ただ今、サンポ中です。

『プロデューサーズ(2005)』

監督 スーザン・ストローマン Cast ネイサン・レイン、マシュー・ブロデリック、ユマ・サーマンほか元売れっ子、今は落ち目の舞台プロデューサー・マックスは、小心者の会計士と共に失敗間違いなしの最悪の駄作をブロードウェイで上演する計画をするが……。 先日、WOWOWで新旧『プロデューサーズ』を放送した。見比べるのも面白いなと録画したものを２日連続で見てみた。う～ん。自分は旧の方が好きだなあ。2005年版は豪華すぎる華やかすぎる感じがする。いや、映画館で見たらきっと後者の方が良いんだと思う。ただテレビサイズで見てしまうと、旧の方が納まりが良く感じる。内容的にも旧の方がスッキリしてるしね。新は膨らませすぎてるように思うな。大きなスクリーンで見たかったなあ。またワンコインシネマやらないかな。

『プロデューサーズ(1968)』

監督 メル・ブルックス Cast ゼロ・モステル、ジーン・ワイルダー、ケネス・マースほか感想はリメイク版と共に。

『クリムゾン・タイド』

監督 トニー・スコット Cast デンゼル・ワシントン、ジーン・ハックマン、ジョージ・ズンザほか悪い人がいないよね。どっちにも一理ある。結末もそうなんだけど。悪い人はいないし、どちらが間違ってると言い切れない、けれど対立してしまう。どちらも自分が正しいと思ってる。だから間違っていることを正そうとする。自分たちに合わせようとしないものは、力で押さえつける。戦争の縮図だね。最近戦争映画ばっかり見てるから、考え方が変になってきてるのかな。戦争は嫌だなという思いが強まってる。ふう。

『トイズ』

監督 バリー・レヴィンソン Cast ロビン・ウィリアムズ、マイケル・ガンボン、ジョーン・キューザックほかオモチャ会社の社長が急死し、軍国主義者の彼の兄が会社を引き継ぐことになった。彼はオモチャの可能性を知り、最新ハイテク技術を用いて超小型軍事兵器を開発しはじめて…考えたら怖いよね。可能性はゼロじゃないもんね。オモチャの平気。ありえるもん。戦争を阻止しようとする主人公よりも、軍国主義者であるオジサンが強烈だった。これも無い話じゃない。戦いが当たり前の世界にいる人は必ずいて、彼らが暴走したら、戦争したくない人までも巻き込まれる。そんな世界。怖い怖い。なんだか言ってることが意味不明になったので今日はこれまで。

『ステイ』

『ホーリーマン』

監督 スティーヴン・ヘレク Cast エディ・マーフィ、ジェフ・ゴールドブラム、ケリー・プレストンほか低迷するテレビショッピング番組。その担当プロデューサー・リッキーは、ある日道端で怪しげな伝道師・Gと出会う。リッキーはためしにGを自分の番組に出演させたてみたところ…。 典型的なご都合主義の絵に描いたようなストーリー。全てが予想通りに進んでいく。別にそれが嫌というわけではないのだけれど、あまりにも型どおりに進んでいくため、それほど感動もせず。ホーリーマンGは良いことを言っているんだけど、そんなにありがたさも感じず。悪くないと思うのだけど、良いとも思えない。評価しがたい典型的な映画。

『フライト･オブ･フェニックス』

監督 ジョン・ムーア Cast デニス・クエイド、ジョヴァンニ・リビシ、タイリース・ギブソンほか石油採掘所員と廃材を運ぶ運搬機が、巨大な砂嵐に巻き込まれ砂漠の真ん中に不時着した。しかしコスト削減のため採掘所を閉鎖した本社が、彼らの捜索部隊を出す予算なく…やっちゃってるよね。ギリギリだよ。ギリギリ曇り映画。雨映画でも良いかなと思った。全体的にグダグダ。もちろん対立する人々との緊迫したシーンでは、ドキドキしたけれど、全体的に、ありえん、唐突過ぎる、エェェェェェェェな展開で、壮大なコントなのではないかと思えてもきた。コメントに困るよね。こういう類。

『パーフェクト･ストーム』

監督 ウォルフガング・ペーターゼン Cast ジョージ・クルーニー、マーク・ウォールバーグ、ダイアン・レインほか漁獲が振るわないビリーは、2日前に漁から戻ったばかりの弟ボビーを連れて出航した。ところが、やはり漁に恵まれなかったため、魚が豊富な北大西洋まで船を回した。しかし、そこには100年に1度の大嵐が待ちかまえていた…1991年10月に実際に起こった大嵐、"パーフェクト・ストーム"。実話を基にした作品…とされている。しかし生存者がいない時点で、本当のことは誰にも分からない。どうしてそうなったのか、彼らがどう戦ったのか。映画化するにあたって美化されている点はあるだろうけど、きっとこのように必死だったのだろうな。結末がね、悲しい。完全なフィクション大作だったら、絶対に生き残ったんだろうけど、そうでなかったから、意外だ！と驚いたもの。そう思ったものの、感想としては、漁師は大変だな。そりゃマグロは高いよな。ぐらいだったのだけど

『県庁の星』

　　監督 西谷弘 Cast 織田裕二、柴咲コウ、佐々木蔵之介、和田聰宏ほか先ほどテレビでやっていたのを見た。小説は読んでいたのだけれど、映画は映画館まで行くほどじゃないだろうと見なかった。見に行かなくても良かったな。踊る大捜査線The Movieは、大画面を最大限に利用していた思うけど、こちらは別にテレビドラマでも良かった。大画面で見るまでもなかったね。展開もベタ～なテレビドラマのよう。織田裕二。踊るとホワイトアウトと就職戦線異状なししか映画館で見てないから、最新作の椿三十郎を見たら違う印象を受けるかもしれないけど、映画よりもテレビ向きの役者だよね。スクリーンで見るより、ブラウン管の方がしっくりくる。逆に柴咲コウは映画向きのように思う。ルックスなのかな、声のせいなのかな。なんなのだろう。

