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カテゴリ:雑記
朝いつもの出発時間よりも早く、同僚のO先生に拾っていただいて出勤。中学部は行事があるし、O先生のクラスも私のクラスも試験もしなくちゃいけないし、というところで、朝の30分の準備時間が貴重で、早出することにしたのだ。 朝7時直前だというのに、まだ真っ暗だし、うっすら雪まで積もってるし、とても朝とは思えない。朝食代わりのおにぎりを食べつつ、歴史論、組織論、社会構造論、教育論などなど、尽きることなくおしゃべりしつつ、8時には学校へ到着。 通勤バスより早く到着するとコピー機が使えて素敵。昨夜仕上げた数学の復習テストを、たったか5分でコピーし終わりご満悦。よ~し、生徒達ヨ、いつでもかかって来~い!というところ。 続いて、午後からの行事の準備。今日の行事は中学部の学習発表会。3学年を縦割りにして5チームつくり、今年度からカリキュラムに導入された社会科に関連あるトピックを各チームが選んで、調べて20分のプレゼンテーションをするというもの。 トピック選びの条件は、公民・歴史・地理のいずれにも関係のあるテーマを選ぶこと、以上。最初は『えー』『難しい』などなど言っていた中学生達だが、『世の中にある物事で、社会に関係のないものなんてないやん。考えてみ。どんなもんでも地理とも関係するし、歴史かってあるやろ。しかも法律とか経済とか政治とか権利とか、公民に関係のないもの探すほうが難しいと思うで』という教師側のコメントにノってノせられて、なかなかチャレンジングなテーマが出揃った。 10月末から週一時間づつ確保してグループ作業。ジレンマもあって、週一時間程度の顔合わせと指導では、到底それぞれのテーマを充分に掘り下げたり考えさせたりなどできない。この取り組みの根本的な目的は 1)学年縦割りグループで協力し、限られた時間の中で見通しを立てながら“何か”を完成までこぎつける 2)ハレの場、発表する、などの経験値をかせぐ 3)日本語での発表とその準備 4)社会科知識の応用という優先順位。内容はできるだけ絞り込ませる。テーマを広げて目次みたいなプレゼンをするよりも、ひとつひとつの要素の意味やつながりを少しでも考えて僅かでも掘り下げてくれたほうがマシだからだ。 9時20分から数学の復習テストを45分。その後クラスの生徒達と一緒に行事の会場設営。机を移動させ、イスを並べていく。みんなてきぱきと良く動くこと。エライもんである。こういう作業は、見通しを立てる力があるかどうか、その中で、自分が次に何をすれば作業の完成に近づくのか、といった判断力を見るのに役立つし、判断力を養う場でもあるように思う。ついでに、とバケツリレーも教える。 2時間目には先週やった期末試験を返して国語の解答解説。3時間目は発表の予行演習に時間を与え、4時間目は早めにランチ。 午後1時からの本番には、保護者の方も多数、来賓も三名お迎えし、スタート。いつもの教室とはえらく異なり、大変良い“聞く姿勢”を保ちつつ、5チームのプレゼンはほぼ滞りなく終了。細かいことを言えばキリがないが、各チーム、この短時間によくぞここまでやり遂げたものだと思う。昨年度も2度同じような発表活動を経験しているだけあって、中2も中3も、今年は慣れたためか落ち着きもぐっと増し、『やっぱり経験って大事なのねぇ』とつくづく思った。 行事を終えて生徒達は下校。受験組の数学補習を30分やってから、今度は他の先生方に手伝っていただいて会場の片付け。その間に、今日が最後の登校で、日本に完全帰国する生徒が挨拶しに寄ってくれる。去年担任した生徒で、今年は公民を教えていた生徒である。この夏にも一人帰国したのだが、なんとも感慨深いものである。もっといろいろ言いたいことも合ったように思うが、言葉少なになってしまった。日本で逆カルチャーショックや、日本の学校教育とのギャップなどこれからいろいろ大変だと思うが、どうにか乗り切っていってほしいものだと切に思う。 帰りもO先生に乗せていただけるので、通勤バスには乗らず片付けをしたり、残務整理。その後職員室で、校長先生、O先生と話し込む。異業種のプロから伺うお話はいつも非常におもしろい。校長先生は教育界のプロだし、管理職側の方でもある。日本教育界インサイドストーリー。おもしろかった。 結局寝たのは午前3時になっていた。眠い。寝る直前は用があって教授宛てにメールを書いていたのだが、最後のパラグラフはもう、タイピングしながら何を書いてるのかわからなくなっていた。疲れたぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
December 13, 2004 09:05:33 AM
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