなり、そのことによって振り幅が増大し、自然に一段上の階段に右足の裏がつく。（中略）筋肉の収縮の力によって上るのではなく、重さのエネルギーの伝送によって上るのである。降りることについてもほとんど同理。この内容自体は、今までにも違った表現で、色々なところで目にしていたように思う。しかし、重さのエルぎーの伝送によって～のくだりを改めて体に浸透させることによって、劇的ともいっていい変化が起きたのである。階段だけでなく、普通に歩くときにも、より重みを感じながら歩くことがで、いつもより高速で、しかもいつもより長距離を歩いたのに全く疲れない、といった状況である。頭でごちゃごちゃ考えることがもったいなく思え、歩くことの気持ちよさに浸りながら、歩いていた。また、足の裏が地面に吸い付く感じというか、地面と親和したような感じというか、なんか気持ちが良いのである。ここ数週間で最大の、活字が身体に浸透した体験であった。

  2005.10.26

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• ソフィーの世界

  昨日、朝からものすごく体調が悪く、ほぼ１日中寝ていた。こんなことは久しぶりである。カラダが正直にモノを言うようになってきたのかな。プロレスとＫ-１どちらが好きか、と問われれば、迷わずＫ-１と答えるだろう。昔から、「プロレスのどこが良いんだろう」と心の底で思っていた。シナリオがあり、先輩を立てる仕組みがあり、予定調和がある。なにかホンモノでない気がしていた。でも最近、というか大人になるにつれて、世の中が予定調和に満ちていることに気付き始めた。シナリオ通りに役割を演じる。何か分からないけれど、ピラミッドの下に位置する人は、より上の人の思惑によって、動かされている。それが意識にのぼる場合もあれば、意識すらできないことも多い。１０数年前、ソフィーの世界というベストセラー小説があった。哲学の世界を全く知らなかった自分は、「やさしい哲学の入門書」という本のオビに惹かれ、四苦八苦しながら読み通したのを覚えている。少女ソフィーは、自分たちを拘束している「何か」を発見し、愕然とし、その拘束を外そうと試行錯誤する。その小説を読んだとき、その仕掛けに「あきれた」ものであったが、ようやくその意味が分かってきた。ソフィーは、その世界で最も大きな問題中毒を発見したのだ。決まりごとや規則はここ数十年レベルのものでしかない。無意識の中でガチガチに拘束されてきた人間。拘束を外すためには、カラダさんの声を聞き、やりたいようにやらせる。その過程では意識レベルでの問題中毒の解消が必要になる。このＰＱ開発の出発点、自分の中でどうも消化し切れていなかった。それは、今やっている仕事が、まさに自意識でカラダのあちこちを縛るような性質を色濃く持っているからだ。今の僕の部署は、600人の職員が日々やっている仕事を、１つ１つ点検している。無駄なお金の使い途はないか、もっとこうしたら効率的ではないか、と、他の部署の仕事にあれこれ口を出し、あるレベルまでは、その仕事の方向性を変えていくチカラをもった立場にいる。今の部署に異動して４年目、自分の影響できる範囲が増していくのにあわせて、何か嫌なモノを感じていた。多くの職員がそれと知らされることなく、「劇場の中で演じる役者」に仕立て上げられていること。そういう自分も、さらに大きな枠組みの中で、役割を演じる一人であるということ。「建前ではこういうことになっている」が、その裏には、プロレス的な予定調和がある社会。昨晩、夜になって少し体調が戻ってきたので、布団から出た。テレビを見ると「映画　踊る大捜査線２」がやっている。画面では、現場の声を聞こうとせず、全てを自分で動かそうとする女性トップが追放され、それにかわって登場した室井さんが「現場の君たちの思った通りにやれ。トップへの報告は厳守。君たちを信じる。」と宣言し、事件は解決に向けて一気に加速していた。現場をその気にさせるトップの行動、より効率的な組織のあり方を考えさせられた。（この映画、あまりに底が浅く、初めてみたときには思わずリモコン投げそうになった。巨額の予算を使って、優秀なスタッフを集めて制作したであろうに、なぜこうなってしまったのか、と不思議に思ったものである。）今の職場の問題中毒は、別の機会にもう少し掘り下げてみたい。

  2005.10.23

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• 生活習慣病検診

  今日、職場の生活習慣病検診を受診した。過去数年間、自分の体調に不安があったため、いつもドキドキしながら受診をしていたが、今年はあまりどうということもなく受診することができた。血液検査や心電図などの結果は３週間後。すぐに結果の分かる身長測定や視力検査は結構楽しみですらあったが、受診結果の数値は期待はずれであった。・身長→全く変わらず。・視力→むしろちょっと悪化。ＰＱ開発を通して、目線の高さはあきらかに高くなっているし、見え方自体は変化してきているが、今のところ数値には表れていないが、逆に今後の楽しみになった。来年の今頃の検査では、どんな結果が出るのかな。

