沈んでいても始まらない。
4月中の開幕を目指していたNPBもJリーグも,開幕延期,日程の白紙撤回を決めた。角界も角界で,五月場所と七月場所の初日を各2週間遅らせることを決定した。正直言って,新型コロナウィルスを巡る情勢は,全くよくならないどころか,悪化の一途をたどっている。正直,このまま今年は開催できないのではないかという声もあるところだ。しかし,それは間違っている。確かに野球もサッカーも相撲も興行であり,娯楽であるから,一見不要不急のものに思えるかもしれない。しかし,娯楽を不要不急のものとして排斥する社会は,極めて不健全な社会であると言わざるを得ない。要するに間違っているのだ。今回の敵,新型コロナウィルスは,残念ながら根絶することは今のところ難しいようだ。とすれば,彼奴と付き合っていくことが求められるのである。問題はその付き合いかたなのである。完全に屈服しなければならないのか?私にはそうは思えない。確かに,今は感染の拡大を抑えなければならないという命題がある。その意味では現在の状況はやむを得ないところはあるが,だからといってこのまま健全な娯楽が取り上げられることは私には正しいとは思えない。興行をする側も感染の予防防止抑制を尽くすことが前提になるだろうが,それができれば,その手段が確立すれば然るべく興行を打つことに,何の誤りがありや。現状は厳しい面もあるだろうが,NPBもJリーグも相撲協会も,是非知恵を絞って興行が打てるように,健全な娯楽が提供できるように頑張ってほしい。我々はそれを願うことが大事なのであると思われるし,少なくとも極度のPessimismusは捨て去るべきであると考える。今だからこそ敢えて言う。娯楽なき社会は有害だし,それを煽る者はまた国家の敵である。自粛を煽る者にろくな奴はいない。BlogPeopleSIGMA People