『300　スリーハンドレッド』

監督 ザック・スナイダー Cast ジェラルド・バトラー、レナ・ヘディ、デヴィッド・ウェンハム、ドミニク・ウェストほか本日、東京国際フォーラムで行われた試写会に行ってきた。な～んというのかな。期待以下。というのかな。説明的すぎるのもあるし、現実に基づいた作品であるはずなのに非現実的だったり、ありえない生き物がばんばん登場しちゃうしね。これはね、マトリックス的な、ワイヤーアクション的な、そんなノリが好きな人には合ってるんじゃないかな。史実を求めていた人は、途中で興ざめしちゃうかも。最後も…散々戦ってきたのにそれで終わり？と思うほどあっけないし、映像だけだね、語る価値があるのは。

『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』

監督 ゴア・ヴァービンスキー Cast ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ、 　　ジェフリー・ラッシュ、キース･リチャーズほかベケット卿は、デイヴィ・ジョーンズと手を組み、海賊撲滅を企てていた。彼が出した海賊たちに出した条件は“銀貨を持つ９人の海賊”を招集すること。しかし、そのうちの一人は、“世界の果て”に囚われているジャック・スパロウで…早く行かなきゃ！と朝から映画館へ。いやあ、長い。とにかく長い。３時間ですよ、お客さん。そんな長さなのに、内容は殆ど無いというのがカリブの海賊。さすがパイレーツ。個人的には思い入れの強い作品で、（学生時代にカリブの海賊でパイレーツ経験あるしね）２の時にはあまり感じなかったカリブ臭を今回は感じられて、見ながらちょっぴりテンション上がったはいでもね、なんとも感想書きづらいわ。内容無いからね。キャラと勢いで３時間って感じ。ジャック・スパロウが主役だと思い込んでいたけれど、この作品の主役はエリザベスだ。ひょっとしたら、ジャック･スパロウ船長は、ちっこい猿君よりも出番が無いかもしれないビックリんまあ、こんな感想しか書けない。どうしよう。はあ。　

『ステップフォード・ワイフ』

監督 フランク・オズ Cast ニコール・キッドマン、マシュー・ブロデリック、ベット・ミドラー、グレン・クローズほかTV局の敏腕プロデューサー・ジョアンナは、担当番組で事件を起こし、職を失うことに。夫と共にコネティカット州ステップフォードへやってきた彼女は、この町に、人々に違和感を覚え…リメイク。ホラーがコメディーになった。これは、すごいこと。全然怖くない。怖いというより気持ち悪い。気持ち悪いというより気色悪い。奥様は魔女に近い。ニコール･キッドマンも…↓こちらはオリジナル。

『ステルス』

海軍が極秘に進めるテロ対策プロジェクト抜擢されたベン、カーラ、ヘンリー。着々と成果を上げていく彼らの元に、新たな仲間が加わることになった。それは、最新鋭の人工頭脳を搭載した無人ステルス戦闘機“エディ（E.D.I.）”だった…。監督 ロブ・コーエン Cast ジョシュ・ルーカス、ジェシカ・ビール、ジェイミー・フォックスほか紙一重だねぇ。雨映画にしようか迷ったもの。すっごく金かけて作ってるんだろうとは思うのだけれど、どうにもこうにもチャッチーストーリーがないせいだったり、CGがおもちゃっぽく見えるせいだろうな。白人至上主義もいいとこだし、最後なんてグッダグダ。何その終わり方、みたいな。本当に暇な時に観るべき映画だな。わざわざ時間を作ってまで観るようなものではない。

『ロンゲスト・ヤード』

監督 ピーター・シーガル Cast アダム・サンドラー、クリス・ロック、バート・レイノルズ、ボブ・サップ 八百長疑惑でNFLを追われた元人気プレイヤーのポール。恋人の制止も聞かず飲酒運転を暴走し、懲役3年の刑で刑務所へと送られた。そこでポールは囚人たちのアメフト・チームを作るよう命令され…オリジナルを見たことが無い。見ていたら感想が違ってきたカナ？それは分からないけれど……う～ん。すっごく分かりやすい作品だったと思う。明らかな悪者（囚人たち）が善となり、看守たちが悪役な映画。囚人達がそれぞれいい味を出している。（ボブ･サップもそれなりに）人を殺している（設定の人）なのに、愛すべきキャラになっていたりする。予定調和というか、考えられる設定をそのまま進んでいく。結末もお約束といえるもので、意外性があまりない。スカッとしたい気分の時に見る用の映画かな。

『ブロークン・フラワーズ』

監督 ジム・ジャームッシュ Cast ビル・マーレイ、ジェフリー・ライト、シャロン・ストーンほかプレイボーイとして人生を謳歌していた中年ドン・ジョンストンの元に、「あなたの息子がもうすぐ19歳になります」とタイプ打ちされた匿名の手紙が届いた。ドンは隣人に唆され、手紙の主を探す旅に出た…本来なら自分の好みの作品だ。でも、そこまで好きになれない。手紙を機に、主人公がひたすら過去関係のあった女性に会いに行く。ただそれだけの話。いかにもカンヌが好みそうな、すっきりしない作品。最後にすれ違った彼がもしかして？と思わされるが、それが正解とは限らない。見る人の判断によるのだろう。それがね、好きになれない原因なんだと思うのね。時間にすごくゆとりがある時に見たら、きっと作品の世界に浸れたのだと思う。でも、無い時間を削って見ると腹が立ってくる。２時間何だったんだろう…と思わされる。すっきりを解消させるために想像する余裕がある時に見ないと、次にやらなければならないことの邪魔になる。そんな映画だ。

