座頭市の座頭って
テレビでたまたまタケシの座頭市をやっていたので、見てみることにした。映画でやっていた当時は、さかんにテレビでタップダンスのシーンが流れていたっけ。侍が出てくる時代のはずに金髪のタケシ。金髪だけど、何だか妙にはまっていた。まったく違和感がない。タケシの風貌や佇まいは良かったけれど、声を聞くと普段お茶の間で見るタケシを思い出してしまったけれど。冒頭に、刺激的なシーンが含まれているので・・・という断りがあったとおり、血飛沫の量がすごい。色彩や音楽が賑やかな感じが、海外でも受けたのだろうか。座頭市について全然知らないまま見たので、座頭市の経歴がとても気になった。どこからか流れてきた凄腕の座頭市。というか、「座頭市」っていう言葉そのものが知らなかった。そんなときに便利なインターネット。ちょっと検索したら、座頭は「江戸期における盲人の階級の一。またこれより転じて按摩、鍼灸、琵琶法師などへの呼びかけとしても用いられた。」などと出てきた。(ならば他にも階級があるのかというと、「検校、別当、勾当」などの役職があったらしい。)つまり座頭市=座頭+市で、座頭の市さんという意味だったようだ。映画のなかで、タケシは周りの人たちから「按摩さん」と呼ばれていたので、そんなことすらわからなかったのです。(一般常識として知っておくべきことだったのだろうか・・・)勝新の座頭市を見たことはないので、いつか時間があったら見てみたいです。