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カテゴリ:エンターテイメント
今日から1週間、
広島の実家の母がうちに遊びにきています。 孫の顔を見る!というのももちろんあるのですが 一番の目的は高尾山の紅葉を見る!ことだそうで…。 おばさん二人(こちらにいる友達と…)でえっちらおっちら登るそうです。 まだまだ元気のようですね~。 ということで今日到着したばかりなのですが その足で、前から見たい!と言っていた寄席にお連れすることに。 やってきました。こちら新宿末廣亭。 月曜の昼間っから、 時間を持て余したご老人がちらほらいらっしゃるくらいかしら?? と思ったら大間違い! 老若男女でほぼ満席! (中には学校行事の振替休みということで小学生までいました~。) レトロな場内ではすでに演目が始まってました。 最初はその場の雰囲気に入って行けなかったんですが 2・3個演目を聞いているうちにすっかり私も入っちゃいました。 寄席で学ぶこともいくつかありましたよ~。 【”つかみ”の部分からいつの間にか”本題”に入る!】 次から次へと噺家が変わります。 そのたび、噺家さんはお客様の心をつかまなくてはならないので 本題?ネタ?に入る前に必ず”つかみ”の部分があります。 だいたいが「昼間っからこんなところに来て…」みたいな ”お客さんいじり”なんですが その”つかみ”の部分から”本題”にうつる時の流れが 実に自然!! 客の心をつかんだら、そのままの勢いでネタに持っていく! という感じで、こりゃスゲ~や~とおもいました! 【心地よい声は耳に入ってこない】 女性の噺家さんもいらっしゃいます。 ものすごく透き通るようなきれいな声の方で ネタの中で強調しなくてもいい部分はその地声で つらつらと話されるんですね。 とそうなると、私はうとうと眠くなる…。 でも、ここぞ!という時は裏声や声を張り上げて話す、 となると私もぱっと眼が覚める! きれいな声は聞いていて心地いい分、 耳にはなかなか入ってこない。 逆に、しゃがれ声のおじさん噺家の声なんて 最初から最後まで夢中になって聞いちゃいます。 (鈴々舎馬風さんはこのタイプ!) 声質、大事です…。 【なんでもツッコむ】 残念なことに携帯マナーがなっていない人はまだまだいます。 演目中でも、ピーピー携帯がなる人がいらっしゃり、 会場は一瞬凍りつきます。 でも、どんなに演目の途中でもちゃんとそれを拾うわけですよ。 で、それを演目の中のネタとして盛り込んで笑いに変えてしまう。 すごいと思いましたね~。 でも!携帯マナー、しっかりしましょうよ!お客さん!! 【ヘコまない!】 十何人の噺家さんが出演した最後に、”主任”と呼ばれる おおとりの噺家さんがしめます。 30分くらいの演目になるのですが さすがにこれがおもしろい!! なんですが、おおとりの話にも関わらず 途中で帰っちゃう人が何人かいるわけです。 ”え?今帰るところ??” って思っちゃうんですが、 私だったら思いっきりヘコんじゃいそうですが さすがですね~、まったく調子を変えずに話を進めていきます。 もちろん当たり前といえば当たり前なんですが でも、ヘコまない毅然とした態度というのは カッコイイって思いました!! なんだかいろいろと考察しながら見たわけですが 本当に貴重な体験というか、おもしろかったです!! 話術はこうである!みたいな。 日本って素晴らしい文化がたくさんありますね~。 12月は「ナイツ」も出るみたいです。 若い女の子たちも、ナイツのおっかけで寄席に 足を運ぶ方もいるのでしょうか。 だとしたら「ナイツ」はすばらしい日本文化への貢献ですな~。 みなさんも機会があればぜひ~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.18 07:01:41
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