りぶらりだいあり
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今週は休日がこの日だけ,という貴重な日だったのだけれど,姉と目黒に出かけた。以前,目黒川の花見の後に歩いた道を,逆に目黒駅から辿って,目黒区の市民センターについた。ここはホール,テニス場,貸し会議室,美術館,そしてプールがある。猛暑日の今日,プールは人人人だった。ーーーーーーーーー目黒美術館に来るのは初めてだった。常設展が無く,今回の企画展だけのようだった。明るい日差しのプールの喧騒が聞こえる公園の一角にあり,扉をくぐると静かな別世界となっていた。ーーーーーーーーー今回の企画展は,画家・太田喜二郎と建築家・藤井厚二という,同時期に京大の教授を務め,親交のあった芸術家にフォーカスをしたものだ。2人とも関西,京都の出身で住んでいたのもそちらなので,もともとは京都文化博物館で企画された展示が,東京に巡回してきたものだ。ーーーーーーーーー〈第1章 太田喜二郎〉東京,そしてベルギーで学び,印象派の技法を学んで帰国した画家・太田喜二郎の軌跡をたどる。・・・かっちりした東京時代,一気に光と色にあふれるベルギー時代,そして日本の農村と洋画の融合を図った帰国後に分類される。個人的な印象は,生真面目というものだ。デッサン力も構成力もあるのだが,それゆえにある枠に収まっていて,ぐっと迫ってくるものが少ない。印象派タッチなのに,線が整い,きっちりと影を描いている,というのに驚いた。〈第2章 太田喜二郎と藤井厚二の交流〉藤井厚二は太田喜二郎の自宅を設計している。さらに2人は京都大学の教授としての同僚というだけでなく,茶の湯を通じて交流を深めていた。・・・ヨーロッパ帰りの太田と話が合うのが藤井だけだったのではないか,というのが姉の読みだ。〈第3章 藤井厚二〉藤井とい言えば,奇跡的なバランスで設計されている自宅〈聴竹居〉で再評価がされている。その図面や模型,そして彼が手掛けた作品が紹介されている。・・・細部まで設計するということの尊さを感じる。もちろんビルでそれをやられたら施工者側は迷惑だが,住宅には必要だろうなあ。ーーーーーーーーーいまだに,「なぜ目黒」という気持ちが残っているが,小さな企画展をきっちりと東京でも開催してくれて大変ありがたい。
2019.08.04
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かつては毎週飲んでいた友人と,2ヶ月ぶりくらいに飲んだ。ーーーーーーーーーー2週間前くらいから約束していて,当日の予定も直前まで大丈夫だった。けれども金曜日くらいから,設計をしている施設のある場所のデザインについて,外国の上司と折り合えず,ついにはそのための電話会議となってしまった。先方も軽い気持ちで批評を始めたらしいが,こちらの対応が良くなかったらしく,今では意固地と思えるほどのイキオイでこちらの設計を批判してきていて,一向に合意点が見つからない。ーーーーーーーーーーとうとうほとんど物別れという状態で電話会議を終え,それから慌てて日本橋まで向かった。結局20分ほど遅刻をしてしまったが,なんとかたどり着いて,乾杯。なぜ遅れたかの説明のために,この状況を説明せざるを得なかった。ーーーーーーーーーー語ってみてもやはり納得がいかない。ゼッタイこっちが正しいと思う。とは言え,飲み会は飲み会ということで,ひたすらジョッキを空けた。
2019.07.31
有楽町の焼き鳥屋に行った。ーーーーーーーーーー外国からの同僚と食事をするために,銀座・有楽町の焼き鳥屋を調べた。前の日に他の部署が案内したのは魚の店だったので,今回は焼き鳥を選ぶことにした。けれども有楽町近辺の高級店,チェーン店以外はなかなか予約を受け付けていない。せっかく外国の方なので,きちんと独立した店に連れて行こうと思った。その条件を満たしたのが有楽町の〈おねぎ〉だった。ーーーーーーーーーーオフィスを出て,有楽町で地下鉄を降りて歩いて行くと,だんだんと親しみやすいガチャガチャとした空気になってくる。日比谷シャンテから回ってアプローチをしたから日比谷のような顔をしているけれど,ここは有楽町から新橋に向かって歩いたビニールカーテンに覆われた居酒屋の仲間だ。まあでも中国系の人を案内するにはいいんじゃないかと思う。ーーーーーーーーーー同僚が何人かで料理を注文したので,最後はもう食べられないほど登場した。これが現場の飲み会だ!いや,これでもまだまだお上品にしているけど。
2019.07.30
銀座のランチで小籠包の店に行った。ーーーーーーーーーー銀座に出ていたので,小籠包で話題となったこの店でランチをした。1階で予約記入を済ませると,案内されたのは,一度店を出てからの地下1階だった。でもこの地下の店は内装も豪華で雰囲気があった。カフェ程度の1階の店よりもこちらの方がずっとお得感があった。ーーーーーーーーーーここの良さは,そんな空気なのに土日でもリーズナブルなランチメニューがあることだ。それを2つ頼み,1つは有名な8色小籠包にグレードアップをした。それと,通常ランチの無色小籠包3つとを姉とシェアした。8色の内訳は,フォアグラ,トリュフ,チーズ,カニ,高麗人参,麻辣,ガーリック,通常となっている。皮の色はちょっと濃すぎると思うが,中の味はきちんとそれぞれ主張をしていて,なかなかのものだった。ーーーーーーーーーー8色小籠包を2人でシェアしたのに,ランチとしてはかなりの分量だった。女性で1人ではキツイかも知れない。また8つの小籠包がどんどん冷めてしまうのも残念だった。難しいね。ーーーーーーーーーー店内スタッフも日本人がほとんどいなくて,まるでシンガポールを狙っているのだと思う。まあ,でもホスピタリティは,それどおりとなっている。早いうちに行っておかないと,日本から撤退しそうな予感がする。
2019.07.28
