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カテゴリ:雑記
隣の席は弟さんの葬儀のためにフィリピンへ帰国するという女性。8、9年生の数学教師をしているそうで、奇しくも同じ年齢を教えていることもあり、数学の教え方や苦労話などで盛り上がった。
フライトは数十分遅れて成田に到着。しかもゲートが空かないとかで、飛行機はゲート前で立ち往生。乗り換え時間の少ない彼女がうまく乗り換えられるかどうか心配していたので、一緒に降りてゲート探しを手伝う。成田空港だから、もちろん英語の表記もあるし、彼女の英語は私の何十倍もウマイから何ら問題はないハズなのだが、表示にしろ何にしろ、まずは日本語で大きくかかれているため英語表記には気づきにくく、彼女は心細く思ったようだ。私のほうも英語と日本語のスイッチがおかしくなり、日本人の空港スタッフに英語で質問して英語で答えてもらったりして後から苦笑してしまった。 ぎりぎりセーフで彼女をゲート近くのセーフティチェックまで送り届け、握手して別れた。楽しかった出会いにちょっと幸せな気分になりながらバゲッジクレームへたどり着いたら、“なんと荷物が出てこない” 今回は、到着後間髪入れず翌朝から大事なアポがあったから、スーツもヒールも等分にふたつのスーツケースに分けてパックし、どっちかがロストしてもサバイバルできるようにしていたのだ。なのに、2つとも出てこないとは!! しかも、私だけでなく、ランシング-デトロイト-成田と飛んできた乗客のほとんどがロストしたようで、うちの大学のロゴの入ったパーカーを来た女性や、見るからにうちの大学の学生とおぼしき人などが、呆然と立ち尽くしている。おいおい~。 それでも、日本人の私達はまだどこに行けば何を買えるか知っているからまだマシと言わなければいけない。同じように困り果てていた黒人の学生は、本当に途方に暮れていたから、「日本では、とりあえずコンビニエンスストアに行けばたいていのものが手に入るし、たぶんホテルの傍にコンビニがあるからホテルの人に聞いて連れて行ってもらうといいよ」と教えてあげたら喜んでいた。 とりあえず手続きをし、ASAPで届けてもらうように頼んでからリムジンバス乗り場へ。とにかく明日のアポはジーンズで行くことだけは避けたい相手なので、どうにかしなければならないが、この時点で7時半だし、都心へ入ると9時を過ぎる。服が買えそうなところはどこも開いてない時間なのだ。とりあえずバスのチケットを買い、待合い時間の間に空港ビルの中に入っていたユニクロへ駆けていって、とりあえず下着だけは間に合わせをゲット。何せ手荷物はパソコンと、どうしてもスーツケースに入れる気にならなかった重要書類、そして最低限の化粧道具のみ、という始末。 相方に連絡した後、携帯電話から友人に泣き言のような到着メールを入れながら、頭の中は対処策をグルグル考える。明日のアポは9時半だから、その前に服を買えるチャンスはない。首都圏に何人か友人もいるけれど、23区内に住んでる友達なんていないから時間的に考えて彼女らに借りるというオプションは難しい。残るは・・・五反田に住む従姉!! 相方の会社の下までリムジンバスで行って、無理やり仕事を終わらせた相方と落ち合う。とりあえず相方の部屋へ荷物を降ろし、五反田の従姉へ連絡。忙しい人に頼み込んで、翌朝五反田駅で待ち合わせ、服を貸してもらうことになる。助かったぁ。 いやぁ、ガーメントバッグをわざわざ機内に持ち込むビジネスマン諸氏の心がけがよくわかりました。教訓:翌日アポがあるなら、スーツ一着は手荷物で持っていく。リスクマネジメントが甘かったです、ハイ。 相方行きつけの、夜遅くまでやってる定食屋さんに夕食を食べに行く。カキフライ定食に感激。こんな都心のど真ん中でありながら、値段も良心的だし、普通においしい。決して広くない店の中にぐるっと廻らされたカウンター席もいい感じ。私達の横では、仕事を終えた、どうやら制作プロダクションか何かのおじさんたち3人が、「おつかれさま~」といいながらビールで乾杯し、「おひたしと、おろしだいこんと・・・」と一品ものをいろいろ頼んでいたし、反対側には学生らしき女の子2人連れがもりもり食べていた。あぁ、日本はいいよ。遅くまで開いてる食べ物屋さんがあるし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
January 11, 2005 07:07:40 AM
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