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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:特撮映画
『ゴーゴー仮面ライダー』は、てっきり劇場版オリジナル映画だと勘違いしていた。 今回DVDで初めて見て、テレビ番組の第13話『トカゲロンと怪人大軍団』の再編集版と気づいた。 第二弾、第三弾の『仮面ライダー対ショッカー(1972)』『仮面ライダー対じごく大使(1972)』のいずれも劇場版オリジナル映画だった。『対ショッカー』『対じごく大使』は公開当時に見ている。その印象から、劇場版『仮面ライダー』は3本とも映画用の新作と思い込んでたみたい。 勘違いした理由はもうひとつある。 たいていテレビ番組の『仮面ライダー』には、怪人は一体しか出てこない。 ところが『ゴーゴー仮面ライダー』には11体もの怪人が出てくるのだ。 『対ショッカー』では、地獄谷で仮面ライダー1号2号が再生怪人軍団に取り囲まれる。崖の上に次々と姿を現すショッカー怪人を見て、鳥肌が立った。封切り当時、映画館で「やっぱテレビとはちがうわ」と劇場版ならではの豪華さを味わったものだ。 よく知られていることだが。仮面ライダー本郷猛役の藤岡弘は、『仮面ライダー』の撮影中に大けがを負っている。 そのため、急遽2号ライダー一文字隼人が登場するわけだが、その間、本郷猛が不自然な形で出演する話がいくつか存在する。 『トカゲロンと大怪人軍団』は、藤岡弘が入院中につくられている。だから、素顔の本郷猛はあまり姿を現さない。 でも、劇場版オリジナル映画だと思って見ていたから「そうか、藤岡弘が休んでいても、映画を作っちゃったんだな。スケジュール上仕方なかったのだろう」なんてことをぼんやり頭に浮かべていた。 そんなところへ怪人トカゲロンが登場した。 「あれ?トカゲロンって、確かテレビに出ていたはず」 劇場版オリジナルには、特典として新怪人が登場するのがお約束。 だから、メインの怪人がトカゲロンということはありえない。 「これってテレビ番組の再編集版じゃないか」 そういう目で見ると、画面の粒子が粗いし、画面の人の顔と足が変に映っていなかったりする。 もともとテレビ用の画像をシネスコサイズの映画にすると、そういうことになる。 『対ショッカー』『対じごく大使』も画像はきれいだ。 というか、制作会社の東映の画像は、奥行きがあってクリアだ。 元祖東映スーパーヒーロー『七色仮面(1959~60)』は、テレビ放映と同時に劇場でも公開していたため(テレビが普及していなかったからか?)、画像が鮮明だった(ビデオテープで見たとき)。 そんなこんなであらためて「仮面ライダーは見ているようで見ていない」ってことを認識した。 ウルトラマンだったら、テレビ版と劇場版を取り違えるようなことはありえない。 だから、あらためてテレビ版『仮面ライダー』を第1話から見直すことにした。 それにしても、初代ウルトラマンの怪獣及び『仮面ライダー』の怪人は存在感があった。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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