銀座の松屋で開催されている〈萩尾望都 ポーの一族 展〉に行った。ーーーーーーーーーーこの企画展の開催を知って以来楽しみにしていた。開催期間が短いので,スケジューラにきちんと入れて,姉と共に土曜日の朝から出かけた。銀座の駅を降りて,松屋に入ると一度京橋入口へと案内された。そこにはすでに行列が出来ていて,細かく分かれさせられて,てきぱきと催し物会場のある8階へと送り込まれていた。デパート部分は10時からなのだけれど,その前から入場が出来た。外は暑くなりかけていたので,助かった。当日券を買って,入館した。ーーーーーーーーーー行くまでよく分かっていなかがったが,この企画展は「ポーの一族」をメインにした萩尾望都の原画展だった。昔から読んでいたので,ごく最近の作品以外は読んでいるが,忘れているものも多く,思わず読み込んでしまった。原画は50年間を経ているので,紙の色が黄ばんでしまっていた。それでもそれを保護するためだと思うが,場内の照明はだいぶ落としてあった。原画が細かく並んでいる前に,多くの人が見入っている。大人気なのだが,どうしても観客の年齢層が高い。いつもの美術展は70代,80代の人もいるが,圧倒的に60代,50代が多い。歴史を感じるね。ーーーーーーーーーー途中,宝塚歌劇団のミュージカル版の衣装,舞台美術なども展示されていた。ちょっと僕はこっち方面はうとい。ーーーーーーーーーーその後は,もう1つの大傑作「トーマの心臓」の原画も並んでいて,出口となった。完全に抜ける前に通らなければいけないのが,大きなショップでここもまた大混雑。また盛り上がりつつある「ポーの一族」について,再発見が必ずあると思う。展示は稚拙だが,量は多くて満足できると思う。開催期間が短いのですぐに行くことをオススメする。
2019.07.27
大阪に日帰り出張をした。コストをかけて出張しているので,なるべく行くたびに複数のタスクをこなして来ようとは思っている。まずは建設会社との定例の打合せを行った。それと並行して外部コンサルタントに来てもらっていて,現場の調査をしてもらっていた。昼食を取りながら,ある設備の設計のための意見交換を続けた。そして午後は別の設備の見積依頼のための説明会および現場調査だった。全部終わったのは17時過ぎだった。ーーーーーーーーーー大阪行きの朝の新幹線の予約に苦労をしたので,帰りの東京行きは事前に予約をしておいた。が,18時近くまで施設にいたので,19時に新大阪を出る新幹線の乗り換え時間がきわどくなってきた。Google Mapの検索結果で南海本線から地下鉄への乗り換えをしたのだが,いつもの御堂筋線ではなく,四つ橋線への指示が出た。だが,ただでさえ遠い南海から地下鉄への乗り換えだが,四つ橋線の乗り場になかなか到達しない。僕は歩くのは遅くないのだけれど,それでも到達しない。最後,改札を通ってホームに降りた時は小走りだった。四つ橋線の梅田駅で降り,JRの大阪駅に乗り換えて新大阪まで到達した。確かになんとか予定の新幹線に間に合ったのだけれど,ホントのホントにこのルートで合っていたのかな?本数の多い御堂筋線で素直に行ったら間に合わなかったんだろうか?ーーーーーーーーーーいっぱい汗をかいた。
2019.07.24
ようやく新大阪から東京に戻れることになった。同僚と三々五々に別れ,駅弁とビールを買い込んで新幹線に乗る。よく分からずに買ったのは,柿の葉寿司5種類10個入りだった。弁当の中には1つずつ柿の葉に包まれた寿司が入っている。それほど大きくないので,3個,4個と食べて行ったが,5個食べた所で,かなりお腹一杯になってしまった。そこで休憩。寿司ってほとんどお米なので,やはり胃の中でかさばる。休憩後6個,7個までを食べたが,もうギブアップ。残りは持ち帰って,姉へのお土産にした。今後はもっと軽い駅弁にする。
2019.07.19
大阪での宿はいつも通り難波に取った。自分が何度も泊まっているところに外国からの同僚のために予約を取ったら,宿が気を利かして隣で続いた部屋を4つ取ってくれた。いいのに・・・涙。ーーーーーーーーーー空港での打合せを終え,ホテルに戻る時は台風のような大雨だった。外国から同僚は濡れるのを気にせずにすたすた歩くので、イキオイこちらも傘があるのに傘なしとなって濡れてしまった。すぐに食事に行こう,ということになったのだが,こんな天候なので難波をブラブラ散策という気分にはなれない。幸いホテルのすぐ2軒隣に焼き鳥の秋吉があり、しかもすっと入ることができた。オーストラリア人もフランス人も「焼き鳥に来たかったんだよ!」と大喜びしてくれたので報われた気分になった。けれどもインド人は肉がダメな曜日だったので、キャベツ,トマト,あとは玉ねぎ揚げ,シシトウ揚げと野菜ばかりを食べていた。ちょっと悪いことをした。ーーーーーーーーーー秋吉は福井で行って以来だが、注文する量が多く,1人でいくには向かないとこなので、今回は僕にとっても正解だ。ただ英語メニューまであるのに、「アカ」「シロ」と日本語メニューと同じでなんだか不親切。店員さんは職人気質で嫌いじゃないけれど、ボソボソしゃべる。外国の人だけでくるにはハードルが高いかもしれないなあ・・・
2019.07.18
2日間の密な打合せを終え,次のさらなる2日間の打合せのために移動だ。中部国際空港から、関西国際空港まで2時間半かけて、しかも私鉄と新幹線と私鉄を乗り継いで、という経路になる。せっかく飛行機が目の前にあるのになあ・・・なぜか空港と空港は近過ぎると採算性が取れないのでつながらない。シンガポールから月曜日の晩に来ていた同僚はすでに一度逆方向の移動を経験済みだ。心細かったとは思うけれど、Google mapがあれば大丈夫だったそうだ。大都市間なのに飛行機では移動できな。けれども、確実に便利になっている技術と生活もある,のかな?
2019.07.17
愛知県の常滑市の周辺に泊まりの出張で来ている。1日目の予定を無事終えて食事に出かけた。なんと総勢20人超えの大人数になった。半分は社内だけれど、取引先の3社も来てくれているし、国籍もバラバラだ。予約をしていた居酒屋に入る前に「あれはなんだ?」という声が上がった。店の前の通りは切り開いた谷への登り道になっている。反対側の切り立った壁のてっぺんから巨大な招き猫の顔と手が覗いている。しかもそれが下方向からライトアップされているので・・・正直怖い。調べたらこれは常滑市のキャラ、とこにゃんで、常滑市は招き猫の焼き物の生産量が日本一ということらしい。さらに壁の後ろに身体の部分はなく、頭と片手だけのオブジェらしい。さながら「進撃のとこにゃん」なんだけどね。
2019.07.16
相模原の市立博物館に行った。館に入るとまず〈はやぶさ〉の原寸大模型が待ち構えている。なにしろお向かいがJAXAなので,そのゆかりなのだろう。プラネタリウムに入らなければ利用料金もなしだ。常設展示は,相模原の台地の成り立ち,原始時代から近世まで,そして江戸・昭和が描かれる。最後は現代の相模原の駅前,住宅街の変遷の模型が並んでいる。展示はパネル,模型,動物の剥製,土器,だけでなく,実際の台地に分け入ったり,江戸時代からの農家があったり,となかなか見せ方に凝っている。さながら上野の科学博物館だ。相模原キッズは幸せだなあ。ちょっと駅から遠いけれど。帰りはバスに乗ることにした。
