|
カテゴリ:雑記
相方の誕生日。老けた見かけからはイメージできないが、ようやく30歳になってくれて、一番喜んでいるのは私である。もう20歳代と30歳代ではなく、三十路同士である。 もともと、年下男とつきあうことになるなど、絶対にありえないと思っていたのだが(私の好みは、高倉健に緒方拳に渡辺謙ですから)、ヤツのふけた物腰と物言いのせいで、最初に会った時に同い年かちょっと上だと思い込んでしまったのだ。(騙したのか、思い込みかは未だ決着のつかない議論) 付き合い始めたのは私が30歳になる直前で、たまたま私の誕生日前後の日程でニューヨークへ行くことにしていた相方にひっついて、私もマンハッタンへ行った。9・11からまだ2ヵ月のニューヨークで、グランドゼロとその周囲の復興の様子を見て、いろんなことを話し合った。滞米3ヵ月程度で、まだまだアメリカへの理解が足りなかった私に、相方がいろんな背景や事象を説明していたものだ。 翌日は私の30歳の誕生日という夜は、メトロポリタン・オペラへ連れていってくれた。翌日から公演だった「椿姫」のチケットはべらぼうな値段だったので、その前日の、あまりメジャーでないプログラム「ルイザ・ミラー」。学生の身分では天井桟敷でも贅沢なほどだったが、(ぎりぎり)身の丈範囲内で奮発してくれた模様。前もってストーリーも予習していたし、相方も私もヘビメタよりクラシックという好みだから、文字通り素晴らしい公演を堪能して外へ出たら深夜を過ぎて誕生日になっていた。素敵な30歳のプレゼントだった。 自分はそうやってちゃんと祝っておいてもらいながら、私が相方の記念すべき30歳の誕生日にしたことといえば・・・カードを送ったことくらい(爆) 言い訳するわけじゃないが、祝ってくれるなら5月に私が一時帰国してからがいいと言うし、何かほしいものはないのかと聞いても何もないというし、相方が毎年私の誕生日に贈ってくれるようなバラの花束を、(むさくるしい)単身男所帯の相方に贈ってもしかたがないし・・・というわけで、とりあえずはペンディング。 30歳になるまでに・・・と本人が思っていた目標はどうにかクリアして迎えた30歳代。働き盛りのがんばりどころで、プレッシャーもジレンマも増えるでしょうが、まぁ何より健康には気をつけて、30歳代を楽しんでほしいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
March 29, 2005 04:19:46 PM
コメント(0) | コメントを書く
[雑記] カテゴリの最新記事
|