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カテゴリ:イベント & 旅行記
ベースキャンプをあとにして、今日は城峯山(じょうみねさん)へ登る。
城峯山は秩父市の北に位置し、120年前あった秩父事件という民権運動の反乱軍が立てこもった山らしい。子供でもお年寄りでも登れるハイキングコースとして紹介されていたのだが、現実はなかなかきつい。 男衾(おぶすま)口から頂上までは約1時間半。榛名富士の時のような危険なところはないんだけど、標高差約500mの急な山道をひたすら登る。 息は切れるし汗だくだ。 頂上の少し手前に、城峯神社という立派な神社があって、実はここまで車で登って来れる。キャンプ場もあったけど、誰もテントを張っていなかった。こんな静かなところだったら、ここに泊まれば良かったかも。 神社では来週の龍勢祭りに向けてと思われる神事が行われていた。 現地人のシェルパとあいさつしたあとは、頂上までの約15分は気楽な尾根筋だ。景観はさほど良くはないけど、汗ばんだシャツを乾かす風が気持ちいい。 山頂では360度の景観、のはずだが、3分の2は雲に隠れていた。展望塔に登ると1038mほどの標高なのに意外な高度感が快感。晴れていればこの方向に富士山も見えるらしい。1時間半の登りでこんなに疲れるなんて、富士山へのまだまだ道は遠いなあ。 念願の「山頂でおにぎり」をほおばる。今朝、キャンプ場でにぎってきたものだ。 山がそこにあるからだ、と言ったのはマロリーだったか。百の山があれば百の楽しみがある、と言ったのは誰だったろうか。山を女や酒に入れ替えることもできるが、山があれば山に登りたいというのは、子供が絵を描くのと同じレベルの人間の本能に違いない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年10月03日 19時00分31秒
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