『ヴァンダの部屋』

監督 ペドロ・コスタ Cast ヴァンダ・ドゥアルテほかリスボンのスラム街フォンタイーニャス地区。再開発に伴い従来の住人たちは移住を強制されていた。そんな中、麻薬中毒のヴァンダは…長い。ただひたすら長い。約３時間ですよ。寝不足の時に見たら、絶対にヤバイ。そのまま寝入っちゃうと思う。しかも麻薬が近い場所にない人だから、ヴァンダの行動に心から共感できない部分もある。でも、共感したくなる部分もある。自分の場所がなくなっていく寂しさ、怖さ、何かに頼りたくなるかもしれない。エンターテイメント作品ではないから、本当に盛り上がりがないまま淡々と進んでいく。うるさい音は時々聞こえるから、そのときに正気に戻る。それ以外の部分では、もうね、眠いよ。

奥様は魔女

監督 ノーラ・エフロン Cast ニコール・キッドマン、ウィル・フェレル、シャーリー・マクレーンほか元スター・ジャックに、TVドラマ「奥さまは魔女」の出演依頼が来た。彼は偶然であったイザベルを相手役に抜擢するが……自分は奥様は魔女を見たことが無かった。だからこの中でどこら辺が往年の奥様は魔女に模してるのかが分からず、その部分については楽しめなかった。きっと往年の奥様は魔女を見ていたら、もっと楽しめたのかもしれない。そんな自分から見たこの作品。ニコール･キッドマンがやる必要があったのか。もっと若い人の方が良かったんじゃないか。そんなことを思ってしまった。役に対して彼女が老けすぎてるような。妙な違和感を感じた。それでも、米倉涼子の奥様は魔女よりもず～～～～～～っといい。あれは１話の途中でリタイアしたからね。あれよりはいい。そんな感想。

『アザーズ』

監督 アレハンドロ・アメナーバル Cast ニコール・キッドマン、フィオヌラ・フラナガン、クリストファー・エクルストンほか1945年イギリス、ジャージー島にある大屋敷に2人の子供と暮らすグレース。ある日、突然やってきた老人２人と口の利けない娘。彼らを使用人としてからというもの、屋敷では不可解な出来事が相次いで…見てるのに内容忘れてる映画。始まってしばらく記憶がない。しかしとある老婆の絵を見た瞬間、思い出す。見てたーで、徐々に思い出していくも結末がどうだったか忘れたまま。そして最後にたどり着いた時、やっぱり見てたーいわゆるホラーなんだけど、それほど怖くはない。でもドキドキする。奇妙な作品。オチもね･･･シックスセンス的なでも、良かった。思い出して

『ファイヤーウォール』

監督 リチャード・ロンクレイン Cast ハリソン・フォード、ポール・ベタニー、ヴァージニア・マドセンほか銀行のセキュリティシステム専門家ジャック。そのジャックに目をつけた強盗グループが彼の家族を人質に取り、1億ドルを銀行から盗み出すよう要求してきて…残念だ。非常に残念な映画だ。いくらでも面白くなりそうな要素が詰まっているのに、それのいずれも何かが足りないまま消化されていく。ハリソン･フォードはアクションだと生き生きしてるなあなんて思うぐらいで、他に何か考えることもない。ラストも一見落着なような、中途半端なような。残念。それしか残らない。

『トロイ』

監督 ウォルフガング・ペーターゼン Cast ブラッド・ピット、エリック・バナ、オーランド・ブルーム、ダイアン・クルーガーほかトロイの王子パリスは、スパルタ王妃ヘレンの禁断の愛の末、略奪した。彼女を取り戻すため、スパルタ国はギリシャの大軍と無敵の戦士アキレスを差し向けて…これ、映画館で見たかった。映画館で見ていれば、あの戦いは圧巻だったろうなあと悔いてしまう。見に行く予定だったのに、タイミングを逃して結局見に行けなかった映画。これを見て、今度公開される『300』は映画館で見るぞと決意した。内容は？……まあ、思っていた通りだね。内容よりは衝突する両軍の戦いの映像だね。だって、主演はブラピだしオーランド･ブルームだしね。

『スパイダー』

監督 リー・タマホリ Cast モーガン・フリーマン、モニカ・ポッターほか一流私立学校に通うローズ上院議員の聡明な娘ミーガン。犯人はこの学校の教師だった。犯罪心理捜査官アレックス・クロスが捜査に乗り出し…だいぶ前に見たから、どんな話か忘れていた。つまり、これまでのパターンから分かるとおり、「そんなに面白くなかったんだろうな」とは考えた。でも、先日テレビで放送されたので、吹替えだったけれど見てみた。始まった瞬間、思い出した。なるほど。見る価値があるのはストーリーではなくモーガン･フリーマンの演技だけだったのだ。だからストーリーは忘れてた。ありゃりゃ。グダグダとはこういうことを言うのかしらね。

『エネミーライン』

監督 ジョン・ムーア Cast オーウェン・ウィルソン、ジーン・ハックマンほか米海軍の原子力空母で、海軍兵たちはボスニアの平和維持活動をしていたが、単調な毎日に不満を抱いていたクリスは、偵察飛行中にセルビア人民軍による民間人の惨殺現場を撮影してしまい…別にこの作品に限ったことじゃないし、いわゆるステレオタイプなことなのだけれど、どーして勝手な行動を取る主人公の傍にいた人は、巻き添いくらって亡くなってしまうのだろう。分かっちゃったもの。主人公が偵察だと道を外した瞬間から、この相棒は亡くなってしまうのね…と。案の定、相棒は亡くなってしまってね。その瞬間に微妙に冷めるという悪い癖。スピード感あって、ドキドキして、結局は最後まで見入ってしまったのだけれど、ステレオタイプな映画だけに、それほど高評価とならず…。

