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カテゴリ:雑記
4月7日 木曜日& 英語で電話するってのはまだまだ大変で、込み入った内容の時は、アンチョコを作っておかないとアチャーっという結果になりかねない。3年前なんて、とてもじゃないけど電話なんてできなかったし、去年あたりからやっと、full transcriptなしでも電話できるようになったから、マシにはなってるんだけど、そもそも私の英語そのものが、体調とか脳が起きてるかどうかにかなり左右される脆いものだから、絶対に間違えてはいけないような電話の時は今でもメモがかかせない。 で、何を気合い入れて電話したかというと、Chicago White Sox vs. Seattle Marinersのチケット予約。 Detroit Tigersのスタジアムにはよく通ったけれど、なんせChicagoはクルマで4時間の距離だから、ちょっと野球観に行く・・・という感じにはならず、White Soxの試合にもスタジアムにも行ったことがなかったのだ。そろそろミシガン撤収態勢に入っている私の、「野球も今シーズンの、見たいんです・・・」とのワガママに乗っかってくださる方4人。ちょうどSeattle Marinersがやってくることがわかり、出かけることになったのだ。この忙しいのにで、もちろんチケット手配は言いだしっぺの私の役目。 野球のチケットは、席にこだわらないならTicketmasterのオンラインで購入するのが一番簡単なのだが、これはほとんど席が選べないに等しい。しかも、チケット5枚をオンラインのシステムで検索すると、横並び5席でゲット可能なところしか探してくれないから、2階席や3階席しか買えなかったりする。 だから席を指定したければ電話に限る。去年松井を見にTigers vs. N.Y. Yankeesを観に行った時も、電話をかけてバックネット裏の席をさがしてもらったら、前後の席で4席とれるところを見つけてくれ、おかげでバッターボックスの松井をとくと観戦できたものだ。同じように、今回のような、イチローのプレーを見たいからライトにできるだけ近いとこ、なんてことになるとオンラインでは無理。やっぱり電話だ。 ところが、これを英語で説明するのは(私には)意外に難しい。そこで、いくつかのパターンで英文を作ってメモしておき、それを手に電話をかけた。 電話はあまり待たされずにつながったが、先方の声を聞いて早くもアチャー。ゴモゴモしゃべり系の男性である。苦手なんだよなぁ。面と向かって聞いてても聞き取れないのに、電話じゃかなり辛い。かけなおそうかなぁ、とも思いつつ、とりあえず頼んでみる。 「ライトフィールダーに一番近くて、しかもフィールドからもできるだけ近い席を探してるの。BOX104から114くらいまでの間で、一番フィールドに近い席を探してくれませんか?」 「無言」 「・・・(英語ワケわかんなかったかなぁ)」 「・・・5席?」 「そう。(なんだ通じてるじゃん。愛想悪い人だなー)」 「・・・あったよ。BOX110の7列目。」 「エ?! 7列目?! (急いで目の前のコンピュータ上のシーティングチャートを確認して)うわぁ~、すごい!!」 「・・・だろ?」(無愛想な声のままだが、ちょっと得意げな響きあり) 「念のためになんだけど、ブルペン上はどう?」 「・・・あるけど、24列目だね」 「あ、じゃぁ、もうその110の7列目でいい。ありがとう!」 どうやら、単に口数が少ないだけで、無愛想だとか、私の英語に嫌気がさしてる、というわけではなかったらしい。 「じゃ、まず名前から」 「〇〇〇、これファーストネームで、△△△、これがファミリーネームね。」 「△△△・・・うーん・・・」 「△△△って発音するの。知ってるわ。これ、英語ネイティブの人にとっては変な音でしょ」 「ハハハ、おもしろいね。」 「(あ、なんだ結構ダイジョウブじゃん)」 「じゃ、次、住所。」 「えーっと、〇△◇の、※※、☆☆・・・・・」 「あ、最初のナンバー確かめるよ。〇△◇?」 「そう。あ~、私、0(zero)が発音できないのよねぇ。ちゃんと聞こえなかったかな。」 「難しい音なんだね。でも全然マシだよ。スペイン語ネイティブの連中は、zeって音がないから『セロ、セロ』って言うからなぁ」 「あぁー、知ってるよぉ。去年スペイン語のクラスとったんだけど、先生zeroって言えなかったもんね」 「そうだろ(笑)」 「私、日本人なんだけど、何回練習しても、英語ネイティブの人が出してる音にならないんだよね。」 「あー、日本からか。だからライト・フィールダーに近いとこなんだね。」 「あ、わかる?」 「Ichiroだろ?」 「そうなの。Seattleまで行けないけど、Chicagoなら行けるしね」 「いいゲームになるといいね。ま、あんまり活躍してもらっても困るけどな」 そう、私はChicago White Soxのボックス・オフィスにかけてるんだから、彼にとってはIchiroは敵のスターなわけです。 チケットはすぐにPDFファイルでメールに送られてきた。良かったヨ、ちゃんと説明できて。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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