ヨガの教本に対する憤り
ヨガの教本を見ていつも思うことがあります。モデルになっている人はみんな格好良過ぎる。モデルだから当たり前だろう という声が聞こえてきそうだが、そういうことを言いたいのじゃないんだなあ。初心者の普通の人ができるポーズで、とても効果があるポーズってあるはずだよね。そういう、本当に初心者向きのを載せている,ちょっと格好悪い教本が1冊くらいあってもいいじゃないかと思うのだけど。だいたい手がとどかなかったり、手や足がつかなったりするのが初心者なのだから、それに合わせてつかないなら、つかなくてもいいよ。でもこうしたら効果あるよ。といった、もっと初心者に優しい教本があればいいのにと思うのは私だけ?私もやりながら、その出来なさに敗北感を味わいながら、こうやったらいいという秘訣を編み出しましたよ。うん!つかないなら、つかなくてもいい!でもできるだけ頑張りながら、気持ちでついていると思って、気を飛ばせばいいのだ、そうしたら、気的には十分効果があるとわかってきました。どなたかこんな教本を作ってくださいよ。もし誰も作らないなら、いつか私が初心者向けの格好悪い、でも本当に初心者に優しい教本を作らないと,仕方ないのだろうね。それからです。私のクリニックではリハビリの一環として、患者さんにヨガを時々教えていますが、ある人は自分で横になるのもやっとこさ。でも懸命にやろうとしているんだ!そんな人にヨガの教本はいったいどれくらい役に立つんだ。私はその人のため、アドリブで下向きにして足を動かすポーズを考えて、指導してあげました。病気のため、身体がガチガチでひどい猫背なのです。それで動くのがやっとこさなのです。簡単な動作すらできないのです。身体障害のある人にヨガは何をやればいいのか、ヨガ関係者のみなさん、どうか本当に考えてほしいと思います。