『ブレイブ ストーリー』

監督 千明孝一 Cast(声) 松たか子、大泉洋、常盤貴子、ウエンツ瑛士ほか11歳の少年・ワタルは、バラバラになった家族を取り戻すため、転校生のミツルに教えてもらった“運命を変える扉”を開け、”幻界”へと旅立った…これね、漫画化されたものを読んでいた。で、２巻でリタイアした。「面白さがないなあ」と思ったからだ。しかし、映画化されると知った時、「もしかしたら３巻以降面白くなったのかもしれない」と思った。映画館へ足を運ぶ気も、DVDを買う気も借りる気もなかったが、土曜にTVで放映されたので録画して、見た。………。感想変わらずだな。やはり面白さを感じられず、映像がね、TVアニメのスペシャル版みたいなんだな。ちゃっちいというか、テレビアニメでもドラえもんとかしんちゃんとかワンピースだって、映画になると妙に映画チックになるものなのに、これは映画なのにテレビチックだった。不思議だ。声優もねぇ。悪くはないんだけど、良くも無く。インパルス板倉はとてつもなく浮いてたね。う～ん。宮部みゆきは『理由』とか『火車』とか好きなんだけどねぇ…

『コロンバインの空に』

監督 アーリス・ハワード Cast デブラ・ウィンガー、クリスタ・ラエ、ラリー・オースティンほか女教師ドーンは女手一つで４人の子供を育てていたが、ある日脳の病気に襲われた。手術は成功し、家族に支えられながらリハビリを続け教職に復帰した。そんな中コロンバイン高校事件が発生し…米バージニア工科大銃乱射事件について連日報道されている今、あえて見たこの作品。実話だ。～コロンバイン高校事件を乗り越えて～という副題がついている。この副題がね、詐欺だね。起承転結でいうと、「起」の部分で事件が起きて、「承転結」でその後について描かれるのかと思うじゃない。なのに、この事件について出てくるのは最後の15分程度。「結」の部分でやっと登場するのね。「起承転」は、事件が起きるまでの母親の物語。決して悪い作品ではないと思うし、ドキュメントタッチで作られているから、無理も感じないのだけれど、どうしても見終えた後がスッキリしない。騙された感に満たされる。う～ん。副題を付けるのならば、騙さない方向にしてほしいよ。

『ダークウォーター』

監督 ウォルター・サレス Cast ジェニファー・コネリー、アリエル・ゲイド、ジョン・C・ライリー、　　　ティム・ロス、ピート・ポスルスウェイトほか離婚調停中のダリアは、娘の親権を守るためルーズベルト島の中古アパートへ引越してきた。しかし、アパートの天井の黒いシミから黒い水が滴り落ちるようになり……。 『仄暗い水の底から』のリメイク作品。と思いながら見たものの、『仄暗い水の底から』の内容を覚えておらず、黒木瞳が出ていたということぐらいしか思い出せない。天井に黒いシミはあったような、子供がいたような、そんなことは覚えているけれど、肝心のストーリーが…ということで思いのほか新鮮な気持ちで見られたこの作品。でもね、ピート・ポスルスウェイトが登場するだけで、この人には裏があるんじゃないかと思ってしまって、頭の中が本来のストーリーからズレてしまうのね。で、結末を見て、エェェェェェエエェェェェェェェェエエエエェェとなる。勝手に何かあるんじゃないかと思っていたくせに、勝手に期待値上げておいて、勝手に裏切られた気分になる。悪い客ね。基本的にホラーだから、ありえない事だらけなのは仕方ない。ただ、もっとキッチリ落としてほしかったな。スッキリしない終わり方で少々がっかり。

『エミリー・ローズ』

監督 スコット・デリクソン Cast ローラ・リニー、トム・ウィルキンソン、キャンベル・スコット、ジェニファー・カーペンターほか19歳の女子大生エミリー・ローズが、悪魔祓いの儀式の後、怪死した。その死因を作ったとして悪魔祓いをしたムーア神父が過失致死罪で起訴される。弁護士エリン・ブルナーは、教会の依頼でムーア神父の弁護を担当することになって…実話を基にした映画なんだよね。本当なのかなあ。超常現象とか心霊とか悪魔とか、そういった類を全く信じていない自分からしたら、まるで嘘のような話で。たいていの人間はそう思うわけで。そこを逆転させようとするエリンは、たとえ仕事だったとしても頑張ったなあ、と。思っていたものと違いはしたけれど、エミリー役のジェニファー・カーペンターの怪演は凄かった。気持ち悪いというか、怖いというか、何かに取衝かれているように見えたもの。ドキドキしたもの。でも、記憶に留めたいほどのものではないかな。

『スパイダーマン２』

監督 サム・ライミ Cast トビー・マグワイア、キルスティン・ダンスト、アルフレッド・モリナ、ジェームズ・フランコほかグリーン・ゴブリンとの死闘から2年が経過し、ピーターは大学生となっていた。そんな彼の前に新たな敵“ドック・オク”が立ちはだかる…。コミックだねぇ。まさしくコミックの世界。人を助けるためにビルをそんなに破壊しちゃだめでしょ、とか思わないわけじゃないけれど、いかにもCGの世界をすんなり受け入れられる。やることなすことありえないけどね。しかしまあ、日本語吹替ってのは見るものじゃないね。役のニュアンスやイメージが別物になる。

