ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

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  緊急特別音楽番組（Remix　version）

  けふの試合については，途中までしか映像音声に接することを得ず。しかれどもその試合のあさましきさま，電網の端々より漏れ伺ふことを得たり。それを言葉に乗せて論ずること，あまりにもあぢきなくてえ書くことべからず。そこで我敢えて今日は一切論評をせず，音楽に乗せてその心象風景を語ることとするなり。一。曰く付きの曲なれども，若き日の加藤和彦の怒りと今日の北山修のやるせなさが合わさりてまた格別の心持ちとなむおぼゆる。二。この曲が安易に宣伝音楽に用いられていること，心より悲しまざるを得ず。三。この「アダージョ」は広く知られているところなれども，ヘルベルト・ケーゲルが振りしこの盤は，その暗さと救いがたさにおいて右に出るものなかりけり。四。しかれども我等鯉党，斃れてもなほ立ち上がらむ。すなわち，銃を取りて戦ふことこそ使命で在らめ。五。而して，現状をつき動かし，栄光の赤ヘル軍団を蘇らさむとすること，まさに「革命」たり。この第四楽章こそ，立ち上がらむとする我々に天が与ふる曲なり。やはり此も金管が咆吼するヘルベルト・ケーゲルが振りし盤がよろしきとおぼゆ。以上にて締めたきところ，やはり「Encore」も必要とおぼゆるため，以下の二曲をもって締めることとしたい。要するに論ずるに能わず。BlogPeopleSIGMA People

  2015/04/26

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  晴れ時々pridegreen　#032

  天使：サンフレッチェ，本当に強さを取り戻したんじゃないかしら。勝ったのもともかく，勝ち方もよかったわよねえ。悪魔：1点目がサンフレッチェにとってのJ1通算1000ゴールになるというある意味プレッシャーがかかりかねない試合だけに，一つ間違えば重苦しい空気をずるずると引きずりかねないところやったが，試合の入り方も先制点の取り方もよかったな。天使：何と言っても記念すべきゴールが千葉ちゃんというのもよかったんじゃないの。しかも先制点で。悪魔：お調子者，というたら語弊があるがああいうムードメイカーのような選手が決めたというのも一つの勝因かもな。あれで一気にチームに勢いが付いたのかもしれん。天使：で，後半になってエスパルスさんが一気に攻撃を仕掛けてきたところを耐えに耐えて，アッサーノくんとガクトくんを投入したら，二人のワンツーから追加点，っていうのも，またよかったわよねえ。悪魔：あれで完全にエスパルスの息の根が止まったと言ってもええやろう。それ以上の追加点こそならんかったが，浅野と野津田が入ってからは完全にサンフレッチェが試合を支配してたからな。これからもあのコンビが攻撃のアクセントになるとしたら，あながちまだサンフレッチェも捨てたもんやないぞ。天使：模索していたツーシャドウも，ドウグラスさんと柴崎さんでなんとなくいい感じじゃない？悪魔：柴崎がシャドウであれだけ生き生きと動けてるのはうれしい誤算やな。もともと献身的な動きには定評があったけれども，どちらかと言えば攻撃向きだったんやろな。ボランチの時は守りが危なっかしくて見ていられないことがあったけど，今の位置ではぴったりはまってるんと違うかな。天使：とりあえず今のところ暫定順位は5位まで上げたわよねえ。首位のチームとは勝ち点4差だから，まだまだ諦めちゃいけないのよねえ。悪魔：当然や。何と言っても今首位のチームは必ず最後に失速してくれるチームやからな。直接対決がドローやったのが返す返すも惜しまれるが，まだまだ勝ち続けていけば，何が起こるか分からんな。天使：その意味では次節，4月29日の試合が試金石になるわよねえ。F－マリノスさんが相手で，しかも鬼門の日産スタジアムよ。どういうサッカーをやればいいのかしら。悪魔：とにかく辛抱やな。べたびきでもいいから余計な失点はせんこと。そして今日のようにセットプレイをものにしていくことやな。終盤まで辛抱が続けば，今日のように浅野と野津田が引っかき回すことでチャンスが生まれる可能性もあるからな。天使：なんといってもサンフレッチェは「あの日」以来負け知らずですもんね。きっと勝てるんじゃないかしら。悪魔：そう願いたいな。ところで，一方の赤い帽子の野球チームさんは，今日は何か黒田を押し立てて勝ったらしいやないか。ほんまに内弁慶もここまで来たら笑えるなあ。アウェイでは1勝10敗のくせに。天使：でも，藤浪君を打ち破って勝ったんだから，大きな1勝と言っていいんじゃないかしら。なんといっても，あのシアーホルツさんにも待望の二塁打が出たのよ。悪魔：なんや，ホームランじゃなくて2塁打って。たまたま中途半端な外角の球に手が届いただけやないか。それに，あの登録名はなんとかならんか。管理人はあれでは平参平師匠が思い出される言うて頑なに「シャーホルツ」で通してるんやから。天使：そうだったわよね。でも，やっぱりシャーホルツさんの二塁打から，なんとなく球場の空気が変わったような感じがするわよ。あれから一気に藤浪君を打ち崩したしねえ。悪魔：それはただ単に藤浪晋太郎が不出来に過ぎただけと違うんか。確かに先制して早いイニングで引き離すことが出来たけれども，全部あちらさんのミスばっかりやないか。それがなかったら，今日の試合も危なかったぞ。黒田博樹の出来もよくなかったしなあ。天使：確かに言っちゃあ何だけど隼太くんにホームランを含めて3本もヒットを打たれてたくらいですもんねえ。コントロールにも苦しんでたし。やっぱりタイガースさんが不出来だったから勝てましたってところなのかしらねえ。悪魔：残念ながらそれが正当やろうな。でも，勝ちは勝ちや。中崎のせいで先の甲子園では黒星を付けられんかったが，今度は真っ黒クロスケの黒星やからな。今後の対タイガース戦を考えると，貴重な白星と言えるぞ。まあ，サンフレッチェ同様，問題は明日やな。能見を打って勝てるかどうか。天使：今日の打線はそれなりに機能してたわよねえ。ならば能見さんといえども今日のスターターで固めるのが常道だと思うんだけど。悪魔：でもそれはないやろな。野間に変わってロサリオが，安部に変わって梵が入るのは目に見えてる。野村謙二郎が自著の中でしていた「左右病」の言い訳から解析するとな。それでもまあ，打ってくれさえすれば誰も何も文句は言わんのやがな。天使：それでも，明日はホームで負け知らずどころか失点ゼロのジョンソン様よ。何でもいいから点が入れば，勝ちは固いんじゃない？悪魔：それが難しいから今の成績があるんやろ。当然タイガースもジョンソン対策は練ってくるはずや。おそらく今日の対黒田の時と同様に粘って球数を投げさせる戦法で来るやろうから，それまでにどれだけ援護点が取れるか。後ろのヒース，一岡，中崎がちゃんと仕事できるかどうか。論点は多いぞ。天使：そうそう，たぶん明日のスポーツ紙の見出しは「黒田が怒った」になりそうよねえ。何かタイガースが慌てふためいているのが見え見えで楽しかったわ。あれってやっぱり今日の試合に影響があったのかしらねえ。悪魔：あるといえばあるかもしれん。たぶんあの一球は限りなく故意に近い過失や。読み違えたとしたら黒田博樹があれだけ血相を変えて藤浪に詰め寄ってきたことかもな。なんせカープの選手はああいうときにもおとなしいから。なめられてるんや。天使：藤浪くんはどうか知らないけれど，タイガースさんのベンチは慌てふためいてたもんねえ。黒田さんによると「自分がへらへらしていたらチームに影響する」といったらしいから，今後はカープの選手も少しは変わるかしらねえ。悪魔：変わってくれることを祈るしかないな。それよりまず明日勝って，何とか最下位を脱出して皐月戦線に入りたいもんよのう。天使：ファームは首位なんでしょ？それだったらファームで結果出している選手と一軍でそうでない選手とを入れ替えるてだってあるんじゃないのかしら。まあ敢えて名前は伏せるけど，「起爆剤」くんとか。悪魔：十分特定できてるやないか。あれはもうほんまに緒方が頑固というよりほかはないな。どうもあいつは，前任者の悪いところだけよく似てる，と「変わるしかなかった」を読み終えた管理人は言うてるぞ。天使：何よ，相変わらず都合が悪くなったら管理人に振るのね。今日はサンフレッチェにカープにバファローズも勝ったから機嫌よさげだけど。悪魔：バファローズも機能サヨナラ負けで今日も2点ビハインドのいやな流れを，マリーンズをお払い箱になった竹原の逆転ホームランで勝ち越し，最後はよりによってファイターズから引き抜いた小谷野のホームランでだめ押しか。開幕ダッシュにこそ失敗したけど，着実に強くなってきているのは目に見えてわかるし，地道な補強が実を結び始めてるんやな。ああ，カープファンももっとこういうところに目を向けて欲しいんやけどなあ。内向きの純血主義に固まるんやのうて・・・・・・（TENSHI and AKUMA coming soon......）まあ明日の試合を見せていただこう。BlogPeopleSIGMA People

  2015/04/25

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  午後11時のモノローグ：その34

  日程の都合で，この時期にしては珍しく試合のない日が二日続くこととなった。カープが強ければ試合がなくて物足らないか余裕の左団扇でいられるのだが，大負けが込んでしかも連敗中となると，陰鬱な気分を抱え込んだまま二日間が過ぎるのみである。今日は広島テレビがゴールデン枠を使ってカープ特番を組んでいたのであって，当初のもくろみでは当然強いカープをヒューチャリングしたかったのだろうが，それが一転まだ間に合うとか逆襲とかいう言葉が番宣や新聞のテレビ欄に踊っていたのがざまあみろと思ったくらいである。内容？私は見ていないし見るつもりもなかったので知ったことではない。だいいち，なにやら最近売れ出しているらしい芸人をかり出している時点でどうでもいい番組確定である。彼らのネタはなにやら原爆投下を揶揄したものであるという疑惑がかかっているらしいのだが，そんな前置きを抜きにしても，はっきり言って面白くもなんともないのだからどうしようもない。売れているのが不思議なくらいである。売れているのが不思議な，という線から無理矢理引っ張るようで恐縮だが（だいたい私のブログは牽強付会が持ち味だからそんなこと今さらどうってことないがね），そろそろ天下の奇書，もとい「稀代の名著」である野村謙二郎著「変わるしかなかった」について言及しなければなるまいなと思い始めてきた。当てにならないことで有名であるとは言えどもAmazonレビューでことごとく五つ星である。ひょっとしたらとてもすごい本ではないかと思われている方もいらっしゃるかもしれない。そこで，ネタバレにならない程度で，この本の評価をしてみたいと思う。Amazon流に星の数で言うならば，星二つ。それでもまだ甘いかな，って感じ。星を付けた理由は，仮にも監督経験者が辞任直後に自分の考えを，まあ自分の言葉で書いたという点を有利に斟酌してのものである。それ以上でも以下でもない。とにかく，文章が薄っぺらいのである。だから，腹を据えて読み始めれば30分で読める。ただし，その読み進めるペースを止めるのはあちこちに見られる自己弁護の数々。自分はこれだけ苦労したんだと言うことを言いたいのだと思われるが，「野村謙二郎の5年間」を見せられてきた側からすれば，よく言うよ，外に手を打つことはなかったんかいと思ってしまうのである。それだけ言い訳と弁明が多すぎるのだ。ちなみに，まっとうなカープファンが一番興味を持っているであろう「左右病」については，こう弁解している。「この年の失速の原因は2010年から続く打撃陣の不調だった。統一球が導入されたせいもあるが，本当に打てない。2011年シーズンの完封負けはリーグワーストの22試合。投手陣はバリントン，サファテ，福井の加入により2011年から持ち直したが，得点の少なさは致命的だった。　好調な打者がいないこともあり，毎試合のように打線を組み替えた。相手ピッチャーによってもオーダーは替えた。メディアには”左右病”と揶揄されたが，それがより一層深刻になったのがこの年だった。　誤解してほしくないのだが，僕は本来はレギュラーを固定したいと思っている。レギュラーというのは1年間活躍しただけではだめで，特に僕と緒方の中では「3年間，コンスタントに活躍して初めてレギュラーと呼べる」という共通認識を持っていた。」そこで強いチームにはレギュラーも打順も固定されているという話を一くだりぶった上で，カープにはそういう選手がいない上に打率3割にも達していないとして，「固定できないのならば固定できないままでやるしかない。そこにバッティングコーチの意見も入って，バッターを右左と並べた方が相手ピッチャーは投げにくいのではなかろうと，いろんな策を試してみた。」まあ突っ込みどころはたくさんあるだろう。その後も野村謙二郎は打順に関しては「核となる選手が出てくるのを待っていたが，そういう選手が出てくるまでは目の前の試合を一戦一戦，その日ベストなメンバーをやりくりしながら戦っていくしかないと考えていた」というのであるが，それが必ずしもそうではなかったことは，まあ弊ブログをお読みいただけるファンの方々であれば自明のことであろう。あとは，まあ興味があればお読みいただきたいということしか言えない。ただ，「野村謙二郎論」をまっとうに語るのであれば，やはり必読の一次的資料であるとは言える。それに1514円を投じることを，もったいないとみるかどうかは，私の論ずべきことではない。一方で，こちらは現役の監督がその「成長の法則」を語った書として反響を呼んでいるのが，いうまでもなく「微差は大差」である。こちらはまだ熟読玩味中なのであるが，序盤で早くも含蓄のある言葉に接した。長文になるがこれも敢えて引用させていただく。「ただ，選手に忘れないで欲しいと思うのは，「味をしめる」ということです。　例えば，ファーストステージ第２戦の８回裏，３対４の場面でT－岡田が放った逆転３ランホームラン。あの１本は，彼の野球人生でもっとも感極まった１発だったと思います。　ファンの人たちにとっても同様だったのではないでしょか。３万６０１２人もの観客が京セラドーム大阪を埋め尽くしてくれましたが，あの瞬間，ファンは総立ちになり，球場は選手たちがこれまで味わったことのない熱狂に包まれた。あの一打で，もしかしたら病気や悩みを抱えていた人も元気になられたかもしれない。　それほどの影響力を，我々は与えられる場にいる。それがプロです。プロフェッショナルの意識というのはその自覚から生まれるものです。　あれだけ多くの人を感動させることが私たちにはできる。逆に落胆させることもある。そういうものを常に背負いながらグラウンドに絶っているんだという意識が宿れば，人前で弱い姿を見せることがはできないし，日頃の練習を疎かにはできなくなる。この体はある意味，人のためにある，と思う必要さえあるのです。　自分のためと考えていれば，自分の気持ちに左右されますが，自分以外の誰かのために頑張ることが出来る人は強い。　14年は勝つ喜びも，負ける苦しみも，悔しさも，今までにないほど大いに味わった。今こそ，味をしめることが大事です。　そしてチームやアスリートが変われるのは，本当の悔しさを知った時なのです。」昨年の経験を，今の赤ヘル戦士たちはどのように感じていたのだろうか。それがまさに今まさに問われているのではないかと思う。奇しくもバファローズもカープも開幕から苦しい状況に追い込まれているが，バファローズはそれなりに巻き返し（今日はサヨナラ負けしたけどね），カープにはその予兆が見えない。その理由を，森脇監督はこの言葉で語っているような気がする。きっとバファローズは何くそと巻き返すだろう。カープがどうかは，明日の試合を見ないと分からない。まあ明日の試合を見せていただこう。BlogPeopleSIGMA People

  2015/04/24

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  店主謹白　本日読書休暇

  祇園精舎の鐘の声，諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色，盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず。ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ，ひとへに風の前の塵に同じ。遠くの異朝をとぶらえば，普の趙高，漢の王莽，梁の周伊，唐の禄山，これらは皆，旧主先皇の政にも従はず，楽しみを極め，諫めをも思ひ入れず，天下の乱れんことを悟らずして，民間の愁ふるところを知らざつしかば，久しからずして，亡じにし者どもなり。 近く本朝をうかがふに，承平の将門，天慶の純友，康和の義親，平治の信頼，これらはおごれる心もたけきことも，皆とりどりにこそありしかども，間近くは六波羅の入道前太政大臣平朝臣清盛公と申しし人のありさま，伝え承るこそ，心も詞も及ばれね。（「平家物語」冒頭）今の赤ヘル軍団の置かれている状況をみるに，そしてあの「松田元」の専制横暴に思ひいたすれば，まさにこの平家の物語にさも似たらずにあらずや。かの赤傘赤耳垢タオル商法や「ベイスターズ」ファンを閉め出さんとしてなにがしの有名会社と手を組みて企画したる商法，まさにこれ赤ヘル軍団の驕りとこそ言わめ。因果応報，まさしく唯春の夜の夢のごとくはかなくなりぬべし。もうええか。あまりの赤ヘル軍団の不出来ぶりに業を煮やして古典の名文にその思いをのせ，ついでにつなぎの文まで悪のりして文語体で書いたこともあったが，さすがに読み返してみてあまりよろしきものではない（でも，あまりにも不出来な試合をしたら，一度全文文語体で書いてみるのも一興かな）。北関東シリーズの感想は，一昨日と昨日書いたところですべてであるので，敢えて付け足すことはしない。まあ蛇足ながら付け加えるとすれば，緒方孝市，めっきり口数が少なくなったらしい。昨日の敗戦を受けてのコメントを中国新聞をお読みの方はご覧になったかもしれないが，すべてが手詰まりになって自分の手に負えなくなったと言うことを先行自白したかのような内容で，これはもうかなりメンタルを含めて心身がやられていると思ったものである。仕方がない。参謀が永田じゃ。もっと百戦錬磨で緒方をひっぱたいてでも引き上げていく人材が必要なのだが，それをしなかった時点で，もう結論は見えているのである。だから，もう今日はこれ以上書かない。それより，今日は読書休暇としたい。なんせ，課題図書が2冊もあるのだ。いうまでもなく，「微差は大差 オリックス・バファローズはなぜ変わったのか」と，「黒田博樹　男気の証明」である。どちらも少しずつ読み始めた。前者は初めて手に取ったときの，まさに背筋に電光が走り抜けたような感激をじっくりと味わっている。非常に滋味深い名著だと思う。後者は，ありきたりの黒田讃美本には出てこない，熱心な取材に裏打ちされて描き出された等身大の黒田博樹をまず感じることが出来るだろう。そこからは，ネタばらしになるから書かない（というよりまだ熟読玩味してない）。気が向けば，感想文を書くかもしれない。ていうか，この本の感想文も書かなきゃいけないかねえ。今日は書く気が向かなかったということ。BlogPeopleSIGMA People

  2015/04/23

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  晴れ時々pridegreen　#031

  天使：どうしたのかしら，サンフレッチェ，あの得点力不足は何だったの？土曜日のFC東京戦といい，今日の松本山雅FC戦といい，しっかり勝ちきったじゃないの。悪魔：しかも前半の早い段階に失点してなあ。それはそれで反省材料やと思うが，それでも前を向いて点を取りに行けるようになったことは大きいな。今日なんか前半だけで3得点やし。天使：やっぱり，あの「4月12日」が，選手の魂に火をつけたのかしら。悪魔：うーん，因果関係は分からんが，あながちない話やないな。あくまで推測に過ぎんけれども。天使：こやのんさんがあのまずい市長さんにあれだけの大差で負けるのは，正直ショックだったんじゃないかしら。このままじゃスタジアム問題どころか，J3落ちすら覚悟しないといけないところだから，サンフレッチェここに有りというところを広島市民に突きつけたんじゃないのかしら。悪魔：それもあるやろな。あの松井一實のあほうはスポーツに全く興味がないどころか，サンフレッチェを敵視してるというだけで松田元のバカを味方に付けようとしてるからな。相当の危機感がサンフレ戦士にあるのかもしれんな。天使：また勝ち方がドラマチックよねえ。FC東京は前節首位で何試合か連続試合無失点継続中だったところを突き破っての2得点だったし，今日はあえて松本山雅FCが前半にホームサポーター側へ向かって攻撃するという作戦を採ったのを見事に打ち破ったんですからね。あ，1点はオウンゴールか。悪魔：そういう意味ではただの勝ち点3やない，今後のリーグ戦やヤマザキナビスコカップの戦いにおいて意味のある1勝というべきなんや。それに比べて，赤い帽子の野球チームはなあ。はっきり言うけど，あいつらアホと違うか？同じ失敗二度も三度も繰り返しよってからに。これでまた連敗街道まっしぐらか。当然緒方の責任問題になってこないと嘘やろ。天使：うーん，いいところ探したいけど，まるでいいところないですもんねえ。悪いところなら，両手の指でも足らないわ。悪魔：まあ，なんせ去年の中盤から代打要員でしかもさして結果残してないバッターが4番なんやから，それも当然やろ。そして緊急獲得した5番バッターは，メジャー通算408三振。そんなバッターが，簡単に日本の野球にフィットすると思う方が間違いや。当然，その責任は，そんな泥縄でしかない編成をした奴が一番悪いということになるわな。天使：やっぱりそこに行き着くのね。そのわりには，そこを批判する声って，あまり聞こえないわよねえ。悪魔：当たり前やろ。そういう声は徹底的に弾圧されて封鎖されてるんやから。まあカープファンのメディアリテラシィなんて，そんなもんや，違うか？天使：そういえば，去年の年末以来黒田黒田で，何か黒田さんがいるからカープは絶対に優勝できるというような風潮だったけど，やっぱりあれも一種のカルトに過ぎなかったのかしらねえ。悪魔：ま，そのとおりやな。引っかかった方が悪い。いや，いまだに酔いしれて無批判な方々もおるからそっとしておいて上げよう。かのマルクス先生が「宗教は阿片だ」といったのは，ある意味当たってるんやな。天使：今日の試合に戻るけど，やっぱり8回表の攻撃にすべてが集約されるというべきなのかしらねえ。悪魔：そのとおりやな。なんせ負けが込んでるんやから，先ずはああいう点からもらったチャンスは確実にものにせないかん。そのためには，当たっている田中であろうと何だろうと，なりふり構わず恥も外聞もなく責めていかなければあかんかったんや。ところがあっけなく三振でむざむざアウト献上しとったら，話にならん。天使：そのあと小窪さん代打で出して，初球にセーフティスクイズがファウルになったら，もうやらないっていうのも，なんだかねえ。しつこさが足らないんじゃない？悪魔：緒方はそんな高度な野球を勉強してないから。もともとあいつは小細工が出来そうに見えて基本ただ打つだけのバッターやったから，そういうところが分からんのやな。で，コーチ修行をした先が，かの野村謙二郎じゃ，そりゃ野球は覚えられんわ。天使：それで，さぞかし立派な参謀でも呼ぶのかと思ったら，「コーチは球団内の人事異動だから」って鈴木君が言ったんでしょ？バッカじゃないの？素人でも分かるわよ。悪魔：まあ，あいつの野球には采配がないな。それはもうオープン戦から分かってたこと。あれやったら自分が監督やっても同じ結果が出る，と管理人は言うてたぞ。天使：何よ，都合が悪くなったらすぐ管理人に振るのね。まあでもそうよね。心あるカープファンならみんな同じこと思ってるんじゃないかしら。悪魔：まあ，いままでなら大補強して開幕躓いたバファローズを引き合いに出してあそこよりはましとこそこそお花畑さんたちはうちわで傷をなめ合っとったんが，気がついたらバファローズと同じような数字になってきたし，7連敗中だったベイスターズの連敗も止まったし，まあええ気味よなあ。天使：でも，これで目覚めなかったらカープはもう終わりよね。シャーホルツさんがアジャストして打ち始めて，その頃にブラッドさんが帰ってくるかロサリオさんが打ち始めるかして打線が活発になったころに，大差を付けて最下位でしたという筋だって見えるわよ。悪魔：いや，それが今あり得べき筋やな。まあ，カープファンも真摯に現状を受け止めんと，今にシーズンなんて終わってしまうぞ。それだけは言うておくから・・・・・・（TENSHI and AKUMA coming soon......）要するにええ加減にせえということ。BlogPeopleSIGMA People

  2015/04/22

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  采配勘のない新米監督とろくな参謀なき哀れなチームの悲惨な戦い

