マヤメキシコの旅8 マヤの予言とベカン遺跡
さて、ここでマヤについてちょっと補足というか「MAYAN Prophecies 2012」から、簡単なメモです。マヤは、優れた天文学の知識があり、1周を260日(13x20)とするツォルキンカレンダーと1年を360日+5日としたハアブカレンダーがあります。そして、その他にロングカレンダーを持っていて25630年ごとに銀河は変化しそれは一つ目の太陽、二つ目の太陽というように5つの時期に分かれています。参考までに一つ目の太陽の時期は 23618~18492BC二つ目 18492~13366BC三つ目 13366~8240BC四つ目 8240~3114BC五つ目 3114BC~2012AD今は5つ目の太陽の時期で、katunと呼ばれそれが終わるのが2012年ということなのです。これまで4つの太陽の時期が終わったのは、大災害だっといわれていてそれが2012年に世界が滅亡すると言われていたわけですがマヤの長老ドンアレハンドロやフンバツマンによれば、世界が終わるわけではなく一つの時代が終わり、再び、次の時代に入るということ。これは人間性の変化というだけでなく、惑星レベルでの変化であってマヤではこれを「地球の再生の時期」と呼んでいて地球が太陽と銀河と惑星とつながった結果浄化と再生のプロセスに入ると言われているそう。予言では、2012年12月冬至に、地球から見て太陽が銀河の赤道(銀河の軌道上での中心点)と一直線に並ぶという大イベントが起こるということ。26000年ごとに起きる歳差運動ー春分点歳差というのは、マヤの予言とは関係なく、天文学でわかっていることです。Wikipedia より天文学においては地球の歳差運動、すなわち地球の自転軸がコマの首振り運動のような回転をしているために春分点・秋分点が黄道に沿って少しずつ西向きに移動する現象のことを指して歳差と呼ぶ。この歳差の周期は約25,800年である。古代マヤだけでなく、古代ケルトや古代エジプト、シュメール、インカといった古代文明では、この歳差運動がすでに理解され、重要視されていたのですがどうやって彼らがそれを理解していたのか、なぜ重要視したのか、まだよくわかっていないのです。また太陽黒点運動の周期ととマヤの暦が完全に一致しているそうでそれもなぜそれが予測できたのかも、わかっていないとのこと。他の古代文明がそうであるように、マヤも宇宙、銀河とのつながりが大切であって前回写真でご紹介した聖なるマヤの木、CEIBA(セイバ)はマヤの伝説では「世界での最初の木」と言われていて、空は、セイバの木で支えられているとされそれは銀河とのつながり、そしてこの宇宙でのあらゆる生命の発展をシンボリックに意味しています。これらのマヤの遺跡は、それぞれ独立して建てられているわけではなくエネルギー的につながっていると言われています。欧米ではレイラインと言われていますが、マヤでも同じような概念があってSaku-be サクベ(ホワイトロード)という道がありこれは物質的、つまり実際にも遺跡同士がこの道でつながっているのですがエネルギー的、宇宙的なつながりを意味しているとのこと。先日も書いたように、ロンによれば、第1チャクラのウシュマルから第7チャクラのパレンケまでつなげると、フィボナッチ数列の螺旋を描くそうですし古代マヤが、私たちの想像を越える天文学や数学の知識を持っていたのは明らかですが、たぶんそれは3次元的な知識というわけではなく多次元的なものだったのだろうなあと。予言というのは、私たちはすでに未来を知っている、ということ。今この最後のbaktunは、『Great Forgetting』の時期(直訳すると、大いなる忘却?)と言われています。私たちがどこから来たのか、どこに向かってゆくのか。それを忘れてしまっているから、私たちは世界を人をコントロールしようとし自然と共存する道を忘れてしまっている。予言は再び、本来の私たちのあり方を思い出し、新たな世界を創造するための手がかりとなる。そんなメッセージをマヤは伝えてきます。ドランヴァロによると26000年の半分、この13000年の間男性性の時代が続いてきたのですが、2012年12月から、13000年のサークル女性性の時代に入ってゆくということだそう。私たちは旅の最初は、全くそんな意識はなかったのですが、メキシコ、マヤ遺跡を巡る旅で、そういった女性性の時代について意識することになりました。さて、私たちはパレンケを出発した後車で6時間のコフンリッチへ遺跡へと向かったのですが途中の車の中で、ドランヴァロのサーペントオブライトを読んで直感的にベカン遺跡に寄ってみようと感じたので、急に予定を変更しました。ベカンは、男性性と女性性の統合のエネルギーとのこと。そこで、私たちも男性性と女性性の統合のためのセレモニーを行うことにしました。あまり知られていない遺跡ですが、意外にも大きな遺跡でした。宗教的な首都だったこともあるそう。トンネルを抜けると、そこは、、、遺跡内にほとんど人はいなかったのでセレモニーを行うのはベストの場所でした。 遺跡の頂上で敷物をしいて、浄化し、タバコの葉を撒いて、祈りを捧げた後二人で向き合って、お互いのチャクラを意識でつなげてゆきます。これは、タントラでもよく行うワーク。穏やかな風が私たちを包んでゆきました。そして、すべてのチャクラがつながった後私の中にふっと降りてきたメッセージがありました。そのメッセージは、エネルギー的なものなのですが、言葉で表すと「男性と対等に競う必要はありません。彼に任せなさい」という感覚でした。私は、昔、どんなことでも男性と対等でいようとしていた時期があったのですが最近はそれは手放されていたと思っていたのでそんなメッセージがやってきて、あらためて、そのことについて思いました。別の言葉で言えば、女性としての本来の役割男性としての本来の役割みたいなものにゆだねてゆきなさい、ということかなあと。これから、何をどうゆだねてゆくことができるのか、まだよくわからないのですがそのメッセージを感じた途端、何か温かな感覚に包まれて涙が溢れてきました。このベカンでのセレモニーは、この旅で最も大切な気づきになりました。旅の始めは、春分の日のチチエンイツァーのエネジーに触れよう、ぐらいの感じだったのですが旅の終わりになって、今回の旅のテーマは男性性と女性性の統合だったということに気づくことができたのは、このベカン遺跡を訪れたからなのだなあと。(最初に、このブログで、ほとんど冗談で「この旅は、おさむを男にする旅」なんて書いていたわけですが、どこかで今回のテーマを感じていたのかも?)さて、その後、パレンケのホテルでテイクアウトで作ってもらった野菜サンドイッチをベカン遺跡で頂いて、心も身体も完全に満たされた私たちは最後の遺跡、第6チャクラのコフンリッチ遺跡へと向かいます~~今日も読んでくださってありがとう~(たぶん次回が最終回です) 天使の羽みたいパレンケにて。