『エリザベス・タウン』

監督 キャメロン・クロウ Cast オーランド・ブルーム、キルスティン・ダンスト、スーザン・サランドンほか社運を賭けて大々的に売り出した新しいシューズ。しかし全く売れず、会社は倒産寸前になり、デザインを担当したドリューは解雇となる。希望を失ったドリューが自殺を決意すると妹から父が死んだと連絡が入って…いきなり話はそれるけども、キルスティン・ダンストを見るたびに、「老けたなぁ」と思ってしまう。そろそろ慣れなければならないのに、どうしてもERとかジュマンジのイメージがあってね。ま、そんなことはおいておいて。恋愛ドラマが大の苦手な私。それでも何故かこれは見られた。恋愛よりも父親の周りにいた人間たちの方がクローズアップされていたからかな？とはいえ、途中からダレだけどね。それほど面白い！というわけでもない。淡々としているから後半になるにつれて睡魔がそれでも頑張って目を開けて真剣に見て、最後の最後の散骨で妙にしんみりしちゃったな。しんみりしただけだけど

『ブラックホーク・ダウン』

監督 リドリー・スコット Cast ジョシュ・ハートネット、ユアン・マクレガー、トム・サイズモア、サム・シェパードほか1993年、平和維持活動の一環としてソマリアに兵士を派遣したアメリカ。そして、軍事独裁政権の指揮官であるアイディード将軍の副官2名を誘拐することに。１時間足らずで終了する計画だったのだが、思わぬ襲撃に遭い…実際に起きた出来事を映画化。だからリアルに描こうとしているのだろう。故に、プロパガンダ風に見えなくもない。基本的に戦争映画は嫌いでね、プロパガンダ的な作品は本当にいやで。だからこそ、戦争は良くないと思わされる硫黄島２部作に感銘を受けたわけで。決して悪い作品ではないと思うのだけれど、自分は苦手だったな。

『キングダム・オブ・ヘブン』

監督 リドリー・スコット Cast オーランド・ブルーム、エヴァ・グリーン、リーアム・ニーソン、　　　ジェレミー・アイアンズ、エドワード・ノートンほか妻子に失い生きる希望を無くした鍛冶屋のバリアンは、ある日父親が十字軍騎士ゴッドフリーと知り、十字軍へ入団した。ゴッドフリーは本物の騎士道をバリアンに教え、聖地エルサレムへと導くが… 最初は、「ああ、これぞ映画の世界！」なんてうっとりしていたものの、後半になるにつれ、だれてきた。気持ちがね。やはり延々戦いを観させられると、飽きてくるよね。しかも恋の相手がありえないしさ、破綻しているようにも思える。う～ん。途中までは本当に良さそうに見えたのにな。

『コンスタンティン』

監督 フランシス・ローレンス Cast キアヌ・リーヴス、レイチェル・ワイズ、シア・ラブーフほか悪魔祓いを生業としているジョン・コンスタンティンは、いつもの悪魔祓いの儀式の途中で、これまでとは違う大きな力を感じて…見た記憶があるのに内容を覚えておらず、もう一度見ることにした。キアヌはいつも得体の知れないものと戦ってるななんて思いながら、見入る。CGがいかにもCGなんだけど、こういうありえない世界のCGは、寛容に受け入れられるアタシ。で、肝心の内容は…う～ん、つまらなくはないけど、だから何というか、主役じゃない人はあっけなく倒れていくのよね、みたいな。これじゃ、よくわからんね。とりあえず見た人の感性による作品だね。

『卒業白書』

監督 ポール・ブリックマン Cast トム・クルーズ、レベッカ・デモーネイ、カーティス・アームストロングほか大学入学を控えたジョエルは、両親がバカンスに出かけている間、一人で暮らすことを良いことにポルシェを乗り回したり、女を買ったりして…バカだ。大バカだ。ジョエルが子供過ぎて、終始イライラする。成長物語のようで、ラストまで全く成長無し。勉強しろよ、と思う。女も腹立ってくるしね。どうなんだ。これ。共感できる人いるのかな。

『ザ・コア』

監督 ジョン・アミエル Cast アーロン・エッカート、ヒラリー・スワンク、デルロイ・リンドーほかボストンで、ペースメーカーを身に付けていた32名の人々が一斉に急死した。翌日、ロンドンで鳩の大群が突然方向感覚を失って暴れ始め、建物に激突死した。物理学者ジョシュは、地球の“コア”の回転が停止していることを突き止めて…映画館で見るつもりも、レンタルで借りる気もなく、ずっと見ていなかった作品だが、先日地上波で放送されていたので録画して見てみた。金払わなくて良かったよ。CGがね、サウンドオブサンダー並みいかにも作り物っぽくてね。CGなんて所詮作り物だし、いかにも作り物っぽいCGは多いよ。それでもそれで成立している作品なら良いんだけど、この場合、成立してなかったんだよね。ストーリーはというと、かなぁり薄情エエェェエエエェエエエエェェェェというぐらい見捨てる。地球を救うために行った勇者たちのはずなのに、勇者に見えないのね。すっごく残念。本当に残念な映画。