  2005.10.18

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• 物理的な見え方の変化

  昨日、裸眼立体視についてブログに書いたが、ＰＱ開発を始めてから物の見え方（物理的な）が変わってきていることに改めて気が付いたので、以前からの変化について、記録しておく。・横方向にパノラマ的に視界が広がった。車で言うと以前の視野がフロントガラスの幅とすると、今は側面のガラスを通して向こう側まで見える。（いつも、ではないのでこれを常態化していきたい）・壁紙の凹凸や絨毯についた足跡などが立体的に見える。特に壁紙は、「何となく白いな」という感覚から、凹凸パターンが織りなす陰影を楽しめる感じに変わった。・風で木々が揺れているときに、木々全体が、うねうねとまるで動物がうごめいているかのように見えるときがある。・花や緑の色を鮮やかに感じられるようになった。これらにより、以前はそれほど魅力を感じなかった「散歩」が、非常に楽しい。身体との対話もできて一石二鳥である。ブルーベリーエキスの錠剤を毎朝飲んでいることも関係しているかもしれないが、基本的には目と目の周りを中心に、首から上の脱力が大きな影響を及ぼしている気がする。

  2005.10.17

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• 裸眼立体視がすごい。

  ２年ほど前、裸眼立体視にはまっていた時期がある。ＳＲＳの栗田昌裕氏の「３Ｄ写真で目がどんどん良くなる本（植物偏・動物偏）」で、初めて立体視の世界に触れた時はものすごく興奮したものだ。立体写真を見ると脳の機能が高まるだけでなく肩こりも軽減される、という文句に引かれて始めたのであるが、確かに写真を見ていると脳の使っていない部分が熱くなる感じがする。肩こりはあまりよくならなかったが。その後、ゆる体操をはじめて、肩こりがある程度軽減されたこともあり、立体視の本を開く機会はなくなっていた。ＰＱ開発を始めてそろそろ２か月。自分部屋の本棚を眺めていて、久しぶりに上記の本を引っ張り出してみた。一時期相当にはまっていたこともあり、すぐに勘を取り戻し、立体写真を楽しむことが出来た。動物の体毛の質感なんかが前よりも良く見える気がするなぁ、と思いながら数分たって、次のページをめくった時に、衝撃を受けた。そのページは、縦に長細い写真を「クロス法」で見る写真であったが、ページ全体がすさまじいリアリティを持っているのである。比較的近くに写っている2羽のインコと、遠景に写っている木の枝振りが、じっくりと堪能できた。それ以降は、ページをめくるたびに新鮮であった。以前は「なんか平板な画だなあ。きっと撮影があまりうまくいってないんだろう」と思っていた動物の写真も、見事に質感を感じられ、今にも動き出しそうな感じがした。また、あるページのレイアウトが、動物が動き出す様を伝えようという意図で作られていることに、初めて気が付いた。はまっていた時期と比べても格段の見え方の違いに、脳の機能が高まったんだろうな、とひとりほくそえんでしまった。

  2005.10.16

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• 物事は「それを必要とする時」にしか身に付かない

  ２つ続けて同じテーマのブログを。今日、昼食時にそば屋さんで「週間ポスト」の連載漫画「新特命係長　只野仁」を読んだ。（絵のタッチがなんともいえず、どちらかといえば好きになれないのだが、つい読んでしまう。）その中で、次のような会話のシーンがあった。（セリフ等は全然違うと思います）Ａ：「自○党が圧勝するなんて・・・。俺は、なぜ日本には民主主義は育たないんだろう、と悲観するよ。」Ｂ：「なぜ、か。俺は最近なるべく物事をシンプルに考えるようにしているけど、こうは考えられないかな。『必要ないから』だよ。」Ａ：「？」Ｂ：「日本は、海に国境を囲まれ、国境紛争が少ない。文化的にも長年独自のものを育ててくることが出来た。世界でも稀な国だよ、日本は。民主主義という仕組みの必要性を感じなくても、大半の人が問題なく人生を送っていける。それこそが日本に民主主義が育たない理由だよ。」Ａ：「そんなものかな。」Ｂ：「英語教育だってそうだよ。中学高校で6年間勉強しても、ほとんどの人がしゃべれるようにならない。日本という国では、日常生活を送る上で、本質的に必要ないから、しゃべれるようにならないんだ。」「真に必要と思わない限り、いくら時間をかけて取り組んでも身につかない」書いてみるとすごく当たり前のような気がするが、正に最近自分が考えていることが、クリアーな形で漫画に出てきたのである。ゆる体操に出会ったとき、ＰＱ開発に出会ったとき、自分が本当に「必要だ」と感じたからこそ、今がある。自分が出会うヒトやモノや出来事も、まさに自分が「必要とした時に」やってくる感じがする。不思議である。

  2005.10.14

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