2019.07.15
3連休なのだけれど,ずっと天気が悪い。土曜日は図書館と床屋に行ったけれど,天気が悪いので映画を観に行くのはやめてしまった。日曜日も朝から雨で,このままか,と思っていたが,午後になって止んだので少し足を伸ばして淵野辺公園に行った。家からは私鉄とJRを乗り継いで50分くらい。行きは淵野辺駅から徒歩で向かったので,さらに20分ほどかかった。公園のヘリを歩き,環状道路を越え,また公園のヘリを歩くと,ようやくたどり着く。道路に面しているのは200メートル程度で,中くらいの公園かと思っていた。だが,手前の児童公園の先に,スケート場とプールのある〈銀河アリーナ〉という施設がある。その脇に駐車場があるのだが,ずらっと車で埋まっている。そしてその先は立派な野球場だ。これにも〈サーティーフォー相模原球場〉というオシャレな名前がついている。おりしもここでは高校野球の地方予選が行われていた。僕は公園を2周したが,応援のブラスバンド,アナウンスも含めて,ひじょうに本格的なので感心した。地面はずっと降り続いている雨のおかげで,あちこち水たまりが出来ていて,犬を散歩させている人も抱きかかえている状態だった。でも久々に緑と良い空気を味わえた。
2019.07.14
来週は月曜日が海の日で祭日だ。それに合わせて火曜日水曜日で2日間の合宿打合せが予定されていたが,いろいろな理由で場所を変えて木曜日金曜日も合宿打合せが決まった。つまり・・・まるまる一週間出張ということだ。前にも書いたが,今の時代はデスクを離れていても仕事が出来るので,それほど不具合は感じない。決して出張はキライではないが,一週間の不在によってこぼれ落ちるものもあるのでないかと思う。という心配は置いておいて,どうせ行くなら精一杯仕事をして,精一杯楽しもうと思う。
2019.07.12
上野の東京都美術館で開催中の〈クリムト展〉に行った。ーーーーーーーーー『ぶらぶら美術館』『美の巨人たち』の強烈なプッシュで,どうしても鑑賞したくなって,終わりそうな美術展に足を運んだ。10日水曜日が最終日なので,今回が最後の土日なので他にチャンスがない。ちょうど雨が降っていて,姉に言われていた庭の雑草抜きがパスになってので,夕方を狙って行った。上野の駅から美術館に向かうと,人の流れは真逆で,動物園や他の施設から戻る人が多かった。これは逆張りOK,かと思ったが,館についてみると,40分待ち・・・世の中そんなに甘くない。ーーーーーーーーー企画会では,グフタス・クリムト以外に,フランツ・マッチュ,クリムト兄弟など,一連のファミリーの作品が展示されていた。その辺りの微妙な水増し感をかわしつつ観るべきだろう。ーーーーーーーーーChaper 1: クリムトとその家族:やはり圧倒的なのが『ヘレーネ・クリムトの肖像』だ。グスタフの高度な技術が確認できるのが大きい。最初からこのレベルというのが驚きだ。Chapter 2: 修業時代と劇場装飾:鑑賞するにはやや苦しかったが,若い時代からクリムト一族として大掛かりな仕事を請けていた,ということは伝わった。あまり,本人の作品はない。Chapter 3: 私生活:企画展のたびに興味がない,と言いつつ,印象に残るのが芸術家の私生活だ。クリムト・・・もてもてだったのね。うらやましいような,うらやましくないような。Chapter 4: ウィーンと日本 1900: 急に日本美術とのつながりを喧伝しているが,今一つ伝わらない。『エミーリエ・フレーゲの肖像』『赤子』がそれらしいが,装飾的な技法は分かるが,それで終わっている印象だ。Chapter 5: ウィーン分離派:〈分離派〉という潮流を作り,さらに成功をしたということがクリムトの成果だと思う。多くの芸術家はその片方は出来るけれど,両方は達成していない。ここで堂々と展示されるのが『ユディトI』と『ヌーダ・ヴェリタス』だ。実物ならでの魅力はあるのだけれど,同じコーナーに展示されていて,ひどい混雑となってしまっていた。Chapter 6: 風景画:若い頃の高い技術からすれば風景画も上手いのは当たり前なのだけれど,クリムトが?という意外性はどうしてもある。『アッター湖畔のカンマー城』は予想より大きくて,明るい画風だった。このジャンルでも十分行けたと思う。Chapter 7: 肖像画:このセクションはクリムトの作品が少ない。けれども『ヘルミーネ・ガリアの肖像』で,その不満は解消される。肖像画なのに,装飾を優先した作品。驚く攻撃性だ。Chapter 8:生命の円環:デッサンが多くて,近寄らないと何が描いてあるか全く見えない。終盤は『女の三世代』と『家族』があり,テーマは良く伝わる。『三世代』では手を通じた年令表現に注目だろう。ーーーーーーーーー最終の週末かつ夕方ということで,〈意識高い系〉のデート民が多くて辟易した。美術展の中で手をつなぎながら行動しないでもらいたい。(嫉妬)東京都美術館の人のさばき方の下手さは全く改善していない。直線の行列の最後にぐるっと回そうとする混乱はどうしても必要なんだろうか?それよりも気になったのが,直角コーナーに作品を展示することだ。どうしてもそこに人が溜まってしまって,流れが滞っていた。これは都美術だけで発生している問題ではないのだけれど,解消すべきポイントだろう。
2019.07.07
鹿児島県,宮崎県の一部で大雨となっていて,ひじょうに多くの人に避難指示が出ている。鹿児島には前の職場で福岡で働いていた時に,2回ほど行った。仕事を終え,そのまま泊まって土曜日を使い,天文館に泊まった。翌日にはベタではあるが,仙巌園,維新ふるさと館,など多くの観光スポットを訪ね歩いたのも,良い思い出だ。実は僕の祖父は鹿児島出身だ。祖父の時代から東京に出て貿易をしていたので,向こうの人々とは疎遠になっているけれども,いろんな場面で薩摩の血を意識はしていた。今回,これほどまでの災害となり,本当に心配だ。
2019.07.03
名古屋の金山に泊まっていて,同僚たちと居酒屋に行った。体裁としては,居酒屋だけれど名古屋名物も出す,という感じで,それに沿って僕らも注文を重ねた。が,それよりも”男前ビール”という1リットルの生ビールジョッキがビビッと来た。これだよ,これ。・・・と言いつつ,2回注文して,腕が疲れたのでやめたけれど。ここの”鶏ちゃん焼き”はなぜか鍋?ホントに地元料理?でも楽しかったからいいか?
