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Pussy Cat Sophie (子猫ソフィの猫物語)その他

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2008.10.11
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昔の主治医、「ヤブ医者の森の熊さん」は、
特定の年齢の女性にとてもモテた。
そう、20歳以下と50歳以上の女性に、とてもモテた。

20歳以下の女の子達には、「優しいお父さんみたい!」と言われ、
50歳以上の女性達には、「可愛いねぇ」と言われていた。
その中間の年齢層の女性陣による評価については、
メタボロだったので、ノーコメントとする。

ある時、私が入院中に
20歳の看護学校の女の子達が実習を終えた。
ある女の子が「森の熊さん」の熱狂的なファンだった。
それなりに綺麗な女の子だった。
その子が実習最後の記念写真で、
「森の熊さん」に一緒に写真を撮ってほしいと頼んだ。

当時、47歳の内科局長だった「森の熊さん」は、
吹っ飛んで物も言わずに走り去り、
医局に逃げ込んだそうだ。
(普通こんなことで逃げる~?)

「なぜ?どうして? 写真を一緒に撮りたいですって言っただけなのに・・・」
ナースの卵の女の子は、あまりの情けなさに、病室に来て嘆いていた。
ベテラン・ナースの女性は、
「たまるか(=何てこと)、そんなことで逃げたかね~?」と呆れ顔。

そこで、森の熊さんに聞いてみた。

ちょっと批判気味に聞く私、
「『おう、そうか、写真を一緒に撮ってやる!』くらいのこと、言えないんですか。
 (いくらシャイとは言え)、先生、一体おいくつなんですか。」

先生曰く、
「言えんのだ・・・米国映画『ゴースト/ニューヨークの幻』でも、
 男は『好きだ』と言えず、
 『同じく(ディットゥ=ditto=〃)』としか言えんだろうが。」

私は内心、
「何でこんなところに、いきなり米国映画が出てくるの~?
 しかも、『記念写真を一緒に撮る』のと『好きと言う』のは、
 全然レベルの違う話じゃない???」と思った。

しかし、「森の熊さん」が、
「『アメリカ人=はっきり物を言う』
『日本人=はっきり物を言えない』という実に単純明快な図式を活用して、
  アメリカ人でさえ言えないことが、日本人の自分に言えるわけがない」と言って、
一生懸命、言い訳しているのはわかった。

果たして、何でもはっきり物を言う「とても正直な高知県人」に、
この単純明快な図式が当てはまるのか。
この図式が、高知県人の言い訳になるのか。

記念写真を撮りたいと言っただけで逃げられた20歳の女の子の気持ちより、
自分のシャイな心を優先した47歳の先生。
でも確かに、47歳でも、「とても正直な高知県人」でも、
なかには、信じられないほどシャイな人がいるのだった・・・

ちなみに幸いにも、森の熊さんの「ご性格」は、あまりに有名だったので、
20歳の女の子は、記念撮影を拒否されても、全く傷ついていなかった。笑。





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Last updated  2008.10.13 03:47:31
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