  「兵は詭道也。故に能にして，これに不能を示し，要にして，之に不用を示し，遠くして，之に近きを示し，利にして之を誘い，乱して之を取り，実にして之に備え，強くして之を避け，怒りて之を撓し，卑くして之を驕らせ，佚にして之を労し，親しみて之を離し，其の無備を攻め，其の不意に出ず。之兵家の勝ちは，先に伝うべからざる也。」（「孫子」始計篇）而して今の赤ヘル軍団の戦いたるや，其の兵法の真逆を行わざらむや。まさに緒方の兵法之一つなり。2点ビハインドの場面で菊池に送りバントをさせ，代打野間のところで戸根を投入されたところで一昨日其の起用に答えた小窪を起用せずに野間をそのまま打たせたりし采配，もはや何度かカープファンは見せられしことやあらむ。「勝ちを知るに五有り。以て戦うべきと，以て戦うべからざるとを知る者は勝つ。衆寡の用を識る者は勝つ。上下欲を同じくする者は勝つ。虞を以て不虞を待つ者は勝つ。将能にして君御せざるは勝つ。此の五者は勝ちを識る者の道也。　故に曰く，「彼を知り己を知らば，百戦危うからず。彼を知らずして己を知らば，一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば，戦うごとに必ず殆し。」と」（同上，謀攻篇）嗚呼まさに今の赤ヘル軍団の戦いたるや，敗者の兵法として二千五百年前の賢人に見透かされているようにおぼゆ。まさに「将能にして君御せざる者」こそ勝ちの常道なり。将無能にして，無能の君があれこれと采配に口を出したりし現状，まさに戦うごとに必ず危うからむ。「国破山河在　城春草木深　感時花濺涙　恨別鳥驚心　烽火連三月　家書抵万金　白頭掻更短　渾欲不簪勝」（杜甫「春望」）時まだ春の半ばなるも，赤ヘル軍団の戦いぶりはまさに崩落の一途をたどりけり。たまに勝てどもそれ新たなる連敗への序曲と感じ，負けが続けばまさに暗黒の隧道のごとくおぼゆる。改めて我が身を振り返るに，最後の優勝から二十有余年，我が志さえ危うくなりにけり。しかし，我等鯉党，下を向いているばかりになるべからざるなり。まさに今こそ真の「熱意」をもって赤ヘル軍団に対し叱咤激励するときではなかりしか。「人は夢のごとき事実を追随することあり。事実の如き夢を追随することあり。虚心を以て観る時は，夢にして，而して熱意を持ってみるときは，事実のごとく視らるる者あり。虚心は想像を入れず，熱意は想像の好友なればなり。虚心は徹頭徹尾，事実の中に濺ぎ，ねえ対は往々にして，想像の後を追ふて事実の域を脱す。虚心は意味ある者を意味なくし，熱意は意味なき者に意味を加ふ。虚心は波乱を抑へ，熱意は風濤を生ず。諒解力は常に道理と伴わず。道理は能く人を制抑し，諒解力は能く人を興発し。夢と事実とは，其者の夢と事実とにあらず，之を夢とする者と之を事実とする者との別あるのみ。預言者の先見は夢のごとくにして而して事実なる事あり，商売人の蓄財は事実の如くにして而して夢なる事あり。熱意は凡てのことに洗礼を施す者なり。熱意なきは活気なきなり。活気なきは意味なきなり。」（北村透谷「熱意」より）明日こそ勝ため。BlogPeopleSIGMA People

  2015/04/21

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  雨の日は嫌事で。　その２

  何か書きたいことは漠然と浮かんで来るのだが，それをよう纏めきれない自分がいる。そう言えば雨模様の月曜日だったこともあってか，体調もよろしくなかったし，久しぶりにこんなに仕事をしたくないと思った一日だった。えてして，そういう日ほど，こういう場では書きたいことがそぞろ出てきてどーでもいーことばっかり並べ連ねているのだが，今日に限ってはそんな気にもなれない。要するに少しばかり精神的に疲れているのだろう。5月病の先食いをしているのかもしれない。まあ，別に私が今日更新しようがしまいが何か影響を及ぼすものはないのであって，書きたくなければ書かないというスタンスで十分なのであるが，それでもなお何か足跡を残しておきたいという自分がまたいることも確かだ。ということもあって，この標題でぐだぐだとろくでもない文書書いてはお茶を濁しているのである。そう，一応体裁を取り繕うためにカープの話などしてみると，明日からジャイアンツと北関東シリーズ2連戦，2日空いてホームでタイガースとの2連戦という非常に楽な日程でのカードが続く。ただし，楽なのは日程だけで相手は楽じゃない。明日の予告先発は大瀬良大地対杉内俊哉。これを見るだけであーあと思う。しかも杉内は地方球場に強い意図来ているから，調子の上がらないカープの打者など一捻りにされる姿が容易に想像が付く。期待は昨年同じ北関東シリーズで杉内からサイクルヒットを打ったロサリオなのだが，これまた調子が上がっていない。むしろ左対左だが案外左投手をうまく打ちそうなシャーホルツに期待した方が良さそうだ。それだって，淡雪のような期待ではあるのだが。あさってはカープは前田健太で決まりだが，ジャイアンツは菅野で来ることが予想される。これまた非常に厳しい。一方のタイガース戦は例によって黒田博樹，ジョンソンで勝ちに行くだろうが，相手関係もメッセンジャーと藤浪晋太郎であることを考えると，これまた厳しい。要するに4連敗してしまう可能性が，かなりの確率であるということを認めなければならないのである。そんなことをしていたら，4月でカープのペナントレースは終わってしまう。私は松田元のバカを儲けさせたくないから現状では市民球場にはめったやたらなことでは行かない，いわゆる逆入場を貫いているのであるが，先日ひょんなことで年間指定席のペアチケットをただでもらうという幸運？に接した。よってその試合は見に行くつもりだが，今のところその余の試合観戦はとある理由で内野自由席のチケットを取ったくらいで，それ以外はないだろう。もちろん，優勝でもするというならその限りではないが，お空おく損なときにはもうチケットなんて早い段階から売り切れてるだろうな。それが空振りに終わらなきゃいいけどね。もし優勝争いをこれからカープの選手が奮起して本当にしたとしても，冷暖房完備の寝ソベリア，要は自宅観戦に優るものはないような気がする。それか，行きつけの店でそっと祝杯を挙げるかな。むしろ，今年は，久しぶりに大阪や東京に行ってみたい。理由はない。私はそもそも東京というところが大嫌いで，仕事で東京勤めをしていたときもさんざんな目に遭って帰ってきたのだが，確かに遊ぶにはよい街だ。今は広島にも店が出来たが東京の焼肉の老舗の「叙々苑」，両国では「ちゃんこ照國」によく行った。そして，以外に侮れない街の経堂。あそこには私の大好きな寿司屋である「寿矢」がある。その一方でお好み焼きの「八昌」などもある。何でも今や関東地区のカープ戦のチケットもプラチナチケットと化しているようであるが，久しぶりにハマスタや神宮にも行ってみたい。収益が松田元のバカに流れないのもよい。全くくだらない話ばかり今日はぐだぐだとしてきた。どうせなので，別に頼まれもしたわけではないが宣伝をしておきたい。やはりこの本，濃密で読み応えがある。微差は大差 オリックス・バファローズはなぜ変わったのかそして，明日にはこの本が到来する。黒田博樹　男気の証明カープがしょぼい試合をしようものなら，そんなものすっぽかしてこの読後感で記事のお茶を濁すかもしれぬ。何でもいいから勝ってくれ。BlogPeopleSIGMA People

  2015/04/20

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  その当たり　昨日打てよと　けふの空

  今日の試合だけ見るならば，確かにいい勝ち方ではある。ジョンソンが8回無失点，そして雨模様の空を見透かしたかがごときスクイズでの先制点。追加点がほしいときに，しかも降雨中断の直後を叩いた昇格したばかりの小窪のタイムリー。ルーキー浜田智博を混乱の限りに落とし込んだ野間峻祥のプロ入り初本塁打。そして鈴木誠也の今季初本塁打。チーム本塁打3本のチームに2本のホームランが出たのだから決して悪い話ではないし，ジョンソンの内容もよし，この試合だけを見ればよかった，よく勝ったという見方も出来よう。あくまで，「今日の試合だけを見れば」，である。こと昨日の試合に思いをいたすならば，昨日そのバッティングをやっとかんかいと思われた方が，多いのではないだろうか。特に延長11回裏のあの無様な攻撃。ワンアウト1，3塁で初球打ちのファーストゴロに倒れた梵。今日は先制のチャンスを広げるヒットを第一打席に打った。その打撃，何で昨日のあのしびれるような場面でやってくれなかったのかという恨み言が残る。それに，先制点となったのは当たっている田中のスクイズだが，それならあの場面でどうしてスクイズという選択肢がなかったのか。ベンチワークに対してもいろいろいっていれば，きりがない。まあ，野間についていうならば，今日はルーキー同士で勝手知った相手だったから打てたというところがあったのだろうし，はっきり言って野間はまだあのような場面で打てなかったことについて責任を負わせられる顔じゃないからいいとして，ヴェテランの域に達する梵が肝心なところで打てないことこそ，まさにカープの失われた二十余年の暗黒の象徴と言わざるを得ないのである。ベンチワークについていえば，選手の起用方法や戦術など，ロジスティックはもちろんタクティクスもストラテジィもまるでなっていないと言って差し支えあるまい。そもそも論としてまず昨年代打で好成績を残していた小窪をファームに落としていたのかが疑問である。鈴木誠也と野間が今日は結果を出したが，現状の彼らの成績とカープの成績を見れば，一軍に置いておいたこと自体が本当に妥当な判断だったのかという疑問も残るところである。「起爆剤」君はすっかり消し炭状態になっているけれどもなぜかファームに落とされないし，ファームで結果を出し続けている赤松など今のカープに必要な戦力であると思われるがなぜか一軍からお呼びがかからない。安部がファームで好調ということでしばらく1番においてそれ相応の結果を出しながら，いつの間にか塩漬け状態になっているし，そんなこんなでクエスチョンマークが出ることを挙げていけば両手に余るだろう。まあ，だから勝てないのである。まあ，首脳陣も，なんせ新米監督と仮免首脳陣だから，自分たちが何をやっていいかが分からないんだろう。だからぶれまくりなんだろうなと思う。シャーホルツを鳴尾浜の三連戦で様子を見てからといいつつ，あまりの貧打ぶりにシャーホルツを無理矢理連れてきてみたのはよいが，入れ替え相手がザガースキーというのは本当に選択肢として正しかったのだろうか。何といってもザガースキーといえば数少ないまともな左の中継ぎ投手である。入れ替える相手として，妥当だったか。昨日の試合前に中継ぎ陣再編ということでヒースをクローザーから外して中崎をクローザーにするとの判断をしたところである。ヒースをしばらくの間頭を冷やすためにファームで調整させるのが筋ではないかと思うのである。本来ならロサリオといいたいところなのであるが，まあこれはシャーホルツが結果を出せなかったときのことに対する保険なのだろうが，ロサリオの出来が極めて悪いだけに，思い切ってロサリオとの入れ替えでもよかったのではなかろうかとさえ思うのである。で，シャーホルツなのであるが，今日見る限りではとにかくヒットが出てよかったね，というだけしか言えない。もっと広角に打てるという触れ込みだったような気がするが，見る限り引っ張りの意識が強いのかなという気がする。なんとなく，メジャー通算408三振の理由が分かったような気がする。あれだと，アウトコースにストライクゾーンが広いUSAの野球ではくるくるバットが回るのは分かるような気がする。日本の野球のストライクゾーンでは，アウトボールのボール球の見極めを教え込めば，案外フィットしそうな気がする。まあ，次の対ジャイアンツ北関東シリーズとホームでのタイガース戦ですべてが見えるだろう。その間に1本でもスタンドに放り込むことが出来れば，ブレイクの予感があるのだが。とにかく，この3連戦，勝ち越してよかったねとしかいいたいところだが，なんせ昨日を代表に勝てる試合を落としてばっかりなので，全くもって満足度は低い。まだ首位との差が詰まっているのが救いではあるが，最下位であるということは動かしがたい真実なのである。とにかく4月中に少しでも上位との差を詰めなければならないのである。優勝したいのであれば。その意味では次の北関東シリーズとホームでのタイガース戦はチャンスでもあるのだ。2連戦は2連勝できるチャンスでもある。しかも大瀬良，前田健太，黒田博樹，ジョンソンと今一番の投手陣が控え，リリーフ陣も惜しみなくつぎ込めるのである。あとは，本当に，打つだけだ。その気になれば，この4試合で勝率5割に乗せることが出来るのだから。3連戦3連勝は困難だが，2連戦2連勝は，出来ない相談ではない。いや，してもらわなければならないのである。その気持ち，果たして共有してもらえるだろうか。今日の試合の感想とともに。まあ勝ってよかったというべきか。BlogPeopleSIGMA People

  2015/04/19

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  午後11時のモノローグ：その33

  今日は，11時から20時まで外出していた。したがって，今日の試合については，テレビはもちろんのこと，ラジオでも聞いていない。ただ，無機質なる文字列に頼るのみである。そんな中で，カープとドラゴンズ，サンフレッチェとFC東京の2つのゲームを，終盤はほぼ同時並行的にチェックしていた。その結果は，もはや書くまでもなかろう。なぜカープは延長戦でまたまた敗れ，一方でサンフレッチェは首位のFC東京相手に勝利を収めることが出来たのか。もちろん映像にも音声にも接していないので見てきたようなことをいうわけにはいかないが，文字列の奥から感じ取れたものがあった。それはすなわち，「熱意」の差である。「熱意とは何ぞや。感情の激甚に外ならざるなり。感情の中の感情たるに外ならざるなり。且つ湧き且つ静まり，且つ燃え且つ消ゆる感情の，一定の事物の上に接続して，連鎖のごとき現象を呈するもの，即ち熱意なり。人間は道義的生命の衷心として，愛を有つと共に，感情的生命の中心として熱意を有つなり。熱意は凡ての事業に結局を与ふる者なり。痴情の熱意には，痴情の結局を見るの意味あり。節義の結局には，節義の結局を見るの意味あり。熱意は常に結局を睨んで立てり。熱意の終るところは結局にあり。」（北村透谷「熱意」より）明治初期のロマン主義を理解していないと，何じゃこりゃとしか言えないような若き日の，といっても２６で自死しているから若き日も何もへったくれもないのだが，透谷のやや勇み足ともいうべき文章を，敢えて引用することで，今日の試合について論及することに代える。それでお分かりいただければそれでいいし，何書いてるんやと思われれば，別に今日はそれで構わない。今日の心境は，まともな文章を書くに能わざるのである。透谷はこうも続ける。「幸福なる生涯には，熱意なる者少なし。熱意は不幸の友なり。熱意は悲哀の隣なり。幽沢邃谷の中に濃密なる雲霧を屯せしむ。平地には斯の如き事あらず。国乱れて忠臣興るなり。家敗れて英児現るヽなり。遂げ難き相思益々恋情を激発し，成し難きの事業愈々志気を奮励す。不幸の観念は何物かを捉えんとて，捉ふること能わざるより生ずるなり，この観念の存在する限は，心霊の平衡を失ひたる者にして，熱意なる者は蓋しこの平衡を回復せんがために存するなり。磁石に消極積極の二質有り，この二質が平均せざる限は，引力という不可思議の力を此世より絶つこと能わざるなり。斯の如く人間も亦た心霊の平衡を回復せざる限りは，熱意という不可思議の力を絶つこと能わざるなり。熱意は力なり。必ず到着せんとすることを指せる，一種の引力なり。この引力は人をして適ま偉大なる人物とならしめ，適ま醜悪なる行為を成なさしめ，或は善，或は悪，或は聖愛，或は痴情，等の名を衣たる百般の光景を現出して，人生を変幻極まりなきドラマたらしむ。」（同上）あたかも明治二十年代を生きた透谷が，生き生きと現代に甦ってくるような気がしてならない。え？今日は引用ばっかりで手抜きじゃないかって？「真摯の隣に熱意なる者あり。」（同上）そうでもしないとやってられるか。BlogPeopleSIGMA People

  2015/04/18

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  どうしようもないねえ。

  いいよ，勝ったから。という気持ちに，とてもじゃないがなれない。確か先般もスミ１を守り切った試合があったが，今回は丸の先頭打者ホームラン以降全く点の入る予感がなかったから，よく本当に勝てたものである。まさしくあっぱれ福井優也である。とにかく，今日は何があっても絶対に負けてはならなかった試合である。負けてしまうと３連敗，しかも対ドラゴンズ戦４連敗となってしまって，今後の戦いぶりに大きな影響を及ぼす。トータル勝ち星も５勝１１敗となって，１勝２敗というペースをも割り込んでしまうこととなる。これはデッドリィラインである。ここに足を踏み入れてしまうと，もはやカープの浮上というのはあり得なくなってしまうのである。その意味では本当に今日の試合，勝ててよかったと言うほかない。今日は，この程度で済ませておきたい。曲がりなりにも勝ったから嫌事はいいたくないし，その割にはもやもやしたものが残る。ちょっと頭の中が今整理できていない。少し頭の中を寝かして，考えをまとめることとしたい。少なくとも分かったことは，カープが今徹底的に引いているツープラトーン打線は，全く機能していないということだろうか。明日の予告先発は若松駿太対黒田博樹。おめでたいカープファンはもうこれだけで勝ちを予想しているだろうが，今のカープの打者が若松を打てるという保証は何もない。もはや攻撃陣は迷走の極みを続けて誰も自分を信じられないような状態になっているに違いないが，明日はいったいどんなオーダーで来るのだろう。話は変わるが，シャーホルツが今日鳴尾浜でのウェスタンの試合に登場して1安打1打点，しかもヒットは榎田から打ったものであるらしい。高信二は鳴尾浜での3連戦の結果を見て一軍に推薦するかどうか見極めたいといっているようだが，きっと早期一軍帯同は規定路線だろう。とにかくシャーホルツ次第で，もう一度打線の固定を計るべきだろう。今のままでは，毎回毎回ゼロワン攻撃を見せられるだけだ。ツープラトーンというのは，右打者にも左打者にも力が落ちないほどの格の選手層が揃っているというのが大前提である。今のカープには，その前提が崩れているのである。今日は，注文していた「微差は大差」が到来した。それでも読みながら，ゆっくり休むとしよう。めでたさも中ぐらいなり。BlogPeopleSIGMA People

  2015/04/17

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  因果はめぐるよどこまでも

  松山でお寒い試合内容を展開してもはや最下位の座を着々と固めつつあるカープであるが，明日からはちょうど2週間前のカードであるドラゴンズ，そう目下首位のドラゴンズをホームに迎えて野球をすることとなる。こう書いただけで，とてもじゃないが勝てる気がしない。緒方孝市は「３つやり返さないと」と語ったそうだが，まあ語るに落ちるとはこのことである。連日見せられる首脳陣の差配の迷走，そしてどう考えても不出来な選手への拘泥，不出来な試合内容には，やはりそれだけの理由があるというものなのであって，まあ言うだけ言ってればという気持ちにしかなれないのである。明日の予告先発はカープが福井優也，ドラゴンズが八木智哉。福井は前回登板からは中１０日，あのときはまさに初回KOものの立ち上がりからどうにかこうにか６回２失点とまとめたのであるが，あのときの上がりのよいイメージで試合に入ってくれることを祈るばかりである。そうでないと，今のカープの打撃陣に反撥力は，もうない。そして前回登板でさんざんにやられた八木智哉である。もともとカープはああいうタイプの左腕を苦手にしているのだが，きっと今回も同じ過ちを繰り返すであろうこと，想像に難くない。ましてや今カープベンチは完全なる迷走状態にあってスターターに完全に軸がない状態である。右投手が来れば左打者，左投手が来れば右打者。あのロサリオ４番で猛打賞一転翌日スターター落ちの一件以降，何かカープの野手陣はしらけムードが漂っているのではないかとさえ思う。昨日のRCC向けラジオ解説の大矢明彦氏が指摘しておられたが，やはり打線はある程度固めていかなければならない，こういうことをしていると，たとえば左投手が出てきたら左打者は「自分は今日は出番なしか」と思ってしまう，というモラールダウンを引き起こしているのではないかと感じるのである。さて，そういう絶望的なカープの状況を唯一変えてくれそうな，いやもはや変えてほしいとすがりたいシャーホルツが，今日の市民球場での全体練習で合流したそうである。まだ公式なアナウンスはないが，もしかしたら明日のドラゴンズ戦からいきなりの起用があるかもしれぬ。グスマンはどうもまだ故障の予後がよくないようでしばらくかかるようである。しかし，仮にシャーホルツが一軍に帯同したときに，誰をファームに落とすのか。現状の極貧打線ではロサリオを引っ込めるという選択肢はあり得ない。となるとヒースかザガースキーかというところになるが，ザガースキーを下げるとまた左のリリーバーがいなくなってしまう。ファームでの様子を見るとオープン戦で大炎上を繰り返した飯田が経験を積んで安定したピッチングを続けているようだから，２枚替えとなる可能性が高いだろう。交代要員？そりゃもう，緒方孝市が前言撤回までして，というよりはおそらく「党中央」の以降には逆らえず一軍に帯同させた「起爆剤」君をおいてなかろう。きっと今の仮免監督と新米首脳陣では，八木に対してまた右ばかりずらりと並べる可能性が高い。きっと当たっている安部を下げて１番に梵，５番に新井，６番に會澤，７番に誠也というオーダーでくるに違いない。しかし，どう考えたって中途半端としか思えない。いかに攻撃力があるとはいえ會澤が中軸の底を打っているようなオーダーは，やはり弱いと言わざるを得ないのである。安部はもともと野球センスは高いものを持っているのだから本来右投手だろうが左投手であろうが打ってもらわなければならない選手であるはずだ。しかも現状当たっているのだから，スターターから落とすことは得策とは言えない。それだったら，ファームで突如噴火を始めたという赤松を使おうよ。赤松はむらっ気はあるが当たり始めると止まらないという時期が必ずあるバッターだ。だったらそれが今である可能性は高いんじゃないのだろうか。でもきっと使われないんだろうな。興業政策上の理由から「起爆剤」君が使われるんだろうな。まあ，ある意味明日の試合というのはカープが本当に今後上位に浮上できるかどうかの試金石の一戦といってよいのだと思う。明日簡単に負けるようでは，またドラゴンズに苦手意識を持ったままシーズンをフィニッシュしてしまうだろう。逆に，３タテすればドラゴンズとの差は1.5にまで詰まるから，そのほかのカードの結果いかんでは大混戦に持ち込むことが出来るのだ。といっても，いまだホームランが菊池の2本だけじゃなあ。打てないどころかファーボールで出ることもめっきり少なくなったし，塁に出てもほとんど走らせることがない。あれはきっと「盗塁のサイン」が導入されているのだと思われるが，これじゃあ，攻撃の幅なんて，広がりませんわなあ。何もマーティのようにランナー2塁からのエンドランを仕掛けろとは言わないまでも，とにかく足を使った攻撃というものが非助いうに少ない。少ない上に見え見えのタイミングで敢行するから失敗も増える。それこそそんな高度な野球を知らない玉木朋孝か1塁ベースコーチじゃ，仕方ないか。何か開幕戦の大失敗以来臆病になっているらしい石井琢朗さんにグラウンドに集中してもらうことが一番だと思うが，ああいうリーダーシップというものが，残念ながら彼にはないのだ。あーあ，昨日も書いたが，宮内義彦がキレて瞬間湯沸かし器的に森脇監督を解任してくれないかな。きっと最高の参謀になるだろうに。祝・バファローズ6連敗脱出。BlogPeopleSIGMA People

  2015/04/16

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  店主謹白　本日休業

  だって，試合見てないんだもん。文字列もろくに追ってないんだもん。ラジオ聞いたのも，8回表からだったんだもん。と，いうのは表向きの言い訳で，もっとはっきり言わせてもらうならば，気持ちよく酔って帰ってきた日に，こんなカスみたいな試合のことを書く気になれるか。昨日書いたとおり，1点取られたら危ない，という試合になってしまった。それだけカープの攻撃陣が，いやそれを差配する首脳陣もまたいかにスカタンかという証拠である。攻撃陣の調子が悪いからいわゆる「左右病」と揶揄されても仕方がないオーダーを組んでいるようなのであるが，それがいかに逆効果になっているかといういい証明ではないのだろうか。すべては，あの日曜日の試合，不出来だったとはいえメッセンジャーを攻略した糸口になったロサリオと新井貴浩を外してまで藤浪晋太郎対策として左打者を並べることにこだわったあの判断が，すべてなんだろうと思っている。あれで勝ちでもしたらまだ救われたかもしれないが，結果が結果である。それを受けて昨日ノーゲームになった試合でも成瀬先発と見るや好調の安部を外してまで右偏重打線を組んだもんだから，選手のモラールダウンも著しいところだろう。こうなったら，もう破れかぶれでもいいから，三振か二塁打かという新たなスタイルのスラッガーであるシャーホルツに賭けるしか残されていないだろう。その賭けが丁とでるか判とでるかは，まだわからない。でもそれしか残されていないのだ。現状ファームで頑張っている選手にいきなり多くを求めるのは無理というものだ。そのうえで，とにかく一度緒方孝市が混乱している頭の中をほぐしてもう一度一から打線を組み立て直すしかない。けど，無理だろうな。本来ならこの頼りない新米監督をサポートする参謀が必要なはずだが，カープにはそれがいない。新井さんは確かに名伯楽だが名指揮官であるとはいいかねる。石井琢朗さんはいかにもリーダータイプに見えて実はリーダータイプではない。ああ，あの宮内義彦がしびれを切らして，森脇監督を解任してくれないかな。そうしたら，三顧の礼で迎え入れることが出来るのになどと，夢想してしまう。とにかく，今日はもうこれ以上書かない。そんな精神衛生上悪い作業をやる気は，本日に関してはさらさらない。以上。あーバカバカしいったらありゃしない。BlogPeopleSIGMA People