2019.07.01
水曜日から名古屋に出張していた。木曜日の晩に大阪に移動して,金曜日にそちらのプロジェクトの仕事を2つこなした。で,実は土曜日から再び名古屋で仕事があり,会社的にはそのまま名古屋に戻って・・・という要望だった。でも出張が1週間にもなれば,大きなスーツケースをゴロゴロと転がしなければならない。動きやすさからも,気持ちの上からも,荷物を少なめにしようと決心していて,ずっとバックパックで過ごしていた。さらに金曜日の夜には一度東京に帰り,洗濯をして,荷物を入れ替え,可能な範囲で荷物の軽量化を図った。土曜日からはまた名古屋に行かなければならないけれどね。でも,こうした小さな気分転換が必要。
2019.06.30
大阪に出張に行っているので,そこでの食べ歩きを書いておく。ーーーーーーーーーホテルでチェックインしてから仕事を続け,さすがにいいだろと思い,食事に出ることにした。目指すのは相合橋の正宗屋だ。6時頃なので,飲みに行くにしては早めだったのだけれど,すでにほぼ満席。僕はたまたま知って何回か行ったのだけれど,大阪の人にとっては有名な店とのこと。今回は数年ぶりとなった。ーーーーーーーーー1人で居酒屋って,難しいと言われているが,僕は数え切れないほどチャレンジしているので大丈夫だ。注文した料理を全部自分で食べなければいけなくて,シェア出来ないので,うっかりすると料理を食べ切れないということがある。これは店によって状況が異なるので,その場で学習をするしかない。「正宗屋」で言えば,1つのオーダーが量が少なく,料金も低いので,多くの種類を楽しめるのが良い。ーーーーーーーーー1人で居酒屋を訪れて,地元の人々の会話をぽつぽつと聞いているのも楽しい。1時間半それを続ける精神力を誰かに褒めてもらいたい気もするけれど,楽しい店にはいつまでもいることが出来る。良い店だよなあ。
2019.06.29
連続した出張で,しかも同じ場所ではない,という面倒くさいことを続けている。ーーーーーーーーーーー名古屋で数日にわたる検査を終えて,新幹線で大阪に入った。もう,この時点で厳戒態勢だ・・・新大阪のごみ箱は撤去ないし封鎖され,構内も警官がいて監視をしている。乗り換え地点の地下鉄の改札前も警察がいる。ーーーーーーーーーーー不安を感じつつ難波に移動。早めにホテルに入り,そこで仕事をしていた。前の晩にかなり根を詰めてこなしたので,そこそこで切り上げることが可能となった部屋の窓から見下ろしていたら,デモ隊が近づいていた。「こんな雨の中,ご苦労なことだ。サヨクの老人活動家だろう」と思って,接近してきたのを再び見たら,ウィグル民族の中国政府への侵略と民族浄化への抗議デモだった。・・・なんも言えねえ。ーーーーーーーーーーーチェックインの時は韓国からのインバウンド観光客ばかりだったが,その後は他の国の人々もいるようになった。明日のG20会議会場への直行バスが出ると聞き驚いたが,このホテルにはプレスの人々が泊まっているらしい。ちょっとワクワクした。G20参加していないけれど(当たり前だ),参加しているような気分をかすかに味わえた。
2019.06.28
大阪に出張に行っているので,そこでの食べ歩きを書いておく。ーーーーーーーーー大阪でひいきにしているホテルがいくつかある。難波に2つ,そして関空近くに1つ。難波に行くときに,地下鉄から南海に乗り換えたり,バスに乗り継いだりする際に渡るのが,難波西口のスクランブル交差点だ。ちょっと五差路みたいになっているのし,道路の幅が広いのもあり,待ち時間は長い。その時,南海の駅を背にして,なんば楽座の側に構える焼き鳥屋が「正起屋」だ。ーーーーーーーーー実はこの店は毎回ランチにしか行っていない。なんらかの乗り継ぎだったり,ようやく難波に着いた時に昼飯を食べに寄るというのが,いつものパターンだ。ここのランチの定食は700円,800円とごく普通の値段だ。それなのに食べてみると,その仕上がりの完成度の高さに毎回感心,というか感動する。きちんとした火で焼き上がり,絶妙な硬さの焼き鳥,香ばしいタレ,ちょっと硬めのごはん。どれもかっちりとしている。他の土地のべちゃっとした定食に払っていた750円って,いったいぜんたい何だったんだろう?ーーーーーーーーー少し時間はかかるけれど,難波のランチはここでしょう!
2019.06.27
来たる週末の休日出勤に備えて,月曜日の振替え休日を取得した。ちょっと嬉しい3連休だ。それに合わせて,友人と月曜日の昼に会おうと思って金曜日に問いかけをした。OKの返事をもらったのが土曜日。けれども月曜日の今日は,朝から雨で,ちょっと止んでもまた降り始めるという梅雨模様だった。雨がひじょうに強かった朝いちばんに延期の申し入れをしたら,友人から怒りの返信が届いた。トーンとして「信じられない,もう連絡するな」というものだった。夏から月に1回くらい会って飲んでいる人だったけれど,やはりネットで出会った人って,関係が壊れやすい気がする。だって大雨だったじゃない・・・
2019.06.24
友人が行きたいという焼肉店に行った。ーーーーーーーーーーこちらは黒毛和牛A5ランクの肉を出す,という意識高めの焼肉店だ。各テーブルに埋め込み七輪はあるのに,全部店員が焼いてくれる。グレードの高い肉を,きちんとした状態で提供するというこだわりの店だった。ーーーーーーーーーー今回学んだことは,「え,もうこれで食べちゃうんだ」というレア状態でどんどんとお皿に配られる肉の焼き具合だ。レアはキライじゃないけれど,それにしてもここまで半生っぽい状態とは! 勉強になります。ーーーーーーーーーーもう1つ学んだのは,レアでどんどん配られると,少なくとも網の上からはあっという間に肉がなくなり,回転が良くなるということだ。店にとっては売り上げが伸びるのかも知れない。いつもと違う,ふわふわの肉だった。やっぱり美味しい。
2019.06.23
友人たちと待ち合わせをして,池袋のサンシャイン水族館の隣で開催されている企画展に行った。ーーーーーーーーーサンシャインの地下と地上のショッピングモール部分は,設計が古いので吹き抜けが少なくて,見通しがきかない。友人たちもそれぞれ苦労をしつつ,水族館・プラネタリウムに行くためのエレベータに到達し,10階の入場・チケット売り場階に到達した。・・・60階じゃないんだ。ーーーーーーーーー下のエレベータでは分からないが,この階に来ると,水族館,プラネタリウム,企画展とチケット売り場が分かれる。来るまでは,人気の比率を,5対3対2と予測していたが,上がってみるとそれは5対1対4というところだった。とにかく驚くほどの人気だった。ーーーーーーーーーこの企画展は同名の書籍を元にしていて,そこに登場するいきものを実物展示し,書籍の中の軽妙な文体の開設を大きなパネルで示している。基本的に写真撮影が自由らしく,観客は友人たちと話し合いながら,あるいは無口であってもバシャバシャとシャッターを切っている。結果的に,順番に展示を覗く格好になっていてなかなか列が進まない。これは大変だなあと思っていたら,とうとつに企画展は終わった。ーーーーーーーーー展示の仕方,観客の動線の操作の仕方など,1980年代にはあった,デパートでの美術展,企画展みたいな印象だった。このチープさで大人気,そりゃ開催側は期間延長をしたくなるよなあ。カップル向け,かな?
