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Pussy Cat Sophie (子猫ソフィの猫物語)その他

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2009.03.02
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昔入院した病院は、産婦人科だけバラ色の未来のピンクのパジャマ。
他の科の患者は「どんよりして、くすんだ灰色のパジャマ」で、
お先真っ暗という感じでしたが、
今回入院した病院は、どの科もピンクのパジャマで、
まるでバラ色の未来が待っていそう!

(今回の入院中、自分のパジャマが着られないほど水で膨れ上がったので、
LLサイズの病院パジャマを借りていました。)

今回入院した某病院は、
内科の治療、看護体制、調理師(ほとんど神業!)の方々のレベルは最高でしたが、
病院食は、カリウムが少なく、
「末期の透析患者の療法食に植物性たんぱく質を加えただけ」という感じでした。
(←材料費が安いのよね・・・)
私はBUNもCREも正常で(=老廃物のろ過機能は正常)、
透析は全く必要なかったにも関わらず・・です。
とてもプロの栄養士が考えたとは信じられないような最低レベル・・・
(NST=栄養サポート・チームがいるとは思えませんでした。)

腎ネフローゼ食(一時的に透析が必要な場合は除く)は、
カリウムを控えるべき透析患者の病院食とは根本的に違うんですけど・・・

たとえば、
特に血の中のたんぱく質であるアルブミンが腎臓から体外に出る腎ネフローゼ患者は、
アルブミンが足りないので、血やアルブミンを作る材料が必要。
(つまり、主に赤身の肉や卵、乳製品などの動物性たんぱく質が必要)
ステロイドの副作用から胃腸を守るために、
粘膜を保護するビタミンAやカロチンが多い緑黄色野菜が必要。
(しかも、ほうれん草の鉄などは、血を作る材料にもなります。)
特に私の場合は、
入浴時の大量の発汗(←これで浮腫をコントロール)でカリウムが体外に出るので、
大量のカリウムが必要。
カリウムが少ないと手足が引きつるんですが、
カリウムって、緑黄色野菜にたくさん入っているんですよね。
それで入院中、おそらくカリウム不足で、時々手足が引きつっていました。

副作用の高脂血症に対応するために、脂肪分の摂取も控えなきゃいけないけれど、
病院食で出されたのは、
マーガリンと、モヤシ炒めと、砂糖ゼリーと、タマネギの天ぷらと、大量の白米。
これで病気を治して血を作れなんて・・・
一口大以上の量のほうれん草やニンジンなど、緑黄色野菜なんて、3日に1回出るか出ないか。
お豆腐もお肉も、夢のまた夢。
時々、麩(ふ)が出たかな?

カロリーと電解質だけは一応計算していたようですが、
栄養素はほとんど無きに等しかったです・・・

緑黄色野菜の代表ニンジンなんて、
スライサーで超極細の0.1mmの薄さに切ったものを
更に人間の手で、幅 0.1mmに切るという0.1mm X 0.1mmの
ほとんど神業の極細千切り・・・
それが「野菜炒めと称するモヤシ炒め」に、わずか2本(3cm)入っていました。

料理の鉄人でも、カリスマ料理主婦でも、ここまで極細の千切りはできません。
あれを見た途端、私は5分間、絶句して眺めていましたっけ・・・
これはもう、長居すればするほど栄養失調になって身体が弱っていく病院食。

お医者様方も、それを察知したらしく、
内科の治療が終わると(=尿タンパクが減った)、
16リットルの水がまだ溜まっていたにも関わらず、
お医者様同士の大激論の末、さっさと退院させてくださいました。
(普通なら16リットルの浮腫があるのに退院なんかさせない・・・)

つまり、厚生労働省かどこかの定めにより、
1ヶ月に3本しかアルブミン(=血の中のたんぱく質)点滴はできないので、
あとは家で食うもん食って、自分で血やアルブミンを作れ・・・
という意味なのだと解釈しました。笑。

ちなみに、血中たんぱく質であるアルブミンが少ないと、
浸透圧の関係で、血管内の水が減って(=血管内脱水)、
体細胞に水が溜まる、つまり身体に水が溜まるのです(=浮腫)。

大喜びで退院して1週間、
アルブミン生成食
(=低脂肪の牛肉、無脂肪ヨーグルト、卵、大量の緑黄色野菜など)を食べ続けると、
退院後わずか1週間で16リットルの浮腫が消え、
アルブミンの数値は1ヶ月間で、「計測不能の1以下」から、正常値の3.7に急上昇。
(現在は4を越えて健康そのもの。)

「患者が助かるかどうかは、患者個人の自衛能力と自助努力による」という
お医者様の言葉は、真実であり、至言です。
天は自ら助くる者を助く・・・
(=つまり「栄養士なんか、あてにするな!」ということです!!!)





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Last updated  2009.06.27 12:31:44
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