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カテゴリ:小姐和中年男的其后
L美ママからメールを貰い小生は『LN』に出かけた。
店のある山手線○○○駅には少々早く着いた。 小生は先ずは腹ごしらえと立ち食い蕎麦でハラを満たした。 蕎麦を食べ終わって店を出ると、思わず後ろから声を掛けられた。 とっさに振り返るとそこにはKeiがたっていた。 運悪くと言うか悪運が強いというか… 彼女は言った。 K『ふ~よん!ひさしぶり!店に来るでしょう?』 ふ『うッ…』 K『今日も何も食べてない。何かおごって!』 ふ『オレは今、済んだ!!』 K『じゃ、私食事するから付き合ってよ!』 と半端強引に小生の腕を掴んでいった。 入った店は喫茶店であった。 彼女はパスタを頼み、小生は珈琲を頼んだ。 注文が来るまで彼女が聞いた。 K『ほんと、久しぶり!私が何度も連絡しても来なかったから、夏に帰った時のお土産もうナイヨ』 ふ『別にいらないよ!』 K『つめたいな~!』 ふ『つめたいなって、オレがあなたから土産を貰う理由はないじゃない?あなたオレの好朋友でもないし、ましてや情人でもない。ただのお店の女に子と客の関係じゃない?』 K『あちゃぁ~ますます冷たい!!』 パスタと珈琲が運ばれてきた。 Keiはパスタを食べながらさらに言った。 K『C絵ちゃんいから連絡はあるの?』 ふ『えっ?ないよ!』 K『もう、ふたりは別れたの?』 ふ『なんで?あなたには関係ないじゃない!』 Keiは少し考えて言った。 K『今は他に好きな人居るの?』 ふ『居ないよ!なんでそんなこと聞くの?』 Keiはその後、黙ってしまった。 小生は逆に聞いた。 ふ『Keiこそ好きな人は居ないの?』 K『いる…』 小生にはKeiの返事が意外に思えた。 ふ『K関さん?』 K関さんとはKeiをご指名の一番客であった。 K『K関さんは奥さん居る・・』 ふ『あっ、そう?じゃ、T内さん?』 T内さんもKeiをご指名のお客であった。 K『ちがう・・・』 ふ『そう?』 C絵が居なくなってからは『LN』ではKeiが指名No.1であった。 よって小生が知らないお客も沢山居るはず、 見当がつかなかった。 Keiはパスタを食べ終わりタバコを咥えて言った。 K『私、C絵ちゃんと同じところの出身というのは知ってるよね?』 ふ『うん、知ってるよ!』 突然、Keiは真顔で話はじめた。 K『私はC絵ちゃんたちと違って学生ビザじゃないの…』 ふ『そう…』 K『結婚ビザで日本名は加○○子って言うの、C絵ちゃんみたいに頭良くないから…』 ふ『・・・・』 K『今、日本人に帰化申請している』 ふ『えっ?そうなの?どうして日本人になりたいの?』 K『結婚ビザと言っても、本当の…』 ふ『分かるよ』 K『だから、日本に居るためには毎年、相手の人に何十万ってお金を渡さなきゃいけない…』 ふ『うん、だから帰化してしまえばそれもいらないって訳か?』 K『こんな風にしている中国人はいっぱいいる』 ふ『分かってる』 K『そんな風にウソの結婚している私みたいなのは、ふ~よん嫌い?』 小生の背中には冷たいものが流れていた。 それはKeiが真剣な眼差しで話していただけでなく、小生はあるシーンを思い出していた。 A紀から告白を受けた日… 小生は時計を見て言った。 ふ『あっ、もうこんな時間!店に行くよ!』小生はそう言うとテーブルの上にあった伝票を握り席をたった。 そして勘定をして店を出た。 Keiは遅れて店を出てきた。 ちょうど信号でKeiは小生に追いつき言った。 K『ごちそうさま!』 ふ『不客気!でも、同伴じゃないからね!』 信号が青に変わり小生たちは『LN』へと向かった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月31日 15時03分43秒
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