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2020.03.18
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朱川湊人の〈わくらばシリーズ〉の第2編を読んだ。

〇ストーリー



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昭和ノスタルジー小説を得意とする朱川湊人の〈わくらばシリーズ〉は,昭和30年代を舞台とした少女たちのファンタジーミステリーだ。

シリーズはそれぞれ連作短編集で,2005年と2009年に第1編,第2編が刊行されているが,その後10年以上隙間が空いてしまっている。

この第2編を読んでいても,まだ先があるということは仄めかされているので,続編の刊行を期待したい。


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第2編の導入部から御堂吹雪という謎の女性が登場する。

この人は上条シリーズ〉の第2編を読んだ。
〇ストーリー
鎌倉で入水自殺しようとしていた日傘の女性は記憶喪失だった。彼女の過去を読み取ることは,忘れたい不幸を掘り返すだけではないのか?鈴音たちが取るべき行動とは?
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昭和ノスタルジー小説を得意とする朱川湊人の〈わくらばシリーズ〉は,昭和30年代を舞台とした少女たちのファンタジーミステリーだ。
シリーズはそれぞれ連作短編集で,2005年と2009年に第1編,第2編が刊行されているが,その後10年以上隙間が空いてしまっている。
この第2編を読んでいても,まだ先があるということは仄めかされているので,続編の刊行を期待したい。
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第2編の導入部から御堂吹雪という謎の女性が登場する。
この人は上条姉妹の姉・鈴音と同じように人や物から過去を読み取る能力があるが,それを他人の罪を追求し,脅迫する方向に用いている。

主人公のダークバージョンというひじょうに分かりやすいキャラクターの登場だ。盛り上がる・・・と思ったら,ちらちら登場するワリに第2編ではあまり存在感を発揮しないまま終わってしまった。

鈴音の過去を知っているそぶりだったのに,誰なんだよ,この人?


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御堂吹雪だけでなく,鈴音と同じような能力を持っていると推測される人物は複数登場する。鈴音の能力を用いて刑事事件を解決していた第1編とは異なり,もっと身近な静かな事件の解決に能力は使用される。

じゃあ,それは能力の無駄遣いかと言うと,鈴音は第1編よりはるかに健康的で,妹の和歌子に近いような活発さを見せている。

能力を使う度に寿命が縮んでいたんじゃなかったのか?

いや,鈴音には長生きしてもらいたいけど。


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各編について簡単に感想を述べる。

「澱みに光るもの」:ある会社の社長夫人が服毒自殺を図った。そのきっかけは,御堂吹雪という女による恐喝だったらしい。この女は,鈴音姉さまと同じ能力を持っており,さらに・・・鈴音のダークバージョンである吹雪の衝撃的な登場だ。しかも吹雪は鈴音の過去を知っているらしい?!出会ったばかりの人の隠したい過去を暴く吹雪の行動に対して,鈴音が語ったことは尊い。

「黄昏の少年」:米屋で働く町の人気者・幸男は兄の恩人を探していた。その彼が思い描いていたことは全く逆で・・・またまた鈴音の能力の大安売りで事件が起きてしまう。この安売りに問題がある気がするなあ。

「冬は冬の花」:前巻で登場し,姉妹の母親の仕事を手伝っていた茜ちゃんが突然辞めてしまう。茜は吹雪に言われたことを気にしていて,新興宗教に肩入れするようになっていたのだった。・・・姉さま,吹雪に次いで,能力がありそうなキャラクターの登場で,ちょっとびっくりだ。宗教にのめり込みそうな若夫婦を姉様が止めようとする,って,第1編のキャラと同じとは思えない強い意思だ。さらにレンコさん登場と,盛り沢山の短編だ。

「夕凪に祈った日」:鎌倉で入水しようとしていた女性は記憶喪失だった。彼女の過去を読み取ることは,忘れたい不幸を掘り返すだけではないのか?・・・うーん,この短編は必要だったのかな?

「昔、ずっと昔」:上条姉妹に事件解決を依頼してきた刑事が,個人的な依頼をしてきた。それは・・・これって実はひどく危険な依頼じゃないのかな?鈴音が第1編よりずっと健康的なので救われている短編だ。











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Last updated  2020.03.18 23:23:39
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