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テーマ:介護・看護・喪失(5321)
カテゴリ:宇宙人
今朝も暑くてすでに泣きそうなプレです。
おはようございます。 ああ、誰でもいいから秋にしちゃって。 雨でもいいから涼しくして。 暑さ、本当に苦手なんです・・・。 では、本文です。 私の実家はママチャリで15分程度のところにあります。 今は両親だけの二人暮らしですが、 飼育係はチョコチョコ顔を出します。 なぜなら実は、私の父はおボケ様なので。 つまり、認知症ですね。介護認定は5です。 聴覚障害(まったく聞こえません)と 脳梗塞の後遺症もあり、 私のことはわかったりわからなかったり(苦笑) でも、これが結構面白いんですよ。 で、最近、彼は雅のことを自分の入社当時(40年以上前?)の 知り合いだというようになったんですね。 前から雅のことはどうもインプットが上手く行かないらしく、 デイサービスの運転手や大工さん、お向かいの息子さんなど その時々で様々なものに変身していたんですが どうやら、これは一旦確定したらしく。(* ̄m ̄*)ププッ 「あの人はいい人だぞ~。お前、良かったなあ。」と、 私に(このときは娘で結婚していることは認識できてますね)笑いかけたり 「おかしいなあ・・・・どうやって知り合った? この人はな、いつも○○の駅で・・・」などと、熱心に話してみたり。 「俺はもうじき70だぞ。あんたは? えらい若そうだなあ。俺と同じ年だったよなあ?」と。 ( ゜з゜):;*.':;ぷぷーーー!!! 雅は「いつも若いと言われます。」と答えていました。 ( ゜з゜):;*.':;ぷぷーーー!!! 嘘ではない。ナイス トス。よくやった。よく拾った。 まぁ、聞こえないんだけど。ええがな、ええがな。 人違いはいつまで続くか判らないけれど、 まだまだ楽しめそうです♪(* ̄m ̄*)ププッ 実は、この話はずいぶん前から囲うかどうしようかと考えていました。 この内容を読んで、不愉快に思われる方も 中にはいらっしゃるかもしれないと思ったからです。 でも、今回誤解を恐れずに書いてみることにしました。 家族が認知症になるということは、 想像を絶する苦労もたくさんあります。 同じことを繰り返し聞く。などというレベルから 人によっては妄想・幻聴・徘徊・排泄の問題や暴力行動など 進行の度合いによってさまざまな事柄がひき起こり 行政の不備や知識不足・また金銭問題などで 家族は追い詰められてしまうこともあります。 何より、家族が自分の顔もわからなくなり それまでとまったく違った人のように振舞うのを見守るというのは 精神的に本当にきついと思います。 それが素敵な人であればあるほど。 でもね、受け入れること。 受け入れると楽しいことだってあるんですよ。 決して悲しい、辛い、きついことばかりじゃないんです。 父が認知症になってまもなく 次郎がじっと「じぃじ」を見つめて言いました。 「じぃじはさ、頭の中が子供に戻ったってことなんだね」 「一杯頑張ったから、もう頑張らなくていいんだね」 当時、まだ5歳になったかどうかだった次郎の言葉に みんなで唸ってしまいました。 でも、本当にその通りです。 好きなものしか食べないし、少しの我慢も聞かなくなったじぃじ。 食べ物をこぼし、ヨロヨロ歩き、あるときは急に怒鳴ったりもする。 でも、私はそんな姿をそのまま子ザル達に見せています。 「あなた達が生まれたのはパパとママがいるから。 パパとママがいるのはじぃじとばぁば、 じいちゃんとばあちゃんがいるから。 たくさんみんなが頑張って生きてきたから、次の命が生まれるのよ。 だからあなた達も、頑張って生きないといけないの」 今まで一杯頑張ったじぃじ。一杯我慢したじぃじ。 だから、もう、我慢しなくていい。 子供のように振舞ってもいい。 ひょっとしたら、今はじぃじがもらった 今までの分のご褒美の時間なのかもしれません。 周りはちょっと大変だけど^^; でも、こうやって学ばせてもらうこともたくさんある。 「ちがうよ!この人は私の旦那さんだよ!!」 そう言い返すことも出来るけれど それよりは「そうだね」って言って、みんなで笑ったほうが楽しい。 じぃじも私も、みんな楽しい。 どんなことがあっても、それが辛くても悲しくても 必ずその中には楽しいことや嬉しいこと。 学ぶべきことが含まれてる。 私はそう思います。思いたいです。 長くなってごめんなさい。 最後まで読んでくださってありがとう。 ↓一昨日は集金の人だった私に(爆) いつも「ポチッと」ありがとうございます!励みになります!! ワンクリックでもれなく順位と飼育係のテンションが上がります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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