|
テーマ:DVD映画鑑賞(14213)
カテゴリ:パニック映画
人喰い鮫 シャーク× 巨大竜巻 トルネード 突如、カリフォルニア・ビーチを襲ったハリケーン。 荒波と共に現れたサメが、人々を喰い尽くしていく。 だが、それは恐怖の始まりにすぎず、 サメの大群を巻き込んだ巨大な竜巻が発生! 未曾有の猛威が、アメリカを絶望の渦に陥れる!!(「アルバトロス・フィルムHP」より) アサイラム×SyFyだ。 「思いも寄らぬ大ヒット(「シネマトゥデイHP」より)」なんだと。 だから、見ちゃったよぉ。 何より、トルネードから何頭ものサメが牙を剥いているスチール写真を見て、本編の動画でそのシーンを確認したくなった。 そして、見てみると…… 出だしあたりから、理解不能な映像が満載。 まず、ハリケーン襲来とか言いながら、雨が降ってるんだか降ってないんだかよくわからんのだ。 主人公フィンは、ビーチでバーを経営している。ハリケーン接近ということで窓から見ると、海は荒れて激しい波が打ち寄せ、窓ガラスにひどい 勢いで風雨が叩き付けてくる。 しかし、一歩外に出ると、あれ、雨が降ってない。 あの横殴りの雨はどこへ行った? 俯瞰で見たシーンでは波も平常。青空も見える。 ところが、その一方ではあまりの強風に、観覧車が支柱から外れて転がり出した。 海水浴日和の様子と同じエリアとは思えないが、逃げ惑う群衆を踏みつぶさんとする観覧車。 と思っていると、殺人観覧車に追われて走っている人々だけが写っているシーンでは、背景の木が、枝が、葉っぱが、そよとも動いていない。 なんでだ? 観覧車をも転がす強風はどこに吹いてる? その後、フィンたちは、フィンの別れた妻と子供を救いにいくこととなる。 増水から川のようになった道路を、フィンの愛車は進撃する。 「電気系統は防水仕様だから問題ない」 フィンは説明する。 登場人物とともに、映画を見ている観客も納得、安心させる寸法だ。 しかしだ、後にフィンの愛車は急停車して、乗っていた者たちは大急ぎで車を降りる。 そして、車は大爆発。 ここでフィンが一言、 「水が入ったか」 防水仕様じゃなかったんかい!!?? 電気系統だけが防水仕様と言い訳するのか? 爆発、炎上するフィンの車の背後、路上を何事もないかのようにフツーに車が走ってる。 そう、鮫竜巻が襲ってきて大騒ぎしているフィン様ご一行の脇を、日常茶飯事的にほかの車が行き来している様子が至る所に顔を出しますのだ。 小ネタでは、フィンに想いを寄せる店の女性従業員が、同じシーンで、けっこうなアップで、少しずつカットが変わるたびに、ヘヤースタイルが違うんだ。ロングからショートへなどという極端なちがいではないから見落とすかもしれないが、髪の流し方がカットごとに異なっているぞ。 気になる人は捜してみてくれ。 フィン様ご一行は、妻と娘を救い出し、今度は息子のところへ向かう。 フィンはつぶやく 「嵐が静まっている」 ふと見ると、スクールバスが川のようになった道路に水没している。 「水が来る(からスクールバスがあぶない)!」とフィンは叫ぶ。 嵐は静まっているんじゃないのか?どこから水が来るんだ? 「橋の上から(スクールバスの子供達を)つりあげる」と、フィンの英断で、救出作業が行われる。 フィンたちがどこでスクールバスを見つけたのか、どこをどう通ったかそのへんの事情は皆目分からないのだが、フィンの車は川のようになった道にかかる陸橋の上にいる。そこからロープを垂らして、フィンがスクールバスに降りて子供達を助け出す。 幸いなことに(?)風雨は収まっている。 フィンよ、この機を逃すな! フィンの決死の活躍により全員が救助され、最後にフィンがロープを伝って、陸橋の上に向かう。 そのとき、サメが水面からジャンプし、垂れ下がったロープのはじに食いつく。 そして、器用にも、サメは口でロープをくわえながら、反動をつけてフィンに食らいつこうとする。 しかも、サメは繰り返し、繰り返しフィンにかぶりつこうとする。 ロープは橋の角っこでこすれて切れそうになる、ロープをもっている人間も力尽きようとしている、ロープのフックも外れるのか。 見守る家族その他から悲鳴が上がる。 フィン、絶体絶命のピンチだ。 すると、フィン、おもむろにポケットからナイフを取り出し、 「しつこいんだよ」 とロープを切り落とし、あわれサメは何も食えずに落下した。 もってるんだったら、もっと早くナイフ出さんかい! この間、ハリケーンとトルネードの襲来がうそのような無風状態で雨もなし。 日がさして、地面には人々の影も見えるよ。 よかったね、ロープを使った救出劇がスムーズに進んで。 今回は、ショートバージョンの文章ということで攻めている。ロングバージョンにしようと思えばまだまだヘンなところがあるが、ここはあと一つにしておこう。 フィンたちは、息子のところへ急ぐ。 突然、車の屋根にサメが飛び乗ってきたりするが、そんなピンチもかいくぐり、フィン様ご一行は、食料や水を補給するためにコンビニに寄ることになった。 「雨足が少し弱まったな」 さっきからずっと雨の様子はなかったぞ。フィンの車は、ウインドウのワイパーさえ動いていませんでした。 こんな調子だから、『シャークネード』はじつにインパクト強大ですよ。 刺激が強いから、「思いも寄らぬ大ヒット」になったのかな? 脳細胞が破壊されるかと思ったけど。 ちなみに、トルネードから何頭ものサメが牙を剥いているシーンは、本編にはありませんでした。 サメが逆トウモロコシの要領で、回転しながら街を食い尽くしていくかと期待したのに。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[パニック映画] カテゴリの最新記事
|