  2015/04/15

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  雨の日は嫌事で。

  この日のために木戸銭を払って見に来られた松山のお客さんには大変申し訳ないが，拗ね者カープファンの私から見れば，今日の試合，本当にノーゲームになってよかったと思う。試合開始からテレビで見ていたのだが，まあなんともカープのバッターのしょぼいことしょぼいこと。とてもじゃないが成瀬を打ち崩せるようには思えなかったし，大瀬良がまた孤立無援のまま雨のなか労多くして結果少なしとなる可能性大なりと思ってみていた。その意味では，今日は雨に救われたとでも言うべきなのかもしれない。明日の予告先発はカープが予定通り前田健太，スワローズは新垣渚かと思っていたらローテーション通り石山泰稚で来た。さすがはチーム防御率リーグトップだけのことはある。何と言っても石山は勝ち星こそ付いていないが，今季防御率は0.64。これだけ見たら，もはや打てる気がしない。本当に1点取られたら負けという極めてタイトな試合になる可能性が高いのである。先週ようやく勝ち星が付いたとはいえ，今の前田健太のモラールがそれに堪えられるだろうか。そこまでペシミスティックになるのは，カープのバッターの打撃の悪さが，素人の私から見ても分かるからである。今日は雨天中止が決まったあとちょっとだけバファローズとホークスの試合を見ていたのだが，ホークスのバッターの打撃たるや，まさにバットスイングから違うのである。仮に凡退になったとしても。ホークスのバッターの打撃がブルン，ビシッ，グウィーンという感じとするならば，何かカープのバッターはポテチン，ペケポンと聞こえるのである。要するに凡打するべくして凡打していると言ったらいいのか，そもそもバッターボックスで相手投手に気後れしていると言ったらいいのか。確かに先日のタイガース戦でメッセンジャーは打ち込みはしたが，どうも今年に関していえばメッセンジャーの出来自体がよくないことに救われた（何か今年のメッセンジャーは体がぼてっとしているように見えるのは私だけだろうか）というべきなのであって，本来ならばもっと早いイニングでお引き取り願えたはずである。それに消極的な走塁や少年野球でもやらないようなボーンヘッドまであったものだから，スコア以上に内容は幻滅したものである。黒田が投げて新井が打った，その美しい形でポイントを稼いでるだけで。天気予報では，明日の午後は松山は晴れるらしい。まず間違いなく雨男の前田健太をもってしても今日のような雨に見舞われる可能性は低いだろう。今日の試合のスターターはまた成瀬先発ということで意地になって右打者を並べて，見事に返り討ちに遭ったが，明日はまた日曜日に見せたような徹底的に左打者を並べるようなことをやるのだろうか。今さら蒸し返すことはしたくないが，あのオーダーは，いくら藤浪晋太郎攻略のためといっても，ありえない。新井とロサリオが結果を出した昨日の今日だったはずである。新井はまあともかく，ロサリオを外すという手はいかがなものかと，思わざるを得ない。もっともロサリオは常に前向きな男だから今日の試合でも腐らずにきちんと自分の仕事を果たしていたが，ただでさえシャーホルツが合流すると微妙な立場に立たされているのである。新井宏昌さんの思うところはあくまでもチーム内競争をより激しくするということなのだろうが，それでは現在絶不調の丸を使い続けるという選択肢はどうなん？と思われても仕方あるまい。丸にしてもまだばりばりのレギュラーというには実績が少し足らないのであるから。と，ぶつぶつと書いてきたが，とりあえず明日いかなる形でもいいから勝ってくれれば，それに越したことはない。とにかく絶対に避けなければならないのは連敗である。7連敗から3連勝で盛り返した日曜日の試合に，中崎が大誤算で勝てる試合を落としてしまった直後だけに，ここで前田健太で落としてしまうとまたせっかく返済してきた借金をまた積み上げかねない危険性すらある。そしてそのあとは現在首位の強い強いドラゴンズである。カープだって，現在バファローズが置かれている境遇にならないとは，限らないのだ。そういえばアベロクさんはお元気だろうか。BlogPeopleSIGMA People

  2015/04/14

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  午後11時のモノローグ：その32

  昨日は，カープが手ひどい負け方をし，サンフレッチェもいいところなく敗れ，そして，広島市にとって最悪である選択がなされたこともあって，言葉で表現したいところをぐっとこらえてそれを音楽で表現した。その絶望感は，もちろん今となっても消えていない。こうなったらあとは我々広島市の有権者に残されていることはひとつしかない。今後の広島市政を徹底的に監視し続けていくことだ。やれ松井一實は対話がどうのとかなんとか公約で掲げていたが，実際は市民との対話を一切無視し続け，市民からの要望も拒否し，ただひたすら広島市の奥の院の思うとおりの政治を遂行しているのである。こういうことは，中国新聞や在広プレスでは全く報じない。さらにいうと，松井サイドは選挙運動費に2億円を準備していたというが，これが何に使われていたか，追及していけば，思わぬぼろが出るかもしれぬ。そうなのである。まだ広島市の有権者には伝家の宝刀が残されているのである。すなわち，地方自治法第81条第1項。普通地方公共団体の長の解職請求，いわゆる「リコール」である。もちろん，ハードルはかなり高いし，今回の選挙で明らかとなったまさに現状べったり追認の広島市民気質からしてそう易々とクリアできるとは思えないのだが，いざというときには抜くべきときが，来るやもしれぬ。ただし，伝家の宝刀は一度抜いてしくじったら後が続かないので，取り扱い要注意なのだが。それはさておき。優勝を狙うなら剣が峰に早くも追い込まれたのがサンフレッチェである。連勝のあとの連敗。それでもまだ勝ち点7だから今後の上積み加減ではファーストステージもなんとかなるかもしれないが，現状はかなり厳しかろう。これが拙速に導入された2シーズン制の弊害なのであって，まあはっきり言えば浦和を優勝させるために導入されたと言って差し支えないのだが，今後サンフレッチェはどう戦うべきか。ナビスコカップ予選も思うような試合ぶりが出来ていないだけに，非常に心配である。まあナビスコカップは始まったばかりで，しかも負けていないからまだ救われるのだが，リーグ戦となると少しく苦しいのではないかというのが見立てである。ならばどうするか。2シーズン制の弊害を逆手に取ればよいのではないか。名付けて「死んだふり作戦」である。もちろん本当に死んだふりをして勝ち点が伸びないと今度は降格圏内に入ってしなうからそのさじ加減が難しいのだが，とにかくセカンドステージに向けての調整と割り切るのである。ホームでは勝ち点3をもちろん狙いつつ，アウェイではいろいろ戦術を試して，場合によってはべた引きサッカーでもいいから勝ち点1を狙う戦術に出て，真ん中ぐらいの順位でフィニッシュする。そこでチーム力を高めておいて一気にセカンドステージ制覇を狙うという手も，有りではないのだろうか。森保監督はどのように考えているのかは分からないが，現状では積極的に若手を登用してテストをしているようにも見える。とにかく，諦めないことである。そう，あの松井一實に目にもの見せてやると思って戦ってくれればよいのだ。話がまた松井に戻ってしまったのでもう一度軌道修正をするが，カープは甲子園でタイガースと2試合やって1勝1敗に終わった。この評価は難しい。何のことはない。土曜日はもっと点が取れた試合であり，日曜日は同じ人に同じように打たれて負けたからである。さらにいえば日曜日のスターターにはこれなーにと思わされるところがあった。相変わらず新米首脳陣の迷走が見られてならない。それを打ち消すためか，日曜日のオーダーは新井宏昌コーチの発案であるという大本営発表が流されたが，それがどうしたん？としかいえない。なにやらこの打線は機動力が生かせる打線だからいいんだということを中国新聞の五反田君が書いていたが，足を生かせてもタイムリーを打つポイントゲッターがいなければ無意味であるということに，もういい加減気がつこうよ。それに，足を活かすといってる割には，土曜日の試合の走塁は実に消極的だったし，梵の少年野球並みのボーンヘッドまで見せられたら，なんだかなあ，である。そのカープは，明日から松山で対スワローズの2連戦である。明日の先発は大瀬良対成瀬で決まっている。あさっては前田健太対新垣となるだろう。いずれも交流戦で何度も痛い目に遭ったピッチャーである。それでも攻撃陣は奮起をしなければいけない。とくに成瀬だけは絶対に打ち崩さなければなるまい。大瀬良の足を貧打と手ひどいエラーでさんざん足を引っ張って白星を消しているのだから。それに，明日勝っておかないと，いくら3連勝したとはいえその前が7連敗なのであるから，また連敗癖が付いてしまう可能性極めて大なりである。逆に勝っておけば，次の連勝へのステップの足がかりになることは間違いないだろう。あとは，カープファンが待ち望む期待の助っ人シャーホルツがいつ合流してどんなバッティングを見せるのか。仮にシャーホルツを登録するとして，外国人の誰をファームに落とすのか。現状唯一の左の中継ぎでしかも安定感のあるピッチングをしているザガースキーを落としてしまうのか，それに代わる左投手のめどは立っているのか。非常に不安材料をたくさん抱えている。そしてそれを仕切るのが，カープの誇る仮免監督に新米コーチだから，余計に溜息が出る。その割には，カープについては，今の広島市民は寛容である。24年も優勝していないのに，抗議のひとつも立たない。非常に不思議な街である。そうなのかもしれない。ある人の言葉を借りるならば，広島市民はカープと原爆があればいいのだろう。「強いカープ」でなくてもよくて「真摯な核廃絶への思い」も必要ないのである。そこにカープがあるという自己満足と，被爆体験の継承という美名のもとでのこれまた内向き自己満足平和主義しか，広島にはないのかもしれない。やっぱり広島は，不思議の街である。怒りは拳に握りしめて。BlogPeopleSIGMA People

  2015/04/13

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  2015/4/12 HIROSHIMA

  今日は言葉はいらん。BlogPeopleSIGMA People

  2015/04/12

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• 今日は言うことなし。

  決して調子は良くなかった、少なくとも開幕３戦目のあの無双のピッチングには及ばなかったとおぼゆるが、それでも黒田博樹は黒田博樹である。きっちりと結果を出した。そして黒田を新井が、しかもこの二人にとってなにかと因縁が渦巻く阪神甲子園球場て援護して勝ったという私小説的解釈を今日に限っては取りたい。そして３連勝。借金もようやく３にまで減らして、泥沼６連敗となったトラの尾を掴んだ。今日はこれでよい。 もちろん、１番サードの起用に今日も応えた安部や4安打のロサリオ、３安打で試合を大きく決めるタイムリー二塁打を放った広輔もGJである。まあ連敗を脱出して逆に連勝で甲子園に乗り込み、しかも１日天からの休息まで与えられたのである。きっと赤ヘル戦士も本来の調子を取り戻しつつあるのだろう。もちろんトラさんチームが今何をやってもうまくいっていない状況だけに、それに救われたといえばそれまでかもしれない。しかし、今はそんなことどうだっていいのである。。野球のリーグ戦には演技点や芸術点があるわけではないのだ。とにかく愚直に、どんな格好悪い野球でもいいから勝つこと、それが全てなのだ。まあ、それにしてもジャイアンツ戦の内容と結果があまりにも不出来だったし、それこそオープン戦でろくに出来なかったことか公式戦と言う鉄火場でできるかという疑念があったから、今日の試合も正直あまり期待していなかったのだが、まずはめでたしめでたし、で今日はいいのではないか。 でも、まだまだ不安要素もまだまだ残っている。まずは菊池と丸。もはや言うこともないので割愛する。とくに丸。素人目に見てもタイミングが合ってないのが丸わかりである。菊池もとんでもないクソボールを振り回してみたり、ジャストミートした打球はことごとく相手野手正面に飛んだりと、 どうも不調への道まっしぐらの予感がする。そろそろ起用方法の再考が必要ではないがと思えてくる来る。菊池の守備は余人に変えがたいので、となるとやはり丸？緒方孝市がいかなる対応策をだしてくるのか、まあ簡単な問題ではなかろうかと思うが。 もうひとつ。どうも今日のゲームを見て思ったのは、どうも走塁が淡白に過ぎやしないかということである。せっかく６回にメッセンジャーを打ち崩したはよいが、ノーアウトフルベースの連続になったにかかわらず、一点刻みでしか点が取れなかったのは残念というしかない。どうも羹に懲りて膾を吹くのように思えた。あの辺りをもっとうまく攻めていたら良かったのにと、少しく悔やまれるのである。 まあ、全ては明日だ。明日勝てば、何とか４月中は勝率５割越えで乗り切れることも可能になるだろう。相手先発が誰で、どんな試合をするかはこの際不問でよい。勝利こそ全てだ。 うーん、やはりスマホアプリからの更新は、眠くて辛い。でも最後にひとつだけ。 現状の広島市を変えたいと思うならば、明日選挙に必ず行こう。

  2015/04/11

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  選挙に行こう。新たな広島を作ろう。

  民主主義国家における選挙の重要性などということは小学生でも知っているはずのことだが，残念ながらその権利，私はその権利の中にはやはり公民としての義務の側面があると思っているのだが，をむざむざ手放す有権者が多いことは，嘆かわしい限りである。しかし，選挙に行けというのは簡単だが，なぜ選挙に行かないのかという声に耳を傾けないことには，何も始まらない。その「選挙に行かない理由」には，大きく分けて２つあり得るというのは誰もが思いつくところであろう。けだし，「自分が選挙に行ったくらいでは変わらない」，「選挙の候補者に入れたい人がいない」。前者については，これは説き伏せるのは極めて簡単か，あるいは縁なき衆生として諦めるほかない。過去の歴史をさかのぼって，泡沫候補としてプレスが無視していた候補者が当選した例はたくさんある。最近で一番顕著な例はあの宮崎知事選での「東国原の乱」だろう。そのほか諸々あるのだが，これだけは感銘力を持ってくれるかどうかはその人次第であるので，一概には言えない。しかし，後者の考えをお持ちの方にこそ，私は今回呼びかけたいのである。そもそも論として，間接民主制を採っている我が国において，その代表者たる議員や首長の政策や見解が自らのそれと一言一句当てはまることなんて，あるわけがない。人の考えは十人十色。違っている方がむしろ正常なのであって，これが全く同一方向に向かっているとしたら，それはお近くの領道様の国のような不健全国家である。それではどうしても自らの見解をそのまま政治に反映させたいと思うにはどうするか。自ら立候補して，有権者の判断を仰げというのが，間接民主制のそもそものシステムなのである。そうなのである。裏返していうならば，民主主義というのは妥協なのである。ある点で妥協をして折り合いを付けて代表者としたい候補者を選ぶ。これこそ民主主義なのである。それを悪と思うならば，待っているのは極端な原理主義思想である。それはそれで困った自体を引き起こすことは，言うまでもなかろう。それでは「妥協」をして入れたい候補者を選ぶにはどうしたらよいか。これについて，面白い論考をWEBから拾ったのでリンクを載せておく。「選んではいけないNG候補」の見分け方 5箇条で，話を広島にフォーカスする。言うまでもなく広島市長選というのはもはや全国でも有数の注目選挙区であることは周知の事実である。私はかつて現職の行状を書き連ね，４年前の投票行動を反省し懺悔した記事を書いた。その選挙戦も残すところあと１日。選挙戦を通じて，いろいろなものが見えてきた。明かな中国新聞と現職との癒着。なんせ候補者の写真として出てくるのは明らかにそれと分かる後ろ姿だけだ。そして陰に陽に行われている小谷野薫候補へのネガティヴキャンペーン。Facebook上で松井勝手連を自作自演して挙げ句自分で潰した川上某爺さんなんてかわいらしいもので，それこそあの無責任便所の落書き掲示板にはもっと酷いものが存在する。まあそれはまだ選挙につきものだからよしとしよう。で，現職は昨日何か決起集会を行ったようだが，そこでいった言葉が，「私を圧勝させてください」。アホかとしか言いようがない。しかも聞くところによると現職の準備した選挙資金は数億円にも上るらしいが，そんな大金どこに使うのだろう。公職選挙法上認められている選挙運動にかかる費用としては明らかに破格だ。こういうことは絶対にプレスは報じないので，敢えて書いておく。とにかく，今回の広島における統一地方選挙，特に広島市長選挙には，これから４年間の広島の未来がかかっているのである。自分が投票しても何も変わらない？投票しなくて喜ぶのは現職だけだよ。投票したい候補がいない？さっきのNG候補５箇条に全候補を当てはめてみてはいかがだろう。さあ，みんな揃って選挙に行こう。その一票の投票行動が，広島を変えるかもしれないんだよ。似而非平和団体と創価学会が支配する広島市はまっぴら御免，と思う。BlogPeopleSIGMA People

  2015/04/10

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  続・よかったね。白星恵んでもらえて。

  スミ１の完封リレーって，見栄えはいいけど，その試合内容たるや，グダグダ感あふれるったらありゃしない。よく勝てたよ。ほかに言葉に表しようがない.何といっても，ハジメのバカがスカパーに魂を売ったおかげで，今日の試合はBSスカパーの独占放送。CATVである我が家では見ることが出来なかった。もちろん地上波でも放送がない。それゆえラジオでの観戦になったのだが，まあラジオで聞いていても何だかなあと思うしかない内容だった。よほどジャイアンツの状態が悪いらしい。あれだけ打てず守れず後ろを投げる投手も不安定で采配ぶれまくりのカープになんか負けるんだから。いや，ひとつだけぶれてないか。とにかくセットアッパーとクローザーは何があっても中崎とヒース一辺倒。ザガースキーはおそらく近日合流するであろうシャーホルツとの入れ替えを想定して大事な場面では使わない，さんざんな使い方をして使い潰した一岡についてはほっかむりと言うことなんだろう。せっかく久しぶりに連勝して，しかもジャイアンツとタイガースが落ちてきてくれて１ゲーム差まで詰めたのだから，あまり嫌事はいいたくないし，白星こそ最大の良薬とはよくいわれることだから，まあ勝っただけでよしとしなければなるまいが，あれだけ救いようのないアダージョを聞かされたあとに２連勝しましたといっても，また次のより救いようのないアダージョへの序曲にしかならないのではないかとの思いが強い。それでも敢えて言うとしたら，何とか前田健太で勝ててよかった，そして前田健太に勝ち星が付いてよかったということだろうか。まあ，よっぽど前田健太も必死だったんだろうね。自分が投げて３連敗したとなると当然責任問題になってくるし，開幕戦で躓きのもとを作り，そもそも論としてベイスターズ戦で連敗を止められなかったという負い目があるはずだから，きっと。たぶん心の中の何パーセントかはそういう気持ちがあったんだろう。えらく表現が辛いじゃないかと思われる向きもあるかもしれないが，今日の彼のヒーローインタビューを聞いていたら何かしらけてきてしまった。まさにわが心の中に小松の親分さんが去来したのである。それでも勝ったからにはやはり何かいいところがあったのであって，今日に関していえばやはり安部である。ファームで調子を上げていることは分かっていたが，それでも起用しないというのはまあ何と緒方孝市の石頭よと思っていたところ，「起爆剤」として一軍に上がった人が起爆剤というにはあまりにも湿気ていたのでようやく使う気になったのだろう。猛打賞，お見事である。そして１回に菊池との間で決めたヒットエンドラン。結果的にこれが決勝点の火種になったのだから，本来ならお立ち台に立つのは安部でよかったのではないかとも思うくらいである。やはり魚でも何でも旬が一番うまいのであって，旬のうちに起用して結果を出させることが大事なのである。カープというチームは，はっきり言うならばここ三十年近くそういうことが出来ていなかった。こうなったらとにかく徹底的に１番安部で当分押すことである。「起爆剤」君は，休んでていい。まあ，甲子園ではどういうわけか「起爆剤」君も昔を思い出すのかたまに思わぬところで打ったりするのでまた首脳陣やファンが勘違いを起こすのだが，今の「起爆剤」君のバッティングを見てみると，素人目で見ても打てそうにないのが分かる。とにもかくにも，次のタイガース戦は思わぬ形で「地底人対決」となってしまうこととなった。まさにどちらがより貧乏神に愛されているかが試されるシリーズとなるのである。全く巡り合わせというのは妙なもので，ジャイアンツ戦を迎える時点ではカープは６連敗中で，４連敗を脱して連勝中のジャイアンツと相まみえたのであるが，今度は７連敗を脱して連勝したカープが５連敗中のタイガースと相まみえることとなる。相手は５連敗中だし，こちらはジョンソンに黒田博樹がいるから少なくとも勝ち越しは確実と思っていたら甘い。明日の予告先発はメッセンジャー。あさってはおそらく岩田，日曜日は藤浪である。岩田はまあ肝心なところではよく勝っているイメージがあるものの，特に甲子園球場でメッセや藤浪をまともに打てたためしがないではないか。あの６連敗したベイスターズ戦やドラゴンズ戦のように甘く見てかかると，いちころで転がされることは，目に見えている。そして日曜日にはシャーホルツ（登録名は「シアーホルツ」とするようだが，Schierholtzの日本語読みとして妥当でないと思われるし，何より語呂が悪いため，敢えてその表記は採らない）を緊急昇格，という筋が，見える。そしてそのシャーホルツ。カープファンは早くも期待を寄せているようだが，メジャー通算４０８三振という実績を誇ることから，ひとつ間違えば劣化版エルドレッドになってしまう危惧すらある。まだ実物を見ていないからなんとも言えないけれども。まあ，おそらく今のジョンソンならば現状のタイガース打線をしばらく眠らせることは出来るだろうから，そのうちに早く点を取る作戦を考えておくべきである。今日の１回のエンドラン，よかったではないか。もっとも，緒方孝市という人はよほど２番打者にはバントをさせたくて仕方がない人のようだから，まだ信頼は置けない。それならばまあとてもじゃないが速い球や左投手にタイミングが合いそうにない，いわゆる福本豊氏曰く「着払い」状態の丸を２番において，存分にバントをさせればよいのではないか。などと思うのである。と，なれば，ここは験を担ぐしかあるまい。岩田を相手にするシリーズというのであれば，もはやこれを置いて締めくくるしかない。とにかく，屍肉はしゃぶりつくすに限る。BlogPeopleSIGMA People

  2015/04/09

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  よかったね。白星恵んでくれて。

  これもひとえに懲りもせず毎年毎年カープがジャイアンツに貢ぎあげてるからいざというときに助けてくれたんだよ，よく原タツノリ君に感謝しなよ，カープの選手もカープファンも。というのは冗談だが，まさしく今日の試合を総括したらこんなもんだ。野村祐輔はいつ吹っ飛んでもおかしくなかったし，２回の逆転劇は内野安打と中前二塁打というラッキーが重なってのもの。そして決勝点はマイコラスのワイルドピッチ。どう足掻いても点が取れそうになかった展開で，しかも７連敗中というどう考えても重苦しい空気の中で，野球の神はよくもまあ気前よく打ち出の小槌を振ってくれたものである。ならもっと早く振ってくれよといいたくなるのも人情かもしれないが，それは仕方がない。だって野球の神は気まぐれだ。それに，プレシーズンで十分な準備もせずにあたかも優勝候補の筆頭のように勘違いして腰高で開幕シリーズに臨んだ罰が当たったとでもいうべきものである。と，いうわけで，もうこれは今日はよかったねとしか言いようがない。嫌事を連ねるのは簡単だが，まあ今日はそうしない。でも大手を振って万歳三唱をするほどのものでもない。したがってそれもしない。問題は明日の試合だ。先発は前田健太対菅野智之である。前田健太は開幕以来７回２失点という内容を続けているが，チームの大黒柱としての内容としては相当物足らない。チームを牽引しているという空気が感じられないのだ。なにかああ，彼はチームの中で浮いてるんだろうなあという邪推さえしたくなるほどである。一方の攻撃陣。今日もダメダメだ。というより，スターターからしていったい緒方孝市という人がどんな意図を持ってどんな野球がやりたいのかということが，さっぱり見えてこないし，チーム方針としての一貫性も何もあったもんじゃない。なにやら彼はプリンス君を「起爆剤」にと思って登用しているようだが，それにしてはずいぶんこの起爆剤が湿気ているとしか思えないのは私だけだろうか。その一方で，ウェスタンで絶好調だった安部を岩本に代えてまで登録した割には，全く起用しようとしない。全く訳が分からない。おそらく当の選手もなぜ自分が起用されているのかよく分かっていないのではないか。だからこそ天から降ってきたようなチャンスをみすみす逃し続けているのだろうと思うけれども。まあ，明日は明日の風が吹く。このひとつの白星で，何かが変わってくれれば，それでいい。まずは明日の試合。どんなえげつない手段を使ってでもいいから必勝だ。幸いにというか何というか，セントラルはカープのひとり負け状態ではあるが，どのチームが一歩抜けているという状態でもない。まだまだ自分の手で引きずり下ろすことは，十分可能なのである。でも，やっぱり緒方孝市が監督じゃ，無理かな。監督を変えないのであれば，もっとまともな参謀と，チーフに値する投手コーチと見習いでない打撃コーチを呼んでこないと。来たるべき次の連敗の序曲にならなきゃいいが。BlogPeopleSIGMA People

