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カテゴリ:なんちゃって星と嵐
連日の4時起床。でも早寝だし爆睡しているから睡眠不足感はありません。窓から外を眺めれば、明けかかっている空は深い青紫。フリース羽織って外に飛び出しました。
寒さに首をすくめて貧乏ゆすりしながら、雲海の水平線が輝きを増すのを眺めます。 モルゲンロート(朝焼けのバラ)。穂高の峰々がサーモンピンクに染まります。特に、白いはずの雪渓がピンクに染まっているので、全景がピンク化しているのが明らかです。刻々と色は変化し、影と光のラインが移動していきます。美しいという言葉は陳腐だけど、でもやっぱり美しい。 太陽は、今日登る予定の大天井岳(おてんしょうだけ)の上から登ってきます。大天井に向って続く東鎌尾根のルートがくっきりと見渡せます。これから大天井に行くんだっけ、そうなんですよ。じゃあ、明日の朝は雲海から登るご来光が見えるね。ですね~、楽しみだなあ。 槍とその北鎌尾根が朝日を浴びて凛と立つ姿はなんて気高いのだろう。 憧れのアーベングリューエンとモルゲンロートの両方に出会えてホントに良かった。 これを見たら死んでもいいような気がするし、逆に何度も飽きるまでみたいからなかなか死ねないとも思いました。そんな気持ちと関係なく数時間後に滑落して死んじゃうかもしれないのにね。17日はトモダチの命日だし。帰ってから彼にみやげ話をできないのがちょっと残念に思いました。 それじゃあ、また、いつかどこかで会えたらいいよね。朝食を終えると、ポツリポツリそれぞれのルートへ出発です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年07月20日 07時19分54秒
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