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テーマ:サッカーあれこれ(20046)
今からW杯後の話をするのもどうかと思うが、でも一個気になっていることがある。
国を挙げての日本代表へのベンゲル待望論だ。 個人的にベンゲルでは日本代表は厳しいと私は思っている。 理由は3つある。 1つは、彼が日本にいたときと今とでは、Jリーグの状況が全く異なること。特に、海外組がいるといないというのは日本サッカーに大きな影響を及ぼしている。 2つ目は、彼の戦術がフォーメーションなど準備に相当な時間を食うこと。1つ目の理由を考えると、選手の招集だけで衝突するのが想像できる。 3つ目は彼の選手起用。アーセナルになぜイングランドの選手がほとんどいないのか。それは彼のスタイルに合うイングランドの選手がいないからに他ならない(結果、アーセナルはイングランドのフィジカル重視のサッカーの中で1つだけ違うリーグのサッカーをしている。それがアーセナル最大の魅力であり強みでもあるし、何より面白い。)。グランパスでも、ストイコビッチを連れてきたからの結果という面がある。彼はそういう選手の見る目は本当に長けていると思う。一方で、代表という、選手が限られた枠での育成、成熟の実績はない。クラブなら、自分のスタイルにあった選手を外から連れて来れるが、決定力がない日本のFWを前にして、そういう人材を外部から連れてくることはできない。重要なのは、彼は別に決定力を植えつける力はないということ(他の監督にあるかはわからないが)また決定力不足でベンゲルが叩かれるという構図が見えなくもない。 つまるところ、ベンゲルにするメリットは、オシム氏と並んで「ベンゲルでダメなら力がないんだから仕方ない」いう信頼くらいしかないと思う。 私が次の代表監督に求めるのは、指導能力もあるがそれよりも「日本サッカーの現状に対する理解のある人」である。Jリーグクラブの立場もわかる、日本代表選手の立場もわかる、海外組の立場もわかる、これらを満たす人材というと、実はこれだけでかなり絞れてしまう。 正直、海外の人材はわからない。国内でこれらを満たすと思うのは、マリノスの岡田、ガンバの西野、(歳だけど)千葉のオシム、そして今年鹿島を辞めたトニーニョ・セレーゾだ。特に、セレーゾはブラジル人である。これの何がいいかと言えば、ブラジル代表は世界各国にちらばってしまっていて、その中で試合をこなしてきた、これは今の日本と似ている状況である。 つまり、私が言いたいのは「どんなにビジョンが良い監督でも、決められた時間と選手の中で結果を出せないと意味がない」ということだ。その意味では、結果がついてきているジーコは全然OKな部類に入っていたと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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