『LIMIT OF LOVE 海猿』

監督 羽住英一郎 Cast 伊藤英明、加藤あい、佐藤隆太ほか潜水士・仙崎は、鹿児島の第十管区で任務に就いていた。ある日、乗員乗客620名を乗せた大型フェリー船座礁の一報を受け…やっぱりドラマを見てなきゃ駄目だったんだ。伊藤英明が仙崎の時点で気分を害したこともあって、ドラマは見てなかったのだけれども、完全に“続き”ものだったんだよね。ドラマを見ていた人は、もっと楽しめたのだろうな。そして…もう完全に原作から離れオリジナル作品と化している。完全別物。そう割り切って見た。でもなあ。なぜこれがヒットしたのか理解に苦しむ。それほどでもないのにな。口コミで広がるとも思えないし、「ヒットしてるから見てみよう」みたいな、サクラが人を呼ぶパターンのヒットだったのだろうね。携帯電話でプロポーズって…感動する場面なんだろうけど、なんだかなあ。魅力がいまいち分からないわ。

『ドクター・ジャガバンドー』

監督 トッド・ホランドCast リチャード・ドレイファス、ジェナ・エルフマン、ナターシャ・リオンほか青天の霹靂状態で講演させられることになった学者ジェームズ。幻の部族“シェルミッケドムー”を即興で誕生させ講演会を乗り切ったものの、それが思わぬ大反響となり、嘘をつき通すために嘘の上塗りすることになり…すんごいもの見ちゃった。初めは安いドラマみたいだなと思ったものの、講演会あたりから面白いのなんの。ウザイ助手的女学者、あからさまな対抗学者、キャラがいちいち濃い『ギャラクシークエスト』ほどではないけれど、徹底しているキャラの濃さに、消化不良さえ起こしそうになる。結末に向かうにつれて、いい加減白状しちゃいなよと、イライラする気持ちにもなるのだけれど、同時に、いつバレるのかとハラハラする気持ちもあって、思わず見入っちゃうのね。リチャード・ドレイファスのはっちゃけた感じもGOODホント、凄いもの見ちゃったよ。

『海猿』

監督 羽住英一郎 Cast 伊藤英明、加藤あい、海東健、香里奈、伊藤淳史ほか 潜水士（＝海猿）となるべく14人の海上保安官たちが訓練を開始した。仙崎は、工藤とバディを組まされるが、マスターライセンスを持つ仙崎に対し、工藤は劣等生で…漫画原作の話は、本当に困る。下手に知っている分、映像化して、自分のイメージと“合ってない”時にげんなりする。これはまさしくそれ。もうね、仙崎大輔が伊藤英明の時点でアウトなんだよね。大輔はもっともっと熱くて、もっともっと小柄で負けん気が強くて…というイメージなのに、な～んだかクールで、熱さが伝わってこなくて、まず見た目が漫画とは全く違うし他の設定も改悪で。加藤あいの役は元の設定のままにしてくれよ、と思うしさ、電車男の役は、もっと大柄なゴリラっぽい人が良かった。誰だろうな……ネプチューンの原田？それもいまいちか。全体的に設定とか変わりすぎちゃってるから、ああぁぁああぁぁぁぁぁぁぁと嘆くことしか出来ない。海東健が唯一イメージに近かったかなぐらいだ。こういう原作イメージをぶち壊されたのを見てしまうと、読んでいたマンガも読まなくなってしまうのよね。『クロサギ』とか『医龍』とかね、映像化されてから続き買ってないしこれは既に完結してて良かったよ。ほんと。自分が今集めてる映像化されそうな漫画『王様の仕立て屋』『おおきく振りかぶって』『万祝』『20世紀少年』『GANTZ』『BECK』『ヘルシング』『神の雫』『キャリアこぎつねきんのもり』あたりかもしも映像化されたら、漫画がぶち壊されないことを祈るばかりだよ。はあ…

『コレクター』

監督 ウィリアム・ワイラー Cast テレンス・スタンプ、サマンサ・エッガーほか蝶コレクターのフレディは、フットボールの賭で大金を手に入れた。より美しいものを求めていた彼は、その大金で人里離れた一軒屋を購入。そして、若く美しい女ミランダを地下室に閉じ込めて…日本映画で言うところの『完全なる飼育』そこまでエロを押し出してないけどね、でも近い。まあ、こちらの方が圧倒的に早く作ってるけどね。でもさ、こんなこと実際に起こりうるんだよ。怖いよ。怖い世の中だ。とにかくフレディーが怖い。目が一度も笑ってないしね。最後は救われないし、見終わったあとの気持ち悪さ、これはどこで発散すりゃいいのか。困ったな。

『ドッジボール』

監督 ローソン・マーシャル・サーバー Cast ヴィンス・ヴォーン、ベン・スティラー、クリスティーン・テイラーほか督促を半年間無視し続け、経営するおんぼろジムを差し押さえられたピーター。30日以内に５万ドルを払わなければジムは買収される。ピーターは優勝賞金５万ドルを目当てに、ジムの仲間とドッジボール大会に出場することに…はっきり言って、傑作ではない。くだらないし、展開読めるし、でも、面白いベン･スティラーのイラっとくるキャラクターがまたツボ。言葉を発するだけで、ちょっと動くだけでイライライライラ。それが不快なイライラではなくて、面白イライラというのかな。とにかく良い。時間が余って暇な時に見るには良い時間つぶしになる映画だね。どーでもいいけど、ベン･スティラーとジム･キャリー、いまだにイメージ被るんだよなあ。

『グリーン・デスティニー』

監督 アン・リー Cast チョウ・ユンファ、ミシェル・ヨー、チャン・ツィイーほか女剣士ユーは、師匠であり剣の名手のムーバイに頼まれて、宝剣“グリーン・デスティニー”を北京のティエに届けに向かった。しかし、その夜剣が何者かに盗まれてしまい…ワイヤーアクションものを見るといつも思うけれど…人間じゃないよね空を飛んだり、水面を地面代わりに使ったり、エンターテイメントです。ここまでやってると割り切れます。それでいて、『七人のマッハ!!!!!!!』と違い、ストーリーもそれなりに作っている。でも、なんだろうな。賞取れたのが不思議ではある。凄いと思うけど、そこまでとは思わないなあ。チャン・ツィイーが駄目なのかな。青い匂いがするというのかな。チョウ・ユンファは良かったし、ミシェル・ヨーも良かったもの。同じアン･リー作品なら、『ブロークバック・マウンテン』とか『いつか晴れた日に』の方がずっといい。見て損することはないけどね。

