今までの話
始まりはザリガニ釣りでした。仕事の関係で見つけたザリガニ釣りポイントの話を知人にすると、夏休みに子供達を連れて行って欲しいと頼まれました。釣果は大量、子供達はその中から数匹を選んで持ち帰り、飼育を始める事になりました。行きがかり上、私もザリガニ飼育に関してネットで検索する事になり、私自身が子供の頃に行った飼育の誤りや、マイナーながらなかなか奥深いザリガニ飼育の世界を知る事になりました。そしてすっかり魅せられてしまった私も、ヤビーという外産ザリガニを飼育し始めます。それが3年前の8月初旬ビー君と名付けたこの2cmにも満たない小さなザリガニから始まったのです。ビー君の飼育はとても楽しいものでした。ビー君は驚くほどに表情豊かな行動をし、青く綺麗に成長していきました。私は毎日水槽を眺め、そして見飽きる事は有りませんでした。また、仕事に追われる日々で生き物の飼育などとても無理だと思っていた私でも、週に一度の水換えと朝晩の給餌がとても楽しく行える事を知りました。ビー君の成長記録を残そうと思って始めたブログでは多くの方との交流が出来るようになり、1匹だけで飼育しているビー君の水槽内が寂しかったので、餌と賑やかしにと軽い気持ちで入れた魚と水草から、アクアの世界が広がりました。ビー君は、私に癒しだけでなくとても沢山のものを与えてくれたのです。しかし、ビー君との日々はそれほど長くは続きませんでした。それからも私はアクアを続けました。魚を増やし、濾過を始めとした周辺機器の充実、そして日々の管理に水草の育成、どれも楽しいものですね。また、毎晩寝る前に暗くした部屋で水槽を眺めるのはとても良いものです。私は、ビー君がいなくなった後も充実したアクアライフを過ごしていると満足していました。そんなある日、よく行くアクアショップで出合ったのがヒョウモントカゲモドキのタンタンでした。プリンカップに1匹ずつ入れられて、棚に並んでいたヒョウモントカゲモドキのベビー達。その中の1匹と私の目が合いました、それがタンタンです。タンタンは人懐っこい瞳で私を見上げます。しかし、私は爬虫類の飼育はおろか、ヒョウモントカゲモドキという生物の事さえ良く知りません。その日は後ろ髪引かれる思いで店を後にしました。それから2週間、私はヒョウモントカゲモドキについて調べ、なんとか私でも飼育できそうだという結論を出し、再びショップに向かいました。タンタンがまだショップに居たら飼育を始めると決めて売り場へ、それぞれ売られていき少なくなった仲間達の中にタンタンは売れ残っていたのです。こうしてタンタンは我が家にやってきたのです。タンタンも表情豊かで、その飼育はビー君同様にとても楽しいものでした。またタンタンとは触れ合う事が出来るのも楽しかったです。大きなトラブルもなく、ベビーだったタンタンはスクスクと育ちました。画像 1007s-02 posted by (C)モッチータンタンもやはり癒しだけでなく、ブログを通じて新しい方々との交流の機会を与えてくれました。また、段々と私にも馴れて、手を伸ばせば自ら乗ってくる事もあるようになり、これから益々仲良くしていきたいと思っていたのですが画像 1037s-02 posted by (C)モッチータンタンとの日々も、私が望んでいたようには長く続きませんでした。魚も水草も含めて、いったいどれだけの命が消えていったのか。振り返れば恐ろしい事にも思えてきます。私が飼育をしなければもっと・・・等と思う事もあります。しかし、それは意味の無い後悔なのだと私は思います。私がするべき事は、反省すべき点を反省し、今後に生かすことなのでしょう。その結果が、もう飼育をやめるという事になるかもしれませんが・・・。でも、恐らく私は今後もアクアを続けるでしょうし、きっとまたヒョウモントカゲモドキを飼うでしょう。その為にも今回の事を機会に、一度今までの事を振り返ってみようと思ったのです。思うのはやはり自分の未熟さ、もっと飼育生物にとって良い飼育者にならなくてはいけませんね。勝手な考えですけれど、きっとタンタンもビー君も魚達もそれを望んでいると思いたいです。ビー君の最後の姿、タンタンの最後の姿は今も鮮明に頭に焼き付いています。その他にも私の未熟により犠牲になった魚やエビ達・・・。でも、もう一度始めようと思います。何をどうするという訳ではありませんが、もう一度初心に立ち返り、頑張ってみようと思うのです。どうか皆さんにはこれからも厳しく、そして優しくご指導いただけると有りがたいです。あらためて、どうぞよろしくお願いします。今日は、新たなスタートを切る為に、一度初めから振り返ってみた、「回想」の話でした。ではまた^^画像 1122s-02 posted by (C)モッチー忘れないよ!