「あなたの夢はみんなの夢」
今日は朝7時に局入りだったため、4時におきて始発にのってでかけた。昨日から始まっている24時間TVの仕事。「あなたの夢はみんなの夢」このテーマの元、日本全国31局ネットのスタッフの人たち、ボランティアの方たちタレントさんたちが、チャレンジャーを応援し募金への協力を呼びかけた。全国規模で見ると恐ろしいくらいにものすごい数の人たちが、この24時間テレビに携わっている。朝7時だというのに、局はものすごくにぎわっていて、いつもとは全く雰囲気が違う。現場につくと私にもあの黄色のTシャツが支給され、打ち合わせが始まった。私もタレントさんと共に、マイクをもって募金会場を5箇所ほどまわった。世の中にはいろんな人がいて、皆それぞれいろんなことを抱えていてる。希望もあれば失望もある。だけどそんな中で、自分以外の誰かのため何かのために、たくさんの人が同じ目的に向かっている姿は純粋に美しい。まさに人の持つエネルギーのなせる技。このエネルギーをあれほど短時間で引き出せるのは、テレビの力だといわざるをえない。そう実感した。もちろん、TVを見ている側、参加する側、いろんなところで賛否両論あるだろう。だけど困難に正面から向き合って、何かにチャレンジする姿は、同じ「人」としての「人」の心を打つ。「自分に自信をもちたい」と願うチャレンジャーに、24時間テレビは多くの視聴者を承認にして、目に見える形での「がんばった」勲章を与えていた。「あなたの夢はみんなの夢」誰かを応援するということそして共に喜ぶということは、その夢に携わるすべての人に勇気と力を与えてくれる。今日私が少しテレビに映ってただけで、家に帰ると家族はその話で盛り上がっていた。さらに、「TVで見たよ!」と言う友達からのメールが数通きてた。誰にも言ってなかったのに、結構みんな24時間テレビ見てるもんだと関心しながらも、当の私が面食らうほど、仕事している私をテレビで見たことに皆興奮していた。「がんばってるんだね~。私もがんばる!」とか、「また次テレビでA(私)を見るのを楽しみにしてる!」とか、そんなメールをもらったりもして。こんなこと?で家族や友達に、喜んでもらえるんだ~元気になってもらえるんだ~楽しみを与えられるんだ~と驚いた私であります。こんなところにも見つけた、とても身近な「あなたの夢はみんなの夢」。24時間テレビは無事終了した。この2日間のために長い時間をかけて準備がされてきてた。数ヶ月前からスタジオ前に「24時間テレビ」と書かれたダンボールが山ずみだったもの。今、アテネオリンピックで大活躍している選手たち・・・彼らは日本人の夢をたくさんたくさん叶えてくれている。オリンピックにでるために、それこそ想像を絶するような過酷な練習を積み、多くのものを犠牲にもしてきただろう。そしてただただ一試合一試合その瞬間にすべてを懸けている。「あなたの夢はみんなの夢」なのだ。日本中がひとつになってひとつの夢をみて、喜びをわかちあえることの尊さを感じずにはいられない。人間がもつエネルギーや情熱・・・・「夢」はそれを引き出してくれる。アテネオリンピックも24時間テレビも、普段の生活の中では忘れがちな「夢」の持つ威力、そして「夢」を持つことの大切さを教えてくれた。夏の暑さをもパワーにかえてしまうほど、日本中が熱くなっている。24時間テレビのパーソナリティを努めた「嵐」が、なんだか前よりも人間的に大きくなったように、何かひとつのことに向かって集中してがんばること、そしてそれを成し遂げた達成感は、そのプロセスと共に人を大きく成長させてくれるのだ。これはどうやらまちがいのない事実。私も、今年の夏はなんだか大きくなれたような・・・そんな気がして・・・ちょっと自分が好きになれた☆