ご無沙汰していました。
気が付けば、もう二か月以上ご無沙汰していました。皆様、お元気でしょうか?私は元気です。子ザルも元気です。雅も元気です。二か月の間に夏休みが終わり仕事は忙しくオカン業も忙しく介護が…終わりました。じいじが、旅立ちました。その日は日曜日で昼間、次郎と三郎は実家へ遊びに行って夕方私が迎えに行ってじいじと三人で写真を撮って帰ってきました。ただ、帰り際子ザルたちが手を振るとじいじは手を振り返そうとしたんですがタオルケットから手が出せなかったんですね。重かったみたいで。なので「ひょっとして…」と思ったんですが帰宅後、夕飯を食べていたら電話が鳴ってばあばの「来て!」の一言で家を飛び出しました。ほんとにこの一言しか言わなかったばあばもすごいですが反応できた私だって結構いい感じだと思います。ちなみに、私が家を出る際に家族に言ったのも一言「行く!」でした。それで分かった雅もえらい。結論から言いますとじいじは自宅の自分のベッドで兄に背中を支えられ、ばあばに手を握られ私と姉がいて隣の部屋には孫も揃っている。そんな中「じいじのタイミングでどうぞ~」とみんなに言われながら静かに静かに逝きました。呼吸器も点滴もモニターもなくみんなで鼻や口のそばに手をかざし爪の色を見て、肌の色を見て、ぬくもりを確認しながらゆっくりゆっくりお別れしました。訪問医療の先生に確認していただいてから一族全員で、じいじと写真を撮りました。妻と、息子と息子の妻、子供。娘と娘の婿、その子供×2(苦笑)総勢15名。最後の集合写真でした。勿論、涙もありましたけど笑顔がそれ以上にあって「いい最期」でした。「最高の最期」でした。本人の希望通り、最期まで、自宅にいました。私も、あんなふうに逝きたいです。我が家の場合、介護期間が非常に長く一番初めの「余命宣告」が25年以上前ですので心の準備には余念がないと言うか抜かりなしと言うかそして、思うように介護も看取りも出来ましたので不謹慎なほど、すっきりしています。すでに告別式も終え日常が戻ってきています。ちなみに、告別式も笑顔がいっぱいでした。長かったなあ。と言うのが一番の本音です。途中、もう本当にドロドロした感情に支配されそうになったりもしたし家族の危機、夫婦の危機を迎えたこともありました。でも、終わりよければすべてよし。です。あの日、あの時間が最高でした。一日前でも後でも一族皆で見送ることなどできませんでした。ありがとね、じいじ。お疲れ様。よく頑張ったね。介護が、終わりました。とりあえず、ご報告です。