『最後の恋のはじめ方』

監督 アンディ・テナント Cast ウィル・スミス、エヴァ・メンデス、ケヴィン・ジェームズほかデートのコンサルタントを職としているアレックス。どんな恋でも実らせる“恋のプロ”。しかし、彼自身は恋をすることが苦手で…いわゆるラブコメね。基本的にラブストーリーが苦手な自分。コメディと名打ったって、結局はラブストーリーなわけで、それほど共感できなく、撃沈。最後とかうまく出来すぎ。いくらなんでもあんなエンティングはないでしょう。２時間かけて様々な恋模様を描いておいて、オーラスの所要時間は10分。THEご都合主義。恋がしたい！とか、どうすればデートが巧くいくか、とか…デートのバイブルとして見るには良いかもしれない。

『ピクニック』

監督 ジョシュア・ローガン Cast ウィリアム・ホールデン、キム・ノヴァク、スーザン・ストラスバーグほか労働祭の朝、カンザスの小さな田舎町に不思議な男が現れた。美しい娘とその家族は、男を毎年恒例となっている夜のピクニックに連れていくが…きっと名作なのだろう。しかし、ま～～～～～～～ったく理解できない。あんな男のどこが良いの？あからさまに胡散臭いじゃない。なんて思ってしまう自分がいる。基本的に愛だの恋だのというのが嫌いだから、主人公に共感できないのかな。勿体無い気もする。でも、仕方ない。最後なんて納得いかないよ。あんな胡散臭い、警察に追われているような男についていくか？理解できないせいで、文章まで理解できなくなった。だめだこりゃ。

『シャロウ・グレイプ』

監督 ダニー・ボイル Cast ケリー・フォックス、クリストファー・エクルストン、ユアン・マクレガーほかグラスゴーのアパートで同居している記者のアレックス、会計士のデヴィッド、医者のジュリエットは、数々の面接を経て４人目のルームメイトを自称作家のヒューゴに決めるが、間もなく彼の部屋から、彼の死体と共に麻薬とスーツケースに詰まった大金を見つけて…真田広之出演の『サンシャイン 2057』が公開されることから、同じダニー・ボイル監督のこれを見てみた。最初のオチャラケタ様子からは想像も付かないその後のストーリー。人間大金を手に入れると感覚が狂い、人間を信用できなくなっていく。それを描いた作品だね。ホント、シャレにならないよね。実際に起きそうだしね。自分だったら、この３人のうちの誰になりそうなのか…と想像してみたけれど、どれにも当てはまりそうにない。まず同居人が死んだ時点で、素直に警察に連絡すると思うし、ましてや出所の分からない金なんて奪おうとも思わない。テンポ良く話が進んでいくから、最後まで飽きはしなかったけど、腑に落ちない最後ではあったかもしれない。金の本当の在り処のオチはよくある展開なのもあるけど、結局警察の存在意義は？とか、アレックスは死なずに金を手にしたの？とか、スッキリしない。見た人の想像に任せる形の映画なのかもしれないけれど、う～ん、厳しいね。

『エニイ・ギブン・サンデー』

監督 オリバー・ストーン Cast アル・パチーノ、キャメロン・ディアス、ジェイミー・フォックスほか妻子に捨てられても人生の全てをアメリカンフットボールに捧げ男トニー・ダマト。アメフトはビジネスと考える若き女性オーナー。２人は常に対立し、女性オーナーはトニーに来期の契約の見直しを通告。そんな中、自分勝手なプレーが運良く勝利につながったルーキーが調子に乗って…正直、アメフトとラグビーの違いが分かりません。重装備か軽装備かの違い？２時間半見ても、ルールがいまいち分からず…だからこそ、あまり楽しめず…アル・パチーノ相変わらず濃いぃぃぃぃぃ芝居してるな。とかキャメロン・ディアスああ、キャメロンらしいわ。とかジェイミー・フォックス（の役）日本でもアメリカでも調子にのったスポーツ選手はCDとか出しちゃって寒いわ。とか思いながら、全く入り込めないアメフト世界。何故見てしまったのだろう。７割フィールドの映像だからね。まっっったく面白みを感じない。きっとアメフト好きの人は大興奮で見られる映画だと思う。でも興味ない人には入り込めない映画であるかもしれない。

『リバティーン』

監督 ローレンス・ダンモア Cast ジョニー・デップ、サマンサ・モートン、ジョン・マルコヴィッチほか 17世紀の英国。王に追放されたジョン・ウィルモットは、恩赦を受けてロンドンに戻った。彼は悪友たちに、国王たちを前に性描写の入った政府批判の詩を詠んだと武勇伝を聞かせ…これぞジョニー・デップなわけですよ。パイレーツ・オブ・カリビアンのような大衆向け娯楽作品ではなく、見る人を選ぶ系のマイナーな作品こそが、ジョニー・デップな感じがするよ。個人的にはね。サマンサ・モートンは、CODE46同様、この作品でも中途半端なラブシーンを披露。元々ラブシーン嫌いな自分としては、中途半端なのが許せないわけで。（拝啓、父上様風）やるならとことんやってほしい。ラブシーン。嫌いだ。だからこそ、この作品は微妙。エロというよりキモなんだよね。LOVEの部分が。作品世界は貫いたものがあるからこそ、キモがなければよかったのに、とも思うけれど、当時の情勢を考えると、キモを押し出すのは仕方ないことなのかな。眠すぎて、何を書いているか分からなくなってきたので、本日はこれにて終了。