  2015/04/08

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  こんな試合で木戸銭取るな。

  プロの野球じゃないよ，まったく。大瀬良はとにかくよかった。内容も伴っていたし，何より気迫もみなぎっていた。しかし，それだけだった。とにかく，野手陣は明日から全員丸刈りにして出直せと言いたい。特に天谷。全責任を背負え。そのくらいのポジションにいるということをもっと自覚しろ。いや，ひとり天谷だけじゃない。とにかく野手についていうならば出る選手出る選手，とにかく是が非でも勝たねばならぬ，特に好投の大瀬良に価値を付かせねばならぬという気迫を，全く感じなかった。あるとすればロサリオくらいである。なんせプリンス君の野球に対する姿勢が好ましく見えたくらいだから，とにかく最低レベルのどうしようもないパフォーマンスを見せられたということになる。今日はもうこれ以上は書かない。怒りは静かに取っておきたい。まだ怒りを爆発させるべきときではない。まあ，敢えて言うとしたら，次の言葉に修練されるだろう。もうおまえらなんか野球やめちまえ！（投手陣は除く）。それとねえ，やっぱりあの首脳陣，あかんわ。緒方孝市，将たる器にあらず。速やかにお引き取り願うべきだろう。オープン戦を見てこれは前任者と変わらない愚将ではないかと思っていたが，それどころじゃない。前任者を遙かに凌ぐ暗愚な将軍であることが，徐々に明らかになってきたというべきである。はっきり言っておく。今日の試合を「惜しい負け」と思う者がいるとしたら，それは負け犬の敗北主義者である。今日のような負けこそ，大連敗へのアダージェットなのである。それを知らないような者は，いかにカープファンを名乗ろうと願い下げだ。SHAME ON YOU!BlogPeopleSIGMA People

  2015/04/07

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  ヒロシマ球界の憂鬱2015その２：神は細部に宿り給う

  まず本題に入る前に，ふたつばかりお詫びをしておかなければならない。ひとつは，昨日の記事。JTサンダースが下した相手はいうまでもなくパナではなくてサントリーである。何かとにかく痛いところでパナソニックにやられたイメージがあったのでつい勢いで書いてしまったのだが，そんなのニュースをよく読めば分かることである。全く言い訳のしようがない。謹んでお詫び申し上げる次第である。ふたつめ。開幕してからは改心していただいたコメントには必ず個別にリコメントをしていたのだが，先週のていたらくからコメント数がたまりにたまってそれを捌ききれなくなってしまった。と言うわけで数日間またほったらかしである。そのうちに何らかの形で返事が出来るかと思っているが，個別に返事というのは難しいかもしれない。これまた謹んでお詫び申し上げたい。さて，本題に入る。言うまでもなくカープは開幕の９試合を２勝７敗，しかも６連敗中というていたらくである。しかし，私にとってはこんなもん想定の範囲内である。よく９連敗しなくてよかったと思っているくらいである。それもこれもジョンソンと黒田がホームで無双のピッチングを見せたからなのであって，攻撃陣の貧打拙攻については変わるところがないのである。何かカープファンの一部にはまだ始まったばかり，いくらでも取り返せるという甘い観測をする向きもある落ち卯が，まず目の前で起こったプレイをよーく分析してからものを言おうねと言って差し上げたいくらいである。しつこいようだが，この極貧打戦現象，オープン戦からの引き続きである。プレシーズンで出来なかったことが，公式戦に入って劇的に改善することなんて，あり得ない。それでもなお進軍ラッパを吹こうとするのは，私から言わせれば滑稽以外の何物でもない。いや，応援団の吹くペットの奏でる「軽騎兵序曲」のファンファーレが音程ずれまくりで冥界にいるであろうSuppeが苦笑するであろうレベルだから，進軍ラッパからなっていないと言ったら言いすぎか。しかし，この数字は，采配の振るいようでは真逆にすることが出来たと思っている。９連勝はさすがに難しいだろうが，せめて最低でも６勝３敗ペースでラップを刻むことは出来たと思っている。しかし，一つの試合が，いや一つのプレイが，一つの判断が，それを壊してしまったと考える。それはなにか。多くのファンの方は，対ベイスターズ戦の第１戦を挙げられるかもしれない。確かに，あれも明らかに致命的なミスが連発したことがきっかけのようなものだ。しかし，もっとその原因は根本にあると私は見ている。その点から見たらあの試合は転落の詩集の１エピソードに過ぎないと思っている。それではどこにこうなった原因があるか。結論から言えば，ずばり，開幕戦である。あの負け方は，非常に悪かった。いや，勝つチャンスが目の前にころがってきながらみすみすそれを逃して結果敗れ去ったのである。その致命的となったプレイとは，いうまでもない。９回ワンアウト１，２塁のチャンスで菊池がヒットを打ちながらサードベースコーチの石井琢朗さんが代走の木村昇吾をホームに突っ込ませた判断ミスである。もちろんレフトがミレッジだったからと言うことで擁護する向きもあるようだが，ツーアウトならまだしもワンアウトであんなギャンブルをする必要は全くなかった。もちろん，ワンアウト満塁で丸が，そしてグスマンが打てたという保証は何もない。しかし，ああいうクロスプレイでアウトにするのとなるのとは，まさに紙一重以上のものがあるのだ。アウトを取った方は勢いが付き。アウトを取られた方は一時的とはいえどもモラールダウンに繋がるのである。野球とは，そういうものなのだ。ればたら論は勝負事には禁物だし，まったく非生産的なのであるからあまり言いたくないのだが，もし開幕戦をカープが取っていたらどうなっていたか。前田健太が投げた試合で勝てた。苦しみながらも少ないチャンスを活かして，しかもサヨナラという非常に意気上がる勝ち方で勝てた。これだけでも大きい。しかも，ライアン君が投げた試合をいかにも彼が降板してからとはいえ点を取り返して勝ったとなれば，スワローズのリリーフ陣，特に今年カープが苦手とするに違いないオンドルセクを潰しておくことも可能だったのである。それが，本当に些細な判断ミスで，そしてそのあと中崎のイニング跨ぎというこれまた判断ミスも重なって，落としてしまった。このことの持つ影響は決して小さくない。それが今に至る投打とも乗りきれないという現状の，その根本だと私は理解している。さらに言えば，この試合を落とした意味を少なくとも緒方孝市は理解出来ていないことが明白となっている。あの対ベイスターズ戦の初戦，自らの迷走で敗れたような試合を「紙一重だった」の一言で片付けるような言葉の軽い人だから，もう私は信用できない。それと比較するわけではないが，その真逆を言ったのが１９８４年である。あの年は，決してカープの下馬評はそれほど高くなかった。しかし，開幕のドラゴンズ戦，同点の９回裏に西田真二のサヨナラヒットが出て勝った。先発は鈴木孝政，この年のドラゴンズの勝ち頭である。そしてサヨナラ打を打った相手はいうまでもなく牛島和彦。ドラゴンズの絶対的クローザーである。この試合が聞いたのかどうかは分からないが，カープはその年鈴木孝政が先発した試合はほとんど勝ち，牛島にはそりゃやられることもあったがここ一番の勝負どころでよく牛島を打ち砕いた。こんなものなのである。こういう巡り合わせになるのである。だから，開幕戦というのは細心の注意を払って勝ちに行かなければならないのである。緒方孝市には，それができなかった。まあやむを得ない。指導者として仮免のまま監督という身分不相応な役をやってるんだから。ならば周りを智将名伯楽で埋めるのでもなく，永田とか畝とか迎とか玉木とか超軽量級，というより１０回戦ボーイの集まりで，しかも「チーム内の人事異動」で決めているのだから，そりゃ勝てるものも勝てない。貧すれば鈍するとはよくいったもので，こんなときに一日一善くらいは仕事をするグスマンが離脱してしまった。代わりに上がってきたロサリオは，ツボに来れば飛ばすがそれを外されるとからっきしというタイプなので，チームの牽引車となって働いてくれるかどうかはまだまだ未知数である。さらに新井貴浩のスターター起用をも視野に入れているらしいが，昨日の試合を見ていても明らかに打席が回るごとにパフォーマンスが落ちていっていたから，かなり危険な賭けと言わざるを得ない。新外国人のシャーホルツがいつ来られるのか分からないし，なんせ「三振か二塁打か」という稀有なタイプの妙な中距離ヒッターなので，最初から過大な期待は禁物である。じゃあプリンス君に賭ける？まさか。昨日の試合のバッティング見てたけど，あの二塁打だって大島のミスのようなもんだし，じゃあそれをきっかけに何か変わったかというような雰囲気も，まるでなかった。菊池は明らかに調子を落としているし，丸に至っては何かタイミングが合わずに福本豊御大のいうところの「着払い」状態が続いている。結局のところ，カープというチームは，やっぱり負けるべくして負けているのである。力を入れるのはグッズとか販売戦略だけ。肝心のチームスタッフであるとか補強であるとか選手の差配というところをおろそかにしている天罰が当たったと言うべきだろう。やはり，神は細部に宿り給うのである。明日からの３連戦でファンが「赤恥」かかなきゃいいけど。BlogPeopleSIGMA People（蛇足）これぞ本物の「軽騎兵序曲」。ヘルベルト・フォン・カラヤンとベルリン・フィルでどーぞ。

  2015/04/06

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  ヒロシマ球界の歓喜；おめでとうJTサンダース

  広島でも最古の歴史を誇り，第１回日本リーグの時代から現在のVリーグに至るまで一度も二部に落ちたことがないという名門クラブながら，リーグ戦では７度の準優勝に泣き続けたJTサンダースが，ついに悲願のタイトルを掴んだ。しかも因縁の相手であるパナソニックを３－０のストレートで下しての戴冠である。創部８４年，日本リーグに参加して４８年。今日はその広島を挙ってその栄冠を祝うべき日である。何といってもミュンヘンオリンピック金メダリストの故猫田勝敏氏，西本哲雄氏を産んだ名門クラブでありながら，専売広島，日本たばこ，JTとチーム名が変わりつつも肝心のリーグ戦では栄光に手が届かなかったJTサンダース。今年こそはと期待をしていたが，見事その期待に応えてくれた。今日は，もうこれでよかろう。昨日のサンフレッチェは，残念だった。でも，残念だったで済ましてはいけまい。負け戦には，必ず理由があるはずだ。それをそれを分析して，次のリーグ戦，そしてヤマザキナビスコカップ予選に活かしてもらいたいと思う。リーグ戦とはいえ敗北という結果からは何も残らない。まあ，森保監督ならばそのくらいのことは分かってくれているだろう。で，カープである。６連敗，しかもサヨナラ負けで３敗。もはや笑うしかない。それほど弱い。今日の試合など，ドラゴンズが勝ちたくありませんといっているような試合内容である。それでも勝てない。敗因は，分かっている。というより，完全に私の中では分析済みである。しかし，今日は書かない。なぜなら，いかに笑うしかないとはいえども，今日の負けはめちゃくちゃ胸くそ悪い。当然のことながら，怒りが先に立っている。こんな日に分析をすると，当然文章は醜悪なものになってしまう。ならば一晩寝かせるに限る。と言うわけで，明日のネタにする。と言いつつさわりだけいっておくと，こうなってしまった原因は，極めて単純なことだということである。それも，ほんのワンプレイがすべてを決めてしまった，とだけ言っておく。今日はこのくらいにしておきたい。BlogPeopleSIGMA People

  2015/04/05

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  それみろ，これが現実だ。

  何をやっても，だめなものはだめだ。仕方がない。なんせ弱いんだから。今日のような策にもなっていない策で勝てるくらいなら，そもそも連敗なんてしない。しつこいようだが，オープン戦で出来なかったことが，あたかも魔法をかけるように公式戦で出来るわけがない。要はそういうことだ。オープン戦の間，カープの攻撃陣の貧打拙攻得点能力不足は，明らかになっていたはずだ。その間，何かをカープの首脳陣は変えようとしたか。何もしなかったではないか。それでは変わりようがない。黒田博樹が，確かに先に点をやったのは，彼にとっては失態だったに違いない。きっと責任感の強い黒田博樹のことだから，味方が先に点を取るまではゼロに抑えるつもりでいたはずだ。しかし，それを今後ずっと求めることは無理というものだ。今日のような展開になることだって考えられる。そう，野球は点取りゲームなのである。点を取らないと勝てないのである。まあ，今日に関していえば，カープが八木をなめてかかって大けがをしたとでも言ったらいいのだろうか。いつか打てるだろう，いつか点を取れるだろう，いや，いつか崩れてくれるだろうと思ってのんべんだらりとした甘っちょろい攻撃に終始していた。２試合連続サヨナラ負けを喫しているということを踏まえて，１点でもたくさん点を取るためにがむしゃらになって食いついていくような姿は。まるで見られなかった。とにかく気持ちよくバットを振り回す，そんな姿しか見えなかった。客観的に考えたら八木というのはカープにとって苦手とするタイプのピッチャーなのだから，こういう連敗中だからこそ何かを変えなければならないと必死になってかかっていかなければならなかったはずだが，残念ながらそういう姿は見られなかった。きっとカープの選手は今自縄自縛状態に陥っているのだろうと思う。それを解き解くのは本来スタッフの役割であるはずだが，なにぶん修羅場をくぐり抜けてきたことのない人が新米監督の周りを取り囲んでいるだけなので全く何の役にも立たない。新井宏昌さんが本来ならそれをリードするべき立場であるのだが，なにぶん孤高の人であって育成には定評はあるがそういうリーダーシップという面では今ひとつというのが残念ながら現実である。ならば石井琢朗さんと言いたいところであるが，残念ながらこれもベイスターズ時代でもいわゆるキャプテンシーとかリーダーシップという言葉とは無縁だったようで，こういうときにはあまりお呼びでないというのが実情らしいのである。だからこそ，新米監督を支えるには，有能な参謀が必要だったはずなのだが，カープはそれを「あくまでチーム内の人事異動」と突っぱね，永田をそれに当てるという愚策に打って出た。それが今，こういう形で弊害となって出ているんだよと言って差し上げたい。明日の先発は福井優也と伊藤準規。伊藤には過去何度も痛い目に遭っているし，なんせ５連勝中対５連敗中の相手なので，それだけでも大ハンデだ。もっとも，福井というのは気持ちの強い男なので，いや強すぎて自らを御することが出来ない節もあったのだが，こういうところで投げさせるにはよいのかもしれない。で，攻撃陣をどう差配するのかと思ってみたら，何とプリンス君を明日一軍に帯同させるんだそうである。確かにファームでそこそこヒットは打っているのだが，完全にフォームが崩れていたのを一から矯正している途上であったはずの選手である。チーム内競争でふるい落としたはずの選手にこういう一つ間違えば転落の詩集というべきところを任せるという偉大なる矛盾。やはり緒方孝市，何か考えのベクトルが間違っているというべきなんだろう。それともこの５連敗という醜態を隠すために，昨日は新外国人獲得のニュースで抑え，今回はプリンス君の人気を借りて抑えようとしているんだろうが，こんなもの大本営発表の「我ガ軍ノ損害極メテ僅カナリ」と一緒だ。何度も言う。カープは，弱いのである。決して運が悪いのでもなければたまたま巡り合わせが悪いのではない。それを強くする作業を怠ったのが今回のスラップスティックの原因であるし，カープというチームを強くする作業を怠らせたのは，ひとえにもの知らぬカープファンが甘やかしたからではあるまいか。その意味では，自業自得なのである。と，いっても，通じないんだろうな。今日の試合でも，終盤重苦しい雰囲気でカープの敗色濃厚となっていたときにでも，レフトスタンドのカルト信者様たちはにこにこ笑って応援してたもんな。私には，その感性が分からない。連日こんな試合見せられて穏やかな心境でいられるか。BlogPeopleSIGMA People

  2015/04/04

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  何も言うことなし。

  だって，負けるべくして負けてるんだから。点取れなきゃ勝てないよ。ただそれだけ。よそのチームは，点を取るためにいろいろ工夫してるんだよ。相手のピッチャーを攻略するために全身全霊を尽くして戦ってるんだよ。それに比べてカープと言うチームは，気持ちよくバットを振ってその結果がよかったら単発で点が入って，悪かったらまるでお手上げ。そんなことしてたら頭の弱いファンは喜んでくれるかもしれないけど，肝心の野球には勝てないよ。こんなの証明不要の定理だから。はっきり言って，緒方孝市という人がどんな野球を指向しているのか，いまだに見えてこない。その典型は延長１０回の攻撃ではなかったかと思う。ワンアウトから野間がカープの大嫌いなピッチャーのひとりである高橋聡文をうまく攻略してヒットで出た。そして菊池。ただ打たせるだけ。確かに田島の荒れ球にむやみに足を使うのは危険という判断と言えるかもしれないが，その荒れ球のくそボール球を菊池が振り回して三振していたら話にならない。これで攻撃が途切れてしまう。ようやく丸が追い込まれてからディレイドスチールを敢行して成功したけれども，流れを変えるには至らない。要するにこの監督さん，勘が鈍いというか，やることに１本筋が通ってないというか，もうはっきり言ってやりたいことがよく分からないのだ。その裏の攻撃で，一岡が荒木に，そしてエルナンデスに逆方向に押っつけられて万事休したのは，決して偶然でも何でもないのである。そういえば，今日は松山に代えて岩本をスターターで使ってきたが，これも私にいわせればワンテンポ遅い。それに，今日の山井のようにコントロールのよいピッチャーには，岩本は案外弱い。現に，きっちりインサイドを攻められて自分の打撃をさせてもらえていなかった。これできっと明日の岩本の出番はないだろう。またせっかく調子のよい選手をひとり潰してしまうこととなるのは目に見えている。明日の先発は左腕の八木だが，果たしてどんなスターターを組むつもりなのか。ある意味楽しみでもある。きっと今頃宿舎で指導者見習いの集団があたふたと慌てふためいて鳩首会談でもやっていることだろう。ロサリオの強行一軍登録？それともプリンス君に賭けてみる？あるいはまさかのレフト會澤？天日干し状態にされている小窪の出番は？きっと結論が出なくなって今日と同じスターターがならんだりしてね。それでも明日は勝つ，だって黒田博樹が先発だし，相手の八木もこの数年結果が出ていないからという向きも多いだろう。しかし，それは前回先発のときと同様に黒田が無双のピッチングをすることが前提条件となっていることに果たしてどれだけの人が気がついているだろうか。まあ，黒田博樹とて神じゃないんだから，ずっとゼロで抑え続けることはないと考るのが妥当である。よって，今日のジョンソンと同じように７回２失点くらいでまとめてくれればよしとしなければなるまい。さあ，果たして今のカープの打線で，それ以上の得点が取れますか？この命題に素直にイエスと答えられる人は，よほどおめでたい人だと思われる。ところで，あまりの貧打ぶりが露呈したことでまずいと思ったのか，あるいはあくまで本気で優勝をねr去っている振りをするためかどうか，ついに新外国人を獲得した。ナショナルズのロースターから外れたネイト・シャーホルツ外野手。その触れ込みがまた物々しい。メジャー通算７９９試合で５２９安打，５２本塁打。２２８打点，打率２割５分３厘。年俸は約１億４０００万円という。しかし，こちらを御覧いただきたい。１１８二塁打，２２三塁打という数字から見て中距離ヒッターであるにもかかわらず，三振が４０８。三振かホームランかというのはよくあるパターンだし，相手投手にとっては恐ろしいことこの上ないのだが，三振か二塁打かなんて聞いたことがない。果たして日本の野球にフィットするのかどうか。こういうところは，プレスは報じない。だからこういうときは必ず原典に当たらなければならないのである。まして今はWEBでメジャーやマイナーの成績の詳細なスタッツが検索できるのだから。少なくとも言えることは，やはり緒方孝市という人，将たる器ではないということがはっきりとしてきた。ひょっとして，前任者を凌ぐどころか，球団史上に残る愚将への道をまっしぐらに進んでいると言っても過言ではない。それでも参謀が有能であれば救われる余地もあるのだが，まああとは言うだけ野暮か。まさに，一将功成らざりて万骨枯る。連日こんな試合見せられて穏やかな心境でいられるか。BlogPeopleSIGMA People

  2015/04/03

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  どの口が優勝を争うなんて言うわけ？

  アホか，おまえら。よもまあいけしゃあしゃあと「今年は優勝します」などと前景気煽ってくれたもんよのう。それが何や，この様は。めちゃくちゃ弱いやないか。勝ちに行く野球やってないやないか。なあ，緒方孝市よ，あんたの目指す野球はなんなんや，いったい。６試合もやってまるで見えへんやないか。ノーアウトでランナーが出たら判で付いたように送りバント。しかもビハインドの場面でも頑なに変えない。あんたは野球のルールをほんまに知ってるんか。「９回終了までに相手チームよりも１点よりも多く点を取ったチームが勝ち」なんやぞ。あんたの野球は，形だけの野球擬きや。何か形から入っているようにしか見えへん。ほんまにそういうところと，しょうもないところに硬くなまでに頑固なところは，前任の監督に似たな。やっぱりあんたは，単なる「球団内部の人事異動」で監督に擬されただけの雇われマダムに過ぎないことが，よく分かったわ。あんたのやってる野球に理もなければそこに采配もない。死んだ目の選手の死屍累々が転がってるだけやないか。これ以上ファンを騙くらかすのも，ええ加減にせえよ，全く。はっきりいってこの３連戦。野球の質ではベイスターズとカープは比べものにならんくらいの差があったぞ。ベイスターズは上位打線も中軸もしっかりしてるから出塁したら足を活かしてかき回し，中軸の長打で走者を帰すことが出来る。カープは何なんや。しつこいようやが機動力野球を標榜する割には足を絡めた攻撃という者がまるで見られないし，せっかく開幕から当たっていた菊池に送りバントばっかりさせるもんやから菊池の状態まで下がってきてるし，丸は相変わらずチャンスになったら打てない。グスマンは相も変わらず一日一善。そこからあとは，もう話にもならん。攻撃陣，ぼろぼろになってるやないか。それを立て直そうという策略はないんか。このチームには。まあ，チーフコーチが永田という時点で終わってるんやけどな。悔しかったら，カープファンを納得させるだけのことをやってみろ。結果出してみろ。いまのままやったら，またジョンソンと黒田が無双のピッチングをしないと，勝てんぞ。そんな都合のええことが，いつまで続くと思うてるんや。とにかく，もう腹が立って腹が立って仕方がない。連日重複となることを許してもらえば，オープン戦で出来なかったことが，公式戦の鉄火場でできるわけがない。そのオープン戦で，カープは本当に悲惨な成績しか残せなかった。ならば公式戦もこうなることは，いわば必定の理だったんかもしれんな。それを黒田博樹復帰という前景気でだまくらかされて，カープファンは視野狭窄に陥っていたんやろう。その意味では，ちょっとはカープファンが何かがおかしいと思ってくれればいいのかもしれんけどな。まあ，期待は出来んが。今日の試合も，たぶん惜しかったねとにこにこ笑って帰っている自称カープファンがいっぱいいるんやろうな。あーあ。まあ，それでもまだたかが借金２やから，地道に付いていけばなんとかなる数字ではあるんやけど，それができるかな。今のカープに。たぶんセントラルの６球団の中で一番悪い野球やってるのに。何か劇的に変わる策略が浮かぶかい？全国三千万人（推定）のカープファンに謹んで申し上げたいが。あるとしたら，今のところ出来ることはひとつしかないよ。緒方孝市さん，お疲れ様でした。とりあえず名目は休養でいいから，しばらくカープから離れてて。今のカープに，監督を育てるような余力はないんだから。あとコーチングスタッフもね。新井さんと琢郎さんとカンエイ以外は帰ってよし。カープOBで在野にいらっしゃる有為の人材はたくさんいるんだから，彼らに戻ってきてもらえばいいだけの話。もちろんその大前提として，カープを食い物にして甘い汁を吸い続けている松田一族の追放がなけりゃ，骨抜きにされるだけだけど。もう今日の試合の内容については書かない。一言だけ言うとすれば，前田健太よ，もう一度目の前の野球に集中しろ。それだけ。連日こんな試合見せられて穏やかな心境でいられるか。BlogPeopleSIGMA People

