|
カテゴリ:雑記
夕方までは煮物を作りながら読んで、読んで、読んで・・・。
キッチンのダイニングテーブルに陣取って、鍋がグツグツいうのを聞きながら読んだり考えたりするのは心地いいなといつも思う。特にこんな冬の日は。前のキャンパスアパートの部屋でも、ベッドルームの勉強机よりも、キッチンの真横においたダイニングテーブルで勉強する方が好きだった。 大根、しいたけ、こんにゃく、肉団子をいりこと昆布のダシで3時間煮た後冷ます。普段なら一晩置いておくところだが、今日は時間が足りない。鍋をマイナス14度の屋外、雪の上に20分放置してショートカット。天然冷凍庫、威力絶大である。一度冷ました鍋をもう一度火にかけてさらに1時間。 今夜は新年会。5時過ぎには資料の山をベッドルームに移動させて出かける準備。煮物の鍋と他の料理も持って、6時にはM氏のお宅へ。次々に7人が到着。M氏が用意してくださった焼き肉、N氏のチャーハン、H女史のサラダ、私の煮物でもって食べ始める。「半径20マイルで一番いいもん食べてるかも」「今週一番まともな食事かも」と溜息のでそうなコメントが飛び交う。 酒はビールの後に、私が日本から持ち帰った日本酒と、話のネタに牛乳焼酎。合間にはO氏が用意してくださったソフトドリンクでインターバルを入れながら飲んで、しゃべって。飲み物は冷蔵庫に入れるより、部屋の外に出しておくほうがはるかに冷えるから、部屋の前に並べて置いていたのだが、時間が経つにつれ、コーラやオレンジジュースは凍ってシャリシャリに。 紅白歌合戦のビデオも見て、とりわけ、何度見ても話題が尽きないマツケンサンバと氣志團のバックダンサーにネタが集中。明菜だ、聖子だと、三十路トークで盛り上がる。 食後はS女史のお手製チーズケーキでO氏の誕生日を祝う。人の誕生日は盛大に(自分の誕生日はこっそりと)祝う、ということでHappy Birthdayまで歌って、チーズケーキに立てたキャンドル吹き消しも敢行。 その後はトランプ大会に突入。しかもなぜか「大富豪」。日本帰国中の冬休みに、ミシガンから受け取った複数のメールに「朝まで「大富豪」しました」などと“奇怪な”コメントがあり、何やら原始的な遊びが仲間内で流行っていると訝しがっていのだが、はたして、この忙しい人ばかりの顔ぶれで、今日はなんと第4回目のラウンドにもなるとか。かなりの中毒っぷりである。 なんせそれぞれの出身地が東京、愛知、大阪、名古屋、福岡とバラバラなので、ローカルルールに結構違いがあり、一応刷り合わせはしているのだけれど、細かいところで習い覚えたルールの違いが勝敗を左右して笑える。 最大におかしかったのは、大富豪と大貧民のカード交換。私が大阪で習い覚えたのは、大富豪は手持ちのカードで一番良いカード2枚を大貧民にあげ、大貧民は手持ちのカードで一番悪いもの2枚を大富豪にあげるというものだった。が、東京、愛知、名古屋、福岡ルールでは、富める者は貧しき者からさらなる搾取、とばかりに、大富豪は捨てカード2枚を大貧民にあげ、大貧民は手持ちの一番良いカードを大富豪へ差し出す、というのだ。 2ゲーム目で勝ち抜いて大富豪に座った私は、配られたカードが貧弱だったにもかかわらず、「ハイ、じゃ、交換!」などと言いながら、一番マシなカードを2枚差し出したら、大貧民に座っていたM氏が「おー、こんなすごいカード!?」 え?そんなスゴイカードだっけ?と思ったが、すでにゲームは進行中で、カードの内容を細かく話すわけにもいかずうやむやに続行。もちろん貧弱な手持ちカードでは勝ち抜けず、そのゲームは負けたのだが、終わった直後に私の勘違い発覚。大爆笑。「Pupaさん、ここはアメリカなんだから、富める者はさらなる搾取するんですよ」「大阪ルール、以外に隣人愛だなぁ」と散々笑われてしまった。 お開きになったのは夜半もとっくに過ぎてから。凍てついたクルマを暖気し、冷え切ってなかなか温もらないハンドルを握って帰路へつく。途中で、今日は来れなかったS氏の部屋のドアに、みんなで用意したお料理の詰め合わせをぶらさげておく。明日はMLK Dayでお休みである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
January 18, 2005 07:03:20 AM
コメント(0) | コメントを書く
[雑記] カテゴリの最新記事
|