2019.06.22
今日から3日間の社内研修に参加をしている。場所はいつもの勤務先なので,いろいろと楽なのだけれど,今回の研修はマネージャー用モジュールのパイロットだ。そんなこともあり,10名前後の研修参加者の過半数が,会社の役員会の人々という結果になっている。会社の研修は,単調にならないように複数のアクティビティーが盛り込まれている。それはディスカッション系,身体を動かす系,プロジェクト系,などもあり,互いに率直にアドバイスをするという系もある。ん?会社の役員に意見するの?ということが懸念となり,なかなか参加までは気が重かったけれど,いざ始まれば自由な雰囲気で,発言も質問もみんな好きなタイミングでしていて,けっこう悪くない。研修が17時に終わってから,別件で2つ会議があるのはツライけれど,この内容ならば残りも頑張れる。
2019.06.20
雨の中,早朝からビッグサイトに向かった。目的は年に1回開催される玩具の展示会〈東京おもちゃショー〉だ。今年は少し早めに,と思って開場9時の1時間前に行ったが,相変わらずの人気でエスカレータ直結ではなく,中央広場の反対側に並ぶことになった。周りはほとんど小学生,幼稚園の子どもがいる親子連れだ。否応なくその動きや声が入ってくるのだけれど,まあ,子どもって言うことを聞かず,ワガママで,でも可愛いものだ。ーーーーーーーーーーーガンダム,仮面ライダーが好きな身としては,最初に行くのはバンダイのブースと決まっている。ライダー,戦隊ヒーロー,ウルトラマン,ドラゴンボール,セーラームーン,プリキュア・・・もう無敵だね。ここはその上,気前が良くて,全員に資料をくれる。今の時代,企業が積極的にネットで情報を公開しているので,驚きはないのだけれど,実物の質感,そして企業がどの製品をメインとして推そうとしているか,それが伝わってくるのが展示会だ。ーーーーーーーーーーー次は,必ず別フロアにブースを構えているタカラトミーを訪ねた。ここは小学生しか資料配布をしてくれない。毎年この時の感覚がガッカリを誘う。トミカ,プラレール,ゾイド,シンカリオンを始め,コンテンツには事欠かないのだけれど,ブースの中の通路が狭くて,大渋滞が発生している。どうしても気持ちが逆撫でされる。なんか,いろいろ損している。ーーーーーーーーーーーお父さんをドキドキさせるコンパニオンは,どこのブースにもいなかった。フィギュア系が参加しなくなったのと,時代が違うんだろう。でも今年も本当に楽しかった。
2019.06.15
天気が既に不穏な空気だった日曜日だけれど,翌週から来るかも知れない梅雨に備えて,どうしてもしておきたいことがあった。それは折りたたみ傘を買うことだ。今使っていた傘は,2年前に姉に買ってもらった折りたたみ傘で,とても気に入っていたけれど,折れている骨が2つとなり,さすがに使用に耐えづらくなってきた。ーーーーーーーーー運動不足を解消するために,遠い方のとなり町まで歩いた。まずは数年前に出来たホームセンターに行くのだけれど,どうしても最初にガーデニングコーナーに行ってしまう。その後,傘を見て,他の店を見て,結局ここに戻って買うことになった。ーーーーーーーーーこれまではとにかく軽量の傘を買っていたが,少し方針を変えて伸縮共にボタンで操作可能な折りたたみ傘を買うことにした。以前のものよりも大きいのだけれど,最近通勤に使っているバックパックに収まりそうだ,というのもある。ーーーーーーーーー新しい傘で,梅雨に備えたいと思う。このアゲの気持ちが重要だと思う。
2019.06.09
現在計画している施設について,建物オーナーの強い要望があり,県庁の建築指導課に適法性の確認に行った。せっかくなので昼前から現地に入り,別のプロジェクトの進捗確認をしてきた。評判の良い取引先の代人が来ていたので,一緒に現場を回り,機器の設置,配線方法などの打合せもした。県庁の打合せは夕方だった。事前にオーナー側の代表と会って,どう進めるかの下打合せをする。建築指導課のあるフロアは,エレベータ,階段,水回りなどのコア部分が中心にあり,その四方周囲にぐるりとオフィスがある,といういかにも公共建築らしい作りだった。打合せの相手はなんと若い女性。なるほど世の中はどんどん変わっている。一通り計画を説明し,運用,使用する部材にも言及した。さらに過去の官庁との協議議事録を出し,問題ないことを補強した。大丈夫,という感触なのだけれど,公共の方なので,ここでは回答をしない。週明けに連絡が来ることになった。1時間足らずだったけれど,仕事したという感触はあった。外はあいにくの土砂降りだったけど。
2019.06.07
今週のプロジェクト打合せの打ち上げで,インド料理店に行った。もっとカジュアルなカイバルを予約しようとしたら,「閉店しました」とのこと。じゃあ,と姉妹店のグルガオンに電話をしたら入れないとのこと。結局,本店で何回も行ったことがあるこの店となった。”ダバディナー”のコースなのでもう気楽に食べるだけ。そこに同僚のインド人がいくつか料理を追加した。この店はインド人が褒めるほどなので,間違いなく美味い。タイル張りの床が滑りやすいのは相変わらず。
2019.06.06
姪の誕生日ということで,近場で評判の良いイタリアンに食事に行った。ーーーーーーーーーーー平日の夜の集合だったので,それぞれ行くこととなったが,連絡を取り合ったところ姪たちとタイミングが合うようだったので,駅前で待ち合わせて,一緒にタクシーで店に向かった。店は東京メディアシティの向かいにある。タクシーを降りて,行くと姉がもう着いていた。ーーーーーーーーーーーアンティパスト盛り合わせを複数人数分,そしていくつか追加で頼んだけれど,どれも繊細で楽しめる。パスタを2種類頼んで,シェアをした後に,魚と肉。どれも美味しくてたまらない。ここ数回のディナーの中ではピカイチかもしれない。ーーーーーーーーーーー最後は僕がこっそり頼んでいたバースデイのデザートプレートで終わった。うーん,完璧。
2019.05.30
「出張をしたら3つ仕事をして来い」と自分に戒めているのだが,なかなかそうもいかない。ーーーーーーーーーーー隔週の打合せで名古屋に行った。朝イチに施工状況を見て,いくつかの問題点を見つけた。9時からの電話会議に参加して,現状のレポートと,今朝見つけた問題点を報告した。ーーーーーーーーーーー残念ながら別件での県庁での打合せは成立しなかったので,午前中はそのまま仕事をして,昼一で現場打合せに会社代表として参加をして,そして14時からの隔週打合せをこなした。その後,現場で細かい位置出しをして,その日は終わり。ーーーーーーーーーーーいくつ仕事をこなしたんだろう?少なくとも現地でないと出来ないのが3つ,関連する打合せが2つ,そしてリモートでの仕事はいつも通り,というところだ。現代の出張は,少しも時間の余裕がない。
2019.05.28