  2015/04/02

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  冗談を言っていいのは午前まで。

  今日はいうまでもなくApril foolの日なのであるが，あれにはちゃんと暗黙の決まり事があって，冗談，もしくは他愛のない嘘をついてよいのは午前中まで。一日中やってたらそれこそ逆にApril fool！と呼ばれるものなのである。それをまさに地で行ったのが，今日の広島東洋カープというチームである。まず我々をあきれさせたのがスターターの捕手を石原に代えたことである。石原と言えば打てない上に素人でも分かる単調なリードが売り物で，年の一回だけ大当たりをして見る者の目をごまかすことが出来るという高額食わせ物商品である。確かにジョンソンとは相性がたまたま合ったからよかったのだろうが，昨日の今日を受けて會澤を変えてまで野村祐輔と当てる理由が見当たらない。會澤に何かコンディション上の不具合があったのかもしれないが，ならば倉だ。打てないのはどっこいどっこいだが少なくとも石原よりはいいリードをする。少なくとも，會澤を今年売り出したいのならば，敢えて今日會澤を忌避した理由が見当たらないのである。こういう場合，大概作戦の方が間違っている方が経験則上極めて高い。現にそうなった。当たっているベイスターズ打線に足でかき回され，球数を稼がれて苦し紛れに投げた甘い球を打たれ，まったく野村祐輔にとっては災難だったと言うほかない。一方の攻撃といえば，もうモスコーソ攻略の鍵はそれこそ早いイニングで100球投げさせることと分かっているのに，そうしない。それを捨ててまで，真ん中のまっすぐをきれいに打ち返すことの魔力に取り付かれているからこれまたご冗談でしょと言わざるを得ないていたらくである。1回表など打者3人すべてカウント3-2までいったのであるが，そこできっと甘い球が来ると信じて振り回した結果が今日のすべてであると言って過言ではない。逆にベイスターズの打撃を見よ。嫌らしいまでに球数を稼ぎ，甘い球が来るやセンター方向にきれいに打ち返し，足でかき回して投手の集中力を害すること大なる者だったではないか。こういう野球を，本来カープがやらなければいけないんじゃないのかい？ええ，こうなることははっきり言って予想が付いてたよ。オープン戦で出来なかったことが公式戦に入って出来るようになるもんじゃない。何といってもポイントゲッターの不在。これに尽きる。確かに今はエルドレッドもロサリオも以内からと言い訳する向きがあるだろうが，ロサリオの虫垂炎もエルドレッドの離脱も2か月近く前の話である。ならば，なぜ緊急補強に動かない。グスマンと新井でなんとかなると思っていた，その程度の甘い皮算用がカープというチームの組織，フロントにも現場にも漂っていたからではないのか。これは人災である。もちろん松田元というチームの優勝なんてちっとも考えていない特別背任男がすべて悪いのであるが，ならば現場にはなにも意見がないのか。少なくとも緒方孝市にはその責任があってしかるべきである。しかし，初戦は雇われマダムの悲しい性で，松田元のバカには楯突けないのだろう。ならばファンがもっと煽るべきなのであるが，なんせ若手選手の出番が限られるから補強を余りしてほしくないなんていう自称「カープ女子」の「神」がいるくらいだから，そんなもの期待出来やしない。昨日の本当にどうしようもない不出来な試合だって，ヒットがたくさん出て楽しかったとか，1点差で惜しかったねとかいってにこやかな顔でスタジアムをあとにするファンが少なくなかったやに聞く。それじゃ，ハジメのバカはのうのうと札束数えながら左団扇でいられるわけだ。話が逸れかけたので，元に戻す。ポイントゲッターがいない。しかも言うまでもなく1番も固定できない。ならどうするか。セオリーはひとつ，調子のよいものから使え，だ。開幕シリーズというのは実は一種の短期決戦のようなものなのであって，ここで出遅れると，修正するのに相当の時間と労力を要する。ならば短期決戦の勝利の要諦は何か。格より相性より調子だ。いるではないか。天谷と岩本が。それにポカは多いが少なくとも松山のバットが振れているのは確かだ。ならば，彼らを前面に押し出していけばよいではないか。しかし，緒方孝市は，こういうところだけは頑固である。その割には，下位打線の組み方は本当にぶれまくりである。要するに，やってることに一本筋が通っていないのだ。緒方孝市が，何を考え，どのような野球を指向し，それをグラウンドの上でどのように表現したいのかが，全くもってよく分からない。どうもこの人，実は野球をよく知っているようで実は知らないんじゃないかとさえ思えるのである。その意味では，実は緒方孝市の更迭こそが一番のカープ浮上の近道ではないかとすら思えるのだ。もちろん，後任が高信二とか野村謙二郎とかまさかの山本浩二第三次政権とかいうのであれば，現状をさらに悪化させるだけであるのは目に見えているが。はっきり言う。本当に今のカープは弱い。ただし，それは確固とした原因に裏打ちされている弱さだから，その原因を除去すれば，巻き返しはまだ可能である。そうでなければ，それなりになるだけだ。しかし，松田一族が支配し，選手をただ甘やかせるだけの，そしておかしいものをおかしいと言えないカープファンが取り巻き，選手を甘やかしている現在の構図では，それは限りなく不可能に近い。残念ながら。明日の予告先発はカープは前田健太を立てるようだが，ベイスターズがこれまたカープの大嫌いな高崎健太郎を立ててきた。よほど前田健太が目の前の投球に必死になって，すべての雑念を捨て去った心境で9回を0点に抑えないと，勝つことは難しいだろう。あまりたとえがよろしくないが，もし私が野球賭博のハンデ師ならば，間違いなくカープにプラスのハンデを付けるだろう。まえだけんたがみられる，わーいと言ってハマスタに足を運ぶ向きには，相当過酷な試練が待っているに違いない。試練と感じないんだろうな。きっと前田健太が見られたといって喜んで家に帰るんだろうな。ベイスターズに3タテ食らったとしても。さみしいよのーっ，情けないよのーっ。今日のような試合見せられて穏やかな心境でいられるか。BlogPeopleSIGMA People

  2015/04/01

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  弱いわ，ほんまに。

  ええ加減にせえよ，おまえら，特に野手陣。これが今日の偽らざる感想。まだ開幕4試合目だから早急な判断は避けなければいけないとしても，去年から，なーんにも進歩してない。これで優勝なんて，どの口が言う。とにかく，1回と2回のザル守備に尽きる。あまりにも腹立たしいからもうそれをほじくり返すことはしない。とにかくあれだけはどんな抗弁も許さない。ハマスタが寒かった？風が強くて集中できなかった？LED照明がまぶしすぎて対応できなかった？まあそんなことを言う不心得者はいないと思うが，それで大瀬良の足を引っ張ったという重い責任を，今日のスターターは重く受け止めるべきだ。いや，守備のミスだけではない。相も変わらず攻撃が弱すぎる。チャンスメイクは出来るがチャンスに打てなさすぎる。全く昨年から変わっていないではないか。昨年のオフから今年のスプリングキャンプまで，首脳陣は何をしておったのか。どういう策を練ってどういう方法論で点を取りに行くというかということが，全く見えてこない。16安打打って6点。アホかとしか言いようがない。まあ，ジャイアンツのようにある程度熟成されているチームならともかく，二十何年も優勝できないカープのようなチームで，「コーチを育てる」などと言うたわけたことがまかり通り，一部のお花畑カープファンがそれを喜んでみているという構図が，すべてなのである。そもそも論として指導者経歴の乏しい緒方孝市を監督に据えるのなら，実績経験豊富なコーチで周りを固めるのが筋論だが，そこを畝や玉木や迎で賄おうとしている時点で，カープはバカだとしか言いようがないのである。何でも一部には畝を非常に有能なコーチと賞賛する向きもあるようだが，とある大物OB曰く，「畝なんかに何が教えられる」というのが正当だろう。とにかく，今日の試合で起こった事象は，まさにカープの暗黒の四半世紀の象徴と言うべきである。これだから勝てない，そういうもののオンパレードである。だから，今日のような試合を惜しかったなどと言うようなファンは，私に言わせれば敗北主義の固まりかただ単に頭が弱いのである。今日のような試合，あるいは開幕戦もそうだと言えるかもしれないが，こういう試合に対して怒り，とは言わずとも強烈な悔しさがわき上がらないようでは，まさにカープファンが選手を甘やかしているのと同じ道理と言わざるを得ない。あのどうしようもない負け方をした開幕戦のあと，緒方孝市は「紙一重の差」と言ったようだが，そんな了見だから今日の試合も落としたんだとさえいいたくもなる。微差は大差，というのはカープの前監督の著書に対するアンチテーゼとも言うべき森脇浩司監督の著書の表題なのだが，勝負事ではまさしくその通りなのである（現に，今森脇監督がそれで苦しんでおられるではないか）。あるいは俗な表現だが「神は細部に宿り給う」という。そういうところが，緒方孝市は理解出来ていないんだろう。まあ，それをもっとも理解出来ていない人間に師事していたのだからやむを得ないか。とにかく，今日はこのくらいにしておく。というより，これ以上書いたら，ただでさえどうしようもない駄文が余計俗っぽく勝つ醜悪なものになって言ってしまう。なので，ここらでぐっと呑み込む。その代わり，明日もこんな負けかたしたら，いやそもそも負けようもんなら，今度こそ承知せんからな。今日はこの程度で許しといたる。BlogPeopleSIGMA People

  2015/03/31

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  ヒロシマ球界の憂鬱2015その１：黒田フィーバーのその裏で

  何でも，今日広島市内は桜の満開が宣言されたようである。とはいえ，ここでも拗ね者の私は，染井吉野というのがあまり好きではない。何か白いばっかりであのいわゆる「桜色」の趣とは離れているような気がするのである。やはり桜は，吉野桜か少し黄色みのある鬱金桜がよい。私は桜餅や桜の花の塩漬けが大好きなのだが，これをもし染井吉野の花や葉で作ったら悲惨なことになる。まさに虫も食わないのである。どうでもいいことだが。などというのはだいたい嫌事がこの後に続くときのカモフラージュ，というのはだいたい弊ブログの読者の方なら御承知だろうが，今回もまさにそうである。カープの開幕3連戦。2勝1敗ととりあえず勝ち越しはしたものの，試合内容はお寒い限り。花見日和どころか緋寒桜でさえ蕾ぱらぱら状態である。もちろん，開幕シリーズなどというのは内容ぼちぼち，白星を積み重ねるのが最優先なのであって，その意味ではとりあえずのミッションはコンプリートしたと言っていいのかもしれないが，この3連戦を見た感じ，とにかく硬いのである。何が硬いといって，個々の選手のプレイが硬い。いや，トータルとしての野球が硬い，いや，ベンチの中が硬い。とにかく画面で見ても硬さが伝わるのである。いや，文字列で見ても硬さが伝わるのである。もちろん，開幕シリーズというもの，見ている方も力が入るが，やっているプレイヤーにも力が入っていることは容易に推察できるのであって，優勝した年ですらああエンジンがまだ暖まりきっていないなあと思うようなきりきりした試合が多かったから，そんなもんだといわれればそれまでだ。しかし，どうも私はそういう開幕直後の硬さが抜けきれない状態というのとはもっと異質の「硬さ」というものを感じるのである。その原因をつらつらと考えるに，あるひとつの結論に達した。これって，déjà vu？そうなのである。昨年までの野村謙二郎体制での野球と変わらないのである。いや，それよりもさらに劣化してしていると言ったら言いすぎか。私は今稀代の名著との噂が高い笑うしかなかった，もとい「変わるしかなかった」を精読中なのであるが，野村謙二郎の書いていることと，緒方孝市が言っていることや実際にやっていることとが，見事に符合するところがかなりあるのである。それがどこでどうなのかと言うことはネタバレになるし慎重に書かないと著作権の問題になるので今日は書かないが，一言で言うなら，どうも野球の目指すところが野村謙二郎と緒方孝市は同じ方向を向いているのである。さらに言うならば，野村謙二郎というのは，良くも悪くもまあ華があって目立つ男である。だから毀誉褒貶非常に別れるのであるが，どうも緒方孝市というのは顔だけなら野村謙二郎の何倍も男前だが，どうも華がないのである。だからベンチに座っていても目立たないし，地味なのである。本来はそこに鬼軍曹的なコーチや地味でも名参謀的なキャラ立ちのするコーチ（たとえば伊原春樹とかね）がいて新監督をもり立てなければならないのだが，なんせカープは一軍のコーチをこれから育てようというまさに球界の常識から見たらあさっての方向へベクトルが向いているようなチームであるから，余計にベンチの空気が暗く感じてしまうのである。本来ならもう一つ踏み込んで書きたいところであるが，まだたった3試合を消化したばかりである。それですべてを判断するのはフェアではなかろう。先ずは明日からのベイスターズ戦，よくよく見せていただきたいと思う。さっそく明日の先発は大瀬良大地対井納翔一。大瀬良の調子は万全とおぼゆるが，またしても相手先発はカープ打線が苦手にする投手である。カープベンチがいかなる策を練るのか，そしてどういう野球をするのか。ここはひとつ緒方孝市も肩の力を抜いて，自分の感性で野球をやっていいんじゃないか。少なくとも，昨日見せたような野間が二打席連続ヒットを打ったにもかかわらずそれを菊池が全部送りバントをするなどと言うような面白みのない野球はやめようよ。せっかく個性のある花を持っている選手を全部真っ白に品種改良するようなことはやめようよ，ねえ。おお，見事に前振りと落ちが繋がった。BlogPeopleSIGMA People

  2015/03/30

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  勝たなければいけなかった。勝ってよかった。

  開幕３戦目，しかも１勝１敗後の３戦目であるから，必勝を期さなければならない試合であることは，曲がりなりにも優勝を目指すと言うためには最低限勝たなければならない試合である。しかし，今年のカープにおいては，それ以上の意味のある試合であったのである。いうまでもない，先発投手が黒田博樹。黒田博樹に白星を付けてチームも勝つ，それが今日の試合の大命題だったのである。結論だけ言えば，その通りになった。だからよかった，今日のところは，もうそれでよいのではないか。何せ今日の試合で一番プレッシャーを感じていたのはほかならぬ黒田博樹自身だろう。ただでさえ今シーズンの公式戦初戦なのである。ただの一試合とは違うだろう。そのうえに，カープで投げるということがまさに一挙手一頭足まで注目されていたわけである。そのプレッシャーたるや，百戦錬磨の黒田博樹をもってしても相当のものがあっただろう。その中での７回無失点。ただただ感服の限りである。決して内容はよい部類には入らなかっただろうとは思う（あくまで「黒田博樹レベル」では，だよ）。でも，締めるところは締め，バント処理からの併殺プレイもあったし，決して得意とは言えない打撃でも必死に食らい付いていた。本当に感動した。心より拍手を送りたいと思う。おそらくこのひとつの勝ち星は，黒田博樹にとっての日米通算１８３勝目というだけではなく，何物にも代えがたい１勝であることは，もはや言うだけ野暮という者だろう。だからこそである。この試合，たった２点しか取れなかったことが，非常に不満なのである。いや，この３連戦通しての感想や不満はたくさんあるのだが，今日は黒田博樹に免じて書かない。たぶん，明日まとめてきっちりと書くことになるだろう。まあ，一昨日に半ば怒りにまかせておおかた書いてしまったから，その焼き直しになることは間違いないだろうが。まあ，今日は黒田博樹の余韻に酔うこととしよう。きっと次回登板では硬さも取れてもっといいピッチングをしてくれることだろう。その頃にはきっと打撃陣も少しは調子を取り戻しているだろう。その意味ではグスマンがタイムリーを打ったことは非常に置き位のである。ヒットこそぼちぼちと打っていたが，今日はまさにらしい長打が出たのである。そして次のシリーズはハマスタである。両翼９４メートル，センターまで１１７メートル。フェンスこそ高いが打ち下ろし。何かの間違いでスタンドに入ってくれると，化けてくれる可能性もあるのだ，とだけ今日は書いておこう。いつもより短いって？そう，黒田の余韻に寄っているだけではなく，正味気持ちよくワインに酔っているのである。だから，こんなもんで締める。とにかく何でもいいから勝て。そして突っ走れ。BlogPeopleSIGMA People

  2015/03/29

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  4年前を思い返してみる；よりよい広島のために

  書くべきか書かざるべきか悩んだのだが，あくまでひとりの有権者としての立場で思いのたけを書くことにする。本日，3月29日は，いうまでもなく統一地方選の公示日である。広島市民である私については，広島市議，県議，そして政令指定都市の首長である莫大な権力を持っている広島市長を選択すべき権利が与えられているのである。すでに広島市長選の動向については，私も書いてきたしすでにプレスで報じられているところであるので，あえて繰り返すことはしない。そして，現職に対してサンフレッチェの社長であった小谷野薫氏がその職を辞して（その経緯にドタバタはあったにせよ）挑むというところで，全国的にも注目されているところである。思い返すに4年前，3期12年も広島市政を強権政治で我が物にし，広島という年をほかの政令指定都市よりも周回遅れにした戦犯である秋葉忠利が自ら政権を投げ出して新顔通しで行われた選挙戦。詳細はこのとおりであるが，この私，秋葉の広島市の奥の院の官僚どもや似而非平和団体等の利権と癒着した強権政治の継承では広島市に明日はないと思い，自民公明推薦，中央官僚からの落下傘という点で不満はあったものの，秋葉よりはましだろうと言うことから松井一實に一票を投じた。民主主義とは所詮妥協なのであるから。しかし，それから4年。私の見る目は間違っていたと思わざるを得ない。見えてきた姿は，何のことはない，秋葉レジームそのままだったのである。いや，秋葉よりたちが悪いと言っても過言ではない。漏れ伝わってくる話によると，松井は広島市民など完全に小馬鹿にしていてバカな市民なんてこうやって丸めこめなどと側近の官僚どもに平気で口走っているようだ。そんな感性だから，例の「サンフレッチェは2位でいい」発言が出てくるんだろうと，妙に納得したものである。何か松井の悪口ばかり書いているようだが，言うまでもなく松井は現職の市長である。ならば，その4年間を検証し，さらに4年間広島市を任せるに堪えうるかという批判という作業を有権者として行わなければならないのである。ここで言う批判とは，検証し吟味を重ねて是という結論を出すことも含まれることを，付け加えておきたい。批判というと何かすべて全否定と頭から思い込む向きもあるが，その点は頭に入れておいていただかなければならない。単純に是，嫌いだから非というのでは，有権者として無責任に過ぎるのである。その観点から松井一實の4年間というのはどうだったか。これはぜひ真剣にお考えいただきたいのである。少なくとも，あの8.20災害対応だけでも，私は評価することが出来ない。一介の市民ですら安佐南区にとんでもない大雨が降りそうだ（実は現にその前夜から降っていた）ということを，情報として知っていたのである。それにもかかわらず，氏の防災の最高責任者である市長の登庁が翌朝7時半。広島人には中国新聞や在広プレスによって情報統制されているから知られていないが，これは全国的に笑いものになっているのである。そのほか，広島市内の中心部に空き地をたくさん作り，その利用方法さえまともに出来ないとなると，これは政令指定都市の首長としてどうなん？と思わざるを得ない。だからこそ，自民，公明に加えて今回は民主党の推薦も取り付け，相乗りで乗り切ろうとしているんだろう。前回の選挙戦のときには「市民との対話」とか何とか言っていたようだが，今年はその言葉もなく，政策もとってつけたようなもの。やっぱり市民をバカにしているのかと思わざるを得ない。しかし，じゃあ自民党や民主党も一枚岩かといえばそうではない。自民党市議は完全に分裂しているし，民主党市議は何と言っても政党のトップがトップなだけに，まず自分の選挙だけで手一杯というのが実情らしい。今日の中国新聞によれば，松井の選対委員長がまず強調していたのは政策ではなく「相乗り」である。すなわちそれが弱点であるという逆転の発想が出来るわけだ。しかし，それを変えるのもなにも，有権者が選挙に行かなければ何にもならない。利権にすがりついている爺婆どもは一生懸命選挙に行くのである。もし今の広島市を変えたいと思うならば，まず選挙に行って一票を投じなければ何にもならない。特に投票率の低い若い人たちに，選挙に行ってほしいのである。それは実は一番松井陣営が恐れていることなのである。誰に入れろとかなんとかいう野暮なことはしない。しかし，とにかく，みんな選挙に行こう。選挙に行かなきゃ，なにも変わらないよ。選挙こそ民主主義の根幹だよ。BlogPeopleSIGMA People

  2015/03/29

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  晴れ時々pridegreen　#030

  天使：はいはい，カープはやっと勝てましたという感じよねえ，これで負けたらお先真っ暗って感じですもんね。悪魔：ほんまになあ。投げたジョンソンは準パーフェクト，これに打線が呼応するかと思うたら結局菊池のソロホームランの1点だけか。ほんまに，選手の「個の力」だけで勝てたような試合やからな。天使：そのT-山田さんに打たれたヒットも，あれは普通のライトだったら取れたんじゃないかっていう疑惑が上がっているわよ。誠也君の足が動かなくて取れなかったんじゃないかって。悪魔：まあ，あれは微妙なところやなあ。確かに，イニングの先頭打者でしかも長打力のある山田哲人だけに深めに，かつレフト寄りに守っていたからという抗弁は成り立つと思うぞ。でも，チームに本当の勢いがあったら，取れたかもしれんなあ，とだけ言うておく。天使：何よ，今日に限って歯切れが悪いわねえ。まさか昨日の試合に怒って今日の試合を見てないとか。悪魔：管理人がなあ，今日は試合の最中に外出中でなあ，帰宅したのが試合終了直後。その間必死に一球速報で文字列を追ってたけれども，さすがに見てきたようなことは書けんと言うてる。天使：なるほどねえ。まあそれじゃ仕方ないか。でも，ハイライト映像はしっかりと見てるんでしょ？悪魔：もちろん。ただ，やっぱり手に汗をかきながら映像を見るのとはやっぱり違うんやな。それでも，文字列は残酷なもんでなあ，客観的にいいところも悪いところもあぶり出してくれるから，まずはそれをネタに行こか。先ずはジョンソン。ピンチらしいピンチもなくて完璧やったなあ。まあ1安打無四球完封やから当たり前と言えば当たり前やけれども。天使：ほれぼれするような内容だったわよねえ。なんといっても，完璧なピッチングをして勝ったということが大きいんじゃないのかしら。悪魔：そのとおり。いいピッチングをしてもそれがチームの白星に繋がらなかったり，繋がっても自信に白星が付かないようなことが続いたら，勝利の女神の運が逃げていくと言うことがままあるんや。それでつぶれたピッチャーは数知れんからな。天使：そういう意味では，カープの昨日の負けがあまりにも痛いんや。オンドルセクを打ち込んで負けを付けたら，オンドルセク，ライアン君，そして真中スワローズにまとめて痛い目に遭わせることが出来たのよね。それだけに，昨日のあの石井琢朗の判断ミスと，中崎のイニング跨ぎの継投ミスは痛すぎるほどに痛いわね。取り返しが付かないミスになる可能性すらあったわけよね。悪魔：そのとおり。それをジョンソンがすべて帳消しにしてくれた。少なくとも，スワローズに傾きかけたこのシリーズの流れを押しとどめることくらいは出来たと言うてええやろな。白星こそ最良の良薬やからな。天使：それにしても，本当に，打てないわねえ，点取れないわねえ。だめ押しの1本が出ないわよねえ。よく菊池君が打ってくれたものだわ。もしスコアレスのまま9回まで来たら・・・悪魔：昨日の再現と言うこともあったやろな。リリーバーは昨日の失敗を引きずったままマウンドに上がるわけやし，何より畝が差配するような継投なんてまともなわけがないもんな。天使：畝さんはずいぶんな言われようねえ。一部のファンには神のように礼賛されているらしいって聞いたけれども。悪魔：だって結果出てへんやないか。そりゃ去年はあんなあほうの監督が口出ししてたから継投がめちゃくちゃになったのもわかるで。でも今年もこれまで同じ過ちを繰り返しているやないか。公式戦はまだ2試合目やけれど。天使：そういえば，ここのところ一岡君の姿が見えないわよねえ。昨日だって中崎君の投げる順番は本来なら一岡君でしょ？どうも怪しいわよねえ。悪魔：ええところに目を付けてるやないか。どうも管理人も怪しの目で見ているらしい。まあ，出てきたときにすべては分かるが。天使：それより，明日はいよいよ黒田博樹様が登板されるのよねえ。公式戦でどんなピッチングをなされるのか楽しみよねえ。悪魔：あんまり過剰な敬語を使うと馬鹿にしてるのと同じことになるぞ。しかし，オープン戦で黒田にきりきり舞いにねじり上げられたスワローズがそのまま黒田博樹に白兵戦を挑むとは思えんぞ。カープとは違うんや。天使：なんか待球作戦がどうのこうのとか言ってるらしいわねえ。まあ，それ以前に点を取らないことにはどうしようもないじゃないの。どうするのかしら。誠也君や広輔君なんてかちかちに固まって打てそうにもないわよ。悪魔：広輔は思い切って外したな。まあ正当やろ。もっとも美間も結果が出なかったからなあ。どうやら由宇行きの切符は確実かな。誠也も場合によっては天谷と交代になるかもしれんな。それとも誠也とある程度心中するか。天使：これだけは緒方さんの腹ひとつだから分からないわよねえ。なんか昨日の試合を見てると，采配とか選手の差配はどうもけんじろさんの悪いところばっかり真似してる気がしてならないのよねえ。悪魔：残念ながらこれまた正論やろな。緒方カラーというものが全く出てないし，ベンチの中で埋没してる。それに，なんか暗いんやな，ベンチが。だから選手が硬いし，野球も硬い。そんな気がするぞ。天使：本来なら琢朗さんがそういう役回りをしてよさそうなもんじゃない？それか，迎さんあたりがバカやって盛り上げてもいいじゃなのよねえ。悪魔：残念ながら琢朗さんはそういうキャラクターではないらしい。リーダーという器ではないらしいな。迎はそもそも論外やろ。コーチ修行を一軍ベンチでするほど今のカープは余裕ないんや。天使：まあ，取り得ず明日よねえ。天気予報によると雨は午前中で上がるらしいから，試合には差し支えがなさそうねえ。せっかく出来た屋内練習場が役に立つ日が来たのよねえ。悪魔：果たして差し支えがないかなあ。グラウンド状態が今日と同じとは限らんぞ。まあ，オープン戦で小雨の中の試合を経験してるから大丈夫やとは思うけどなあ。あまり過度な期待はせんほうがええと思うぞ。天使：とりあえず明日は明日のお楽しみと言うことで。ところでサンフレッチェ，ヤマザキナビスコカップのグループ予選，アルビレックスさんと引き分けたのよねえ。悪魔：アウェイで勝ち点1を取ってめでたしめでたし，でええんと違うか？天使：何よ，今日はずいぶんサンフレッチェに冷淡ねえ。悪魔：仕方ないやろ。管理人がカープとサンフレッチェと両方の文字列を追うだけでも大変やったんや。途中であまりにもカープが危なっかしい野球をやってくれたんでサンフレがおろそかになってしまった，ということらしい。というわけで，さすがに見てきたようなことは書けない，ってことで今日はご勘弁・・・・・・（TENSHI and AKUMA coming soon......）とにかく何でもいいから勝て。そして突っ走れ。BlogPeopleSIGMA People

