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カテゴリ:雑記
三十路も早や〇回目の誕生日。
朝は、ルームメイトが韓国の伝統だから、と私の大好物の韓国ワカメスープを作ってくれた。彼女、昨夕トラブルに見舞われ相当しょげていたのだが、今朝は気を励まして早起きし、料理してくれたのだ。朝から栄養いっぱいの贅沢スープで、いきなりまるで特別な日になる。 昼過ぎにスペイン語のクラスから戻ってきたら、アパートの廊下、部屋のドアの前にドッとバラの山があってびっくり。相方の誕生日プレゼントなのだが、配達に来た花屋さん、ドアの前に置いて帰っていったのだ。おいおい・・・。私が夕方まで帰ってこなかったら、どうなっていたのかしらん。(後から電話でその話を聞いた相方は、もちろん怒っていたけれど) バラは2ダースもあって、なんともゴージャス。お花は贈っても貰っても、非日常的幸せ気分にしてくれるものだといつも思う。結構広いリビングがあっという間にバラの香りでいっぱいになり、仕事から帰ってきたルームメイトも喜んでいた。 2時過ぎに、郵便屋さんが小包を届けてくれた。相方のお母さまからである。新米に、お茶、手作りのかわいい香袋が入っていた。荷物が来ることは聞いていたのだが、今日届くとは良いタイミング。ミシガンで日本の米どころで獲れた新米を食べるなんて、なんとも贅沢で申し訳ないような。 4時からグループプロジェクトのミーティングをした後、7時半に友人達と待ち合わせてメキシカンレストランへ。計8人で賑やかに夕食。“ひとの誕生日は(=ひとが歳をとることは)盛大に祝う”の三十路の慣習(?!)に従い、Y女史とO氏が相談して企画してくださったのだ。誰もが忙しい週日に、恐縮するやら嬉しいやら。 このメキシカンレストランは、誰もが初めていく店。お店のメセロ(ウェイターさん)は誰もがスペイン語なまりのラテン系の人々ばかり。毎日新しい言葉を習って小学1年生のごとくうかれている私は、言語教育のプロお二人に囲まれて座ってすっかり甘やかしてもらい、片言のスペイン語でおかわりを頼んだり、デザートを注文したりさせてもらって自己満足。 料理も家庭料理テイストでおいしかったが、デザートのフラン(プリン)が劇的においしかった。このプリンのためだけに、もう一度来てもいいと思うほどだった。皆さんに、寄せ書きのカードをいただき、『バースデーガールだから』と、もはやガールでもないのにみんなにご馳走していただいてまたまた恐縮。ゆっくりおしゃべりしてから10時過ぎに解散した。 キャンパスの駐車場にクルマを停めていたので、M氏にそこまで送っていただきお礼を申し上げてM氏のクルマを見送ってから、なんだか身軽であることに気づいた。資料をたっぷり詰め込んだ大きなバッグを、M氏のクルマのトランクに入れさせていただいてすっかり忘れていたのだ。自分のおっちょこちょいぶりに、思わず苦笑。またひとつ歳を重ねたというのに、成長のないことである。 メールでも、あなたこなたの友人達からお祝い(或いは慰め)メッセージをもらっていたのだが、夜中に弟からもメールが送られてきた。目が回るほど多忙であるはずだが、先週末に電話でリマインドしたかいあって(?)母も弟も忘れずにいてくれたらしい。”いつのまにやら、一流以下のサッカー選手ならそろそろ引退を考えるかなぁ~って歳になってしまいましたな。まあ、パンピーではまだまだやから、悲観的にならんとぼちぼちがんばってや“とは、さすが賢弟。愚姉を良くわかっていることである。 スペイン語では誕生日という単語は、年と達成、という2つの単語で構成された一語である。これまでの一年、いったい何を完了したのだろう。学問も人生もたくさん学んだし、自分の能力の限界も痛切に知った一年でもあった。でも、完了できたことなんて何もなかったかも。来年の今ごろはどこにいて何をしているかわからない。が、レベルはともあれ一つは“完了した”ことを持って迎えたいなと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
November 22, 2004 09:12:10 AM
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