連休が明けてから体調を崩し,週末は臥せっていることが続いたが,なんとか回復をしてきたので,姉と上野の国立博物館に行った。ーーーーーーーーーーー博物館に入って案内に従っていくと,なんと本館の中で企画展を催しているという変わったパターンだった。そのため,会場が4つに分断されていて,何回もチケットを見せなければならない。あまりスマートではない。けれど,ついでにこっちも観よう,本館の膨大な展示の一部を観る,ということも出来るので,総合的には良かったかも知れない。ーーーーーーーーーーーまずは狩野永徳,狩野常信の『唐獅子図屏風』が出迎えてくれる。大胆,華麗,チカラ強さ,いかにも狩野派の逸品だ。その後は芦雪の『花鳥遊漁図巻』の可愛さに萌え,北斎の『西瓜図』の謎の緊張感に畏れ,と厳選された作品を楽しむことが出来た。さらに藤原定家の『更級日記』,『古今和歌集』などの文,そして仁清の黒い茶壷など焼き物の,時代はずっと下るが川ノ邊一朝の蒔絵などもならび,これでもかと,日本美術をアピールしてくる。ーーーーーーーーーーー特別出品として,俵屋宗達の『西行物語絵巻』,若冲の『玄圃瑤華』,蕪村の『新録杜鵑図』,光雲の『猿』,並河靖之の七宝,谷文晁の『虎図』などがあった。さらに美術品の修復とメンテナンスについてパネルがあり,真面目な人々の仕事ぶりに頭が下がった。ーーーーーーーーーーー今回,姉と話し合って,朝ではなく,午後の4時に着くように行って,結果的には大正解。小さな企画展で大人気ではないこともあったのだろうけれど,ストレス少なく回ることが出来た。とにかくさすがは国立博物館,という展示方法であり,展示物だった。これがさらっと出来てしまう実力が,国立の底ヂカラだ。
2019.05.25
今日は出張だったのだけれど,予想以上に天候が崩れて施設の外は本降りだった。傘をもらったから良いのだけれど,気温も低くて,帰宅する頃には頭痛がしていた。行きは飛行機で向かい,空港で調査の後に,市内の施設へ移動。そこで打合せを2つこなして新幹線で帰京という,そこそこタイトなスケジュールだったのも一因だろう。実は,昨日飲んでいる時にウィスキーでむせて,それ以来ノドがおかしかった。ちょっと荒れてしまったみたいで,そこに悪天候と忙しさが重なったのがいけなかった。打合せでも悪いニュースがあり,気分も落ち込む。まあ,切り替えて行こう。
2019.05.14
一番下の姪も大学生になり,週末は食事をする人が減ってきた。土曜日の晩は姉と2人切りだったので,翌日に迫ったあの日を意識して外食に誘った。駅の北側にも小さな飲み屋が増えてきていて,その一番人気の〈まさや〉はいっぱいだったので,南側に行って,スーパーオリンピックの周辺に行った。ビル内部の路地に入って行って,たどり着いたのが,お茶屋とおでん屋が併設されている〈津田園〉あるいは〈つだ〉だ。それほど小さくもないのに,レイアウトの関係で20人も入ればいっぱいになってしまいそうな店だ。他に人がいたので小上がりを使わせてもらった。ちょっとしたつまみ,おでん,焼き魚をつまみながらのんびりと過ごさせてもらった。女将さんが客の話し相手をしてくれるので,1人で来ても楽しめるようだ。また1人で来るかも知れない。
2019.05.11
数々の美術番組で紹介されて,ずっと憧れていた住宅〈聴竹居〉に行った。ーーーーーーーーーー宿から河原町で阪急線に乗り,大山崎で降りて山を登った。目指すは藤井厚二が設計したモダン木造住宅〈聴竹居〉だ。館のすぐ下の庭にベンチが配置してあり,集合して予約をしてくれた姉が名前を告げて料金を払うと,もう入館が出来た。ーーーーーーーーーー初夏のような気温の外部から入ると,館内はすっと涼しい。玄関から入ると,板張りの広い居間からは,食堂も読書室も見渡せる。もうこの瞬間に圧倒された。あの憧れの建物に入ることが出来て,そこに包まれている幸せって格別だ。よく読んでいる物語の中に入ることが出来たような,そんな気分だろうか?ーーーーーーーーーーここから先は,いくつもの番組で紹介されている内容が続く。でも,そのほとんどを実地に歩いて,中に入って,触ることが出来る。建物にとっては,触るということも重要な要素なので,このユルイ感じはほんとに良かった。ツアーの参加者も,案内の協会の人も,皆,この建物が大好きという空気が出ていて,仲間のような,カルトのような,不思議な空気だった。ーーーーーーーーーー隣にあるアサヒビール大山崎山荘美術館に行ってから,京都に戻った。どちらも食事をさせる気持ちは全くなし。(笑)
2019.05.07
宿にチェックインをして,すぐに食事に出かけた。その後,姉と姪とは別れて,馴染みの祇園の店へと向かった。ここはいつも通り,明るい雰囲気で,カウンターの客同士が話し合って,打ち解ける空気だ。とにもかくも,マスターの合いの手が大きいと思う。ふきのとうの煮つけ,タケノコの天ぷら,ワカサギの天ぷらをいただいた。ーーーーーーーーーーだいぶ離れていたが同じカウンターの女性客と話を始め,しまいには隣に座っていた。で,もう一軒一緒に行こうということになった。ーーーーーーーーーー行ったのは鴨川を渡り,京都でたぶん一番がやがやしている木屋町通りの店だった。自分的には,飲んで語り合える店だと思っていたのだけれど,入った瞬間カラオケの歌声が聞こえてガッカリ。そのままカラオケは延々と途切れることなく続き,気付けば0時も大きく回っていた。一緒に行った女性の語っていることもだいぶ時系列が合わなくなってきていた。ひょっとして京都の女性の生まれ自慢って,こんな感じなのかな,という勉強にはなった。つじつまは合わないんだけれど。ーーーーーーーーーー翌日もあるので2時前に解散。うーん,勉強になりました。・・・つらかった。
2019.05.06
連休を利用して京都発のツアーに参加をしてきた。目指すは国宝で世界に3つしか現存しないと言われる曜変天目茶碗だ。ーーーーーーーーー京都駅の南にある都ホテルで集合し,観光バスで奈良まで運んでもらった。奈良県庁前の新しいバスターミナルから地下道を使って博物館まで行く。入館してすぐに曜変天目茶碗のために並ぶ。これがおよそ50分間。奈良国立博物館に展示してあるのは,藤田美術館の曜変天目だが,こちらは東京で以前観たことがある。その時は,ここまでの人気はなかったと思うが,今回は姉と下の姪と一緒なので待ち時間も苦にならない。藤田天目は,油滴からの曜変が華やかで,一つの茶碗なのに宇宙を感じさせる図柄だった。色合い,輝き,それぞれに微妙なズレがあって,観ている自分たちを一定させない不思議な距離感を抱かせた。以前観ているのに,ここまでの逸品だったのかと感激ひとしおだった。確かに他にない体験だ。城一つ,国一つの価値ある,と思ってしまう。ーーーーーーーーー博物館内のレストランで昼食を取って,藤田美術館の企画展を観たら,もう時間に近付いてしまった。仏像館は諦めて,駐車場へと戻った。途中,鹿せんべい150円を買ったのだけれど,奈良の鹿は食傷気味と暑かったので,一切興味を示してくれなかった。しまいには鹿の姿も見えなくなってしまったので,全部木の枝の一部に置いて帰った。