  2015/03/28

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  やはり緒方孝市，いまだ将たる器にあらず。

  はっきり言って，失望した。今日はもう以上。と，締めたいくらい，情けない敗れ方だった。本当に言葉がない。せっかくスワローズの継投の隙を突いて同点に追いつき，勝ち越しのチャンスももらったのである。そこで勝っておけば，ライアン君が投げた試合に負けを付け，オンドルセクにも痛い目を合わせて今後の対戦で有利に立つことが出来たのである。それもすべて，水泡と帰してしまった。きっと今年はスワローズにさんざんにやられるだろう，そういう予感すら漂わせたのである。確かに新監督同士のマッチアップとはいえ，二軍監督として経験を積んでいた真中満と野村謙二郎という稀代のあほうの下でコーチごっこをやっていた緒方孝市の勝負への執念の差が，如実に表れたと言って差し支えないだろう。やはり緒方孝市，いまだ監督の器にあらずと言った方がよいかもしれない。いや，本来ならそこにしかるべく軍師を据えるのが本来あるべき姿である。それが所詮永田でしかないというところに，このチームの本来的な弱さを見なければならないのである。とにかく，打力ではスワローズに劣るのだから，点取りゲームで勝つにはロースコアに抑えて一気のチャンスで点を取ることが大切だったはずである。しかし，残念ながら本来カープがやりたい野球をやったのは真中満であり，緒方孝市はただ選手を駒のように動かしていただけというのが今日の試合の偽らざる感想である。要するに前任者の悪いところばっかり引き継いでいたとしか言えない。一言で言えば勝負どころが分かっていないのではないか，そう思わずにはいられないのである。今日の敗因を上げるとするならば，やはり9回裏の菊池のヒットで極端な前進守備を引いていたスワローズの外野手を前に2塁走者の木村昇吾を無謀にも突っ込ませた石井琢朗の判断と，延長11回に中崎にイニングをまたがせた判断ミスであることは言うを俟つまい。まず前者の場面。ツーアウトであれば勝負を賭けてもやむなしと思うが，止めてもワンアウト満塁で丸だったのである。とにかくオンドルセクは岩本といい天谷といい左打者に気持ちよく打たれていたのだから，なにもあの場面で慌てることはなかっただろう。もちろん本塁送球が僅かにでも逸れていればセーフだっただけに結果論だと言われるかもしれないが，もしそうだったとしたら木村昇吾のスライディングが甘すぎる。一か八か頭から中村悠平に突っ込んでいくくらいじゃなきゃだめだ。怪我を恐れた？高橋慶彦曰く，怪我をしない選手は頭から突っ込もうが怪我しないし，怪我をする選手は足から滑っても怪我をすると。中崎の続投については，論外である。せっかくカープの中継ぎ陣が結果を出し始めていたところであるのに，それを完全に潰してしまったという点で，監督と担当コーチの責任は重い。まあ，畝に所詮何が出来ると私は思っているから，どうせこうなるのも自然の理くらいにしか考えていないのだが，ホームゲームの延長戦ではいいピッチャーから順番に使っていくというのは小学生でも知ってるセオリーである。なぜ一岡でなかったのか。よほど永川には信頼がなかったのか。そういうものが，全部見えてしまうのである。本当に，開幕早々最低の負け方をした。このダメージは相当尾を引くだろう。まあいい。開幕6連敗して優勝した年だってあるんだから，選手にはひとつの負けと割り切ってもらうしかない。しかし，監督の器量とそれを補佐するべきスタッフの軽量ぶりが，ここまで明らかになってしまったということに，私は最も重大な危機感を感じるのである。選手には悪く言いたくないが，敢えて言うならば，誠也に広輔。かっこよく野球をやり過ぎようとしているんじゃないか。誰もいきなり君たちに前田智徳の全盛期のような役割を求めてはいない。不格好でも泥臭く塁に出ることこそ，自分たちの仕事ではないのか。誠也よ，右と左の違いはあるが松山や天谷や岩本のバッティングをよく見て目を開くべきだ。広輔よ。いつまでも使ってくれるとは思わない方がいいぞ。木村昇吾も虎視眈々と狙っているし，美間が何かの弾みで打ち出したら途端に守備固めへ格下げだぞ。まあ，１試合だけで評価するのは本来アンフェアかもしれない。しかし，オープン戦から危惧されていたことがそのまあM出たことに，もっとカープファンは危機感を持つべきなのである。今日も結局タイムリーを打ったのは松山ではないか。松山以外にポイントゲッターがいないという現状が，いまだ改善されていないのである。こんなもんで優勝候補だなんて，物笑いの種だぞ，全く。とにかく何でもいいから勝て。そして突っ走れ。BlogPeopleSIGMA People

  2015/03/27

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  開幕直前に寄す；猛烈鯉愛交響曲第79番第一楽章

  いよいよ明日に迫ったペナントレースの幕開け，それを13年ぶりに広島市民球場で行うことが出来るという喜びを，先ずは噛みしめたい。しかし，それだけで喜んでいいのか？何年も問いかけ続けているこの言葉を，今年も投げかけずにはいられない。君たちは真剣に今シーズンのペナントレースを死にものぐるいで勝ちに行こうと思うてるか？思うてるんやったら，なんで20年以上も優勝できへんのや？言うてるのはまさか口だけか？喜ばしいことと言っていいのかどうかは分からないが，今年のカープは優勝候補との呼び声もかかっているところである。しかし，優勝候補と目されると言うことは，それ相応のマークもされると言うことだ。去年まで，いわばお気楽にやって何とかAクラスにぶら下がったのとはまた違ったプレッシャーがかかってくることくらい，容易に想像が付く。しかし，オープン戦の成績は，まさにさんざんなものだった。なるほど，監督が緒方孝市に替わったことを期してかどうかは知らないが，例年になく「今年は優勝する」という声を，選手からもよく聞くところである。しかし，それが全く結果となって表れていない。勝った試合は黒田博樹が投げた試合だけ。あとは相も変わらず貧打，得点力不足，そして中継ぎ陣の炎上。いくら先発ローテーションのコマ数が揃ったとは言え，粘り合いになって中継ぎ勝負になったらどうするつもりなのか。現に，スワローズは黒田博樹対策にウェイティング作戦をとると明言しているところである。1点を取りに行く野球が出来るのか，1点を大事にする野球が出来るのか。それを徹頭徹尾粘り抜くことが出来るのか。まさに監督の采配，コーチの指導，そして選手がよく自分の持ち場を果たすことを考えることが大事になってくるだろう。そうなると，今のカープの選手は，スタッフは，そしてフロントは大丈夫か。とてもそうとは言えないだろう。先日高橋慶彦氏のお話を聞く機会に恵まれたのだが，1番打者というのはまさに専門職である。どんなに不細工でもいいから塁に出ることが大事なんだと。そういう選手をカープはチームぐるみで育ててきましたか（もちろんそうではない），と話されたのがまさに感銘を受けた。1983年から取り入れた独特のタイミングの取り方をする山内打法も，あれは長打力を活かすためだと思っていたのだが，実はあれも，とにかくバットに当てて塁に出ることを考えてのことなんだったそうである。要するに，それほど1番打者というのは重要なのである。而してカープはどうか。明日のスターターは誠也が入ることが濃厚のようだが，どうも誠也にしてもあるいは広輔にしても，美しい形を目指しているのではないかというのが慶彦氏の見立てだった。まず塁に出る。塁に出なけりゃなにも始まらない，いや，それ以前に，バットをボールに当てて前に飛ばさないとなにも起こらない。それが今のカープの攻撃陣のだめなところなんだろうと思っている。いや，1番打者が塁に出て，菊池と丸でかき回すことが出来たとしても，そのランナーを帰すバッターがいないことには話にならない。グスマンは期待しているのだがいかんせん未知数だ。新井貴浩は一軍にぶら下がったがスターターで出ることは難しいという。となると，オープン戦好調だった松山に期待をかけなければならないが，それはあまりにも松山に酷だ。ロサリオがすぐにでも復帰するかのような話もあるようだが，ロサリオを上げてきたら外国人枠をどう使うのか。今の左投手不足の現状でザガースキーを外せるのか。結局先の見えない無限回廊にこのチームは陥る可能性すらあるのだ。去年も書いたことだが，敢えて繰り返す。カープの選手が，果たしてどれだけ優勝をするという苦しさを知って口に出しているのかと言うことに疑問なしとしない。去年は9月まで優勝争いがそこそこできた，今年はそれに黒田博樹という大補強をした，だからできるんだという軽ーい乗りで口に出しているように思えてならないのだ。言行不一致。そんな言葉が特に今年のオープン戦終盤に見受けられたと思うのは，一人私だけではあるまい。それなのに，完全に松田元に支配されている在広プレスはとにかく景気のいい進軍ラッパを鳴らし続けている。まさに大本営発表だ。実際，松田元のご機嫌を取らないと情報を流してくれないらしいから，今の体制に都合の悪いことを報道できる記者なんかいやしない。特に今年は黒田博樹というキラーコンテンツを松田元が握ったものだから，それを餌にして余計にプレスを手のひらの上で操っているようにしか見えない。そして球団はおろか一部カープファンまで強気になっているようだ。カープファンにあらずんば人にあらず，そこまで言わずとも，私の目から見ればはしゃぎすぎと思わざるを得ない。これも敢えて繰り返す。とにかく，今のカープは組織から何からすべて間違った方向に進んでいるとしか言いようがない。いや，松田元がしゃしゃり出てきてから３０年近くになるが，その間一貫して間違ったベクトルに向かって突き進んでいるとしか言いようがない。だから勝てないのである。だから優勝できないのである。しかもそれに対する批判を暴力によって封じ込めているのである。いわば今のカープというチームは，松田元という「領道様」がすべてを支配する松田元一派の蓄財のためだけのチームと言われて，どうしてそれを否定することができる。事実，その一端は，いわゆる「買いたたき」による公取委勧告によって明らかになりつつある。しかし，まだ不十分だ。「カープと金」，これは絶対に明らかにしなければならないと思っている。話が逸れた。せっかくのホームでの開幕戦，スワローズも大補強をしてきている。ましてライアン君をいつまで経っても攻略できないという現状がある。開幕早々非常に厳しい戦いになるだろう。しかし，しつこく言うようだが，「兵者詭道也」である。とにかく勝つためには何でもありだ。何でもいいから勝て。石にかじりついても勝て。反則すれすれのことをやってもいいから勝て。弱いチームが強くなるには，勝って自信をつけるしかないのだ。敗北はすなわち死なのだ。まずは明日のオープニングゲーム，どんな野球をやるかを，しかと見届けさせていただく。どうやって天敵ライアン君を攻略するかということも含めて。何でもいいから勝て。そして突っ走れ。BlogPeopleSIGMA People

  2015/03/26

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  この激しい鉄火場を戦い抜くために

  先ずは今日開幕一軍登録選手が公示されたようだが，面倒なのと大して新味がないのでリンクだけ張っておくにとどめる。開幕戦と3戦目以外の先発投手の起用法を直前まで伏せるために大瀬良，野村，福井を入れていないので，あくまでこれは開幕3連戦だけを睨んで戦うオーダーと見るべきだろう。倉の一軍登録はやはり黒田との相性を買われたものと思われるが，それがいつまで続くかは分からない。野間にしろ，美間にしろ，開幕シリーズで猛アピールしないと，すぐにファーム行きの切符をもらうことになるだろう。問題は，まずあさってから否応なしに始まるペナントレースという鉄火場を，カープはどう戦うかである。その意味では長期的視点に立ったタクティクスとストラテジィが必要になることは，いうまでもない。されども，言うは易し行うは難し。それはいかなるものになるのか。そこを踏み違えると，カープは開幕ダッシュどころか最悪の連敗スタートを迎える可能性だって，なきにしもあらずだ。なにせ，ぺらっぺらに薄いティッシュペーパーみたいな戦力に対して，湯下手に優勝候補という肩書きが付いているために他球団は全力でかかってくるに違いない。ずいぶんと古い話だが，私はかつて「カープファンのための「戦争論」」という記事をものしたことがある。最近はずいぶん駄文雑文に流れてきている弊ブログであるが，この記事は，我ながら珍しくよく書けていると思う。ここで挙げた4箇条は，当然今シーズンのペナントレースにも当てはまるものである。その意味ではどうか。鉄量には鉄量と言いたくても，黒田博樹の復帰という意外にめぼしい補強はなく，特に攻撃陣についてはそれが顕著となると，いささか不安でもある。ロジスティックスと言っても，今のファームにカープの一軍登録選手と遜色ない選手がどれだけいるかと言われれば非常に疑問だし，情報戦でカープはいち早く後れを取っているのはキャッチャーのインサイドワークの進歩のなさと同じ相手に同じ様にやられる姿を見せられたら，あーあと言う溜息しか出ない。しかし，昨日引用した「孫子」の兵法によれば，まさに今からでもカープができることがそのまま書いてあるのである。すなわち「兵者詭道也」。昨日書いたとおり，まさに「詭道」，すなわち，相手を欺いてこそ，兵法なのである。要するに，我が軍の勝利は敵の思惑と反対のところにあるのだから。そりゃ白鵬みたいにどんな形になっても勝てるような力量差があれば話は別だが，今のカープはそうではないだろう。だから，あらかじめこんな野球をしたいとがちがちに固まっていてはならないのである。確かに1984年などの野球は走攻守三拍子揃って非常に美しかったのであって，これがまさに今のカープファンに根強い機動力野球信奉に繋がるのであろうが，それだけではだめなのである。そして，もはや言うまでもない，「知彼知己者，百戦不殆」なのである。あえて野球に引き直して考えてみると，仕掛けるべきところで仕掛けるか，仕掛けるべきでないかを分かっている者は勝つ，手駒が少なくても，使い方を分かっていれば勝つ。フロントから現場の選手まで優勝という二文字に向かって一致しているチームは勝つ。敵の策略を警戒して無警戒の相手を向かい打てる者は勝つ。監督が有能で，フロントがつべこべ言わなければ勝つ。ということになるだろうか。うーむ，古典は読めば読むほど奥が深い。それとともに，なんか今のカープの状況を見るに，全部それと相反しているようにしか見えないのが，現状のカープの辛いところなのである。これ以上の解説はしないよ，義務教育じゃないんだから。BlogPeopleSIGMA People

  2015/03/25

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  午後11時のモノローグ：その31

  昨日の更新が平日にしては早めの時間だったのには，訳がある。何のことはない。風邪を引いてノックダウンしてしまったのである。夜は早寝することを考えて，少しだけでも頭が働いている時間帯にものしたつもりなのだが，やはりあとから呼んでみると内容が薄いし支離滅裂だ。全くお恥ずかしい限りである。今日も，完全に風邪が抜けたわけではない。本来なら昨日の続編でそれならどうやって今年のカープは勝てるかということなど書いてみたかったのだが，とてもじゃないが頭が回らない。ので，明日にでも書いてみたい。ちょうど明日といえば開幕一軍メンバーの発表がある日でもある。由宇でのウェスタンの試合もそろそろ一軍当落線上の座を賭けてピッチが上がっている選手とそうでない選手が別れてきている時分である。時期的にも，ちょうどよいのではないか。本来なら，これで看板を裏返しておしまいというところであるが，それだけでは面白くない。明日への前振りということで，昔のえらい人の名言を引用して，ペナントレースを戦う上でのヒントを探求できればと思う。で，いろいろ読みあさった（というよりダイジェスト版をね）結果，やはり「孫子」に行き着くのではないかなと思う次第である。それでは，今日はそのまま白文でズバリといきたい，ところであるが，書くのがめんどくさいので読み下し文とする。まずはあまりにも人口に膾炙した名言から。今のカープがなぜ勝てないかということを表している名言と言えるだろう。勝ちを知るに五有り。以て戦う可きと，以て戦う可からざるとを知る者は勝つ。衆寡の用を識る者は勝つ。上下欲を同じくする者は勝つ。虞を以て不虞を待つ者は勝つ。此の五者は勝ちを知るの道也。故に曰く，「彼を知り己を知れば，百戦殆からず。彼を知らずして己を知れば，一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば，戦う毎に必ず殆し」と。（孫子・謀攻篇）そして，カープというチームが今シーズン勝ちに行くためには，このくらいのことをしなければならないだろうということをも，教えてくれている。これも有名と言えば有名。兵は詭道也。故に能にして，之に不能を示し，用にして，これに不用を示し，近くして，之に遠きを示し，遠くして，之に近きを示し，利にして之を誘い，乱して之を取り，実にして之に備え，強くして之を避け，怒りて之を撓し，卑くして之を驕らせ，佚にして之を労し，親しみて之を離し，其の無備を攻め，其の不意に出ず。此れ兵家の勝ちは，先に伝う可からざる也。（孫子・始計篇）解説はしないよ，義務教育じゃないんだから。BlogPeopleSIGMA People

  2015/03/24

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  オープン戦総括・純客観的考察

  オープン戦終了時点の成績，3勝7敗2分け，勝率.300。最下位。チーム打率.200，チーム防御率4.08。最下位。チーム総得点28点，チーム盗塁４。最下位。これのどこが優勝候補の筆頭か。笑止千万とはこのこと。カープファンは，いっぺん水垢離でもして現状を見つめ直した方がいい。私の経験則上，こんな無様な成績から開幕して持ち直したなどということは，ない。数字もそうだが，一戦一戦をさらに分析するに，内容が特に悪すぎる。勝った試合は黒田博樹が先発して流れを作ったときだけ。それ以外のときは，札幌ドームでの2試合を除いては，必ず中継ぎ陣が炎上して試合の流れをぼろぼろに壊しているというのが現状だ。福岡ヤフオク！ドームでの2試合についていうならば，前田健太が大炎上，ヒースが救援失敗と，開幕一週間前にこんな状態で大丈夫かといいたくなる試合だったのであって，いくらなんでも，だめだこりゃとしか言えないのである。確かに，個々の選手を見るだけなら，特に投手陣はそこそこの成績を収めることが出来たと言えるだろう。先発陣は黒田，前田，ジョンソン，大瀬良，野村，福井でほぼ固まり，リリーフもザガースキーが間に合ったこともあって彼とヒース，一岡，九里，今村，永川，中崎とほぼスタッフは揃った。これに中田廉が加われば，何とか戦えるだけの駒数はあると言っていいだろう。しかし，野球はピッチャーだけでできるものではない。オープン戦の一試合平均の得点が2.3点。攻撃陣がよほど開幕へ向けて奮起しなければロースコアの試合を堪えて堪えて堪えきるか堪えきれないかという試合ばっかりになるのは目に見えている。何といっても1番バッターと4番バッターがいまだ固定できていない。４番についていえば消去法でグスマンという趣なのであって，なんともはやというしかない。さらにいえば，外国人枠をどう使うかという点もある。ロサリオがもうじき復帰するとの情報がある。現状の貧打戦に鑑みるならばグスマンとロサリオは二人とも使いたいところなのであるが，そうなると投手陣の外国人枠を一人削らなければならないという点もある。それでは誰を削るか。慢性的左腕不足の現状に鑑みるならばザガースキーは貴重である。ならばどうする。となると，そこで手詰まりとなってしまうのが現状だ。先日高橋慶彦さんのお話を聞く機会に恵まれたのだが，慶彦曰く，１番打者は専門職である。どんな汚い形であろうと塁に出ることが大事なのであって，そのためにはまずバットに当てて前に飛ばさないといけない。今のカープのバッター，緒方監督が１番適性を見極めている誠也にしろ田中にしろ形からきれいに入ろうとしているように見える，それではいけないんだということであった（要はそのために長期的視点に立ってスカウティングし，監督が育成しなければいけなかったのであるが，カープはそれを怠ったということでもある）。その意味では今からでもそういう意識付けをする必要があるだろうし，実際そうしなければいけないのだが，今のスタッフに出来るか。いささか疑問を挟まずにはいられない。となると，本当に開幕後のことを考えるとお先真っ暗である。１番が決まらない。４番に不安がある。そしてサードが固まらない。野球の華が咲かないのである。これではどうしようもないと言わざるを得ない。どう考えても，優勝できるという裏打ちがないのである。どうやって戦う。どうやって勝つ。それでもペナントレースは始まるのである。いや，死中に活を求める策が，ないわけではない。泣き言を言っていたら，その時点でジ・エンドだ。策はある。問題は，それをカープが組織として実行できるかだ。それについては，また日をおいて書きたい。それでも勝つしかない。BlogPeopleSIGMA People

