不安、そして不安…受験生に読んで欲しいこと
つい先ほど掃除を終え、これから自分の仕事にとりかかる前にブログを書いておこうかと思います。まず、受験生にとって今の時期は不安との戦いかもしれません。志望校を確定させる運命の試験まであと1ヶ月をきり、特に今回の実テで思うように伸びなかった子は不安を増大させているかもしれません。ただ…それって受験生全員、同じ気持ちだと思うんですね。そう、わざわざ僕が改めて書くまでもなく、みんなにこれまでも伝えてきたつもりです。そんな中でも試験をすると、アップする子、ダウンする子がいて、そういう子の様子は否が応でも目や耳に入ってきます。そして、アップした子を見て聞いて、また不安が大きくなるかもしれません。で、それでです。そういう中でも結局出来ることというのは、自分を信じて全力で取り組むことじゃないかって僕は思っています。今月のニュース含め、ここ最近4期生に登場して貰ったのですが、その理由は先輩達も同じ道を通り、その不安との戦いを超えて今があるんだってこと、それをみんなにも伝えたいのです。僕の言葉だけでなく、つい1年前に君と同じ環境にいた先輩の実体験を通して。今月登場した彼の言葉を今一度引用させて貰います。「高校合格できないんじゃないかと真剣に悩みました。けど、悩んだ結果勉強するしかないと思い、ひたすら勉強しました。」不安に思う事はあるでしょう。悩むでしょう。でも、結局出来ることって何か考えてみて欲しいのです。今できること(=勉強)、それに全力を尽くす。それ以外にないんじゃないでしょうか?僕が見ていても、成績的に好調を維持している子はそれなりの理由があります。始めからその境地にいたわけではなく、アップダウンを繰り返しながら、沢山の苦労をしながらそこにたどり着いたわけですが、そんな受験生に共通しているのは、「上がるまで諦めずに勉強した。そして、自分は上げれることを信じて勉強した。」それだけなんです。加えるなら、「言われたことを素直に徹底的にやり抜いた。」これも大きい要素でしょうが。だから、繰り返して言います。後ろ向きな発言をしても何もプラスは生まれません。「だって上がらないんです。」最近それが口癖のようになっている子もいますが、君自身そういう気持ちでいて、成績上げられると思いますか?成績は上がるもんじゃない。上げるもんなんですから。君の不安に思う気持ち、先生は痛いほど分かります。本当であれば、その話に僕はとことん付き合うべきかもしれません。ただね、もうそういう時期じゃない。そして、僕がそれに付き合いだすと毎日がその繰り返しになってしまう事もあり得るのです。不安は不安でしょうが、なら出来ることをやって、1分1秒を惜しんで勉強して、その不安を忘れるほどの努力をする方に向かってみませんか?そうして、合格を勝ち取ったという先輩が沢山いるんですから。君にもう一度考えてみて欲しいこと。不安だという前に、君の今日の勉強に対する姿勢はベストだっただろうか?塾にいる時間、帰宅後、無駄にしている時間は無かったろうか?今日の自分は、1問に集中し、最期までやり抜けただろうか?時間がかかるんです…時間が足りないんです…そう言う君は、ちゃんと腕時計や置き時計を目の前に置いて、時間を意識した演習を出来ていただろうか?今日の自分はしっかりと頑張れただろうか?不安な中、頑張っている受験生が沢山います。君も不安と戦い、受験勉強に力を注いでいます。合格という2文字を手に入れたい君がすべきことは、同じ土俵で戦う受験生に負けないように勉強し、それを続けることです。自分が本当に頑張れている、そう自信を持って言える君であれるよう、又頑張って欲しいと思います。最後に…こうは書いてきましたが、本当に、本当によく頑張っている受験生がいます。涙をこぼし、必死に笑顔を作り、そうして前を向いて頑張ろうと…そういう受験生は僕にとってかけがえの無い宝です。そんな受験生をむやみやたらに、軽はずみな発言で傷つけるようなことだけは僕は絶対に許せません。学校の先生…あなたは彼女がどういう気持ちで勉強しているのか、どれだけ時間を費やしているのかご存知ですか?真剣さ、その点ではまだ改善の余地はあります。それでも、それでも必死こいて頑張ってます。恐らくあなたが眠りに就く頃、彼女は家路につきます。あなたがどういう受験勉強をして、どういう気持ちで受験勉強に取り組んできたのかは知ったこっちゃないですが、必死にやっている子を労う言葉でなく、自慢話をしてどうするんですか?どうしたいんですか?本気でその子を思った上での発言なら、厳しくとも良いでしょう。それも必要でしょう。ただ、勉強というものが、しかも定期でなく実力の点数を上げていくことがどれだけの積み重ねを要するのか?あなたが一番分かっているはずではないのですか?