ちょっと残念。ーーーーーーーーー奈良を出て,今度は滋賀のミホミュージアムに向かった。ここに展示されているのが,京都大徳寺に秘蔵されていた曜変天目で,このたび奇跡的に公開された,というものだ。しかしながら京都のお寺がお宝を公開するにしては,滋賀の山の中の新興宗教の美術館という,なかなかハードルが高い場所だ。これが他の条件ならば自分で訪ねたのだけれど,ミホミュージアムの辺鄙さに負けた感じで,今回は出来合いの観光ツアーに参加した。ーーーーーーーーーミホミュージアムでとうとう出会えた大徳寺の曜変天目は,期待してよりもはるかに素晴らしく,落ち着いた美しさがあった。油滴からつながる色のグラデーションというものは無かったが,茶碗と自分という距離感で語りかけてくる印象は素晴らしかった。ここに来る前は,大徳寺天目なんて結局三番手,なんて思っていたが,その浅はかな予想は簡単に覆ってしまった。うーん,順位,どう判断しよう??ーーーーーーーーーミホミュージアムでは,昨年話題となった”第4の曜変天目”も展示されていた。これまで静嘉堂文庫と藤田の茶碗は観ていた。この日,当日になるが,大徳寺のものを観せていただいて,三椀拝観コンプリートの身分として言わせてもらうと,やはり格が落ちる。三つの茶碗が,120点,100点の圏で争っている優等生としたら,”第4”は70点を取れている普通のレベルという印象だった。ショップでは1万円の曜変天目風ぐい飲みにひじょうに心惹かれたのだけれど,姉の許可が出なかった。これで毎日晩酌をするのも良さそうなのになあ。ーーーーーーーーー滋賀からは順調に戻ることが出来て,19時過ぎには京都に戻って,四条河原町の宿にチェックインすることが出来た。幸せな一日だった。
2019.05.05
友人と待ち合わせて遊びに行く前に,この洋食屋に行った。歩道に小さな看板は立ててあるのだが,ビルの2階にあるので知っていないとなかなか来ない店だと思う。造りは昔ながらの喫茶店のようで,少し改築をしたのか雑然とした畳敷きのコーナーもある。魅力は手作りの洋食で,1,000円しないお手頃価格だ。どうやら夜は焼酎を飲む客が多いらしく,百年の孤独,森伊蔵,魔王,霧島と有名ブランドが揃っていた。朝から晩まで女性シェフ1人で運営しているらしい。大変だ。
2019.05.02
連休が始まったばかりだが,ぼーっとしているのも良くないので,姉と渋谷に行った。ーーーーーーーーーー週末どころか連休の間の渋谷の街は怖ろしいほど混んでいるので,マイナーな改札口とマイナーな出口を利用して,企画展が開催されている西武デパートへ行った。でも西武のモヴィーダ館なんて,物知りの姉がいなければたどり着けなかったよ。ーーーーーーーーーー最上階の催し物会場に行って入場したのだけれど,なんだか30年前の雰囲気で,デパートの店員がレジを打って入場させる,という方式でかなり驚いた。その驚きから予想されるように,会場はサークル展示のように,仕切りのパーテーションにパネルが貼ってあって,というものだった。けれどもその間に,撮影で使われた,あるいは映像検討で使われた怪獣のプロップがいくつも展示されている。最初は,クモンガ,エビラ,マンダ,とかだったが,そのうち機龍,モゲラとかなりこちらを熱くさせる展示が出て来た。・・・と思ったら終わってしまった,という小規模な企画展だった。ーーーーーーーーーー正直,金額に内容がマッチしていないという気がした。ゴールデンウィークでヒマであるか,渋谷に他の用事があるのではないか,ではない限り,このために出かけると損をした気がすると思う。ただ西武デパートとしては手抜きで,チカラが入っていない企画なのだけれど,しっかりと人気はあって,やる気のないレジ入場のところで行列が出来ていたし,グッズ販売は大人気のようだった。付き合ってくれた姉には感謝だが,ゴジラの人気はまだまだ高いようだ。ーーーーーーーーーー良くも悪くも,"King of Monsters"は,間違いないようだ。
2019.04.28
のんびりとした日曜日,区議会議員,区長選挙の投票に行った。18才から投票権があるので,今では家の5人全員分投票用紙が送られてくる。新聞に挟まっていた資料,昨日図書館でもらってきた資料を広げながら,誰に投票すべきかは吟味しておいた。投票には姉と2人で自転車で行った。20年前の一時期を除き,駅の近くの区民サービス総合支所が会場なので,投票そのものはひじょうにスムーズだ。これを済ませて,ホームセンターで不足してた種の追加購入。その後,レンタルビデオ店に寄った。昼食後は野菜の種蒔きの予定だ。仕事はトラブル続きだけど,少しだけ心が休まる。
2019.04.21
パリは燃えているか?第二次世界大戦でも守られていた華の都市・パリが,壊れてしまっている。先日はGilets jaunes,黄色いベスト,の抗議活動で,凱旋門やシャンゼリゼのカフェが破損された。それに加え,今回は世界遺産でも最高ランク,観光客人気も一番で,入館に2時間待ちとなっているパリのノートルダム寺院が火災により大被害を受けたとのことだ。正面の双子の鐘楼は石造り,そしてゴシック建築の特徴であるフライング・バットレスで支えられている壁も石造りだが,屋根は木造でそこが中心として燃えてしまったらしい。どうしてあそこまで火事が広がってしまったのかは不明だが,ステンドグラスまで破損した,ということなので,木造の屋根から,石の梁で釣られた天井まで破損が進んだ可能性が強い。テロではないとしたら,とてつもない人災だ。人類遺産に対する罪をどう査定すべきかは分からないけれど。かなり思い入れがあり,何度も行った場所が被災した,というニュースなので,どうしても気になってしまった。
2019.04.16
友人と待ち合わせて,川崎に飲みに行った。川崎で飲むのは何回もあるけれど,メインのアーケードである銀柳街の賑わい,そこから外れた路地でのちょっと猥雑な魅力など,毎回圧倒される。統制が取れてしまった暴力団,クリーンになってしまったゴールデン街を抱える新宿歌舞伎町よりも,今となってはもっと危険じゃないかとさえ思う。そんな心配をよそに,居酒屋に入ってしまえば,とにかく若者が熱く語り合っている,というのが川崎の印象だ。もっと上の世代がどこに行っているのかは知らない。今回も両隣りは若者で,バイト先の悩み,友人関係の問題を含めて,語り合っていた。ーーーーーーーーーーここで飲んで後に,家系ラーメンを食べて帰る,というのが,川崎飲みのパターンだ。今回も楽しかった。
2019.04.15
