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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:特撮映画
怪獣映画は「間欠的強化」だ。 「間欠的強化」とは、例えばギャンブルで、たまに当たるとハマってしまうというものである。 ほぼ毎回スってばかりで損をしている中で、1回でも儲けると、その落差からすっごい快感を味わう。そして、その快感を求めて病み付きになってしまう場合がある。 怪獣映画では、『ガメラ 大怪獣空中決戦(1995)』みたいにこちらの熱い期待に応えてくれるものが10年に1本くらい出現する。そうすると、やればできるじゃないかという気になり、さらに怪獣映画を求めてしまう。 というわけで、どこかにまだ見ぬ意外な掘り出し物があるんではないかと、性懲りもなくレンタルDVDを漁り続けている。 思えば、子供の頃に『モスラ対ゴジラ(1964)』で怪獣映画にハマった。この映画には、見る前の想像を圧倒的に凌駕する映像があった。 しかし、そうでないものも多々あった。 そんなときはどうするか。 自分で、映画を脳内再構成するのだ。 例えば、『三大怪獣地上最大の決戦(1964)』では、ゴジラがキング・ギドラの3本の首のうちの1本を空手チョップで叩き折ってしまうというような場面を付け加えた。 これは、後に『ゴジラVSキング・ギドラ(1991)』で、似たようなシーンが実現した。 では、『モンスター・マウンテン』はどうか。 想像力を刺激されること、この上ない映画だった。 まず、煽りはすごいです。 「伝説の怪獣が復活する」と学者が叫び、地震が起き、地域住民は避難する。 そして、政府から、怪獣の襲撃を防ぐために、エージェントが派遣されるが、流しのセールスマン風のが一人だけ。 ここは、せめて特殊装備を身にまとったチームを登場させよう。 さらに、マウンテン・モンスターについては、山の中に留まらず、里に降りてきてもらいましょう。 『大魔神(1966)』の魔神様のように、山奥から城下へと姿を現し、大暴れする様子を想像するといいね。 今回のマウンテン・モンスターは、かなりの偉容ですので、縦横無尽に建物を破壊すれば、じつにスペクタクルなシーンになります。 そして、マウンテン・モンスターを倒す方法は・・・。 な~んて考えて、一本の映画を咀嚼し尽して楽しむわけ。 こうすれば、「間欠的強化」にも勝てます! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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