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テーマ:スポーツ経営(73)
カテゴリ:Sports Business
箱根駅伝は久々にじっくりと見た。
(見たというか、優勝などは有明コロシアムへ向かう車の中で聞いていたのだが) 今年のドラマも、残酷ではあったものの本当に感動するものであった。 2区の必殺山梨学院のアフリカ人のごぼう抜き、 トップを狙える位置でタスキをもらった東海大学の5区のエースが失速して予想外の転落、 独走かと思った順天堂大の8区の大ブレーキ、 最後の優勝争い、そしてシード権争い…。 (困ったことに選手の名前が思い出せないぞ…) 箱根駅伝は選手の破壊システムになっていると言われる。 確かにその通りではあると思う。 箱根で活躍して五輪でメダルを取る選手は近年ほとんど出ていない。 (そもそも男子マラソンの注目度が低い) 10年ほど前、早稲田の渡辺康幸がスーパーエースでスターだった頃、 彼の五輪での金メダルを夢見た人も多かったと思う。 しかし実業団では怪我の連続であえなく引退。 私個人が、箱根の恐ろしさを初めて知ったのはこの時だった。 箱根で活躍するために調整を全部ここにあわせる、 レースで持てる力以上のものを全てつぎ込む、 そして日本の男子ランナーはピークをここで迎えてしまう…。 100%そうであると断定できなくても、確かにこういう面はある。 ただ、じゃあ箱根駅伝を無くせとか、それはレースを見ていて言えなくなる。 私が今年箱根を見ていて思ったのは、 「文化というのはこういうことを指すのだろうな」ということだった。 例えば日本はサッカー場を街中に作っても近所迷惑だって言われて終わってしまう。 しかし、箱根はあれだけの距離の道を封鎖するのに、 それに反対するどころか、進んで沿道に参加して声援を送る。 既に当たり前の領域に入っている。 そもそも駅伝自体特殊なレースだ。 「タスキをつなぐ」概念自体が日本的なもので、明らかにチームスポーツになっている。 そこに起こるドラマへの参加を、選手が何より夢としていて、 観客もそれを毎年風物詩として楽しみにしている。 協会はその先のことを考えているかもしれない。 でも、既にこのドラマに毒されてしまった自分は 別にスポーツは全て五輪でメダルを取るために存在する必要もなくて いいじゃないか、とすら思ってしまう。 こういう勉強をしている人間としてこれは失格なのか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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