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カテゴリ:イベント & 旅行記
お久しぶりです。先週は学会で名古屋に行ってきました。
会場は名古屋国際会議場です。庭に、巨大な騎馬像が立っていました。ダ・ヴィンチが500年前に作った騎馬像のレプリカだそうです(本物は破壊されてしまった)。 日中はまじめにお勉強、上の絵は昼休みに描いたものです。
昼には昼のお仕事、そして、夜には夜の・・・ 近頃は日が暮れるのが早いですよね。会場を出るころはもう真っ暗。繁華街そばのホテルにチェックインし、シャワーを浴びて気合を入れなおして、さあ出かけるぞっ!
大学勤務時代の先輩や友人たちの宴会に誘われ、まずは「会集」という割烹に行きました。懐かしい顔に囲まれ、楽しかったです。日本酒と一緒に食べる味噌煮込みおでんもおいしかった。大根の茶色さにびっくりしましたけどね。 みんなと別れ、ほろ酔いで近くのBAR BARNSへ向かいます。名古屋のモルト好きが集まる有名店らしいので、ぜひ行ってみたかったのです。 学会関係者もいるのか、ほぼ満席状態でした。カウンターの端っこの席が空いててラッキー。ここからだと店内がぐるっと見渡せます。 カウンターは10人くらい、他にテーブルが三つあってそれぞれ4人ずつ座れます。天井は低く、バックバーにびっしり並ぶ酒が圧巻です。いい感じ、いい感じ。 いきなりマニアックな注文をするのもなんなので、目の前に壁のように並んだグレンモーレンジシリーズからNECTOR(ソーテルヌフィニッシュ)を注文しました。シャトーディケムの樽という噂です。
コースターの幾何学的模様は、モルト好き達をからめとるスパイダーマンのくもの糸。桃のネクターのような香り、こいつも官能兵器だったのか。 バーテンダー3人は大忙し。ちょっと話しかけるタイミングがつかめません。 見れば、お隣の一人客の男性は、インペリアルだのグレンアギーだの、かなりカルトなものを飲んでいらっしゃいます。気難し屋だったらどうしようと思いながらも話しかけてみたところ、思ったよりずっと気さくな方で、名古屋のお勧めバーのことなどいろいろと教えていただきました。 店の忙しさもピークを過ぎ、徐々にバーテンダー達の動作にも余裕が出てきたみたいです。しめしめ。オーナーバーテンダーも、僕のスケッチブックに興味を持ってくださり、僕も若いラフロイグのおかげで口が滑らかになってきて、徐々に会話が弾んできました。 せっかくだから、BAR BARNSに来たことを一生忘れないような酒が飲みたいなあと思っていると、でてきましたよ、コレが。
限定生産のARDBEG10y.o.の1ガロンボトル。注ぐのが大変そうでした。僕も持たせてもらいましたが、重くて片手じゃ落っことしそう。味わいは小さな(っていうか普通の)ARDBEG 10よりさらに若々しい感じがしました。鼻と舌と目で味わうだけでなく、筋肉でも味わえるモルトです。
最後にジン&ビターズを注文したところ、忘れたのか無視されたのか、代わりに目の前に置かれたのが、なんと、 マール(Roland Thevenin) と の各ハーフショット。サ、サ、サービスでこんなの出していいんですか?
マールの種類は詳しくありませんが、これは相当に良いものだと思います。黒葡萄の甘酸っぱい香りをワインよりも純粋に残しているような、なんてロマンティックなマールなんだろう。 ミズナラも絶品でした。これはモルトというイメージとちょっと違います。樹液というジャンルにした方がいいんじゃないかなあ。 カウンターに居ながら、myスピリッツはブドウ畑や森を浮遊してました。 もはや、この気分をジン&ビターズで薄める気にはなれず、幸せな香りを抱いてホテルに帰りました。明日行く店も紹介してもらっちゃったし、今夜も最高っ!
ちなみにBAR BARNSは、チャージが確か1300円もするので、1,2杯飲んで帰るにはもったいない。でも代わりにお酒自体の値段はかなり低く設定されているみたいです。ハギスやパスタもあるので、ちょっと食べながらじっくりモルトを飲むぞって時はお勧めです。バックバーや倉庫には驚くような酒がたくさん隠れていそうで、名古屋に行った時は絶対また来ようと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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