  2015/03/23

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  晴れ時々pridegreen　#029

  天使：なんか，ぱっとしない週末だったわよねえ。カープは相変わらず貧打にリリーバー炎上でしょ？だらしないったらありゃしないわよねえ。どの口で優勝するなんていうのかしら。悪魔：すまんからそれだけは俺のセリフにとっておいてくれ。しかし，とにかく点取れんなあ，これじゃあ，先が思いやられるで。天使：本当だったらこういうときには補強でしょ？なのに，おバカのハジメちゃんは全く動こうとしないわよねえ。やっぱり口先だけでやる気ないのかしら。悪魔：決まってるやろ，何を今さらという話やで。あいつはカープを優勝させる気なんてさらさらないことくらい，カープファンの共有認識やろうに。天使：相も変わらず貧乏球団を気取っているしねえ。そんなの嘘っぱちだってことははっきりと解明されているところだしねえ。悪魔：その割にはいろいろぼろぼろとぼろを出してるからなあ。あのビジパフォ占拠未遂事件といい，絶対に裏があることばっかりやからな。しかも疑惑はあれだけじゃないらしいしな。裏が取れないから管理人も書いてないけど。天使：なによ，相変わらず都合が悪くなったら管理人に振るのね。で，話を戻すけど，ホークスとの3連戦，どうもダメダメだったわよねえ。今日も勝ったといったけど，サヨナラ暴投でしょ？しかも育成契約のバリオスさんの。まだきちっとタイムリー打ってたらすきっとしたのにねえ。悪魔：なんせ結局オープン戦の結果は3勝7敗2分け。勝った試合は全部黒田先発試合。負けた内容は最低，勝った試合は黒田頼み。褒めたくても褒めるところがないんよなあ。天使：今日だって，管理人はテレビでカープの試合をチェックしながら片手でスマホを持ってサンフレッチェの試合をチェックしてたのに，途中であまりのかったるさに睡魔に襲われて寝ちゃったんでしょ？しかも起きたところでこれだったら大相撲三月場所を見てたらよかったって後悔してたらしいわよ。悪魔：まあ，今日は朝からグランドゴルフの大会にかり出されて疲れてたんや。もっとも，昨日は4時からヨシヒコを囲む集いに出て，2次会，そのあと水沼四郎さんのお店でくだ巻いてたから自業自得やともいえるがな。天使：それにしても，最近そういうのが多くない？気がついたら寝てましたってのが。やっぱりなんやかんやいって今年のカープを見放してるんじゃないの？悪魔：見放してるというより，あきれてるという方が正しいかな。まあ，オープン戦の総括については，明日あたりにびしっとまとめると言うてたから，まあ乞うご期待というところで。天使：おとといは久しぶりに怒りをぶちまけてたわよねえ。どうも今年はああいう論調が増えそうな気がするわよ。それを水割りするためにまた私たちがかり出されるんじゃ，たまったもんじゃないわよねえ。悪魔：何も弁護してやる気はないが，本人が書きたいのはあくまで「今日も勝ったよまた勝った，赤ヘル音頭でヨヨイのヨイ♪」の路線だと常々いってるんやぞ。それを書かしていないのはほかならぬカープやないか，というてる。天使：ずいぶん古いわねえ。その割にはさんざん人様のブログに悪口言ってるじゃないの。中身のない投稿を何度も繰り返したり，新聞やニュース記事をそのまま垂れ流しているようなのとは一緒にされたくないって。悪魔：それは仕方あるまい。管理人の矜恃というか，譲れない一線なんやから。まあ話を元に戻すと，サンフレッチェやな。2万6千人入ったんやろ？あのアクセス最低欠陥スタジアムに。これが「市民球場であるべき地」にスタジアムがあったら，満員御礼のお客さんが千々に紛れて紙屋町・本通り界隈やひいては流川あたりに経済効果が波及するという計算が，何で広島人に出来んかなあ。天使：謎よねえ。しかも，それを積極的に足を引っ張っている輩がかなりいるらしいじゃない。絶対におかしいわよねえ。どうしてなのかしら。こんないい話ってないわよねえ。悪魔：そこが広島人のだめなところなんや。まあ，これ以上は突っ込まないと管理人も言うてるから，スルーしておいてやろう。今日のところは。ところで今日の試合，いい試合をしたけど勝てんかったなあ，またゴールを割れんかったなあ。天使：まだ負けるよりましだといういい方も出来るけどねえ。引き分けでやむを得ない試合かって言われると，やっぱり勝てた試合よねえ。そういうところがまだチームとして熟成していないということなのかしら。悪魔：そうかもしれんな。まあ，試合の中身を見ていないから，いかにも見てきたことのように書くわけにはいかんという管理人のポリシィからしたら，まあ今日はこの程度で済ましとこう。このあとサンフレッチェはヤマザキナビスコカップとリーグ戦との掛け持ちになるからな。これからが正念場やで。天使：で，昨日と今日のカープは，どう総括したらいいのかしら。悪魔：簡単や。点を取られなかったら負けない。以上。天使：なによ，もったいぶって。これは明日以降へのネタ隠しってこと？悪魔：まあそういうことや。それにしても，やれロサリオが復帰したとか，やれ中田廉が投げ始めたという言葉がこの時期に踊ってるということは，結局補強はしませんということなんやろな，というくらいのメディアリテラシィはもたなきゃあかんで。まあ，わかるかな，分かんねえだろうなあ・・・あーあ。（TENSHI and AKUMA coming soon......）相変わらずヨシヒコはかっこよかった。BlogPeopleSIGMA People

  2015/03/22

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  店主謹白　本日休業

  早いもので，今日から選抜高校野球が始まった。何といってもセンバツが始まるとああ春が来た，という感じがする。今これを書いているのは開会式が終わり，第1試合が始まっているところであるが，やはり開会式というのはいい。私は一度だけ夏の選手権の開会式を甲子園球場に見に行ったことがあるのだが，やはり独特の緊張感と，いい意味でのセレモニアルな雰囲気があってよい。選手宣誓も，30年以上前ならば定型文言の大絶叫だったものが，今は大役を務めるキャプテンが自分の言葉で語りかけるような調子になったのも好ましい限りである。これで，高野連会長の余計な「励ましの言葉」なるものさえなければなおよいのだが。さて，今日はそうそうに看板を裏返すこととする。所用により午後から深夜まで家を空ける予定だ。しかも，今日は本当に待ち望んだ日である。それが何であるかは，後ほどお伝えすることにしたい。ただ，明日も朝早いこともあって（こちらは残念ながら家庭の用事だ），あんまり遅い時間にアップすることはためらわれる。ので，今日明日のカープの結果と，サンフレッチェの前半戦の帰趨を決するような大決戦の結果とまとめて，明日天使さんと悪魔さんが語ってくれることだろう。と，それだけでは愛想がないので（←こればっかり）このところご好評をいただいている（ほんまか？）の「WEB盤特別音楽講座」のプチヴァージョンを最後にくっつけておくこととする。オープン戦が始まってから，今までの，特に最近のカープ球団とカープに対する私の心象風景そのものとだけいっておくこととする。オケはヘルベルト・フォン・カラヤン指揮，ベルリン・フィルハーモニー。きっと，心あるファンの方々には，その思いを共有していただけるものと思う。今日の模様も後日アップできればと思う。BlogPeopleSIGMA People

  2015/03/21

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  夢を語る前に足下を見ろよ。

  本当に，カープというチームには学習能力がない。今年もまた，同じようにホークスに負けるんだろう。そういう予感を，ひしひしと感じさせるだけのお寒い内容だった。これで優勝？夢を見るのは自由だけど，まず目先の一戦を取れるかどうかを真剣に考えることやな。今のままで優勝するなんて，とんだお笑いぐさや，まったく。前田健太はオープン戦で年に一度くらい大炎上することがあるから，その点で言えばあんまり不安視するには当たらないという見方も出来るけれども，だいたい打たれる時期というのはオープン戦序盤と決まっていた。だからまあ初期整備不良と考える余地もあったわけだが，今日に関して言えばもう来週開幕戦を迎えるという大事な試合なはず。そこであの程度の内容のピッチングしか出来ないということは，とてもじゃないが安心してカープのエースなんか任せられない。君こそチームを優勝させてゆくゆくはメジャーへという夢を見ているけれども，今日のようなピッチングしか出来ないようでは，そりゃメジャーリーガーが見て鼻で笑われるで。今日は球の切れもなくてコントロールもアバウトだったからと言う言い訳をするつもりかもしれないけれど，同じくらい出来の悪かったホークスの攝津が試合を壊さなかったことをとくと見て反省すべきだろう。来週同じことやったら，ペナントレースの帰趨を決しかねない大きな１敗になる可能性だったあるわけやから。まあ，前田健太ばっかり攻めるわけにはいくまい。かなりFOX SPORTSの解説をしていた若菜嘉晴に厳しく言われていたが，會澤の捕手としてのインサイドワークやディフェンスにもかなり物足りなさが残ったことも確か。まあこれだけは鶏が先か卵が先化の議論になりそうだが，確かに若菜の言うとおり，今日の會澤はただサインを出して投げさせていただけに陥っていたことも間違いないところだろう。これだったらピッチャーの出来がよければいいけれども出来が悪ければそのまま大炎上という今日のような結果を招くだけだ。本当に會澤が正捕手としてがっちりとその座をつかみたければ，そういう点を改善しないとだめだろう。今のままでは，やっぱり開幕したら石原でという選択肢にもなりかねんぞ。そしてその選択肢は，赤ヘル百年の計からすれば最悪の選択肢であることも間違いないんだから。あとは，特段言うことはない。負けるべくして負けましたとしか言えない。今日くらいの出来の攝津から３点しか取れないという時点で終わっているのだ。しかもそのうち２点はソロホームランだから，ランナーを出してタイムリーで返すという形がまるっきり出来ていないのだ。いや，昨日までと違って，今日はランナーはそこそこためた。でも，要所でヒットが出ないというところがまるで解決されていない。グスマンが振れてきたのは明るい材料だが，相変わらずレギュラーとそれを目指す選手との差が大きすぎる。結局，ポジション争いをリードしたのは梵と松山だけではないか。期待されていた田中広輔や鈴木誠也はからっきし。小窪もやっぱりせいぜい代打かなと思わせるだけで，まるで華がない。ブラッドが長期離脱確実，ロサリオも戦列復帰にはしばらくかかりそうな気配で，新井まで開幕アウトになりそうな感じで，いったいどうやって攻撃を組み立てようというのか。攻撃の核がなくしてどうやって攻撃を組み立てていこうとするのか。どうやって点を取るつもりなのか。聞くところによると緒方監督は現有戦力で戦う腹を固めたということであるが，とんでもないことである。勝ちたければ真剣に緊急補強を球団に掛け合うべきである。これが所詮雇われマダム，といって言葉が悪ければただの「人事異動」で監督に滑り込んだ人の了見なのかと思わざるを得ない。ひとつだけ今日の収穫を言うとすれば，ザガースキーが開幕に間に合う可能性が高くなったことだろう。見た限り，コントロールもそこそこいいし，左打者にはやっかいなタイプのサウスポーであるとは言えそうだ。ギータ君がヒットを打ってランナーで出てくれたのもよい。おかげでセットポジションでのピッチングも試すことが出来た。結果ひとつボークを与えてしまったが，それも経験のうちだ。ただし，それでセットポジションを修正できるか修正できなくてボークを大量生産するかは，やってみなければ分からないのだが。今村も何とか開幕に間に合いそうだ。中田廉が開幕に間に合わない可能性が高い今，彼にかかる期待は高いだけに，頑張ってほしい。まあ後は，野間にようやくヒットが出たことだろう。やはりあれだけ強く振れるということは能力のうちだ。今日の試合では全く誠也が振るわなかっただけに，今日のヒット一本でまた使ってやろうという思いにさせたことだろう。あとは，いくらいいところを探そうとしても，逆さに振っても鼻血すら出ない。菊池はよかったようだが，彼はもはややってもらわなければいけない選手であるから，成果のうちには入るまい。これでは，明日の試合もお先真っ暗だろう。先発はおそらくジョンソンと見られているが，勝てるとしたらジョンソンから始めるリレーが完封したときだけだ。そしたら何かの間違いで１点くらい入るかもしれない。１点取られたら危ない，２点取られたら負け。これはカープの草創期の大エースである故長谷川良平氏が同じく国鉄スワローズの孤高の大エース金田正一氏と顔を合わすたびに互いに口にしていたことらしいが，いくら黒田博樹を擁したからといって今の赤ヘル投手陣にそこまで求めることは酷というものだろう。それが今のカープの現実だ。所詮今のカープという組織においては優勝なんて銭湯と同じで言うばっかりである。野球は点取り競技である。それが出来ない現状を見つめ直して抜本的な改革なくして，とてもじゃないが栄光なんてあり得ない。もしブラッドとロサリオが帰ってきて，去年と同じベースで打ち始めたとして，それまでに首位と銃数ゲームも離されていたら，どうにもならないんだぞ。もちろん，1979年のように後半に大連勝を続けて一気に頂点まで上り詰めた年もあるので，一概には言えないのだが，この年は1975年の初優勝を経験した選手が主力で，それに成功体験というものを持った移籍選手の存在が大きかったと言うことを忘れてはならない。今のカープの選手には，成功体験というものが欠けているのだ。ならばどうするか，開幕ダッシュといかないまでも，好位に付けてまくり差しをするしかない。それが今のカープの選手にできるかどうか。今日の試合を見たら，とてもじゃないが不安要素ばっかりだと言わざるを得ない。だからこそ，まず足下を見ろよ。1本のヒット，ひとつの進塁，好機での打撃，そしてひとりの打者を抑える。そのことにもっと必死になれよ。じゃないと，あと2試合残されたオープン戦で同じことを繰り返すだけだぞ。そしてその喪失体験を引きずったまま開幕に入ってしまうぞ。しかしピンチはチャンスでもあるんだぞ。BlogPeopleSIGMA People

  2015/03/20

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  WEB版特別音楽講座（赤ヘル編・SHORT VERSION）

  全くもって，昨日からろくでもないニュースが続いていけない。カープはブラッドが長期離脱確定，新井貴浩も開幕微妙というにもかかわらずなにやらそれでも問題ないんだというようなプロパガンダが流されているようだし，肝心の緒方監督が「その現状を受け入れるしかない」と言っている始末である。おいおいこういうときこそフロントに補強を掛け合おうよと思うのだが，しょせん緒方孝市とて雇われマダムでしかない実態が明らかとなるのである。こんなときには，まさにこの曲が効いてくるのではなかろうか。どうだろう，鶴田浩二のセリフからも地味深い歌唱からも，今のカープに対するやりきれなさというものを感じ取っていただけるのではなかろうか。え，これでも効かない？ならばこれも付け加えるか。しかし，これでは本来いけない。そのためにはやはり現状をドラスティックに変える意思表示を我々がしなければいけないだろう。ショスタコーヴィチ交響曲第５番，俗に言う「革命」。そしてその第４楽章。ムラヴィンスキー指揮など名盤はたくさんあるのだが，敢えてチョイスするのは金管が咆吼するヘルベルト・ケーゲルとライプチヒ放送交響楽団盤。これで血湧き肉躍らなければ，医者に診てもらった方がいい。さて，今日からカープは対ホークス3連戦である。交流戦ではしばらく勝っていないという難敵である。いや，オープン戦ですら勝てていないのではないか。それだけの巨大戦力相手に，まさに竹槍を持って戦おうとしているのである。勝てなくて当然と思った方がいいのかもしれない。こういうときは，笑って忘れるしかない。となると，最後はお亡くなりになられた桂米朝師匠の大ネタがよい。となると「地獄八景亡者の戯れ」もよいが，なんとなく今のカープファンと広島球界の浮かれぶりをみると，これにとどめを刺すのではなかろうか。もちろん今日の試合は試合でもう一本書くからね。BlogPeopleSIGMA People

  2015/03/20

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  醜悪な，あまりにも醜悪な2015その３：天下御免斬捨論法

  何か今日はもやもやとすることが非常に多い。それはもう広島という都市の抱える闇によるものなのだが，とにかく一言で言い表せばもう醜悪の一言に尽きる。そこで，今日は特にばっさりと切り刻んでみたい。いつもとどこがどう違うんだといわれそうだが，今日はとにかくべらんめえ調で行きたい。まずはこれから。今日，大学生ボランティアが主催した広島市長選立候補候補者の討論会が行われたようだが，結論から言えば，小谷野薫氏のひとり勝ちだったようだ。いや，ほかの候補者は相手にならなかったといった方が正しいようだ。私はそれを見ていたわけではなく，Twitterでその経過を見ていただけなのだが，いい方は悪いが，小谷野薫氏が一路整然と問題点を語っているのに対して，ほかの候補は全くのあさっての方向で議論がかみ合わないどころかかみ合わせようともしない，まさにシェシェシェのシェー状態だったと聞いている。すなわち討論の体をなしていなかったことが判明した時点で，もう小谷野薫氏は少なくともほかの候補者（欠席した新人1名を除く）を置き去りにしていったようだ。そりゃそうだろう。コンピュータとエンジンが違うんだから。そういえば，現職の松井一實とかいう人は，敵前逃亡したらしい。それどころか，一切の公開討論を拒否しているという。そりゃ仕方ない。前代未聞の大雨が降っているという情報が少なくとも入っているであろう日に惰眠をむさぼっていつも通りに公用車で重役出勤したような人である。討論なんてことになったら，そりゃ自滅するに決まっている。ただし，松井一實という人は，決してバカで無能ではない。彼の搭載しているコンピュータはおそらくスパコンにも匹敵するだろう。ただし，我が高校の数学の教師曰く，コンピュータとは「忠実なる馬鹿者」であって，プログラミングを間違えたらその通りに間違える，すなわちソフトが三流だとハードが超一流でもそれなりにしか動かないということである。松井一實君の場合，自民党党本部や広島市の奥の院のいうことには忠実かつ迅速に従っているだのであって，決して無能ではないのである。ところで，すでに弊ブログでも取り上げ，心あるカープファンの方からは怒りの声が上がりそうでない人からは阿武反応もなかった，「5月16日ベイスターズ戦ビジターパフォーマンスシート買い占め事件」であるが，なんかこっそりと，しかもなんとなくやましそうに告知がされた。私はこんなものを説明するために時間を割きたくないので，リンクだけ張っておく。新幹線でマツダ スタジアムへGO！　貸切片道新幹線『常車魂～RED RIDING～』開催決定！もはやあきれた。というより，ようやくこの問題の筋が見えてきたような気がする。それを言う前に，まずはひとツッコミ。まずはこちらをごらんいただきたい。ベイスターズファンの方々に対しての謝罪をしているように見えるが，こんなもん謝罪にも何にもなっていない。だいいち「ご心配をおかけいたしました」とはなんだ。これは謝りたくないけど何か対外的に頭下げとかないとやばいかもねーってときに使う常套文句だ。本当に謝罪の意志があるのなら，「ご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫びいたします」という言葉を用いて，しかもこそこそと見えないようにするのではなく，イベントの告知と同格で扱うべきだ。要するに，謝りたくないもんねー，そんなんカープファンなら分かってくれるよねーってことが丸わかりなのである。そんなのに乗っかかって喜んでいるカープファンなんて，願い下げだ，全く。しかし，今回のイベント，やはり何か裏があると思うべきだろう。ある意味ベイスターズというチームの存在を蔑ろに扱うようなものである。カープが独断でこんな企画が出来るだろうか。まあここからは裏が取り切れていないので推測になるのだが，おそらく12球団了承の上で行われていることなのではないか。そしてそれをおかしいといえない状況を作っているのが，まさに関東地区でも起こっているというカープ戦のチケットの大争奪戦であるといっても過言ではない。ベイスターズサイドだって，ハマスタにどっと押しかけてくるカープファンで利益が上がるのならば，まあ市民球場で1試合くらい，しかもせいぜい数百人程度のパフォーマンスシート利用客くらい，どうでもいいくらいに思っているのではあるまいか。でないと，必ず返り討ちを食らわされるようなばかげた企画であるということを，カープファンはもっと知っておかなければならない。となると，今回の企画，ペーペーのイベント会社が主導しているわけでも何でもなく，おそらくはハジメが関与しているであろうことは，容易に推測が出来るところである。加えて，新幹線を貸し切ってまで行おうというのである。出すものは舌でも惜しいというようなハジメのバカが身銭を切ってやるはずがないということくらい，これまた容易に推測がつく。きっとそこそこの企業がパトロンとなって付いているであろうことは，これまた推測が出来るところである。とどめを刺すならば，その会社は，いわゆる我々のようなファンが忌み嫌う「カープ女子」（カープファンの女性がそうだという意味ではございませんので念のため，まあこれをお読みになるくらいの方には蛇足か。）を相手に一儲け企んでいるような大手企業であろうことも，なんとなく分かる。ただし，それがどこかまではまだ裏付け取材が出来ていない。ので，このくらいの表現にさせていただく。しかし，本当に広島市民であること，そしてカープファンであることが情けなくなるようなことが続く。この止めどないもやもやの，救いはないだろうか，本当に。そんな金があるなら補強しろ，カープは。BlogPeopleSIGMA People

  2015/03/19

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  店主謹白　本日休業

  今日は，さる事情があってGAORAの中継を見ていない。といったら大げさだが，別にどうってことない。今私の中で体が一生懸命アルコール分解反応に勤しんでくれている状況である。要するに，そういうことだ。しかし，断片的ながら文字列は追っていた。そしてあきれた。０－０，スコアレスドロー，それはまあいい。オープン戦ではままあることだ。しかし，開幕戦まであと９日。カウントダウンに入っている段階でのこの結果である。いや，スコアだけならまだ受け入れよう。１安打って，どういう了見だ，いったい。その１安打も，まだ誠也とか野間とか美間が打ったというのなら，まだ明るい兆し見ゆるということにしてもよい。しかし，打ったのは梵英心である。黙っていても結果を出してもらわなければ困る選手である。そのほかのバッターは，いったい何をしておったのだと，溜息をつかざるを得ない。しかもである。ここまで４番，とは言わずともサードのレギュラー候補と言われていた新井貴浩が，右肘に腫れと痛みが出たということで，チームを離脱したとのことである。ブラッド，ロサリオの離脱でただでさえ長距離砲がいない中で，まあ何とか長打が期待できるかなあという数少ないバッターの離脱である。どうすんだ，いったい。美間で賄うのか？それとも，ここぞとばかりファームでも結果を出していないプリンス君にやはり任せるのか？それとも梵か昇吾にサードを任せて，超内向きスモールベースボールとやらをやるのか？どれをとっても，全くお先真っ暗である。昨日も天使さんと悪魔さんが言及していたが，何やらジャイアンツが内野の駒不足ということで東出に触手を伸ばそうとしているという話が出ているらしい。ネタ元が日刊ゲンダイという三流タブロイド紙というのが信憑性に疑い有りと言わざるを得ないところであるが，もしそれが本当の話だとしたら，ジャイアンツから中堅どころの投手か余剰戦力となっている外野手あたりをもらい受けるという手は有りなのではなかろうか。今日は敢えて誰がいいという話はしない。しかし，ファームとて長距離砲とは言えない土生が４番を打つような状況である。こういう人が困っているような話には，即座に食いついてカープにフィットするような選手をもらい受けるというのがカープ黄金時代の補強のやり方である。きっと古葉さんなら，こんなおいしい話は逃さないだろうなあと，思ってみたりもするのである。無理だろうなあ。この皮膚感覚，最近の自称「カープ女子」とやらには，分かってもらえないだろうなあ。あーあ。と，いうことで，いい時間になったので，今日は看板を裏返す。めちゃくちゃ精神衛生上悪い試合が続いてる。BlogPeopleSIGMA People

  2015/03/18

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  晴れ時々pridegreen　#028

  天使：寒いわねえ。札幌が寒いんじゃなくて，札幌ドームの中の試合が。悪魔：寒いよなあ。これじゃ今年もまた毎度おなじみ札幌での「転落の詩集」は決まったようなもんやな。天使：何の見せ場もなかったわよねえ。毎度おなじみ木佐貫さんに同じようにやられるのかしら。悪魔：相も変わらず陽岱鋼と中田翔には同じように打たれるなあ。データ解析とか何とかいうことが出来てるんか？いったい。天使：それでも3点取っただけ進歩してるのかしら。何かそう思わないとやってられないわ。悪魔：それもどうかな。西川のエラーと一軍当落線上を落ちかけてる藤岡から恵んでもらっただけやないか。本当に攻撃陣が機能してたら，もっと点取ってないと嘘や。天使：ピッチャーは，まあまあだったんじゃないかしら，いや，少しでも灯りが見たいのよ，ほんとに。悪魔：なんか演歌的な泣き落としやな。まあ，悪くはないやろ。同点にされた8回は実際ならデ・ヘススが投げることはなかったやろうからまあ試合を壊さなかっただけましとせにゃいかんのやろな。天使：デ・ヘススさん，どうなのかしら。何かものすごく微妙そうなんだけど。悪魔：ちょっとなあ，ウェスタンで結果を見てからでも遅くないんと違うかな。今日はザガースキーがウェスタンの開幕戦に登板して9回1イニングを2三振で締めたらしいからな。どのみち入れ替わるで。天使：それでも，何か強引に支配下選手登録にしそうねえ。おバカのハジメちゃんの鶴の一声で。悪魔：それがありそうで怖いんよなあ。本当に補強しなければいかんのはブラッドやロサリオが帰ってくるまでの間に，かつグスマンがフィットしなかったときのために必要な大砲候補と違うんか。そこがおかしいんやなあ，このチームは。天使：そういえば今日ウェスタンが開幕して，とりあえずバファローズさんに4-2で勝ったようね。誰か目立った人はいなかったのかしら。悪魔：まあ土生くらいかな。それでも大砲候補ではないし。残念なのはプリンス君の状態がさっぱり上がってこないらしい。ヒットこそ一本打ったみたいやが。本来ならここで下水流あたりが頑張ってくれないと困るんやけどなあ。天使：まあそれは明日以降に期待するしかないんじゃないの。そう言えば栗原さんはどうしてるの？本当ならここで出てこないといけない立場の人でしょ？悪魔：どうやらあかんらしいな。今日も出番なし。由宇でひなたぼっこしてたらしいしなあ。早いこと現役にけりを付けて一軍枠を空けた方がええんと違うか？と管理人は言うてるぞ。天使：何よ，また例によって都合が悪くなると管理人に振るのね。そういえば昨日の日刊ゲンダイでジャイアンツが東出さんをリストアップしてるとか言う話が出てたけど，ほんとなのかしら。悪魔：まあ，あのタブロイドは社名と日付と競馬の枠順しか信頼できない代物やから話半分で聞かなきゃいかんやろ。スワローズの森岡とならんでリストアップしてるとかなんとかやて？東出はカープの兼任コーチ，森岡は選手会長。そういう選手を引き抜くかという気はするけどな。天使：でも，まず間違いなく今年も出番がない可能性が高いと思われる東出さんを出すという話は有りなんじゃないかしら。指導者修業もかねて。悪魔：今の東出を出してジャイアンツが誰を出してくれる。そこをまず考えんといかん。ただ，去年の一岡じゃないが，まだ実績のない若いのを先物買いでもらうというのはありやと思うぞ。堂上の兄ちゃんとかどうや。地元採用という観点では隠然智也というのも有りと違うか？まあ，長距離砲とは言えんが。天使：あーあ，そんな話でもして現実逃避しないと，本当に今日の試合なんてバカバカしくて見てられないわよねえ。グスマンさんに新井さんは本当に大丈夫なの？悪魔：あのくらいになったら今はまだ寝ててもええ。公式戦になって，ぼてぼてでもいいからヒット一本，しかもタイムリーが出たらそれでええんや。事実，かつてのロペスがそうやったからな。天使：結局あれよねえ，この期に及んでまだ補強のほの字も出ないってチームに，優勝するなんて言葉を吐く資格があるのってころになるわよねえ，はっきり言って。悪魔：仕方ないやろ。とにかく外様を嫌うカープファンの土着質というか粘着質というか，そういう気質に加えて，補強をしないことが育成球団の旗印のように真剣に考えてるバカ，もとい頭の回線の悪い人がいっぱいいるからな。天使：確か単行本で堂々と「あまり補強をしてほしくない」などと言ってた自称「カープ女子」がいるもんねえ。悪魔：あのうえむらなんとかとかいうのか？困ったやっちゃ。あれがカープファンの象徴のように見られたら，まっとうなカープファンは恥ずかしくてかなわんのや，ほんまに・・・・・・（TENSHI and AKUMA coming soon......）本当に精神衛生上悪い試合が続きそうだ。BlogPeopleSIGMA People