復旧された〈復古だるま弁当〉を買いに,高崎まで行ってきた。ーーーーーーーーーーー友人たちと待ち合わせをしたのは新宿駅だ。中央線特別快速に乗り,八王子駅を目指す。僕自身は中央線沿線の出身だが,近すぎてあまり特別快速には乗ったことがない。あっという間に中野,三鷹と馴れ親しんだ駅が過ぎ,立川が過ぎ,八王子駅となる。こちらは40分ほど。ここからは八高線という路線で高崎駅を目指す。途中,高麗川駅で乗り換え,そして高崎駅だ。高麗川駅までが40分,それから1時間半ほどで高崎駅となる。ーーーーーーーーーーー高崎駅で予約をしていた〈復古だるま弁当〉を受け取った。その後,駅のホームのベンチでこの弁当を食べる。残念ながら今回の行程では,列車の車内で弁当を食べることの出来る車両はなさそうだったからだ。ーーーーーーーーーーー高崎駅から,今度は小山駅を目指す。これがまた2時間近くの旅だけれど,両毛線を端から端まで乗る長い時間だった。小山駅からは池袋駅まで湘南新宿ラインに乗ったが,これはなんだかズルをしたような罪悪感を感じてしまうほど快適だった。ここまで,お尻が痛くなるほどの〈乗り鉄〉行動が否定されてしまって,ちょっと残念。池袋駅から高田馬場駅は2駅だ。ここで改札の窓口で説明をして下車。300km,7時間,けれども一度も改札から出ていないし,一筆書きで行動しているので,請求される運賃は140円の最低料金だけだ。ーーーーーーーーーーー旅の成功の乾杯で,〈鳥やす〉で祝杯を上げた。あまり理解はされないとは思うけれど,自分たちでは大きな満足だった。
2019.04.14
僕ら数名が師匠と仰いでいた人物が亡くなって1年が過ぎた。半月ほど前に焼香には行かせてもらい,そして今回は長いこと一緒に行った店に3名でお邪魔をして,師匠を偲んで飲んだ。頼むのはかつて出してもらっていた品だ。うるめイワシ,ねぎチャーシュー,ピーマンとソーセージ炒め,どれも懐かしい。新橋の夜はいつも通りいつまでも明るかった。
2019.04.04
月曜日は今年初めて取った有給休暇を利用して,映画を観て,友達と会って昼から飲んでいた。途中上野のお山を抜けたが,見事に花見客でにぎわっていた。僕の住んでいる町も桜並木で有名だけれど,ただの住宅街なので,当たり前だけれど宴会は行われていない。上野を通り抜けたのは昼前だったのだけど,もう酔いつぶれて寝込んでしまっている人がいるのには驚いた。しかも平日だよ。とは言え,宴会の脇を観光客を含め,花見客が何も無いように通り過ぎていくのも日本の風物詩だよなあ。それに土曜日から月曜日までずっと飲み続けている僕が批判できる立場でもないか?春が来た。
2019.04.02
もう20年間続いている同窓会のために越後湯沢に行った。この旅行は以前の会社の部署のスキー旅行として始まったので,子ども,奥さんも参加し,一時期は30人近くなるほど活況だった。子どもたちも成人し,奥さんたちも来なくなり,さらに最近ではメンバーも定年引退し,中高年のオッサンばかりが集まる会になっている。ーーーーーーーーーーさて金曜日までが仕事づくしだったので,今年は用事を済ませ,遅めに行った。新幹線で越後湯沢に4時頃到着し,駅ナカで1時間ほど時間をつぶした。お土産物を冷やかし,そして〈ぽんしゅ館〉で600円を払い,コイン5個とキュウリ1本をもらい,日本酒のテイスティング。そして在来線に乗り,降りた駅で友人たちにピックアップしてもらって温泉に行った。ほかほかの身体で宿に戻って,そこから夕食,トランプ,酒盛り,とエンドレスに夜は更ける。ビール,ワイン,日本酒がどんどんと空き,そのうち1人,2人と寝てしまう者が現れ,なし崩し的に解散。今年は僕も早めに寝てしまった。ーーーーーーーーーー楽しい人びとなので,ずっと続けていたいけれど,今年は宿の裏手のスキー場も営業を停止していた。スキー人口も減っているしなあ,どうなっちゃうんだろう,来年?
2019.03.31
新橋のSL広場でカメラとマイクを向けられた。「高橋さんの受賞についてどう思いますか?」実はこれ,会社のイベントのための撮影だった。まだ夜の7時で,翌日は祭日だし,SL広場はまだ宵の口というところだった。人は多いけれど,何しろテレビインタビューで有名なこの場所なので,ほとんど誰も見向きもしない。その後,2時間飲んでからさらに追加の撮影を実施。酔っ払うと,ますます周りの人が気にならなくなる。さて,ちゃんと撮れたんだろうか?楽しみ。
2019.03.21
名古屋で打合せの後に軽く一杯ということになり,太閤口のこの店に行った。看板にも堂々と”名古屋めし”と書いてあったので,居酒屋の濃い味に名古屋のミソソース味を掛け合わせたところだと思っていたが,出てくる品がどれも美味しいのに驚いた。たぶん塩コショウを上手く調節していて,絶妙なバランスで提供している。鳥串,手羽先唐,どて煮,串カツ,といかにもの定番を頼んだが,外れ無し!新しい居酒屋を教えてもらって大満足だった。
2019.03.20
友人と巣鴨で飲むことになったので,〈焼肉市場 げんかや〉に行ってみた。巣鴨駅の南側,ちょっとした広場に面したビルの2階に店はあった。店内はテーブルグリルの換気がきちんと機能しているらしく,ちっとも煙やにおいがない。基本の値段が290円というとてつもない安さなのだけれど,いくつか390円のメニューがある。そちらを中心にオーダーしてみた。熟成カルビ,牛タン,壺カルビ,熟成ハラミ・・・どれも,「美味いっ!」。なんでこの価格で提供できるんだろう?驚いた。さらに僕らにとって重要なのは,生ビール中ジョッキも290円だということ。こっちも良いペースで進んだ。ーーーーーーーーーーおばあちゃんの原宿・巣鴨は,意外とドカ食いの街でもあった。
2019.03.17
天気も良いので歩いて図書館に行った。今週読み終えた本を返却して,予約をしていた本が借り出した。2階の児童書コーナーものぞいて,高楼方子の本を借り出すかどうか少し悩んで,今回は見送った。ついでに近くの郵便局に行って,明日の飲み会の資金をおろした。ぶらぶらと戻っていたら,カネゴンが道端に座っていた。ーーーーーーーーー郵便局に行く際は建物のかげになっていて気付かなかったので,「え?今,来たの?」と疑ってしまった。ここは何回も通っている場所だけれど,これまでは無かった。しかもこのカネゴン,とにかくリアル。屋外に置いてある(座っている)像なので,プラスチック系の素材で出来ていると思われるのだけれど,マット仕上げで,ぬいぐるみかと思ってしまうほどの質感だった。ーーーーーーーーー台座の上に立っているのではなく,公共の建物の入り口の脇に座っているのも面白い。大事にされるといいなあ。
2019.03.16
3月11日だった。会社はごく一部の人が黙祷した以外は何もなかったように過ぎていて,さすがにそれはないのではないかという気持ちになった。館内放送で呼びかける,避難訓練をするなど,この機会に出来るイベントは大小問わずあったと思うのだけれど,日ごろは社会貢献をうたっている会社も,こうした時にはあまり何もしない。残念だ。あの震災からの日々が,自分が信じていたMade in Japanや日本安全品質が敗北した日だったし,茨城,福島,宮城と地続きで起きた災害なので,個人的にはひじょうにこだわっているし,忘れたくない。ずっと続けている石巻あるいは気仙沼への旅行は,今年もきっと行く。
2019.03.12