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カテゴリ:腎ネフローゼ奮闘記
遥か昔、中学生か高校生時代の生物の授業で、
動物性タンパク質には、人間が自分で作ることができない 必須アミノ酸が含まれていると習った。 そういえば、入院していた頃、 豆腐など、安い大豆主体の病院食では、 アルブミン(血液中にあるタンパク質の一種)が十分作れず、 いつまで経ってもアルブミンが増えなかったのに、 年末年始の1週間の外泊中、家で赤身の肉(脂肪分のないもの)を食べ続けたら、 わずか1週間で、アルブミンの値が、2ちょっとから1以上跳ね上がって3後半になった。 それ以来、主治医(=森の熊さん)は病院食を誉めなくなったっけ。笑。 大豆や豆腐は確かに身体に良いのだろうが、 安いから病院食の材料に使っているという理由の方が大きいのだと思った。 肉や魚などの動物性タンパク質が必要な患者も多いのに。 小学生の頃の家庭科で、 大豆などの植物性タンパク質は、身体の維持に必要で、 肉や魚などの動物性タンパク質は、身体を作るのに必要とも習ったっけ。 人間の身体は、(水と)タンパク質でできているとも習った。 だから身体を作る子供時代には、動物性タンパク質が必要で、 身体を維持する老齢期になると、植物性タンパク質が良いのだと。 道理でアルブミンを作る必要があるときに、 大豆などの植物性タンパク質ばかり接取していても、 アルブミンができなかったわけだ・・・ アルブミンを作るには、 同じ肉でも、チキンなどの白身の肉ではそれほど効果がなく、 赤身の肉の方が効果的だった。 同じ赤身の牛肉でも、脂肪分が多くて高い霜降り肉は最悪で、 脂肪分の少なくて安い輸入肉が最高だった(←安上がり。笑) 今流行りのマクロビ食(マクロビオティック)は、玄米や雑穀でミネラル豊富だから、 確かに一時的に身体の調子は良くなるだろうけど、 10年、20年、数10年のサイクルではどうなのだろうか。 身体を作り終えている大人は、 雑穀に含まれる植物性タンパク質だけで、他にタンパク質を接取しなくても、 身体を維持できるのかもしれないが、 身体を作る必要がある子供には、酷な食事かもしれないと思う。 マクロビ食にタンパク質も併用して食べれば、最高なのかもしれないが。 私の場合は、 赤身の肉と乳製品をメインに、白身の肉と魚介類、 そして大豆などの植物性タンパク質を接取し、 大量の野菜と少しの玄米や白米、それからフルーツを食べる。 少量の塩分で味を引き立てるために、 トマトやお酢、香味野菜やハーブを多用する。 肉がメインなので、特にお酢は身体の酸化防止にもなる。 塩はほとんど使わない。 日本食は身体に良いといわれているが、 醤油と味噌については、塩分が濃い物が多く、決して腎臓には良くないので、 使っても、減塩醤油や味噌を少量だけ。 地中海料理やカリブ海の料理は、腎臓には良いと思う。 大量のトマトとレモンを使うので、少量の塩で味付けが引き立つ。 使う油も、オリーブ・オイル(酸化防止作用があるビタミンEが入っている)。 大量の肉や魚を食べるためか、身体の酸化を防止する調理方法になっていると思う。 私は、低カロリー食にするため、砂糖ではなくノン・カロリーの甘味料を使う。 油もあまり使わない。 使っても、オリーブ・オイルとゴマ油かな。 バターはケーキを焼く時に少し使う。 昔、バターは健康に悪い悪者のように言われたが、 最近新しい理論(?)が出てきて、 バターはそれほど悪者ではなくなっているような気がする。笑。 最新理論が出てくるたび、古い理論が覆される。 (今でも使えるのは、基本的な小学生の家庭科の知識) 卵も同じ。 昔は1週間に1個か2個で良いといわれたが、 今は1日1個が良いという話もある。 結局、いろいろ試してみて、 自分の身体に合った食事を自分で探すしかないような気がする。 高たんぱく質、少量の米と塩とオイル、大量の野菜とお酢とお茶を接取する低カロリー食が、 私の食事の基本である。 (お茶には利尿作用がある。) 高たんぱく食で多量の塩を使うと、腎臓に悪いので要注意。 (私の場合、普通の腎臓病患者と異なり、BUNとクレアチニンの値は非常に良く、 高タンパク食だけでは、クレアチニンが悪化しなかった。 塩分と長時間の歩行で、わずかだが悪化しかけた。 ただし、高たんぱく質というだけで、腎臓が悪化する人もいるかもしれないので、 個人差にご注意ください。) 高野豆腐などの乾物を多用すると、 (私の場合は)血中のリン濃度が上昇したのでこれも要注意。 アルブミンを作るための高たんぱく食だが、 その高たんぱく質で身体も作っているようで、 私の容姿は、おそらく信じられないほど若い。 100歳前後生きる家系出身ということもあるだろうが、 ボトックスその他をせずに、自然に若い。 病気が治った今、 どこまで若返ることができるかなぁ・・・・と 毎日、食事療法と5分間ヨガを続けている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.05 17:58:23
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