日本時間の午前２時も近くなってから相方が電話してきた。恒例の深夜残業である。モーニングコールの時間を聞いたら『（日本時間の）9時だな』などとノタマウ。

はぁ？何ふざけたこと言ってるの。上司にいいって言われたからって、重役出勤していいってワケじゃぁないでしょ。日本のビジネスカルチャーじゃ、そういうのダメなんだよ。これだから、アメリカのビジネスカルチャー育ちはヤダねぇ・・・などと言っていたら、電話の向こうでクスクス笑っている。『だって明日は休日だからね』　

チッ、謀られた。2月11日は休日だった。日本のカレンダーなんか憶えちゃいないことを見透かされている。

メールボックスに、ジョン・ケリー名でメールがきた。昨年の選挙以来そのままにしてある、ケリー陣営のメーリングリストから送られてきたものである。今週土曜日に、民主党の全国委員会のチェアに選ばれる見込みのハワード・ディーンへの支持を呼びかけているのだ。

ディーン対ヒラリーの図式が出来上がったというところか、と思いたいところだが、ジャーナリストの分析も錯綜していて、まだまだ絵を描くには早すぎるらしい。まぁ、ケリーとディーンにしてみれば、対クリントンという立場においては一致するのだろう。

2008年の民主党大統領候補者レースまであと3年。人材を揃え、資金を集め、根回しをし、地盤を固めて2008年を迎えようと思うならば、3年という時間は準備期間としては短いほどのはずだ。大統領選はオリンピックと似ているなと思う。実力だけではダメで運とタイミングにも大いに左右される。さて、ヒラリー陣営は、初の女性大統領実現まで、どんなシナリオを描いているのやら。