『名探偵再登場』

監督 ロバート・ムーア Cast ピーター・フォーク、アン＝マーグレットほか1940年代サンフランシスコ。私立探偵ルー・ペキンポーは相棒を何者かに殺害されてしまう。その相棒の妻の証言で、殺人容疑者とされた彼は…冒頭からシュール。ありえない死体たち。とにかくよくモテる名探偵。家の中で４人の女が鉢合っちゃう。しかも、いずれも勝手にやってくる。シュールだ。すごくシュールだ。コメディだから当たり前だけど、笑える針というものが自分の中にはあって、それがグイィッと振れた時に笑いが起きる自分としては、これは、笑いまで振り切れないという微妙さ。アメリカンジョークが好きな人向けだね。

『ブラザーズグリム』

監督 テリー・ギリアム Cast マット・デイモン、ヒース・レジャー、モニカ・ベルッチほか19世紀、フランス支配下のドイツにある小さな村。魔物退治で生計と立てていたグリム兄弟は、村から消えた少女たちを呪われた森から救い出すよう依頼を受けて…なるほどね。評判通り微妙な作品だった。グリム兄弟である必要性があまり感じず、単なるの魔物退治物語。赤ずきんちゃんとか、魔法の鏡とか、グリム童話に出てくる様々なものが、ちらりほらりと登場するけど、ただの余興のように思えた。ドイツの悪い大将は、やっぱりなの結末で…これ、日本語吹替えで見ちゃったんだよね。駄目だね。多少劣化しているのは分かる。だから次はちゃんと字幕で見て、それで判断することにする。ということで、中の中にとりあえず置く。

『オーシャンズ12』

監督 スティーヴン・ソダーバーグ Cast ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、　　　キャサリン・ゼタ＝ジョーンズ、マット・デイモンほか３年前、カジノから大金を奪うことに成功したオーシャンとその仲間たち。しかし被害者のベネディクトは彼らに復讐を企み、次々と脅迫していく。オーシャンたちはベネディクトに返すための金を用意するため、欧州に飛び…『オーシャンズ』が続編って……ねえオリジナルの『オーシャンと11人の仲間』は良かったよ。めっちゃ好きな作品だ。でも、このリメイク。生きてるオーシャンてどうだろうか。その時点で蛇足だよね。残念に思った前作。それを上回るほどの残念さ。ほっとんど活躍しない仲間もいるしさ、結局豪華スター共演が売りだから、スターが活躍しなきゃ駄目なわけよ。仲間たちではなくスターたち。どうでしょう。どうなんでしょう。オーシャンを名乗らず、全く別の犯罪チームものを作ったほうがいいよね。14になったら、一体誰が出てくるのでしょう。

『B型の彼氏』

監督 チェ・ソグォン Cast イ・ドンゴン、ハン・ジヘ、シン・イほか運命の出会いを夢見るA型の女子大生ハミ、偶然であった男ヨンビンを運命の相手だと思い込んでします。しかし、ヨンビンはA型が最も苦労するといわれるB型の男で…B型ね。血液型ってあるんかな。人間は４種類に分けるなんて馬鹿げてるというけれど、この映画の主人公であるB型男は、自分の知ってるB型男と同じ行動を取っているところがあり、……やっぱりB型はこうなのか。なんて思ったりして。ちょっぴり苦笑。ストーリーは、可もなく不可もなく。日本ではアイドルによる２時間ドラマで成立しそうな、そんな感じ。主役の女の子の方は、吉岡美穂に似てるなと思ったな。それだけ。

『キリクと魔女』

監督 ミッシェル・オスロ アフリカ。自力で母親から生まれてきた少年・キリク。彼が生まれた村は魔女カラバによって呪いをかけられ、金品と男を奪われていた。キリクは、村を、カラバを助けるため、祖父である山の賢者の元へ向かうのだった…シュールだすんご～～～～くシュールだビックリしただよ。確か公開当時に問題作と言われていたような…分かる気するよ。PTAが問題にしそうな、人種差別がどーたら言う人が問題にしそうな、そんな映画ではあるかもしれない。なんか、色々あるよね。内容はというと、絵はなかなか面白いし、ストーリーも話の３／４まで面白いと思う。ならば何故曇り映画か。それは、結末が…エ、エエエエェェェェエエエエエエッェエエエェエェェェなんだわさ。いろんな意味でシュール。ウソ～ン！！これは一度は見ておくべし。

『ブロークン・アロー』

監督 ジョン・ウー 出演もしくは声の出演 クリスチャン・スレイター 、ジョン・トラヴォルタ 二基の核弾頭を搭載したステルス戦闘機の訓練飛行中、ヘイル大尉は相棒の少佐ヴィクターによって外に放り出され、戦闘機を奪われる。それはヴィクターとその仲間によって企てられた計画のひとつで…公開当時見てたはずなんだけどなぁ。全然覚えてなかったや。でも、最後は覚えてたから、やはり見てるんだ。ジョン･トラボルタは良い悪人顔だよね。本当に悪巧みしてそうに見えたで、こういう作品はたいてい女が強い。ビックリするような行動力があって、とにかく運が良くて、主人公を時々助ける。よくある設定。でも、そうでなきゃ！という気持ちもあるので、これで良かったんだろう。上のこともあるけれど、ストーリーも分かりやすい。つまりステレオタイプ。悪くないけど、特別絶賛するまでもない。ということで曇り映画。