  2015/03/17

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  ある鯉党のたはごと2014その５：ここでも侏儒の言葉

  開幕まで残りあと11日。一足さあ記に明日からはウェスタンリーグが開幕，オープン戦も残り5試合と，いよいよ開幕戦へ向けての仕上げが大詰めを迎える局面になった。で，オープン戦だけで言うならばここまでの成績は2勝5敗。勝った試合は黒田博樹が投げたときだけ，負けた試合はリリーバー大炎上か攻撃陣がまるっきり振るわないというお寒い内容である。とてもじゃないが，これで優勝するんだと胸を張って言えるような状況には，とてもじゃないがないと言っていいだろう。しかも明日からは札幌ドームでのファイターズ戦，そして移動日を挟んで今度は福岡ヤフオク!ドームでのホークス戦。ここ数年交流戦では全く勝てていないカードである。どういう結果が出るかは，自ずと見えていると言うべきだろう。紅白戦の段階では，非常に競争が激しかったようにも思えた。しかし，それはコップの中の嵐に過ぎなかったことは，オープン戦で明らかになってしまった。競争と言うよりは勝手にぼろぼろと選手が篩い落ちていく現状。そしてブラッドにロサリオの離脱による悲しいまでの鉄量不足。自動小銃もなければ大砲もない，まさにこれからの戦い，丸腰で白兵戦を挑もうとしているようなものである。まあ情けないったらありゃしない。本来であれば，これからのオープン戦とウェスタンの試合が開幕一軍切符への最後の登竜門になるはずである。しかし，ほぼ陣容は固まってしまった。中田廉とザガースキーが滑り込みで間に合えばいいかというくらいである。明日からのファイターズ戦は18：00からの試合で，しかもGAORAの中継（ちなみに解説は西山秀二）があるため，少なくとも明日は見ることが出来るのだが，見たいような見たくないような気分である。ファイターズもオープン戦の成績が振るわないのであるが，こと札幌ドームでのカープ戦はしばらく負けていないから，きっと呑んでかかってくるだろう。それに易々と呑まれる姿を見るのは，あまりにも忍びない。おそらく，開幕一軍の権利を勝ち取る面々は，ほぼこれで決まりだろう。投手：福井　九里　大瀬良　黒田　前田　野村　一岡　中田　ジョンソン　中崎　ザガースキー　ヒース捕手：會澤　石原内野：小窪　梵　グスマン　新井　菊池　美間　田中　木村外野：丸　岩本　野間　松山　天谷　誠也もし中田とザガースキーが間に合わなければ，今井と飯田が滑り込むくらいの誤差だろう。ついでに開幕スターターも予想しておこう。１（右）誠也　２（二）菊池　３（中）丸　４（三）新井　５（一）グスマン　６（左）松山　７（遊）梵　８（捕）會澤　９（投）前田予想も何も昨日のオーダーから捕手が変わっただけだが，それくらいしか策がないのだから仕方がない。まあ，梵の代わりに田中が出してもらえるかどうかがこれまた誤差の範囲内だと思う。もちろん，ファイターズ戦とホークス戦の内容いかんでは打順の入れ替わりがあるかもしれないが，これと大幅に異なることはないと思う。別に自慢するわけではないが私は昨年ある催しでカープの開幕スタメンを予想する企画があったのだが，ズバリ賞だった。まあ野村謙二郎の頭の中身を考えれば簡単に読めたのだが，今年は違う。ほかのオプションを試したくても，これしかないのである。とにかく，現状のカープを語るとなると，本当に愚痴しか出ない。なのに，在広プレスはいまだに優勝あるのみという進軍ラッパを高らかに鳴り響かせているのである。私には信じられない。現実は緊急補強が必要なほどの非常事態なのである。今は景気よく「軍艦マーチ」を鳴り響かせているが，早く手を打たないとそれがいつしか「海ゆかば」に変わらなければよいがと，私は憂慮している。もっとやりきれないのが，その思いを共有していただけるファンの方々が，非常に少ないことである。しばらく精神衛生上悪い試合が続きそうだ。BlogPeopleSIGMA People

  2015/03/16

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  晴れ時々pridegreen　#027

  天使：サンフレッチェは順調なスタートを切ったと言っていいんじゃないのかしら。しっかり勝ち点6を積み重ねたしねえ。悪魔：相手は初昇格で初ホームで盛り上がる松本山雅FCで，スタジアムの盛り上がりは相当なものやったらしいけどな。PKで失点したのは玉に瑕やが，浩司の直接FKが決まった時点で勝負あったかな。終盤のパワープレイも想定の範囲内ですという感じやった，らしいからな。天使：なによ，歯切れが悪いわねえ。まあ管理人が昨晩飲み明かしてBSを見ていなかったから，仕方ないわよねえ。悪魔：でも文字列ではチェックしていたらしいぞ。むしろ１－１の時点でははらはらどきどきしながら文字列を追ってたようやが。天使：これで次節は，あら，レッズさんじゃない。しかも首位同士の決戦となるわけね。またまた因縁の対決になるのねえ。さぞかしエディオンスタジアムは盛り上がるんじゃないかしらねえ。悪魔：・・・・・・わざと言うてるやろ。そりゃ普段よりたくさんお客さんは来ると思うぞ。しかしなあ，あのアクセス最低のエディオンスタジアムに行こうと思われる人が，どれくらいおると言うんや。しかもやな，当日は3月22日，日曜日やぞ。天使：そうよねえ。赤い帽子の野球チームさんが，RCCとコラボして「鯉祭り」っていう企画をやって，しかも黒田博樹の先発が予想されるというんでしょ？意図的にぶつけてるとしか思えないわよねえ。悪魔：なんせあの個人商店の店主のバカには「共存共栄」という言葉がないから。まあ，オープン戦の日程とJリーグの日程がバッティングしたことは仕方ないかもしれんが，もうちょっと何か考えられんのかなあ。天使：ほんとよねえ。かたやオープン戦，こなたJリーグの首位攻防戦，いや首位に立つべき乾坤一擲の試合でしょ？どちらにどれだけ動員できるかと言うことで，ヒロシマ球界に明かりが差すのか闇が続くのかが別れそうな気がするわよねえ。悪魔：誰かさんは市民球場が真っ赤に染まって，ついでにエディオンスタジアムの一角も真っ赤に染まった方がええと思ってるんと違うか？大雨が降っても「休んだり，寝てたり」してた人はなあ。用もないのに市民球場にしゃしゃり出たりしてな。天使：ほんと醜悪よねえ。それで，その赤い帽子の野球チームさんだけど，やっと勝てたわねえ。黒田さんが投げるときだけ。毎度おなじみ6回炎上劇場もなくて。悪魔：飯田の初期不良がなあ，まあ，辛抱して使ってみたら必ず出てくると見てるんやが，ちょっと続いてるからなあ。それを解析するために畝がおるのかと思いきや，昨日の談話にいたっては，「デ・ヘススから先に使うべきだった」などと頭を垂れてるようじゃ，どうにもならんで，ほんまに。天使：要するに何の意図もなくピッチャーを並べてるだけってことなのかしら。そうとしか思えないわよ。これじゃ中継ぎ陣は今年は酷使されそうな気配がするわよ。廉君やザガースキーさんがもうすぐ出てこられそうな要だけれども，開幕から連投連投になりそうな予感がするわ。悪魔：やっぱり，「畝に何が教えられる」と吐き捨てたOBの方の言うことが正しいのかもな。まあ，今日はさぞかし市民球場に詰めかけたお客さんは満足して帰ったんやろうけど。3回までに9点，ホームラン4本の大花火大会やったからな。天使：そりゃそうよねえ。プリンス君を「これ以上何も言うことはない」と言ってばっさり二軍に落とした次の日ですもんねえ。それでカープの打者人にも気持ちが入ったんじゃないかしら。悪魔：ああ，「この人は怖い」ということを植え付けたも同然やからな。誠也が初球を思い切りしばきあげたところにその強い思いを見たような気がするな。天使：でも，ピッチャーが右ピッチャーに変わったら，途端に内野安打一本でおわりでしょ？これじゃだめなんじゃない？しかもまだ比嘉さんとか佐藤達也さんとかが出たんならともかく，白仁田君あたりに手も足も出ないようじゃねえ。悪魔：結局今日かて前田祐二の出来が悪すぎて球が中に中に集まってたから打てたようなもんや。今日のスターターはかなり実戦を意識したものとお見受けするが，それでこのていたらくじゃな。昨日の出来が正味の攻撃陣の現状と見た方がええやろな。天使：なんか，結局打ってるのって松山さんだけじゃない？あと，昨日は田中君がずいぶんアピールしてたみたいだけど。悪魔：田中は緒方監督にある意味一番最初に突き放されたようなもんやからな。今日かて「左投手に強い」という触れ込みやのにショートでのスターターの座を梵に奪われてる。やつは理解してるんやな，現状を。今後は期待していいんと違うかな。天使：火曜日からは北海道遠征で，そのあとホークス3連戦があるのよね。いっつも交流戦でやられている相手じゃないの。また勝てないんじゃないの？ピッチャーはともかくとして，打てないんじゃどうにもならないわよ。悪魔：いかにレギュラーとそれ以外との差が大きいと言うことやな。野間が完全に自信を失ってるのか迷いの淵にいるのか，とても打てそうな感じがせんからな。これでエルドレッドもロサリオがいないというなかで，ほんまに打てるんか，点取れるんかという疑問は消えんぞ。天使：でもファイターズさんだってオープン戦今日初めて勝ったんでしょ？思うほど仕上がってないんじゃないの？ホークスさんとは，もうオープン戦では死んだふりするしかないんじゃない？悪魔：そういうリアリズムもあり得るやろうな。投手陣はある程度固まった，攻撃陣も残念ながら悪い意味である程度固まってしまった。ならば現有戦力でいかに戦うかということを考えるしかないかもしれんな。勝てない相手には死んだふり，勝てそうな相手を徹底的に叩く，というても，今のカープに勝てそうな相手なんてないぞ。天使：あーあ，なんかかったるいわよねえ。現状を打破してくれる秘密兵器とかいないのかしら。悪魔：教育リーグを見る限りでもおらんな。土生と高橋が気を吐いているくらいかな。あとは火曜日からウェスタンが開幕するから，そこで堂林を筆頭に一軍からふるい落とされた連中がいかに頑張るかやな。天使：ところで，何か今日の試合ではけんじろさんが解説に復帰していたようね。さっそく迷言を吐いたんですって？悪魔：あー，「ベンチより放送席の方が野球が見やすい」とかいうてたな。ならあんたは監督不適格者と違うんか，さんざん自分が書いた本で「監督になるのは天命」だとかなんとか言うてたくせに。天使：情けないわよねえ。こんな人に5年間任せてたんだから，そりゃカープはいっぺん壊れるわよねえ。悪魔：今年からまた迷解説が聞けるかと思うと，今から頭が痛いよなあ。あーあ・・・・・・（Tenshi and Akuma coming soon......）来週末はどうなることやら。BlogPeopleSIGMA People

  2015/03/15

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  カープ屋内練習場探訪記

  中国新聞についてはずいぶん弊ブログでも悪口を言っているところだが，いちおう「ちゅーピーくらぶ」にも登録して各種懸賞や読者プレゼントなどももらっているところである。で，さる２月某日，「カープ屋内練習場見学会」なる抽選があって遊び半分で応募したところ，何とそれに当選してしまい，昨日潜入調査，もとい見学させていただいたところである。で，最初は，正直言って高を括っていた。見学とは言え一応施設を一通り見せておしまい，説明もまあペーペーの球団職員がするんだろうと。ところがどうして，いきなり現れたのは川端順，言わずと知れたカープの元祖セットアッパーで編成部長である。そして限られた時間ではあるものの，選手が実際に使うバッティングケージで白武佳久スカウトの投げるゴムボールを打たせてもらえたり，実際に使う練習球を投げさせてもらったり（さらに希望者にはいわゆる「ストラックアウト」体験まで），選手が実際に使うバットを握らせてもらったり，最後は道原裕幸総務部長と直々にお話をする機会までいただけるという，とんでもなく豪華なツアーだった。まあ中国新聞社とケーブルテレビとの合同企画と言うことで破格の大サービスという面もあったのだろうが，それにしてもよい体験をさせてもらった。で，これだけは言葉で表すことが難しいので，今日はお日柄もよろしいので特別に写真でその内部をアップさせていただくこととする。もちろん，隠し撮りでも何でもなく，写真撮影はオールOKであったことを付け加えさせていただく。まずは全景から。続いて人工芝。神宮球場で数年前から採用されている，非常に柔らかいゴムチップを埋め込んでいる人工芝で，歩いた感触は天然芝と大差ないくらい。バッティングケージその１。対応しているのは白武佳久スカウト。バッティングケージその２。対応しているのは松本有史スカウト。とにかく，川端順が胸を張っていたが，施設面では間違いなく整ったと思う。ちなみに私が一番チェックしようと思っていた建築面は，時間に限りがあってチェックできなかったのが残念ではあるのだが，とにかくハードは整ったと言って過言ではない。あとは，選手がどれだけ強い気持ちを持ってこのシーズンに臨めるかである。これまでのように試合直前に雨が降っていたから云々という言い訳は，もはや通用しなくなるわけであるから。それからすると，昨日の試合，寒かったねえ。文字列でしか見ていないけど。あまりにもあきれ返っているので今はかかない。今日の試合の感想と，昨日のサンフレッチェの試合（こちらも文字列でしかチェックできていないのが残念）とをあｍとめて，また天使さんと悪魔さんがスタンバイしているので，そちらにお任せしたい。ちなみに，サンフレッチェの試合を見られなかった原因は，捕手つながりではないが東広島から広島市の新天地に引っ越してきた水沼四郎さんのお店でカープやそのほか諸々を肴に長々と居座って飲んでいたからである。そこでもたくさんのお話を伺ったのだが，ちょっとここでかくことはためらわれるのでかかない。興味のある方は，非常に気さくなラウンジなので，探し当てていって見られればよい。今日だけはカープ球団の対応に感謝。BlogPeopleSIGMA People

  2015/03/15

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  聖地到着

  今日の目的はこちら。

  2015/03/14

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  WEB版特別音楽講座（赤ヘル編）

  どうもこのところ，愚痴っぽくなっていけない。それもこれもカープがろくでもない試合内容を続けてくれているからなのであるが，愚痴ったからと言って現状がよくなるかと言えば，決してそうではない。ということで，今日は普段とは趣を変えて，音楽の時間としたいと思う。まあYouTubeの時代だけにこういうことも可能なのだが，まあ試しにやってみようと思う。さて，先々日私はまさに今のカープの救いようのない暗さを「ケーゲルの振った『アルビノーニのアダージョ』」と評した。これほどぴったりの曲はないと思うのだが，もちろん多くの方は耳にしたことがないに違いない。要するにこんな曲である。どうだろう。まさにぴったりではあるまいか。もともとこの曲は非常に重たい曲なのだが，ケーゲルがドレスデン・フィルを振ったこの演奏はまさに奇跡的名演だ。こんなに絶望的で救いようがないアダージョは，唯一無二と言っても差し支えないのではあるまいか。絶望的な暗さと言えば，やはりこの曲を外すわけにはいかない。シャンソンの名曲，ダミアの「暗い日曜日」である。あまりの頽廃的な歌声とその絶望的な暗さに自殺者が出たとかで放送禁止になった国もあるという曰く付きの名曲である。日本語版では美輪明宏がカバーして，そのオリジナリティ全開の世界観を存分に発揮している。こちらはニコ動で。暗い日曜日 - 美輪明宏でもね，私のような拗ね者カープファンとしては，この現状をなぜか予感していたところでもある。そんなとき，やっぱりこの曲をチョイスしてみたくなる。さて，ちょっと嫌事が過ぎてしまったかもしれないが，どうせなら最後にもう一節。心あるカープファンの方々は，カープの現状をお嘆きのことだろう。そう，嘆くときは徹底的に嘆き倒そうではないか。そういうときには，やはりこれがよい。（視聴注意）さて，あまり長くなるとこういうものは退屈する。最後に，カープファンの覚悟と赤ヘル戦士への激励の意味を込めてこの渾身の名曲をお送りしたい。まさに命惜しむな名をこそ惜しめ，栄光の赤ヘル軍団のプライドにかけて，立派な働きを祈るのみである。そして，その行く手を邪魔する奴は，何人たりとも我々鯉党が通さんぞ，と，ちょっと大きく出てみても，よいのではないか。（おまけ）何といっても目指すところは優勝胴上げ日本一，となると日本一記念の曲を験担ぎでおいておきたい。となると，やはりここは野球応援歌界の名曲「燃えよドラゴンズ」から，２００７年日本一記念盤を。歌うはあの「名古屋の聴取率王」つボイノリオ氏である。要は手抜き企画じゃないかって？その通り。BlogPeopleSIGMA People

  2015/03/13

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  店主謹白　本日休業

  今日も，カープは負けたようだ。練習試合ではあるが。もちろん非公開試合であるし，今日もローカルニュースが見られなかったので，これまた見てきたよーなことを書くわけには行くまい。ただ，断片的な情報を文字列で得ることが出来た。それを見る限り，またまた非常に寒かったようだ。特に野手陣。またしてもアピールしたのは松山だけ。攻撃は単発でしかも守りでもぽろぽろぽろが続出したらしい。こんなのを見せられると，昨日と同じような嫌事を書かざるを得まい。しかし，それはしたくない。もはや哀れに思えてくる。福井がよく粘った，デ・ヘススが完璧なピッチングを見せた，らしいが，これもまた限定された文字列のもとでは，何か竹槍で戦闘機を落とすがごとき光景が浮かんでくる。とにかく，昨日書いたのと重複することをお許し願えれば，今のカープ，絶望的に暗いのである。本当に救いようのない暗さのもとにいるのである。それを打ち消すがごとく在広プレスは必死に黒田博樹というキラーコンテンツを使っているように見受けられるのであるが，だんだんとそれもまた醜悪の度合いを増してきているようにしか見えない。もちろん，黒田博樹に何の落ち度もなく，それを利用している連中が悪いのだが。などと言うことをつらつらと思うと，今日は筆が進まない。もちろんウェブ媒体のニュースとか今日のローカルニュースをなぞって感想文を書けば，それらしきものは書けるのかもしれないが，それは私の中の五分の魂が許せないのである。まさにここだけは譲れない最後の一戦であるというか。まあそんな大げさなことを言わずとも，サルでもできるようなことはやりたくないと言うことといえばご理解いただけるだろうか。と，いうわけで，今日は看板を裏返す。ひねれば面白そうなネタはいろいろあって，それを繰ってみてもよかったのだが，何か今日は本業でばたばたとしてしまったために，疲れてしまって書く気が起きない。なら書かざるに限る。といいつつひとつだけ。ようやくこの本を読了した。中身についてはネタバレになるから書かない。ひとつだけ書いておくとすれば，圧倒的な取材力，そしてこれまで口を閉ざしていたたかじんのご兄弟がついに口を開いたのである。これは百田尚樹サイドにとっては想定外だったに違いない。「殉愛」の全編が嘘とまでは言い切れないが，どうも都合のよい虚飾が施されていることが明らかになったとはいえるだろう。もともとノンフィクションというにはたかじんを語る上で外せないキーパーソンに取材していないことは私も指摘したところであるが，それ以上に私も騙されてましたと頭を垂れざるを得ない。そーいえばカープ本にもろくでもないのが増えてきた。BlogPeopleSIGMA People

  2015/03/12

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  すくわれざりしものへのれくいえむ

  昨日の試合はテレビで全部見ていたが，今日は後付けの文字列でしか結果を把握していないし，ニュース映像も一切見ていない。したがって，見てきたよーなことを言うことは出来ないし，もちろん書けない。しかし，文字列というのは，まさに純客観的なものであるが故に，ときにあまりにも残酷な姿を映し出す。今日の試合など，まさにそうだ。とにかく，暗い。しかも単なる暗黒の暗さではない。絶望的なほどに救いがたい暗さだ。たとえて言えばヘルベルト・ケーゲルが振った「アルビノーニのアダージョ」のような感じだ。ただ頭を垂れて絶望にうちひしがれているしかないというべき暗さである。それほどまでに，今日の内容は救いがたい。とにかく何もいいところがないのである。まあ九里が安定してきたことが本当に僅かな光である。昨日の試合，これまた残酷なまでに内容がなかったのであるが，それに対する反撥力を持っていたのが松山ひとりだけというのが，本当に今日の試合のどうしようもなさを象徴しているかのごときである。おそらく，昨日と今日の試合に出場した何人かの選手は，確実に教育リーグに送られるだろう。教育リーグに送られないまでも，確実に出番が減っていくだろう。至極当然のことだ。チーム打率は１割台，防御率は１２球団ワースト。結果を出せなかった選手たちにいつまでも蜘蛛の糸が垂れているほど，お釈迦様は甘くないのである。これもすべて，あれだけ昨年の終盤に得点力不足を招いて優勝どころか２位の座すらも陥落し，クライマックスシリーズで２１イニング連続無得点というワースト記録を作ったにもかかわらず，実質的な補強がほとんど攻撃陣についてはなかったことによるものである。ブラッドが抜けたから，ロサリオが急性虫垂炎になったから仕方ないと思うようなら，カープファンなどやめた方がよい。ロサリオの虫垂炎の時点で，補強に動かなければいけないのである。それなのに，今のところそれに動いているという話はまるで聞かない。アホか，おまえらはと編成部には文句のひとつも言ってやりたいところである。まあ，部長がカープの投手王国を一人でぶちこわした川端順だから編成部もお里が知れるというものだが。明日はライオンズとの練習試合があるらしい。この練習試合に，どんなオーダーで臨むのか。そこに緒方監督の覚悟を見ることが出来るかもしれない。結果は，期待しない方がいい。勝ち負けよりも誰がアピールするかと言うことのみ見ておいた方がいいだろう。今日は４年目の３．１１である。野球がどれほど被災されたへの力になるかが試されるような日に，こんな試合をやってるようじゃ，長さんではないがだめだこりゃ，である。ましてや広島も昨年の８．２０の大水害で，まあこちらは誰かさんによる人災の要素が強いのだが，多くの人命を失い，被災された方が多数いらっしゃるのである。それに対するカープ球団の動きは鈍かったし，選手会の動きも鈍かったし，だいいちカープの選手に被災された方へ届けと言わんばかりの必死さを持ったプレイが見えなかったことも，また事実である。そういえば，あのときの３．１１のオープン戦の試合も，ミスのオンパレードでぼろ負けを喫したことを，ふと思い出した。情けない。BlogPeopleSIGMA People

  2015/03/11

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